四半期報告書-第177期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/08 10:05
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出を中心に弱さが続いているものの、企業収益は高い水準で底堅く推移し、個人消費や雇用情勢が改善するなど、緩やかに回復いたしました。
このような状況の中で、当社グループは、中期経営計画E4プランの基本方針である「グループ経営強化による収益拡大の確実な実現」、「安全かつ安心なサービスの提供」、「社会的要請に対応した経営推進体制の確立」に基づき諸施策を推進してまいりました。また、当社は2019年6月30日に創立110周年を迎え、お客様等への感謝の気持ちを込め各種記念事業を行いました。
その結果、営業収益は1,380億7百万円(前年同期比6.2%増)となり、営業利益は191億1千7百万円(前年同期比7.7%増)となりました。経常利益は284億3千1百万円(前年同期比5.7%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は211億7千6百万円(前年同期比3.2%増)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
(運輸業)
鉄道事業では、安全輸送確保の取り組みとして、高架橋の耐震補強工事等を継続して実施しているほか、成田空港駅へのホームドア設置工事を進めました。
大規模工事については、葛飾区内の押上線連続立体化工事において、京成立石駅前道路の付替工事等の仮下り線工事を推進いたしました。
営業面では、2019年10月26日のダイヤ改正において実施するスカイライナーの20分間隔での運行に向け、スカイライナー車両を1編成増備いたしました。また、スカイライナー券等の販路拡大に向けて、関西国際空港内にチケット発行機を設置したほか、既にインターネットチケット購入サービスに導入しているモバイル決済サービスを、スカイライナー券発売カウンターにおいてもご利用を可能としサービス向上に努めました。さらに、創立110周年を記念して、京成電鉄の歴史を振り返ることができるミュージアムトレインの運行や全駅記念入場券の発売を行いました。このほか、京成立石駅では株式会社タカラトミーの鉄道玩具「プラレール」、また、京成曳舟駅ではアニメ「からかい上手の高木さん2」の世界観を楽しめるフォトスポットを期間限定で設置する等の各種施策を実施し、旅客誘致に努めました。
バス事業では、7月に東京都心と成田空港を結ぶ「東京シャトル」のご利用者数が800万人を達成し、記念キャンペーンを実施したほか、東京都心と臨海部を結ぶ「東京BRT」の運行を担う東京BRT株式会社を設立いたしました。
タクシー事業では、経営基盤の強化及び経営の効率化を図るため、昨年度から引き続き実施しているグループ会社の再編を推進し、「京成タクシー松戸東」、「京成タクシー東葛」が6月に営業を開始いたしました。
以上の結果、営業収益は801億9千2百万円(前年同期比4.0%増)となりましたが、営業利益は136億7千7百万円(前年同期比1.1%減)となりました。
(業種別営業成績表)
業種別当第2四半期連結累計期間
(2019.4.1~2019.9.30)
営業収益(百万円)前年同期比(%)
鉄道事業46,6033.7
バス事業24,0762.4
タクシー事業14,18913.6
消去△4,677
営業収益計80,1924.0


提出会社の鉄道事業運輸成績表
種別単位当第2四半期連結累計期間
(2019.4.1~2019.9.30)
前年同期比(%)
営業日数1830.0
営業キロキロ152.30.0
客車走行キロ千キロ48,983△0.5
旅客人員定期千人91,0013.8
定期外62,2293.3
153,2303.6
旅客運輸収入定期百万円11,2493.4
定期外22,8604.4
34,1094.1
運輸雑収1,809△4.9
収入合計35,9193.6
一日平均収入1963.6
乗車効率%36.9

(注) 乗車効率は延人キロにより、算出しております。
客車走行キロ×平均定員


(流通業)
百貨店業・ストア業では、各種イベントや店舗リニューアル等を実施し、販売の強化に努めました。また、コンビニエンスストアにおける収益拡大を図るため、成田空港駅の店舗をリニューアルしたほか、ちはら台駅に新店舗をオープンいたしました。
以上の結果、営業収益は337億9千3百万円(前年同期比1.2%減)となりましたが、営業利益は2億6千6百万円(前年同期比130.9%増)となりました。
(業種別営業成績表)
業種別当第2四半期連結累計期間
(2019.4.1~2019.9.30)
営業収益(百万円)前年同期比(%)
ストア業18,529△1.1
百貨店業12,554△1.2
園芸植物卸売業8300.1
ショッピングセンター業2,090△1.6
消去△211
営業収益計33,793△1.2

