四半期報告書-第139期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)

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2024/02/06 10:01
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【項目】
39項目

(1) 財政状態及び経営成績の状況
(金融経済環境)
当第3四半期連結累計期間(4月~12月)のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行により、経済社会活動の正常化が進み、緩やかに回復しました。個人消費は、物価上昇の影響を受けつつも、持ち直しました。輸出は持ち直しの動きがみられました。設備投資は、持ち直しの動きに足踏みがみられました。生産は、供給制約の影響が緩和されるなか、持ち直しの兆しがみられました。
県内経済は、資源高の影響は残るものの、持ち直しました。個人消費は、物価上昇が続くなか、緩やかに増加しました。生産は、横ばい圏内の動きになりました。設備投資および公共投資は、概ね増加基調で推移しました。住宅投資は弱めの動きとなりました。
金融面では、年後半、欧米で政策金利の引き下げ時期が焦点となり、海外長期金利が低下しました。日本の長期金利の指標である10年国債利回りは、長短金利操作の柔軟化や、早期にマイナス金利が解除されるとの思惑から、急上昇する場面もありましたが、米国の長期金利低下の影響から、概ね低下基調で推移しました。
(財政状態)
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、次のとおりとなりました。
総資産は期中124億円増加し10兆6,747億円となり、負債は期中88億円減少し10兆1,376億円となりました。また、純資産は期中213億円増加し5,371億円となりました。
主要勘定については、貸出金は期中2,728億円増加し6兆2,641億円となりました。有価証券は期中4,294億円減少し2兆1,878億円となりました。預金は期中883億円増加し8兆1,331億円となりました。
(経営成績)
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりとなりました。
経常収益は、資金運用収益が増加したことなどから前年同期比233億67百万円増加し1,560億66百万円となりました。経常費用は、資金調達費用が増加したことなどから前年同期比191億63百万円増加し1,221億56百万円となりました。
これらの結果、経常利益は、前年同期比42億4百万円増加し339億9百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比24億9百万円増加し246億30百万円となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりとなりました。
「銀行業」の経常収益は前年同期比236億9百万円増加し1,313億67百万円、セグメント利益は前年同期比45億8百万円増加し306億31百万円となりました。
「リース業」の経常収益は前年同期比2億97百万円減少し220億18百万円、セグメント利益は前年同期比4億35百万円減少し8億93百万円となりました。
なお、報告セグメントに含まれない「その他」の経常収益は前年同期比1億61百万円増加し48億21百万円、セグメント利益は前年同期比1億35百万円増加し24億39百万円となりました。

(参考)
①国内・海外別収支
当第3四半期連結累計期間の資金運用収支は、前年同期比41億25百万円減少し510億20百万円となりました。また、役務取引等収支は、前年同期比35億8百万円増加し138億74百万円となりました。
なお、各収支合計は、国内が前年同期比57億16百万円減少し436億86百万円、海外が前年同期比57百万円増加し 5億40百万円、国内及び海外の合計(相殺消去後)が前年同期比56億58百万円減少し442億27百万円となりました。
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前第3四半期連結累計期間54,64050555,146
当第3四半期連結累計期間50,46255751,020
うち資金運用収益前第3四半期連結累計期間61,9272,95469964,182
当第3四半期連結累計期間73,3598,5742,33879,595
うち資金調達費用前第3四半期連結累計期間7,2872,4486999,036
当第3四半期連結累計期間22,8968,0162,33828,574
信託報酬前第3四半期連結累計期間2929
当第3四半期連結累計期間2828
役務取引等収支前第3四半期連結累計期間10,391△2410,366
当第3四半期連結累計期間13,896△2113,874
うち役務取引等収益前第3四半期連結累計期間16,651016,651
当第3四半期連結累計期間20,703120,704
うち役務取引等費用前第3四半期連結累計期間6,260246,285
当第3四半期連結累計期間6,806236,829
その他業務収支前第3四半期連結累計期間△15,6581△15,657
当第3四半期連結累計期間△20,7014△20,696
うちその他業務収益前第3四半期連結累計期間29,306129,308
当第3四半期連結累計期間25,509425,514
うちその他業務費用前第3四半期連結累計期間44,96544,965
当第3四半期連結累計期間46,21046,210

(注)1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店であります。
2 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間0百万円、当第3四半期連結累計期間0百万円)を控除して表示しております。
3 相殺消去額は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
②国内・海外別預金残高の状況
○預金の種類別残高(末残)
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前第3四半期連結会計期間7,897,26619,5227,916,789
当第3四半期連結会計期間8,066,26666,9098,133,175
うち流動性預金前第3四半期連結会計期間6,033,879826,033,961
当第3四半期連結会計期間6,266,512366,266,549
うち定期性預金前第3四半期連結会計期間1,810,10819,4401,829,549
当第3四半期連結会計期間1,745,47066,8721,812,343
うちその他前第3四半期連結会計期間53,27853,278
当第3四半期連結会計期間54,28354,283
譲渡性預金前第3四半期連結会計期間184,19639,810224,006
当第3四半期連結会計期間211,7117,091218,803
総合計前第3四半期連結会計期間8,081,46359,3328,140,795
当第3四半期連結会計期間8,277,97874,0008,351,979

(注)1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店であります。
2 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3 定期性預金=定期預金+定期積金
4 相殺消去額は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
③国内・海外別貸出金残高の状況
○業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前第3四半期連結会計期間当第3四半期連結会計期間
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内(除く特別国際金融取引勘定分)5,797,233100.006,172,342100.00
製造業726,97712.54749,82612.15
農業、林業9,2040.169,7650.16
漁業5,6010.106,8650.11
鉱業、採石業、砂利採取業3,5430.066,4190.10
建設業209,3673.61217,5143.52
電気・ガス・熱供給・水道業84,0981.45118,7041.92
情報通信業23,3940.4028,9260.47
運輸業、郵便業169,1862.92199,2773.23
卸売業、小売業476,4938.22512,9218.31
金融業、保険業185,3473.20242,4993.93
不動産業、物品賃貸業721,96812.45812,24513.16
医療・福祉328,5935.67326,3775.29
その他サービス業259,2374.47263,8314.27
地方公共団体124,0182.14111,0391.80
その他2,470,19242.612,566,12341.58
海外及び特別国際金融取引勘定分62,391100.0091,758100.00
政府等
金融機関
その他62,391100.0091,758100.00
合計5,859,625―――6,264,100―――

(注) 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。
「海外」とは、当行の海外店であります。
④「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社です。
信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)
資産
科目前連結会計年度
(2023年3月31日)
当第3四半期連結会計期間
(2023年12月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
銀行勘定貸12,988100.0013,397100.00
合計12,988100.0013,397100.00

負債
科目前連結会計年度
(2023年3月31日)
当第3四半期連結会計期間
(2023年12月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
金銭信託12,988100.0013,397100.00
合計12,988100.0013,397100.00

(注) 共同信託他社管理財産については、取扱残高はありません。
元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)
科目前連結会計年度
(2023年3月31日)
当第3四半期連結会計期間
(2023年12月31日)
金銭信託
(百万円)
貸付信託
(百万円)
合計
(百万円)
金銭信託
(百万円)
貸付信託
(百万円)
合計
(百万円)
銀行勘定貸12,98812,98813,39713,397
資産計12,98812,98813,39713,397
元本12,98812,98813,39713,397
負債計12,98812,98813,39713,397

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定、経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題、研究開発活動
重要な変更及び新たに定めた事項はありません。