四半期報告書-第76期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/09/23 15:40
【資料】
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【項目】
35項目
当第1四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大により、中国地域は一部経済の持ち直しの動きは見られたものの、幅広い業種と地域において、景気は極めて厳しい状況で推移しました。また、わが国経済も、同感染症拡大防止に向けた企業活動に対する厳しい制限や、経済の減速懸念などから来る個人消費の低迷などを背景に、景気が大きく下振れとなりました。
このような環境のなか、当社グループの連結売上高は40,795百万円(前年同期比48.2%減)、連結営業損失は3,369百万円(前年同期は2,419百万円の連結営業利益)、連結経常損失は3,729百万円(前年同期は1,976百万円の連結経常利益)となりました。また、中国広州市で発生した集中豪雨による浸水被害により、1,189百万円を災害による損失として特別損失に計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は、5,459百万円(前年同期は214百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント情報は次のとおりです。
輸送用機器関連事業の売上高は37,101百万円(前年同期比50.9%減)となり、セグメント損失は3,575百万円(前年同期は2,247百万円のセグメント利益)となりました。
情報サービス事業の売上高は3,282百万円(前年同期比9.2%増)となり、セグメント利益は171百万円(前年同期比85.3%増)となりました。
その他事業の売上高は1,149百万円(前年同期比25.2%減)となり、セグメント利益は26百万円(前年同期比63.3%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産の合計は、299,067百万円(前連結会計年度末312,384百万円)となり、13,317百万円減少しました。流動資産は159,125百万円となり11,458百万円減少し、固定資産は、139,941百万円となり1,858百万円減少しました。
流動資産は、受取手形及び売掛金が8,405百万円減少したことが主な要因です。固定資産は、建設仮勘定が1,638百万円減少したことが主な要因です。
当第1四半期連結会計期間末における負債の合計は、259,091百万円(前連結会計年度末268,027百万円)となり、8,936百万円減少しました。流動負債は、124,049百万円となり8,619百万円減少し、固定負債は135,041百万円となり316百万円減少しました。
流動負債は、支払手形及び買掛金が6,339百万円減少したことが主な要因です。固定負債は、長期借入金が563百万円減少したことが主な要因です。
当第1四半期連結会計期間末における純資産の合計は、39,975百万円(前連結会計年度末44,357百万円)となり、4,381百万円減少しました。これは利益剰余金の減少が主な要因です。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,754百万円減少し50,067百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、859百万円のマイナス(前年同期は10,984百万円のプラス)となりました。この主な要因は、税金等調整前四半期純損失4,973百万円と、たな卸資産の増加額4,717百万円です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は、1,718百万円(前年同期は9,615百万円)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出1,444百万円です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は、1,419百万円(前年同期は9,658百万円の獲得)となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出754百万円です。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,027百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。