有価証券報告書-第116期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、当行グループは、銀行業以外にファンド運営業務、M&A業務、コンサルティング業務、クレジットカード業務、信用保証業務及び担保評価業務等を営んでおりますが、それらの事業の全セグメントに占める割合が継続的に僅少であるため、セグメント情報の記載を省略しております。
(財政状態)
総資産は、現金預け金や有価証券の増加等により、前連結会計年度末比1兆3,501億円増加し6兆9,032億円となりました。負債は、借用金や債券貸借取引受入担保金、預金の増加等により、前連結会計年度末比1兆3,522億円増加し6兆6,072億円となりました。純資産は、利益剰余金が増加した一方、その他有価証券評価差額金の減少により、前連結会計年度末比20億円減少し2,959億円となりました。
主要勘定の残高は、貸出金3兆8,988億円(前連結会計年度末比229億円増加)、有価証券1兆1,544億円(同1,070億円増加)、預金5兆1,419億円(同2,157億円増加)となりました。
(経営成績)
経常収益は、資金運用収益や役務取引等収益が増加したこと等により、前連結会計年度比27億87百万円増加し657億45百万円となりました。
経常費用は、貸倒引当金繰入額が前期を下回る等、与信関連費用の発生状況が大きく改善したことや営業経費が減少したことが主な要因となり、前連結会計年度比14億34百万円減少し495億35百万円となりました。
この結果、経常利益は前連結会計年度比42億22百万円増加し162億10百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は38億2百万円増加し111億85百万円となりました。
(キャッシュ・フロー)
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報」に記載のとおりであります。
なお、「生産、受注及び販売の実績」等については、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
① 国内・国際業務部門別収支
国内業務部門は、資金運用収支が前連結会計年度比11億22百万円増加し475億89百万円、役務取引等収支が前連結会計年度比17億95百万円増加し90億78百万円、その他業務収支が前連結会計年度比8億98百万円減少し△19億90百万円となりました。
国際業務部門は、資金運用収支が前連結会計年度比1億57百万円増加し7億47百万円、役務取引等収支が前連結会計年度比20百万円減少し△31百万円、その他業務収支が前連結会計年度比9億79百万円減少し△11億円となりました。
以上により合計では、資金運用収支が前連結会計年度比12億79百万円増加し483億37百万円、役務取引等収支が前連結会計年度比17億75百万円増加し90億46百万円、その他業務収支が前連結会計年度比18億77百万円減少し△30億90百万円となりました。
(注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を控除して表示しております。
3.相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況
資金運用勘定平均残高は、前連結会計年度比9,677億64百万円増加し6兆4,051億65百万円となりました。
資金運用勘定利息は、前連結会計年度比11億55百万円増加し489億66百万円となりました。
この結果、資金運用勘定利回りは、合計で0.76%となりました。なお、国内業務部門は0.75%、国際業務部門は0.88%となりました。
資金調達勘定平均残高は、前連結会計年度比9,557億17百万円増加し6兆4,641億27百万円となりました。
資金調達勘定利息は、前連結会計年度比1億24百万円減少し6億29百万円となりました。
この結果、資金調達勘定利回りは、合計で0.00%となりました。なお、国内業務部門は0.00%、国際業務部門は0.01%となりました。
A.国内業務部門
(注)1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社の貸出金については、月末毎の残高に基づく平均残高を利用しております。
2.「国内業務部門」は、当行及び連結子会社の円建取引であります。
3.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度236,071百万円、当連結会計年度229,119百万円)を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度1,380百万円、当連結会計年度2,952百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)をそれぞれ控除して表示しております。
B.国際業務部門
(注)1.「国際業務部門」は、当行及び連結子会社の外貨建取引、円建対非居住者取引及び特別国際金融取引勘定分等であります。
2.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度38百万円、当連結会計年度34百万円)を控除して表示しております。
3.当行の外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式により算出しております。
C.合計
(注)1.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度236,109百万円、当連結会計年度229,153百万円)を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度1,380百万円、当連結会計年度2,952百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)をそれぞれ控除して表示しております。
2.相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。
③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況
役務取引等収益は、前連結会計年度比19億4百万円増加し135億52百万円となりました。このうち国内業務部門が全体の99%を占めております。
役務取引等費用は、前連結会計年度比1億28百万円増加し45億6百万円となりました。このうち国内業務部門が全体の98%を占めております。
(注)1.「国内業務部門」は、当行(外国為替取引を除く)及び連結子会社(海外取引を除く)であります。
2.「国際業務部門」は、当行の外国為替取引及び連結子会社の海外取引であります。
