四半期報告書-第98期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は155,244百万円となり、前連結会計年度末に比べ18,639百万円(13.6%)増加しました。開発工事の進捗に伴い有形固定資産が9,510百万円、株価上昇により投資有価証券が4,774百万円、現金及び預金が4,327百万円各々増加したことが主な要因であります。
負債合計は85,017百万円となり、前連結会計年度末比12,790百万円(17.7%)増加しました。長期借入れ及び社債発行による資金調達により有利子負債が8,747百万円、長期預り敷金保証金が1,585百万円、繰延税金負債が1,495百万円各々増加したことが主な要因であります。
純資産合計は70,227百万円となり、前連結会計年度末比5,849百万円(9.1%)増加しました。その他有価証券評価差額金が3,350百万円増加、また利益剰余金は剰余金の配当や自己株式の消却等により2,594百万円減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益4,000百万円の計上により、1,406百万円増加したことが主因であります。
(2)経営成績の状況
当第3四半期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を受け、企業活動や個人消費は大きく制限され厳しい状況で推移しました。経済活動は徐々に再開されたものの感染症再拡大に歯止めがかからず、先行きは不透明な状況となっております。不動産賃貸業界におきましても、リモートワーク等の新しい働き方が急速に広がっており、今後の不動産市況の動向について注視する必要があります。
そうした中、当第3四半期末の当社グループの空室率は、昨年11月に竣工しました虎ノ門ビルに一部空室があるため前期末の0%から1.1%へと上昇しましたが、満室稼働を目指して、テナント誘致活動に鋭意努めております。
今後とも既存ビルの付加価値を高め周辺ビルとの優位性を保つ一方で、現在開発中の案件を始め新規投資にも継続して取り組んでまいります。
当第3四半期連結累計期間の業績は、既存ビルの高稼働率は維持したものの、期初に売却した物件の減収影響に加え建築請負業も減収となったことから、売上高は11,481百万円と前年同四半期と比べ15百万円(0.1%)と若干の増収にとどまりました。
このため営業利益は売上原価や一般管理費の増加を吸収できず同61百万円(1.5%)減益の4,140百万円、経常利益は同65百万円(1.6%)減益の4,046百万円となりました。しかしながら親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却等の多額の特別利益の計上により同726百万円(22.2%)増益の4,000百万円となりました。
セグメントごとの経営成績(営業利益は連結調整前)は、次のとおりであります。
①土地建物賃貸事業
売上高は11,473百万円(前年同期比95百万円、0.8%増)、構成比は99.9%となりました。営業利益は営業費用が増加したため、4,739百万円(同4百万円、0.1%減)となりました。
②その他
建築請負工事の受注が減少したため、売上高は7百万円(前年同期比79百万円減)、営業損失は16百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
(1)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は155,244百万円となり、前連結会計年度末に比べ18,639百万円(13.6%)増加しました。開発工事の進捗に伴い有形固定資産が9,510百万円、株価上昇により投資有価証券が4,774百万円、現金及び預金が4,327百万円各々増加したことが主な要因であります。
負債合計は85,017百万円となり、前連結会計年度末比12,790百万円(17.7%)増加しました。長期借入れ及び社債発行による資金調達により有利子負債が8,747百万円、長期預り敷金保証金が1,585百万円、繰延税金負債が1,495百万円各々増加したことが主な要因であります。
純資産合計は70,227百万円となり、前連結会計年度末比5,849百万円(9.1%)増加しました。その他有価証券評価差額金が3,350百万円増加、また利益剰余金は剰余金の配当や自己株式の消却等により2,594百万円減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益4,000百万円の計上により、1,406百万円増加したことが主因であります。
(2)経営成績の状況
当第3四半期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を受け、企業活動や個人消費は大きく制限され厳しい状況で推移しました。経済活動は徐々に再開されたものの感染症再拡大に歯止めがかからず、先行きは不透明な状況となっております。不動産賃貸業界におきましても、リモートワーク等の新しい働き方が急速に広がっており、今後の不動産市況の動向について注視する必要があります。
そうした中、当第3四半期末の当社グループの空室率は、昨年11月に竣工しました虎ノ門ビルに一部空室があるため前期末の0%から1.1%へと上昇しましたが、満室稼働を目指して、テナント誘致活動に鋭意努めております。
今後とも既存ビルの付加価値を高め周辺ビルとの優位性を保つ一方で、現在開発中の案件を始め新規投資にも継続して取り組んでまいります。
当第3四半期連結累計期間の業績は、既存ビルの高稼働率は維持したものの、期初に売却した物件の減収影響に加え建築請負業も減収となったことから、売上高は11,481百万円と前年同四半期と比べ15百万円(0.1%)と若干の増収にとどまりました。
このため営業利益は売上原価や一般管理費の増加を吸収できず同61百万円(1.5%)減益の4,140百万円、経常利益は同65百万円(1.6%)減益の4,046百万円となりました。しかしながら親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却等の多額の特別利益の計上により同726百万円(22.2%)増益の4,000百万円となりました。
セグメントごとの経営成績(営業利益は連結調整前)は、次のとおりであります。
①土地建物賃貸事業
売上高は11,473百万円(前年同期比95百万円、0.8%増)、構成比は99.9%となりました。営業利益は営業費用が増加したため、4,739百万円(同4百万円、0.1%減)となりました。
②その他
建築請負工事の受注が減少したため、売上高は7百万円(前年同期比79百万円減)、営業損失は16百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 完了年月 | 完成後の 増加能力 |
提出会社 | 虎ノ門ビル (東京都港区) | 土地建物 賃貸事業 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、免震構造、地上13階、地下1階、塔屋1階 | 2020年 11月 | 貸付面積 5,147㎡増加 |