訂正半期報告書-第80期(2024/04/01-2025/03/31)
文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において、判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間における我が国の経済は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中東の戦禍、米中露の緊張関係を背景とした資源価格や原材料価格の高止まり、および円安によるそれら価格への影響、および物価の上昇などによって、見かけ上は緩やかな回復を続けましたが、このような全般的なコスト高を持続的に賄っていくだけの成長力に欠け、その結果、依然として先行き不透明な状況といえます。
このような情勢下、当中間会計期間における当社の財政状態及び経営成績は以下のとおりです。
①財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて、145百万円減少して3,376百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少77百万円および受取手形、売掛金及び契約資産の減少119百万円による一方、商品及び製品の増加76百万円によるものです。
固定資産は、前事業年度末に比べて、218百万円増加して5,341百万円となりました。これは主に、建物(純額)の増加227百万円および機械及び装置(純額)の増加70百万円による一方で、建設仮勘定の減少33百万円および投資有価証券の減少30百万円によるものです。
この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、72百万円増加して8,718百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前事業年度末に比べて、335百万円増加して3,052百万円となりました。これは主に、支払手形、買掛金及び契約負債の増加83百万円および短期借入金の増加260百万円によるものです。
固定負債は、前事業年度末に比べて、38百万円減少して1,712百万円となりました。これは主に、リース債務の減少28百万円および役員退職慰労引当金の減少31百万円による一方で、長期借入金の増加24百万円によるものです。
この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、297百万円増加して4,764百万円となりました。
(純資産)
純資産は、前事業年度末に比べて、224百万円減少して3,953百万円となりました。これは主に、利益剰余金の減少210百万円によるものです。
この結果、自己資本比率は前事業年度末の48.3%から45.4%となりました。
②経営成績
当中間会計期間の売上高は、製品商品売上高が2,727百万円(前年同期比16.8%増)および作業屑売上高が486百万円(前年同期比4.3%減)となり、合計では3,213百万円(前年同期比13.1%増)となりました。これは車載用鉄鋼弁および低温弁が前年同期比で減少となったものの、設備用、バルク付属機器および容器用弁が増加したことによるものです。一方、作業屑の売上高については、工場の稼働率は前年同期と同水準でしたが、一部部品の外注化などにより減少となりました。
損益面については、黄銅材価格の高騰や円安による原材料価格の上昇、および物価高による諸経費の上昇に対して、引き続き経費削減や生産性向上などにより原価低減努力を行いましたが、収益性の悪化に歯止めが掛からず、当中間会計期間の営業利益は14百万円となり、前年同期比で87.5%の大幅な減少を余儀なくされました。
以上により、当中間会計期間においては、営業利益14百万円(前年同期比87.5%減)、経常利益13百万円(前年同期比87.6%減)となり、独占禁止法関連損失を特別損失に148百万円を計上いたしましたので中間純損失114百万円(前年同期純利益80百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、77百万円減少(前中間会計期間は31百万円の増加)して311百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は90百万円(前中間会計期間は71百万円の増加)となりました。これは主に、減価償却費138百万円および売上債権の減少額103百万円により増加する一方で、税引前中間純損失105百万円および棚卸資産の増加額89百万円により減少しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は323百万円(前中間会計期間は86百万円を使用)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入11百万円により増加する一方で、有形固定資産の取得による支出319百万円により減少しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は156百万円(前中間会計期間は46百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金の純増減額の増加260百万円および長期借入れによる収入103百万円により増加する一方で、長期借入金の返済による支出86百万円および配当金の支払額95百万円により減少しました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間会計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当中間会計期間における研究開発活動の金額は、142百万円であります。
なお、当中間会計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当中間会計期間における生産、受注及び販売の実績は「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりです。
(6)主要な設備
前事業年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当中間会計期間の状況は次のとおりであります。
(注)完成後の増加能力については、合理的な算出が困難なため記載しておりません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当中間会計期間において、当社の経営成績に重大な影響を与える要因に変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資本の財源及び資金の流動性について、主要原材料の黄銅材、鉄鋼材、ステンレス鋼材および鉄鋼鋳鍛造品等の原材料、人件費、外注加工費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金は、自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金は、金融機関からの長期借入を基本としております。
また、機動的かつ効率的な資金調達をすべく、取引銀行5行と当座貸越契約、取引銀行1行と特殊当座貸越契約を締結し、十分な流動性を確保しております。