④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況
○預金の種類別残高(末残)
(注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。
ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3.定期性預金=定期預金
⑤ 貸出金残高の状況
A.業種別貸出状況(末残・構成比)
(注)「国内」とは、当行及び連結子会社であります。
B.外国政府等向け債権残高
該当事項はありません。
⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況
○有価証券残高(末残)
(注)1.「国内業務部門」は、当行(外国証券を除く)及び連結子会社(外国証券を除く)であります。
2.「その他の証券」には、外国証券を含んでおります。
(自己資本比率等の状況)
(参考)
自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。
なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。
連結自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
単体自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2.危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3.要管理債権
要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4.正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
① 経営成績の分析
A.主な収支
資金運用収支は、運用利回りの低下が続いたものの、預け金利息や有価証券利息配当金の増加等により前連結会計年度比12億79百万円増加し483億36百万円となりました。貸出金は、住宅ローン等の個人向けや、中小企業向けの貸出を中心に取り組みました。有価証券は相対的に利回りの高い国債の償還に対応するため、適正なリスク管理のもとで運用の多様化に取り組みました。
役務取引等収支は、預かり資産関連やソリューション関連等の課題解決型営業を推進したことにより前連結会計年度比17億75百万円増加し90億46百万円となりました。
その他業務収支は、国債等債券損益の減少等により前連結会計年度比18億77百万円減少し30億90百万円の損失となりました。
その他経常収支は、与信関係費用の減少を主な要因として、前連結会計年度比19億32百万円増加し25億48百万円の損失となりました。
こうしたことから、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比38億2百万円増加し111億85百万円となりました。
B.与信関係費用
与信関係費用総額は、前連結会計年度比17億16百万円減少し31億43百万円となりました。
C.株式等関係損益
株式等売却益は前連結会計年度比2億69百万円増加、株式等売却損は32百万円増加し、株式等関係損益は、前連結会計年度比2億37百万円増加し18億33百万円の利益となりました。
②財政状態の分析
A.貸出金
貸出金残高は、住宅ローン等の個人向けや中小企業向けの貸出を中心に前連結会計年度末比229億円増加し3兆8,988億円となりました。
B.有価証券
有価証券残高は、前連結会計年度末比1,070億円増加し1兆1,544億円となりました。
C.預金
預金残高は、個人預金が前連結会計年度末比1,638億円増加するなど順調に推移した結果、前連結会計年度末比2,157億円増加し5兆1,419億円となりました。
D.純資産の部
純資産の部合計は、前連結会計年度末比20億円減少し2,959億円となりました。
利益剰余金は、親会社株主に帰属する当期純利益111億円や配当金支払26億円により、前連結会計年度末比59億円増加し1,830億円となりました。
その他有価証券評価差額金は、前連結会計年度末比84億円減少し185億円となりました。
③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、1兆3,310億87百万円の収入超過(前連結会計年度比9,646億90百万円収入増加)となりました。調達面では「借用金の増加」による資金増加が7,045億円、「債券貸借取引受入担保金の増加」による資金増加が4,622億19百万円、「預金の純増」による資金増加が2,157億77百万円となりました。運用面では「貸出金の純増」による資金減少が229億82百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,185億74百万円の支出超過(前連結会計年度比188億23百万円支出増加)となりました。有価証券投資では、「有価証券の売却による収入」による資金増加が1,459億91百万円、「有価証券の償還による収入」による資金増加が1,140億75百万円、「有価証券の取得による支出」による資金減少が3,847億32百万円となりました。設備投資では、次世代勘定系システムの開発等の「無形固定資産の取得による支出」による資金減少が44億62百万円、事務機器等の導入等の「有形固定資産の取得による支出」による資金減少が15億18百万円となりました。設備投資に係る資金源はすべて自己資金であります。なお、重要な資本的支出の予定及びその資金の調達源は、「第3 設備の状況 3.設備の新設、除却等の計画」に記載しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、42億68百万円の支出超過(前連結会計年度比20億19百万円支出増加)となりました。これは、「配当金の支払額」による資金減少が26億1百万円及び「自己株式の取得による支出」による資金減少が16億75百万円となっていることが主な要因です。また、当行では劣後特約付借入金並びに劣後特約付社債及び新株予約権付社債による資金調達は行っておりません。
こうした結果、当連結会計年度末における「現金及び現金同等物」の残高は、1兆7,207億59百万円(前連結会計年度末比1兆2,082億44百万円増加)となりました。これは、預金及び譲渡性預金残高の33.08%であり、十分な資金の流動性を確保しております。なお、「現金及び現金同等物」のうち日本銀行への預け金が1兆6,860億36百万円、現金が347億23百万円であります。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成において重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当行は、2021年4月より2024年3月までの3年間を計画期間とする第19次中期経営計画「α ACTION PLAN 2024~さらなる進化~」を策定し、親会社株主に帰属する当期純利益、自己資本比率(連結)、OHR(単体)を目標とする経営指標としております。
