四半期報告書-第139期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)

【提出】
2023/08/03 9:59
【資料】
PDFをみる
【項目】
40項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況
(金融経済環境)
当第1四半期連結累計期間(4月~6月)のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行により行動制限が解除されるなど、経済社会活動の正常化が進み、緩やかに回復しました。個人消費については物価上昇の影響を受けつつも、持ち直しました。輸出は底堅く推移しました。設備投資は持ち直しました。生産は、供給制約が緩和され、持ち直しの兆しがみられました。雇用情勢は、改善の動きがみられました。
県内経済は、資源高や供給制約の影響を受けつつも、持ち直しました。個人消費は物価上昇の影響はあるものの、サービス消費を中心に基調としては増加しました。設備投資は弱めの動きがみられましたが、公共投資は増加しました。住宅投資は横ばい圏での動きとなりました。生産は、緩やかに増加しました。
金融面では、米欧の中央銀行を中心に金融引き締めが続くなか、日本銀行は金融緩和政策を堅持しました。長期金利の指標である新発10年国債利回りは、一時、日銀の長短金利操作が早期に解除されるとの思惑などから、0.5%近くまで上昇しましたが、その後は0.4%台前半から0.3%台後半で推移しました。
(財政状態)
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は、次のとおりとなりました。
総資産は期中905億円増加し10兆7,528億円となり、負債は期中745億円増加し10兆2,210億円となりました。また、純資産は期中160億円増加し5,318億円となりました。
主要勘定の状況については、貸出金は期中456億円増加し6兆369億円となりました。有価証券は期中1,910億円減少し2兆4,262億円となりました。預金は期中962億円増加し8兆1,410億円となりました。
(経営成績)
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりとなりました。
経常収益は、資金運用収益が増加したことなどから前年同期比87億54百万円増加し547億85百万円となりました。経常費用は、資金調達費用が増加したことなどから前年同期比81億20百万円増加し422億19百万円となりました。
これらの結果、経常利益は、前年同期比6億33百万円増加し125億66百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比4億3百万円増加し90億16百万円となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりとなりました。
「銀行業」の経常収益は前年同期比87億65百万円増加し465億53百万円、セグメント利益は前年同期比5億42百万円増加し112億94百万円となりました。
「リース業」の経常収益は前年同期比9百万円減少し74億9百万円、セグメント利益は前年同期比9百万円増加し5億35百万円となりました。
なお、報告セグメントに含まれない「その他」の経常収益は前年同期比6百万円減少し15億26百万円、セグメント利益は前年同期比83百万円増加し7億87百万円となりました。
(参考)
① 国内・海外別収支
当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は、前年同期比9億93百万円減少し186億23百万円となりました。また、役務取引等収支は、前年同期比8億42百万円増加し50億97百万円となりました。
なお、各収支合計は、国内が前年同期比17億88百万円減少し151億38百万円、海外が前年同期比20百万円増加し1億92百万円、国内及び海外の合計(相殺消去後)が前年同期比17億67百万円減少し153億30百万円となりました。
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前第1四半期連結累計期間19,43717919,616
当第1四半期連結累計期間18,42319918,623
うち資金運用収益前第1四半期連結累計期間20,46748910620,850
当第1四半期連結累計期間25,6312,81381027,634
うち資金調達費用前第1四半期連結累計期間1,0303101061,234
当第1四半期連結累計期間7,2082,6148109,011
信託報酬前第1四半期連結累計期間1010
当第1四半期連結累計期間88
役務取引等収支前第1四半期連結累計期間4,262△84,254
当第1四半期連結累計期間5,104△75,097
うち役務取引等収益前第1四半期連結累計期間6,33006,331
当第1四半期連結累計期間7,35607,356
うち役務取引等費用前第1四半期連結累計期間2,06882,076
当第1四半期連結累計期間2,25172,258
その他業務収支前第1四半期連結累計期間△6,7840△6,783
当第1四半期連結累計期間△8,3980△8,398
うちその他業務収益前第1四半期連結累計期間9,01609,017
当第1四半期連結累計期間8,86708,867
うちその他業務費用前第1四半期連結累計期間15,80115,801
当第1四半期連結累計期間17,26517,265

(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店であります。
2 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第1四半期連結累計期間0百万円、当第1四半期連結累計期間0百万円)を控除し表示しております。
3 相殺消去額は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
② 国内・海外別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前第1四半期連結会計期間7,915,21544,0937,959,308
当第1四半期連結会計期間8,082,83158,2588,141,090
うち流動性預金前第1四半期連結会計期間5,966,574785,966,652
当第1四半期連結会計期間6,229,387456,229,432
うち定期性預金前第1四半期連結会計期間1,842,28944,0151,886,305
当第1四半期連結会計期間1,763,06658,2131,821,279
うちその他前第1四半期連結会計期間106,351106,351
当第1四半期連結会計期間90,37790,377
譲渡性預金前第1四半期連結会計期間214,75638,270253,026
当第1四半期連結会計期間201,6247,249208,873
総合計前第1四半期連結会計期間8,129,97182,3638,212,335
当第1四半期連結会計期間8,284,45565,5088,349,964

(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店であります。
2 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3 定期性預金=定期預金+定期積金
4 相殺消去額は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
③ 国内・海外別貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前第1四半期連結会計期間当第1四半期連結会計期間
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内(除く特別国際金融取引勘定分)5,702,742100.005,949,906100.00
製造業693,14812.15734,03412.34
農業、林業9,1410.169,0670.15
漁業6,6010.123,7660.06
鉱業、採石業、砂利採取業3,6880.076,2420.11
建設業198,3263.48203,6383.42
電気・ガス・熱供給・水道業79,5141.39103,3171.74
情報通信業24,7700.4322,8410.38
運輸業、郵便業171,7653.01177,1832.98
卸売業、小売業467,3208.19478,1058.04
金融業、保険業189,0503.32213,9073.60
不動産業、物品賃貸業699,23112.26779,70413.10
医療・福祉334,6385.87325,7465.47
その他サービス業263,4994.62259,3744.36
地方公共団体116,7552.05108,3121.82
その他2,445,28342.882,524,65742.43
海外及び特別国際金融取引勘定分64,646100.0087,061100.00
政府等
金融機関
その他64,646100.0087,061100.00
合計5,767,389―――6,036,967―――

(注) 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店であります。
④ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、提出会社1社です。
信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)
資産
科目前連結会計年度
(2023年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2023年6月30日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
銀行勘定貸12,988100.0013,086100.00
合計12,988100.0013,086100.00

負債
科目前連結会計年度
(2023年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2023年6月30日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
金銭信託12,988100.0013,086100.00
合計12,988100.0013,086100.00

(注) 共同信託他社管理財産については、取扱残高はありません。
元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)
科目前連結会計年度
(2023年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2023年6月30日)
金銭信託
(百万円)
貸付信託
(百万円)
合計
(百万円)
金銭信託
(百万円)
貸付信託
(百万円)
合計
(百万円)
銀行勘定貸12,98812,98813,08613,086
資産計12,98812,98813,08613,086
元本12,98812,98813,08613,086
負債計12,98812,98813,08613,086

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定、経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
重要な変更及び新たに定めた事項はありません。