四半期報告書-第138期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

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2022/08/03 10:00
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【項目】
42項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況
(金融経済環境)
当第1四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が緩和され、経済社会活動の正常化が進む中で、持ち直しの動きが続きました。個人消費については物価上昇の影響はあるものの、持ち直しの動きがみられました。輸出は横ばいで推移し、設備投資は持ち直しの動きがみられました。生産は、中国上海の都市封鎖による供給制約の影響もあり、持ち直しの動きは弱まりました。雇用情勢は、持ち直しの動きがみられました。
県内経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が緩和され、基調としては持ち直しました。個人消費は観光など一部のサービス消費で下押し圧力が和らぎ、持ち直しました。設備投資は増加しました。住宅投資は持ち直しつつあり、公共投資は下げ止まりました。生産は、輸送用機械等の一部業種で供給制約の影響があるものの、回復基調で推移しました。
金融面では、世界的に物価が上昇し、各国の中央銀行が金融引き締めに転じるなか、日本銀行は金融緩和政策を継続しました。長期金利の指標である新発10年国債利回りは、海外金利上昇の影響から、一時0.2%台半ばまで上昇しましたが、概ね0.2%台前半で推移しました。
(財政状態)
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は、次のとおりとなりました。
総資産は期中8,523億円減少し10兆2,962億円となり、負債は期中8,306億円減少し9兆7,886億円となりました。
また、純資産は期中216億円減少し5,076億円となりました。
主要勘定につきましては、貸出金は期中92億円増加し5兆7,673億円となりました。有価証券は期中723億円減少し2兆4,286億円となりました。預金は前連結会計年度末と同水準の7兆9,593億円となりました。
(経営成績)
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりとなりました。
経常収益は、その他経常収益(株式等売却益等)が増加したことなどから前年同期比12億63百万円増加し460億31百万円となりました。経常費用は、その他業務費用(国債等債券売却損等)が増加したことなどから前年同期比64億26百万円増加し340億99百万円となりました。
これらの結果、経常利益は、前年同期比51億63百万円減少し119億32百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比28億54百万円減少し86億12百万円となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりとなりました。
「銀行業」の経常収益は前年同期比15億83百万円増加し377億87百万円、セグメント利益は前年同期比51億99百万円減少し107億51百万円となりました。
「リース業」の経常収益は前年同期比20百万円減少し74億19百万円、セグメント利益は前年同期比3億63百万円増加し5億26百万円となりました。
なお、報告セグメントに含まれない「その他」の経常収益は前年同期比3億33百万円減少し15億33百万円、セグメント利益は前年同期比3億28百万円減少し7億3百万円となりました。
(参考)
①国内・海外別収支
当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は、前年同期比10億79百万円減少し196億16百万円となりました。
また、役務取引等収支は、前年同期比1億25百万円増加し42億54百万円となりました。
なお、各収支合計は、国内が前年同期比102億85百万円減少し169億26百万円、海外が前年同期比10百万円増加し
1億72百万円、国内及び海外の合計(相殺消去後)が前年同期比102億74百万円減少し170億98百万円となりました。
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前第1四半期連結累計期間20,52816720,695
当第1四半期連結累計期間19,43717919,616
うち資金運用収益前第1四半期連結累計期間20,9722342721,179
当第1四半期連結累計期間20,46748910620,850
うち資金調達費用前第1四半期連結累計期間4436727484
当第1四半期連結累計期間1,0303101061,234
信託報酬前第1四半期連結累計期間1111
当第1四半期連結累計期間1010
役務取引等収支前第1四半期連結累計期間4,134△54,129
当第1四半期連結累計期間4,262△84,254
うち役務取引等収益前第1四半期連結累計期間6,23616,237
当第1四半期連結累計期間6,33006,331
うち役務取引等費用前第1四半期連結累計期間2,10162,108
当第1四半期連結累計期間2,06882,076
その他業務収支前第1四半期連結累計期間2,53602,536
当第1四半期連結累計期間△6,7840△6,783
うちその他業務収益前第1四半期連結累計期間11,915011,915
当第1四半期連結累計期間9,01609,017
うちその他業務費用前第1四半期連結累計期間9,3799,379
当第1四半期連結累計期間15,80115,801

(注)1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。)で
あります。
「海外」とは、当行の海外店及び海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」という。)であります。
2 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第1四半期連結累計期間0百万円、当第1四半期連結累計期間0百万円)を控除し表示しております。
3 相殺消去額は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
②国内・海外別預金残高の状況
○預金の種類別残高(末残)
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前第1四半期連結会計期間7,709,81725,7727,735,589
当第1四半期連結会計期間7,915,21544,0937,959,308
うち流動性預金前第1四半期連結会計期間5,699,770805,699,851
当第1四半期連結会計期間5,966,574785,966,652
うち定期性預金前第1四半期連結会計期間1,913,66425,6911,939,355
当第1四半期連結会計期間1,842,28944,0151,886,305
うちその他前第1四半期連結会計期間96,38196,381
当第1四半期連結会計期間106,351106,351
譲渡性預金前第1四半期連結会計期間204,34533,174237,519
当第1四半期連結会計期間214,75638,270253,026
総合計前第1四半期連結会計期間7,914,16258,9467,973,109
当第1四半期連結会計期間8,129,97182,3638,212,335

(注)1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店及び海外連結子会社であります。
2 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3 定期性預金=定期預金+定期積金
4 相殺消去額は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載することとしております。
③国内・海外別貸出金残高の状況
○業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前第1四半期連結会計期間当第1四半期連結会計期間
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内(除く特別国際金融取引勘定分)5,603,569100.005,702,742100.00
製造業701,71712.52693,14812.15
農業、林業8,6090.159,1410.16
漁業2,1020.046,6010.12
鉱業、採石業、砂利採取業4,1000.073,6880.07
建設業198,4163.54198,3263.48
電気・ガス・熱供給・水道業74,5811.3379,5141.39
情報通信業26,5400.4724,7700.43
運輸業、郵便業159,1142.84171,7653.01
卸売業、小売業455,6038.13467,3208.19
金融業、保険業166,3552.97189,0503.32
不動産業、物品賃貸業667,87711.92699,23112.26
医療・福祉338,2616.04334,6385.87
その他サービス業271,5234.85263,4994.62
地方公共団体115,8382.07116,7552.05
その他2,412,92143.062,445,28342.88
海外及び特別国際金融取引勘定分54,234100.0064,646100.00
政府等
金融機関
その他54,234100.0064,646100.00
合計5,657,804―――5,767,389―――

(注) 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店及び海外連結子会社であります。
④「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、提出会社1社です。
信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)
資産
科目前連結会計年度
(2022年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2022年6月30日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
銀行勘定貸12,056100.0012,526100.00
合計12,056100.0012,526100.00

負債
科目前連結会計年度
(2022年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2022年6月30日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
金銭信託12,056100.0012,526100.00
合計12,056100.0012,526100.00

(注) 共同信託他社管理財産については、取扱残高はありません。
元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)
科目前連結会計年度
(2022年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2022年6月30日)
金銭信託
(百万円)
貸付信託
(百万円)
合計
(百万円)
金銭信託
(百万円)
貸付信託
(百万円)
合計
(百万円)
銀行勘定貸12,05612,05612,52612,526
資産計12,05612,05612,52612,526
元本12,05612,05612,52612,526
負債計12,05612,05612,52612,526

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定、経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
重要な変更及び新たに定めた事項はありません。