なお、各指標の2022年3月期における実績は、以下のとおりであります。
当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、当行グループは、銀行業以外にファンド運営業務、M&A業務、コンサルティング業務、クレジットカード業務、信用保証業務及び担保評価業務等を営んでおりますが、それらの事業の全セグメントに占める割合が継続的に僅少であるため、セグメント情報の記載を省略しております。
(財政状態)
総資産は、現金預け金や有価証券の増加等により、前連結会計年度末比1兆3,501億円増加し6兆9,032億円となりました。負債は、借用金や債券貸借取引受入担保金、預金の増加等により、前連結会計年度末比1兆3,522億円増加し6兆6,072億円となりました。純資産は、利益剰余金が増加した一方、その他有価証券評価差額金の減少により、前連結会計年度末比20億円減少し2,959億円となりました。
主要勘定の残高は、貸出金3兆8,988億円(前連結会計年度末比229億円増加)、有価証券1兆1,544億円(同1,070億円増加)、預金5兆1,419億円(同2,157億円増加)となりました。
(経営成績)
経常収益は、資金運用収益や役務取引等収益が増加したこと等により、前連結会計年度比27億87百万円増加し657億45百万円となりました。
経常費用は、貸倒引当金繰入額が前期を下回る等、与信関連費用の発生状況が大きく改善したことや営業経費が減少したことが主な要因となり、前連結会計年度比14億34百万円減少し495億35百万円となりました。
この結果、経常利益は前連結会計年度比42億22百万円増加し162億10百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は38億2百万円増加し111億85百万円となりました。
(キャッシュ・フロー)
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報」に記載のとおりであります。
なお、「生産、受注及び販売の実績」等については、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
① 国内・国際業務部門別収支
国内業務部門は、資金運用収支が前連結会計年度比11億22百万円増加し475億89百万円、役務取引等収支が前連結会計年度比17億95百万円増加し90億78百万円、その他業務収支が前連結会計年度比8億98百万円減少し△19億90百万円となりました。
国際業務部門は、資金運用収支が前連結会計年度比1億57百万円増加し7億47百万円、役務取引等収支が前連結会計年度比20百万円減少し△31百万円、その他業務収支が前連結会計年度比9億79百万円減少し△11億円となりました。
以上により合計では、資金運用収支が前連結会計年度比12億79百万円増加し483億37百万円、役務取引等収支が前連結会計年度比17億75百万円増加し90億46百万円、その他業務収支が前連結会計年度比18億77百万円減少し△30億90百万円となりました。
種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 相殺消去額(△) | 合計 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
資金運用収支 | 前連結会計年度 | 46,467 | 589 | - | 47,057 |
当連結会計年度 | 47,589 | 747 | - | 48,337 | |
うち資金運用収益 | 前連結会計年度 | 47,213 | 614 | 17 | 47,810 |
当連結会計年度 | 48,217 | 763 | 14 | 48,966 | |
うち資金調達費用 | 前連結会計年度 | 746 | 24 | 17 | 753 |
当連結会計年度 | 627 | 16 | 14 | 629 | |
役務取引等収支 | 前連結会計年度 | 7,282 | △10 | - | 7,271 |
当連結会計年度 | 9,078 | △31 | - | 9,046 | |
うち役務取引等収益 | 前連結会計年度 | 11,605 | 43 | - | 11,648 |
当連結会計年度 | 13,514 | 38 | - | 13,552 | |
うち役務取引等費用 | 前連結会計年度 | 4,322 | 54 | - | 4,377 |
当連結会計年度 | 4,436 | 69 | - | 4,506 | |
その他業務収支 | 前連結会計年度 | △1,091 | △121 | - | △1,213 |
当連結会計年度 | △1,990 | △1,100 | - | △3,090 | |
うちその他業務収益 | 前連結会計年度 | 385 | 602 | - | 988 |
当連結会計年度 | 193 | 560 | - | 754 | |
うちその他業務費用 | 前連結会計年度 | 1,477 | 723 | - | 2,201 |
当連結会計年度 | 2,184 | 1,660 | - | 3,844 |
(注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を控除して表示しております。
3.相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況
資金運用勘定平均残高は、前連結会計年度比9,677億64百万円増加し6兆4,051億65百万円となりました。
資金運用勘定利息は、前連結会計年度比11億55百万円増加し489億66百万円となりました。
この結果、資金運用勘定利回りは、合計で0.76%となりました。なお、国内業務部門は0.75%、国際業務部門は0.88%となりました。
資金調達勘定平均残高は、前連結会計年度比9,557億17百万円増加し6兆4,641億27百万円となりました。
資金調達勘定利息は、前連結会計年度比1億24百万円減少し6億29百万円となりました。
この結果、資金調達勘定利回りは、合計で0.00%となりました。なお、国内業務部門は0.00%、国際業務部門は0.01%となりました。
A.国内業務部門
種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
資金運用勘定 | 前連結会計年度 | 5,420,197 | 47,213 | 0.87 |
当連結会計年度 | 6,390,683 | 48,217 | 0.75 | |
