四半期報告書-第114期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/06 9:06
【資料】
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【項目】
35項目
以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
財政状態及び経営成績の状況
(金融経済環境)
当第3四半期連結累計期間の金融経済情勢を顧みますと、わが国経済は、消費税率引き上げに伴う需要の反動減や、海外経済の回復鈍化による輸出面への影響もありましたが、雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調となりました。
当行の経営基盤である千葉県経済も、増税後の消費落ち込みがあったほか、相次いだ自然災害が生産へ影響を与えましたが、企業倒産件数は低水準を維持しており、雇用情勢も堅調に推移するなど、緩やかな回復基調が続きました。
金融面では、海外の政治・経済の先行きに対する不透明感が弱まったことなどから、日経平均株価は、一時24,000円台まで上昇し、年末終値は29年ぶりの高値となりました。また、長期金利は、一時0.01%まで上昇し、9ヵ月ぶりにプラス圏に浮上しました。
(財政状態)
総資産は、預け金や住宅ローンを中心とする個人向けの貸出金の増加等により、前連結会計年度末比1,513億円増加し5兆467億円となりました。
負債は、預金を中心に前連結会計年度末比1,531億円増加し4兆7,536億円となりました。
純資産は、その他有価証券評価差額金の減少により、前連結会計年度末比17億円減少し2,930億円となりました。
主要勘定の残高は、貸出金3兆6,690億円(前連結会計年度末比553億円増加)、有価証券9,227億円(同341億円増加)、預金4兆7,125億円(同1,563億円増加)となりました。
(経営成績)
経常収益は、資金運用収益が減少する一方、有価証券関係収益の増加等によるその他業務収益及びその他経常収益の増加により、前年同四半期連結累計期間比21億24百万円増加し527億75百万円となりました。
経常費用は、国債等債券売却損の減少によりその他業務費用が減少した一方、貸倒引当金繰入額の増加等によるその他経常費用の増加により、前年同四半期連結累計期間比64億58百万円増加し439億81百万円となりました。
この結果、経常利益は前年同四半期連結累計期間比43億34百万円減少し87億93百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は28億56百万円減少し60億30百万円となりました。
当行グループは、銀行業以外にクレジットカード業務、信用保証業務及び担保評価業務等を営んでおりますが、それらの事業の全セグメントに占める割合が継続的に僅少であるため、セグメント情報の記載を省略しております。
なお、当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。
① 国内・国際業務部門別収支
国内業務部門は、資金運用収支が前年同四半期連結累計期間比10億73百万円減少し350億77百万円、役務取引等収支が前年同四半期連結累計期間比7億30百万円減少し49億66百万円、その他業務収支が前年同四半期連結累計期間比18億69百万円増加し8億30百万円となりました。
国際業務部門は、資金運用収支が前年同四半期連結累計期間比20百万円増加し3億31百万円、役務取引等収支が前年同四半期連結累計期間比4百万円増加し△12百万円、その他業務収支が前年同四半期連結累計期間比49百万円増加し4億60百万円となりました。
以上により合計では、資金運用収支が前年同四半期連結累計期間比10億53百万円減少し354億8百万円、役務取引等収支が前年同四半期連結累計期間比7億25百万円減少し49億54百万円、その他業務収支が前年同四半期連結累計期間比19億19百万円増加し12億91百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前第3四半期連結累計期間36,151311-36,462
当第3四半期連結累計期間35,077331-35,408
うち資金運用収益前第3四半期連結累計期間36,7263651037,081
当第3四半期連結累計期間35,6383781136,005
うち資金調達費用前第3四半期連結累計期間5755410618
当第3四半期連結累計期間5614711596
役務取引等収支前第3四半期連結累計期間5,696△16-5,680
当第3四半期連結累計期間4,966△12-4,954
うち役務取引等収益前第3四半期連結累計期間8,59843-8,641
当第3四半期連結累計期間8,11840-8,159
うち役務取引等費用前第3四半期連結累計期間2,90159-2,961
当第3四半期連結累計期間3,15252-3,204
その他業務収支前第3四半期連結累計期間△1,038410-△627
当第3四半期連結累計期間830460-1,291
うちその他業務収益前第3四半期連結累計期間212410-623
当第3四半期連結累計期間856460-1,316
うちその他業務費用前第3四半期連結累計期間1,251--1,251
当第3四半期連結累計期間25--25