なお、当中間会計期間の末日における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,216百万円となっております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間における我が国の経済は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中東の戦禍、米中露の緊張関係を背景とした資源価格や原材料価格の高止まり、および円安によるそれら価格への影響、および物価の上昇などによって、見かけ上は緩やかな回復を続けましたが、このような全般的なコスト高を持続的に賄っていくだけの成長力に欠け、その結果、依然として先行き不透明な状況といえます。
このような情勢下、当中間会計期間における当社の財政状態及び経営成績は以下のとおりです。
①財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて、145百万円減少して3,376百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少77百万円および受取手形、売掛金及び契約資産の減少119百万円による一方、商品及び製品の増加76百万円によるものです。
固定資産は、前事業年度末に比べて、218百万円増加して5,341百万円となりました。これは主に、建物(純額)の増加227百万円および機械及び装置(純額)の増加70百万円による一方で、建設仮勘定の減少33百万円および投資有価証券の減少30百万円によるものです。
この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、72百万円増加して8,718百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前事業年度末に比べて、335百万円増加して3,052百万円となりました。これは主に、支払手形、買掛金及び契約負債の増加83百万円および短期借入金の増加260百万円によるものです。
固定負債は、前事業年度末に比べて、38百万円減少して1,712百万円となりました。これは主に、リース債務の減少28百万円および役員退職慰労引当金の減少31百万円による一方で、長期借入金の増加24百万円によるものです。
この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、297百万円増加して4,764百万円となりました。
(純資産)
純資産は、前事業年度末に比べて、224百万円減少して3,953百万円となりました。これは主に、利益剰余金の減少210百万円によるものです。
この結果、自己資本比率は前事業年度末の48.3%から45.4%となりました。
②経営成績
当中間会計期間の売上高は、製品商品売上高が2,727百万円(前年同期比16.8%増)および作業屑売上高が486百万円(前年同期比4.3%減)となり、合計では3,213百万円(前年同期比13.1%増)となりました。これは車載用鉄鋼弁および低温弁が前年同期比で減少となったものの、設備用、バルク付属機器および容器用弁が増加したことによるものです。一方、作業屑の売上高については、工場の稼働率は前年同期と同水準でしたが、一部部品の外注化などにより減少となりました。
損益面については、黄銅材価格の高騰や円安による原材料価格の上昇、および物価高による諸経費の上昇に対して、引き続き経費削減や生産性向上などにより原価低減努力を行いましたが、収益性の悪化に歯止めが掛からず、当中間会計期間の営業利益は14百万円となり、前年同期比で87.5%の大幅な減少を余儀なくされました。
以上により、当中間会計期間においては、営業利益14百万円(前年同期比87.5%減)、経常利益13百万円(前年同期比87.6%減)となり、独占禁止法関連損失を特別損失に148百万円を計上いたしましたので中間純損失114百万円(前年同期純利益80百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、77百万円減少(前中間会計期間は31百万円の増加)して311百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は90百万円(前中間会計期間は71百万円の増加)となりました。これは主に、減価償却費138百万円および売上債権の減少額103百万円により増加する一方で、税引前中間純損失105百万円および棚卸資産の増加額89百万円により減少しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は323百万円(前中間会計期間は86百万円を使用)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入11百万円により増加する一方で、有形固定資産の取得による支出319百万円により減少しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は156百万円(前中間会計期間は46百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金の純増減額の増加260百万円および長期借入れによる収入103百万円により増加する一方で、長期借入金の返済による支出86百万円および配当金の支払額95百万円により減少しました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間会計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当中間会計期間における研究開発活動の金額は、142百万円であります。
なお、当中間会計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当中間会計期間における生産、受注及び販売の実績は「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりです。
(6)主要な設備
前事業年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当中間会計期間の状況は次のとおりであります。
事業所名 (所在地) | 設備の内容 | 投資予定金額 | 資金調達方法 | 着手及び完了予定年月 | 完了後の増加能力 | ||
総額 (百万円) | 既支払額 (百万円) | 着手 | 完了 | ||||
甲府工場 (山梨県 南アルプス市) | 醸造施設 | 261 | 261 | 自己資金及び借入金 | 2023年11月 | 2024年8月 | - |
排水設備 | 163 | 126 | 自己資金及び借入金 | 2024年1月 | 2024年10月 | - |
(注)完成後の増加能力については、合理的な算出が困難なため記載しておりません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当中間会計期間において、当社の経営成績に重大な影響を与える要因に変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資本の財源及び資金の流動性について、主要原材料の黄銅材、鉄鋼材、ステンレス鋼材および鉄鋼鋳鍛造品等の原材料、人件費、外注加工費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金は、自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金は、金融機関からの長期借入を基本としております。
また、機動的かつ効率的な資金調達をすべく、取引銀行5行と当座貸越契約、取引銀行1行と特殊当座貸越契約を締結し、十分な流動性を確保しております。
なお、当中間会計期間の末日における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,216百万円となっております。