うち貸出金 | 前連結会計年度 | 3,787,160 | 36,041 | 0.95 |
当連結会計年度 | 3,868,140 | 35,520 | 0.91 | |
うち商品有価証券 | 前連結会計年度 | 3,907 | 20 | 0.51 |
当連結会計年度 | 3,663 | 15 | 0.43 | |
うち有価証券 | 前連結会計年度 | 958,484 | 10,577 | 1.10 |
当連結会計年度 | 1,054,923 | 10,612 | 1.00 | |
うちコールローン及び買入手形 | 前連結会計年度 | 28,341 | △7 | △0.02 |
当連結会計年度 | 6,891 | 0 | 0.00 | |
うち買現先勘定 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うち債券貸借取引支払保証金 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うち預け金 | 前連結会計年度 | 582,980 | 564 | 0.09 |
当連結会計年度 | 1,384,776 | 2,053 | 0.14 | |
資金調達勘定 | 前連結会計年度 | 5,491,555 | 746 | 0.01 |
当連結会計年度 | 6,449,092 | 627 | 0.00 | |
うち預金 | 前連結会計年度 | 4,881,336 | 316 | 0.00 |
当連結会計年度 | 5,013,941 | 214 | 0.00 | |
うち譲渡性預金 | 前連結会計年度 | 29,387 | 2 | 0.00 |
当連結会計年度 | 107,731 | 2 | 0.00 | |
うちコールマネー及び売渡手形 | 前連結会計年度 | 27,423 | △5 | △0.02 |
当連結会計年度 | 320,822 | △40 | △0.01 | |
うち売現先勘定 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うち債券貸借取引受入担保金 | 前連結会計年度 | 433,410 | 433 | 0.09 |
当連結会計年度 | 451,696 | 451 | 0.09 | |
うちコマーシャル・ペーパー | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うち借用金 | 前連結会計年度 | 121,143 | 0 | 0.00 |
当連結会計年度 | 557,598 | 0 | 0.00 |
(注)1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社の貸出金については、月末毎の残高に基づく平均残高を利用しております。
2.「国内業務部門」は、当行及び連結子会社の円建取引であります。
3.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度236,071百万円、当連結会計年度229,119百万円)を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度1,380百万円、当連結会計年度2,952百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)をそれぞれ控除して表示しております。
B.国際業務部門
種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
資金運用勘定 | 前連結会計年度 | 76,526 | 614 | 0.80 |
当連結会計年度 | 86,768 | 763 | 0.88 | |
うち貸出金 | 前連結会計年度 | 7,487 | 56 | 0.75 |
当連結会計年度 | 6,871 | 48 | 0.70 | |
うち商品有価証券 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うち有価証券 | 前連結会計年度 | 58,020 | 554 | 0.95 |
当連結会計年度 | 69,333 | 713 | 1.02 | |
うちコールローン及び買入手形 | 前連結会計年度 | 4,965 | 3 | 0.07 |
当連結会計年度 | 2,690 | 1 | 0.05 | |
うち買現先勘定 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うち債券貸借取引支払保証金 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うち預け金 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
資金調達勘定 | 前連結会計年度 | 76,178 | 24 | 0.03 |
当連結会計年度 | 87,321 | 16 | 0.01 | |
うち預金 | 前連結会計年度 | 16,626 | 7 | 0.04 |
当連結会計年度 | 14,884 | 1 | 0.01 | |
うち譲渡性預金 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うちコールマネー及び売渡手形 | 前連結会計年度 | 3 | 0 | 0.03 |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うち売現先勘定 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うち債券貸借取引受入担保金 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うちコマーシャル・ペーパー | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | |
うち借用金 | 前連結会計年度 | - | - | - |
当連結会計年度 | 2 | 0 | 0.59 |
(注)1.「国際業務部門」は、当行及び連結子会社の外貨建取引、円建対非居住者取引及び特別国際金融取引勘定分等であります。
2.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度38百万円、当連結会計年度34百万円)を控除して表示しております。
3.当行の外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式により算出しております。
C.合計
種類 | 期別 | 平均残高(百万円) | 利息(百万円) | 利回り (%) | ||||
小計 | 相殺消去額(△) | 合計 | 小計 | 相殺消去額(△) | 合計 | |||
