四半期報告書-第138期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)

【提出】
2023/02/06 9:59
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【項目】
42項目

(1) 財政状態及び経営成績の状況
(金融経済環境)
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、夏場から新型コロナウイルス感染症が再拡大したものの、経済社会活動の正常化は進み、緩やかに持ち直しました。こうしたなかで、輸出は横ばいとなりましたが、個人消費、生産、設備投資、雇用情勢は持ち直しました。
県内経済は、新型コロナウイルス感染症の抑制と経済活動の両立が進み、持ち直しました。個人消費はサービス消費を中心に緩やかに増加しました。設備投資は底堅く推移しました。生産は供給制約の影響により持ち直しの動きに足踏みがみられました。
金融面では、12月に日本銀行が長短金利操作での長期金利の変動幅を拡大しました。長期金利の指標である新発10年国債利回りは、一時期を除き0.2%台前半から半ばの水準で推移していましたが、長期金利の変動幅拡大後は、概ね0.4%台半ばを中心とする水準に上昇しています。
(財政状態)
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、次のとおりとなりました。
総資産は期中1兆388億円減少し10兆1,096億円となり、負債は期中9,925億円減少し9兆6,267億円となりました。また、純資産は期中463億円減少し4,828億円となりました。
主要勘定につきましては、貸出金は期中1,015億円増加し5兆8,596億円となりました。有価証券は期中1,110億円減少し2兆3,899億円となりました。預金は期中425億円減少し7兆9,167億円となりました。
(経営成績)
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりとなりました。
経常収益は、その他経常収益(株式等売却益等)が増加したことなどから前年同期比192億60百万円増加し1,326億98百万円となりました。経常費用は、その他業務費用(国債等債券売却損等)が増加したことなどから前年同期比227億67百万円増加し1,029億93百万円となりました。
これらの結果、経常利益は、前年同期比35億7百万円減少し297億5百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比11億96百万円減少し222億20百万円となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりとなりました。
「銀行業」の経常収益は前年同期比196億36百万円増加し1,077億58百万円、セグメント利益は前年同期比36億42百万円減少し261億22百万円となりました。
「リース業」の経常収益は前年同期比1億92百万円増加し223億15百万円、セグメント利益は前年同期比7億68百万円増加し13億28百万円となりました。
なお、報告セグメントに含まれない「その他」の経常収益は前年同期比6億31百万円減少し46億59百万円、セグメント利益は前年同期比6億32百万円減少し23億4百万円となりました。

(参考)
①国内・海外別収支
当第3四半期連結累計期間の資金運用収支は、前年同期比8億7百万円減少し551億46百万円となりました。また、役務取引等収支は、前年同期比2億30百万円増加し103億66百万円となりました。
なお、各収支合計は、国内が前年同期比225億33百万円減少し494億2百万円、海外が前年同期比13百万円減少し4億82百万円、国内及び海外の合計(相殺消去後)が前年同期比225億47百万円減少し498億85百万円となりました。
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前第3四半期連結累計期間55,44151255,953
当第3四半期連結累計期間54,64050555,146
うち資金運用収益前第3四半期連結累計期間56,6297027257,259
当第3四半期連結累計期間61,9272,95469964,182
うち資金調達費用前第3四半期連結累計期間1,187190721,305
当第3四半期連結累計期間7,2872,4486999,036
信託報酬前第3四半期連結累計期間3838
当第3四半期連結累計期間2929
役務取引等収支前第3四半期連結累計期間10,156△2010,136
当第3四半期連結累計期間10,391△2410,366
うち役務取引等収益前第3四半期連結累計期間16,367116,369
当第3四半期連結累計期間16,651016,651
うち役務取引等費用前第3四半期連結累計期間6,211216,233
当第3四半期連結累計期間6,260246,285
その他業務収支前第3四半期連結累計期間6,29946,304
当第3四半期連結累計期間△15,6581△15,657
うちその他業務収益前第3四半期連結累計期間30,149430,153
当第3四半期連結累計期間29,306129,308
うちその他業務費用前第3四半期連結累計期間23,84923,849
当第3四半期連結累計期間44,96544,965

(注)1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店であります。
2 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間0百万円、当第3四半期連結累計期間0百万円)を控除して表示しております。
3 相殺消去額は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
②国内・海外別預金残高の状況
○預金の種類別残高(末残)
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前第3四半期連結会計期間7,782,17829,0527,811,231
当第3四半期連結会計期間7,897,26619,5227,916,789
うち流動性預金前第3四半期連結会計期間5,818,780635,818,844
当第3四半期連結会計期間6,033,879826,033,961
うち定期性預金前第3四半期連結会計期間1,894,17828,9881,923,167
当第3四半期連結会計期間1,810,10819,4401,829,549
うちその他前第3四半期連結会計期間69,21869,218
当第3四半期連結会計期間53,27853,278
譲渡性預金前第3四半期連結会計期間168,26934,506202,775
当第3四半期連結会計期間184,19639,810224,006
総合計前第3四半期連結会計期間7,950,44863,5588,014,006
当第3四半期連結会計期間8,081,46359,3328,140,795

(注)1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店であります。
2 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3 定期性預金=定期預金+定期積金
4 相殺消去額は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
③国内・海外別貸出金残高の状況
○業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前第3四半期連結会計期間当第3四半期連結会計期間
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内(除く特別国際金融取引勘定分)5,606,952100.005,797,233100.00
製造業697,36412.44726,97712.54
農業、林業8,5110.159,2040.16
漁業3,2020.065,6010.10
鉱業、採石業、砂利採取業4,0310.073,5430.06
建設業203,5143.63209,3673.61
電気・ガス・熱供給・水道業73,3081.3184,0981.45
情報通信業25,5410.4523,3940.40
運輸業、郵便業160,6152.86169,1862.92
卸売業、小売業453,6108.09476,4938.22
金融業、保険業166,1682.96185,3473.20
不動産業、物品賃貸業679,33412.12721,96812.45
医療・福祉337,4266.02328,5935.67
その他サービス業271,8024.85259,2374.47
地方公共団体99,0791.77124,0182.14
その他2,423,43443.222,470,19242.61
海外及び特別国際金融取引勘定分61,685100.0062,391100.00
政府等
金融機関
その他61,685100.0062,391100.00
合計5,668,638―――5,859,625―――

(注) 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店であります。
④「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社です。
信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)
資産
科目前連結会計年度
(2022年3月31日)
当第3四半期連結会計期間
(2022年12月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
銀行勘定貸12,056100.0012,923100.00
合計12,056100.0012,923100.00

負債
科目前連結会計年度
(2022年3月31日)
当第3四半期連結会計期間
(2022年12月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
金銭信託12,056100.0012,923100.00
合計12,056100.0012,923100.00

(注) 共同信託他社管理財産については、取扱残高はありません。
元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)
科目前連結会計年度
(2022年3月31日)
当第3四半期連結会計期間
(2022年12月31日)
金銭信託
(百万円)
貸付信託
(百万円)
合計
(百万円)
金銭信託
(百万円)
貸付信託
(百万円)
合計
(百万円)
銀行勘定貸12,05612,05612,92312,923
資産計12,05612,05612,92312,923
元本12,05612,05612,92312,923
負債計12,05612,05612,92312,923

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定、経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題、研究開発活動
重要な変更及び新たに定めた事項はありません。