(注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行及び連結子会社の外貨建取引であります。
ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2.相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
② 国内・国際業務部門別役務取引の状況
役務取引等収益は、前年同四半期連結累計期間比4億82百万円減少し81億59百万円となりました。役務取引等費用は、前年同四半期連結累計期間比2億43百万円増加し32億4百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
役務取引等収益前第3四半期連結累計期間8,59843-8,641
当第3四半期連結累計期間8,11840-8,159
うち預金・貸出業務前第3四半期連結累計期間2,106--2,106
当第3四半期連結累計期間2,355--2,355
うち為替業務前第3四半期連結累計期間1,76335-1,798
当第3四半期連結累計期間1,74431-1,775
うち証券関連業務前第3四半期連結累計期間1,373--1,373
当第3四半期連結累計期間971--971
うち代理業務前第3四半期連結累計期間1,338--1,338
当第3四半期連結累計期間926--926
うち保護預り・
貸金庫業務
前第3四半期連結累計期間887--887
当第3四半期連結累計期間862--862
うち保証業務前第3四半期連結累計期間140-14
当第3四半期連結累計期間190-19
役務取引等費用前第3四半期連結累計期間2,90159-2,961
当第3四半期連結累計期間3,15252-3,204
うち為替業務前第3四半期連結累計期間34238-381
当第3四半期連結累計期間34633-379

(注)1.「国内業務部門」は、当行(外国為替取引を除く)及び連結子会社(海外取引を除く)であります。
2.「国際業務部門」は、当行の外国為替取引及び連結子会社の海外取引であります。
③ 国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前第3四半期連結会計期間4,562,79514,317-4,577,112
当第3四半期連結会計期間4,696,38916,114-4,712,503
うち流動性預金前第3四半期連結会計期間2,647,219--2,647,219
当第3四半期連結会計期間2,786,472--2,786,472
うち定期性預金前第3四半期連結会計期間1,903,539--1,903,539
当第3四半期連結会計期間1,892,607--1,892,607
うちその他前第3四半期連結会計期間12,03614,317-26,353
当第3四半期連結会計期間17,30816,114-33,423
譲渡性預金前第3四半期連結会計期間13,500--13,500
当第3四半期連結会計期間16,000--16,000
総合計前第3四半期連結会計期間4,576,29514,317-4,590,612
当第3四半期連結会計期間4,712,38916,114-4,728,503

(注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。
ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3.定期性預金=定期預金
④ 貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前第3四半期連結会計期間当第3四半期連結会計期間
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内(除く特別国際金融取引勘定分)3,560,918100.003,669,013100.00
製造業219,0226.15230,7676.29
農業,林業2,2920.063,3940.09
漁業6120.029450.03
鉱業,採石業,砂利採取業4,9400.144,8700.13
建設業209,1215.87208,3315.68
電気・ガス・熱供給・水道業17,9220.5021,6640.59
情報通信業16,9810.4818,7330.51
運輸業,郵便業123,4933.47120,3993.28
卸売業,小売業252,3567.09250,9996.84
金融業,保険業109,0093.06100,8432.75
不動産業、物品賃貸業659,65018.53686,88818.72
各種サービス業301,2778.46292,4177.97
地方公共団体129,7143.64138,0933.76
その他1,514,52242.531,590,66443.36
特別国際金融取引勘定分----
政府等----
金融機関----
その他----
合計3,560,918――3,669,013――

(注)「国内」とは、当行及び連結子会社であります。