資金運用勘定 | 前連結会計年度 | 5,496,724 | 59,324 | 5,437,400 | 47,828 | 17 | 47,810 | 0.87 |
当連結会計年度 | 6,477,451 | 72,286 | 6,405,165 | 48,980 | 14 | 48,966 | 0.76 | |
うち貸出金 | 前連結会計年度 | 3,794,647 | - | 3,794,647 | 36,097 | - | 36,097 | 0.95 |
当連結会計年度 | 3,875,012 | - | 3,875,012 | 35,568 | - | 35,568 | 0.91 | |
うち商品有価証券 | 前連結会計年度 | 3,907 | - | 3,907 | 20 | - | 20 | 0.51 |
当連結会計年度 | 3,663 | - | 3,663 | 15 | - | 15 | 0.43 | |
うち有価証券 | 前連結会計年度 | 1,016,504 | - | 1,016,504 | 11,131 | - | 11,131 | 1.09 |
当連結会計年度 | 1,124,256 | - | 1,124,256 | 11,326 | - | 11,326 | 1.00 | |
うちコールローン及び買入手形 | 前連結会計年度 | 33,307 | - | 33,307 | △3 | - | △3 | △0.01 |
当連結会計年度 | 9,582 | - | 9,582 | 1 | - | 1 | 0.01 | |
うち買現先勘定 | 前連結会計年度 | - | - | - | - | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | - | - | - | - | |
うち債券貸借取引支払保証金 | 前連結会計年度 | - | - | - | - | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | - | - | - | - | |
うち預け金 | 前連結会計年度 | 582,980 | - | 582,980 | 564 | - | 564 | 0.09 |
当連結会計年度 | 1,384,776 | - | 1,384,776 | 2,053 | - | 2,053 | 0.14 | |
資金調達勘定 | 前連結会計年度 | 5,567,733 | 59,324 | 5,508,409 | 771 | 17 | 753 | 0.01 |
当連結会計年度 | 6,536,414 | 72,286 | 6,464,127 | 643 | 14 | 629 | 0.00 | |
うち預金 | 前連結会計年度 | 4,897,962 | - | 4,897,962 | 323 | - | 323 | 0.00 |
当連結会計年度 | 5,028,826 | - | 5,028,826 | 216 | - | 216 | 0.00 | |
うち譲渡性預金 | 前連結会計年度 | 29,387 | - | 29,387 | 2 | - | 2 | 0.00 |
当連結会計年度 | 107,731 | - | 107,731 | 2 | - | 2 | 0.00 | |
うちコールマネー及び売渡手形 | 前連結会計年度 | 27,426 | - | 27,426 | △5 | - | △5 | △0.02 |
当連結会計年度 | 320,822 | - | 320,822 | △40 | - | △40 | △0.01 | |
うち売現先勘定 | 前連結会計年度 | - | - | - | - | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | - | - | - | - | |
うち債券貸借取引受入担保金 | 前連結会計年度 | 433,410 | - | 433,410 | 433 | - | 433 | 0.09 |
当連結会計年度 | 451,696 | - | 451,696 | 451 | - | 451 | 0.09 | |
うちコマーシャル・ペーパー | 前連結会計年度 | - | - | - | - | - | - | - |
当連結会計年度 | - | - | - | - | - | - | - | |
うち借用金 | 前連結会計年度 | 121,143 | - | 121,143 | 0 | - | 0 | 0.00 |
当連結会計年度 | 557,600 | - | 557,600 | 0 | - | 0 | 0.00 |
(注)1.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度236,109百万円、当連結会計年度229,153百万円)を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度1,380百万円、当連結会計年度2,952百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)をそれぞれ控除して表示しております。
2.相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。
③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況
役務取引等収益は、前連結会計年度比19億4百万円増加し135億52百万円となりました。このうち国内業務部門が全体の99%を占めております。
役務取引等費用は、前連結会計年度比1億28百万円増加し45億6百万円となりました。このうち国内業務部門が全体の98%を占めております。
種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 相殺消去額(△) | 合計 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
役務取引等収益 | 前連結会計年度 | 11,605 | 43 | - | 11,648 |
当連結会計年度 | 13,514 | 38 | - | 13,552 | |
うち預金・貸出業務 | 前連結会計年度 | 3,827 | - | - | 3,827 |
当連結会計年度 | 4,749 | - | - | 4,749 | |
うち為替業務 | 前連結会計年度 | 2,282 | 34 | - | 2,317 |
当連結会計年度 | 2,055 | 28 | - | 2,083 | |
うち証券関連業務 | 前連結会計年度 | 2,104 | - | - | 2,104 |
当連結会計年度 | 2,754 | - | - | 2,754 | |
うち代理業務 | 前連結会計年度 | 986 | - | - | 986 |
当連結会計年度 | 1,191 | - | - | 1,191 | |
うち保護預り・ 貸金庫業務 | 前連結会計年度 | 824 | - | - | 824 |
当連結会計年度 | 794 | - | - | 794 | |
うち保証業務 | 前連結会計年度 | 28 | 0 | - | 28 |
当連結会計年度 | 44 | 0 | - | 44 | |
役務取引等費用 | 前連結会計年度 | 4,322 | 54 | - | 4,377 |
当連結会計年度 | 4,436 | 69 | - | 4,506 | |
うち為替業務 | 前連結会計年度 | 457 | 34 | - | 492 |
当連結会計年度 | 330 | 47 | - | 378 |
(注)1.「国内業務部門」は、当行(外国為替取引を除く)及び連結子会社(海外取引を除く)であります。
2.「国際業務部門」は、当行の外国為替取引及び連結子会社の海外取引であります。
④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況
○預金の種類別残高(末残)
種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 相殺消去額(△) | 合計 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
預金合計 | 前連結会計年度 | 4,909,591 | 16,608 | - | 4,926,199 |
当連結会計年度 | 5,129,027 | 12,949 | - | 5,141,976 | |
うち流動性預金 | 前連結会計年度 | 3,165,748 | - | - | 3,165,748 |
当連結会計年度 | 3,378,792 | - | - | 3,378,792 | |
うち定期性預金 | 前連結会計年度 | 1,736,985 | - | - | 1,736,985 |
当連結会計年度 | 1,743,393 | - | - | 1,743,393 | |
うちその他 | 前連結会計年度 | 6,856 | 16,608 | - | 23,465 |
当連結会計年度 | 6,841 | 12,949 | - | 19,790 | |
譲渡性預金 | 前連結会計年度 | 85,874 | - | - | 85,874 |
当連結会計年度 | 58,602 | - | - | 58,602 | |
総合計 | 前連結会計年度 | 4,995,465 | 16,608 | - | 5,012,073 |
当連結会計年度 | 5,187,629 | 12,949 | - | 5,200,578 |
(注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。
ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3.定期性預金=定期預金
⑤ 貸出金残高の状況
A.業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
国内(除く特別国際金融取引勘定分) | 3,875,818 | 100.00 | 3,898,801 | 100.00 |
製造業 | 241,504 | 6.23 | 222,736 | 5.71 |
農業,林業 | 3,217 | 0.08 | 3,351 | 0.09 |
漁業 | 822 | 0.02 | 745 | 0.02 |
鉱業,採石業,砂利採取業 | 4,688 | 0.12 | 4,577 | 0.12 |
建設業 | 214,596 | 5.54 | 208,890 | 5.36 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 26,362 | 0.68 | 26,687 | 0.68 |
情報通信業 | 20,143 | 0.52 | 14,489 | 0.37 |
運輸業,郵便業 | 121,754 | 3.14 | 116,338 | 2.98 |
卸売業,小売業 | 235,237 | 6.07 | 217,090 | 5.57 |
金融業,保険業 | 104,845 | 2.71 | 117,904 | 3.02 |
不動産業,物品賃貸業 | 713,934 | 18.42 | 779,561 | 20.00 |
各種サービス業 | 304,995 | 7.87 | 295,530 | 7.58 |
地方公共団体 | 195,878 | 5.05 | 150,588 | 3.86 |
その他 | 1,687,837 | 43.55 | 1,740,310 | 44.64 |
特別国際金融取引勘定分 | - | - | - | - |
政府等 | - | - | - | - |
金融機関 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - |
合計 | 3,875,818 | ―― | 3,898,801 | ―― |
(注)「国内」とは、当行及び連結子会社であります。
B.外国政府等向け債権残高
該当事項はありません。
⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況
○有価証券残高(末残)
種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 相殺消去額(△) | 合計 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
国債 | 前連結会計年度 | 529,442 | - | - | 529,442 |
当連結会計年度 | 549,919 | - | - | 549,919 | |
地方債 | 前連結会計年度 | 118,992 | - | - | 118,992 |
当連結会計年度 | 162,401 | - | - | 162,401 | |
社債 | 前連結会計年度 | 88,307 | - | - | 88,307 |
当連結会計年度 | 83,954 | - | - | 83,954 | |
株式 | 前連結会計年度 | 86,209 | - | - | 86,209 |
当連結会計年度 | 90,870 | - | - | 90,870 | |
その他の証券 | 前連結会計年度 | 171,300 | 53,081 | - | 224,382 |
当連結会計年度 | 205,441 | 61,832 | - | 267,274 | |
合計 | 前連結会計年度 | 994,253 | 53,081 | - | 1,047,334 |
当連結会計年度 | 1,092,587 | 61,832 | - | 1,154,419 |
(注)1.「国内業務部門」は、当行(外国証券を除く)及び連結子会社(外国証券を除く)であります。
2.「その他の証券」には、外国証券を含んでおります。
(自己資本比率等の状況)
(参考)
自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。
なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。
連結自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2022年3月31日 | |
1.連結自己資本比率(2/3) | 11.17 |
2.連結における自己資本の額 | 2,652 |
3.リスク・アセットの額 | 23,735 |
4.連結総所要自己資本額 | 949 |
単体自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2022年3月31日 | |
1.単体自己資本比率(2/3) | 11.15 |
2.単体における自己資本の額 | 2,640 |
3.リスク・アセットの額 | 23,678 |
4.単体総所要自己資本額 | 947 |
(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2.危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3.要管理債権
要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4.正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
債権の区分 | 2021年3月31日 | 2022年3月31日 |
金額(億円) | 金額(億円) | |
破産更生債権及びこれらに準ずる債権 | 86 | 85 |
危険債権 | 327 | 356 |
要管理債権 | 73 | 72 |
正常債権 | 38,415 | 38,666 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
① 経営成績の分析
A.主な収支
資金運用収支は、運用利回りの低下が続いたものの、預け金利息や有価証券利息配当金の増加等により前連結会計年度比12億79百万円増加し483億36百万円となりました。貸出金は、住宅ローン等の個人向けや、中小企業向けの貸出を中心に取り組みました。有価証券は相対的に利回りの高い国債の償還に対応するため、適正なリスク管理のもとで運用の多様化に取り組みました。
役務取引等収支は、預かり資産関連やソリューション関連等の課題解決型営業を推進したことにより前連結会計年度比17億75百万円増加し90億46百万円となりました。
その他業務収支は、国債等債券損益の減少等により前連結会計年度比18億77百万円減少し30億90百万円の損失となりました。
その他経常収支は、与信関係費用の減少を主な要因として、前連結会計年度比19億32百万円増加し25億48百万円の損失となりました。
こうしたことから、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比38億2百万円増加し111億85百万円となりました。
前連結会計年度(A) | 当連結会計年度(B) | 増減(B)-(A) | ||
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
資金運用収支 | ① | 47,056 | 48,336 | 1,279 |
資金運用収益 | 47,810 | 48,966 | 1,155 | |
資金調達費用 | 753 | 629 | △123 | |
役務取引等収支 | ② | 7,271 | 9,046 | 1,775 |
役務取引等収益 | 11,648 | 13,552 | 1,904 | |
役務取引等費用 | 4,377 | 4,506 | 128 | |
その他業務収支 | ③ | △1,213 | △3,090 | △1,877 |
その他業務収益 | 988 | 754 | △234 | |
その他業務費用 | 2,201 | 3,844 | 1,643 | |
連結粗利益(=①+②+③) | ④ | 53,115 | 54,292 | 1,177 |
営業経費 | ⑤ | 36,647 | 35,533 | △1,113 |
その他経常収支 | ⑥ | △4,480 | △2,548 | 1,932 |
その他経常収益 | 2,510 | 2,472 | △38 | |
その他経常費用 | 6,991 | 5,020 | △1,970 | |
(与信関係費用) | 4,860 | 3,143 | △1,716 | |
(株式等関係損益) | 1,596 | 1,833 | 237 | |
経常利益(=④-⑤+⑥) | ⑦ | 11,987 | 16,210 | 4,222 |
特別損益 | ⑧ | △1,121 | △64 | 1,056 |
特別利益 | 95 | 336 | 240 | |
特別損失 | 1,217 | 400 | △816 | |
税金等調整前当期純利益(=⑦+⑧) | ⑨ | 10,866 | 16,145 | 5,279 |
法人税等合計 | ⑩ | 3,246 | 4,783 | 1,537 |
当期純利益(=⑨-⑩) | ⑪ | 7,620 | 11,361 | 3,741 |
非支配株主に帰属する当期純利益 | ⑫ | 236 | 176 | △60 |
親会社株主に帰属する当期純利益(=⑪-⑫) | 7,383 | 11,185 | 3,802 |
B.与信関係費用
与信関係費用総額は、前連結会計年度比17億16百万円減少し31億43百万円となりました。
前連結会計年度(A) | 当連結会計年度(B) | 増減(B)-(A) | |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
与信関係費用 | 4,860 | 3,143 | △1,716 |
貸出金償却 | 27 | 20 | △6 |
個別貸倒引当金繰入額 | 3,283 | 2,195 | △1,088 |
一般貸倒引当金繰入額 | 889 | 575 | △314 |
貸出債権流動化・売却損 | 5 | 0 | △5 |
信用保証協会 責任共有制度負担金 | 799 | 289 | △509 |
その他の与信関係費用 | △145 | 62 | 208 |
C.株式等関係損益
株式等売却益は前連結会計年度比2億69百万円増加、株式等売却損は32百万円増加し、株式等関係損益は、前連結会計年度比2億37百万円増加し18億33百万円の利益となりました。
前連結会計年度(A) | 当連結会計年度(B) | 増減(B)-(A) | |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
株式等関係損益 | 1,596 | 1,833 | 237 |
株式等売却益 | 1,936 | 2,206 | 269 |
株式等売却損 | 340 | 372 | 32 |
株式等償却 | - | - | - |
②財政状態の分析
A.貸出金
貸出金残高は、住宅ローン等の個人向けや中小企業向けの貸出を中心に前連結会計年度末比229億円増加し3兆8,988億円となりました。
前連結会計年度末(A) | 当連結会計年度末(B) | 増減(B)-(A) | |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
貸出金 | 3,875,818 | 3,898,801 | 22,982 |
住宅ローン | 1,596,952 | 1,653,998 | 57,045 |
中小企業向け | 1,423,631 | 1,436,101 | 12,470 |
B.有価証券
有価証券残高は、前連結会計年度末比1,070億円増加し1兆1,544億円となりました。
前連結会計年度末(A) | 当連結会計年度末(B) | 増減(B)-(A) | |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
有価証券 | 1,047,334 | 1,154,419 | 107,085 |
国債 | 529,442 | 549,919 | 20,476 |
地方債 | 118,992 | 162,401 | 43,409 |
社債 | 88,307 | 83,954 | △4,352 |
株式 | 86,209 | 90,870 | 4,660 |
その他の証券 | 224,382 | 267,274 | 42,892 |
C.預金
預金残高は、個人預金が前連結会計年度末比1,638億円増加するなど順調に推移した結果、前連結会計年度末比2,157億円増加し5兆1,419億円となりました。
前連結会計年度末(A) | 当連結会計年度末(B) | 増減(B)-(A) | |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
預金 | 4,926,199 | 5,141,976 | 215,777 |
個人預金 | 3,914,120 | 4,077,940 | 163,819 |
D.純資産の部
純資産の部合計は、前連結会計年度末比20億円減少し2,959億円となりました。
利益剰余金は、親会社株主に帰属する当期純利益111億円や配当金支払26億円により、前連結会計年度末比59億円増加し1,830億円となりました。
その他有価証券評価差額金は、前連結会計年度末比84億円減少し185億円となりました。
前連結会計年度末(A) | 当連結会計年度末(B) | 増減(B)-(A) | |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
純資産の部合計 | 298,051 | 295,983 | △2,067 |
資本金 | 49,759 | 49,759 | - |
資本剰余金 | 39,704 | 39,704 | - |
利益剰余金 | 177,123 | 183,058 | 5,935 |
自己株式 | △8,301 | △7,315 | 986 |
その他有価証券評価差額金 | 27,015 | 18,576 | △8,439 |
③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、1兆3,310億87百万円の収入超過(前連結会計年度比9,646億90百万円収入増加)となりました。調達面では「借用金の増加」による資金増加が7,045億円、「債券貸借取引受入担保金の増加」による資金増加が4,622億19百万円、「預金の純増」による資金増加が2,157億77百万円となりました。運用面では「貸出金の純増」による資金減少が229億82百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,185億74百万円の支出超過(前連結会計年度比188億23百万円支出増加)となりました。有価証券投資では、「有価証券の売却による収入」による資金増加が1,459億91百万円、「有価証券の償還による収入」による資金増加が1,140億75百万円、「有価証券の取得による支出」による資金減少が3,847億32百万円となりました。設備投資では、次世代勘定系システムの開発等の「無形固定資産の取得による支出」による資金減少が44億62百万円、事務機器等の導入等の「有形固定資産の取得による支出」による資金減少が15億18百万円となりました。設備投資に係る資金源はすべて自己資金であります。なお、重要な資本的支出の予定及びその資金の調達源は、「第3 設備の状況 3.設備の新設、除却等の計画」に記載しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、42億68百万円の支出超過(前連結会計年度比20億19百万円支出増加)となりました。これは、「配当金の支払額」による資金減少が26億1百万円及び「自己株式の取得による支出」による資金減少が16億75百万円となっていることが主な要因です。また、当行では劣後特約付借入金並びに劣後特約付社債及び新株予約権付社債による資金調達は行っておりません。
こうした結果、当連結会計年度末における「現金及び現金同等物」の残高は、1兆7,207億59百万円(前連結会計年度末比1兆2,082億44百万円増加)となりました。これは、預金及び譲渡性預金残高の33.08%であり、十分な資金の流動性を確保しております。なお、「現金及び現金同等物」のうち日本銀行への預け金が1兆6,860億36百万円、現金が347億23百万円であります。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成において重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当行は、2021年4月より2024年3月までの3年間を計画期間とする第19次中期経営計画「α ACTION PLAN 2024~さらなる進化~」を策定し、親会社株主に帰属する当期純利益、自己資本比率(連結)、OHR(単体)を目標とする経営指標としております。
なお、各指標の2022年3月期における実績は、以下のとおりであります。
項目 | 2022年3月期(実績) |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 111億85百万円 |
自己資本比率(連結) | 11.17% |
OHR(単体) | 61.90% |