(不動産業)
不動産販売業では、中高層住宅「サングランデ ザ・レジデンス千葉(イーストレジデンス)」及び「サングランデ津田沼」を全戸引き渡しいたしました。
不動産賃貸業では、中央区日本橋小網町のビジネスホテル及び葛飾区青戸の賃貸住宅等が稼働したほか、江戸川区北小岩の賃貸住宅等を取得いたしました。また、2021年度のオープンを目指し、墨田区江東橋において、「京成リッチモンドホテル」2号店の工事を進めております。
以上の結果、中高層住宅の引き渡し戸数が増加したため、営業収益は134億5千4百万円(前年同期比16.3%増)となり、営業利益は46億1千5百万円(前年同期比33.8%増)となりました。
(業種別営業成績表)
業種別当第2四半期連結累計期間
(2019.4.1~2019.9.30)
営業収益(百万円)前年同期比(%)
不動産販売業4,96936.0
不動産賃貸業6,95612.9
不動産管理業2,531△11.7
消去△1,003
営業収益計13,45416.3


(レジャー・サービス業)
ホテル業では、京成ホテルミラマーレ及び水戸京成ホテルでは、各種宿泊プランを企画するなど、引き続き新規顧客の獲得に努めました。また、2019年3月にオープンした京成リッチモンドホテル東京門前仲町は、好調に稼働しております。
旅行業では、京成トラベルサービス創業60周年を記念した特別ツアーや「京成ビアトレイン」等、多様な旅行商品の企画・催行により、営業力の強化を図りました。
飲食業では、事業拡張のため「サブウェイ ニッケコルトンプラザ店」及び「サブウェイ ららぽーとTOKYO BAY店」の営業権を取得いたしました。
以上の結果、営業収益は46億6千5百万円(前年同期比8.6%増)となりましたが、3千5百万円の営業損失となりました。
(業種別営業成績表)
業種別当第2四半期連結累計期間
(2019.4.1~2019.9.30)
営業収益(百万円)前年同期比(%)
飲食・映画業1,3109.7
ホテル業1,46916.7
広告代理業1,2601.4
旅行業5953.7
清掃業2911.6
消去
営業収益計4,6658.6

(建設業)
建設業では、鉄道施設改良工事のほか、当社グループ外から受注している各種工事を実施いたしました。
また、千葉県下で事業を展開している建設会社の全株式を取得し、7月に京成建設株式会社と合併させ、専門性の高い人材の確保や営業先の拡大に努めました。
以上の結果、完成工事高が増加したため、営業収益は108億9千4百万円(前年同期比44.5%増)となり、営業利益は4億8千5百万円(前年同期比133.4%増)となりました。
(その他の事業)
その他の事業の営業収益は42億7千9百万円(前年同期比8.3%増)となり、営業利益は1億8千3百万円(前年同期比58.5%増)となりました。
(業種別営業成績表)
業種別当第2四半期連結累計期間
(2019.4.1~2019.9.30)
営業収益(百万円)前年同期比(%)
鉄道車両整備業1,7705.3
自動車車体製造業92555.1
保険代理業2205.4
自動車教習所業3442.3
太陽光発電業29△6.9
燃料販売・車体整備業990△9.8
消去
営業収益計4,2798.3

(2) 財政状態の状況
資産合計は、前期末比159億8百万円(1.9%)増の8,689億3千4百万円となりました。これは、不動産賃貸物件の取得により「土地」が増加したこと、及び持分法適用会社株式の増加により「投資有価証券」が増加したことによるものです。
負債合計は、前期末比47億3千1百万円(1.1%)減の4,453億9千3百万円となりました。これは、「短期借入金」、「社債」が減少したことによるものです。
純資産合計は、前期末比206億3千9百万円(5.1%)増の4,235億4千1百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により「利益剰余金」が増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益に減価償却費等を調整した結果、309億3千5百万円の収入となり、前年同期と比べ90億8千9百万円の収入増となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出等により201億4千万円の支出となり、前年同期と比べ132億4千6百万円の支出減となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の返済による支出等により72億8百万円の支出となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
なお、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針については以下のとおりであります。
(会社の支配に関する基本方針)
(1)当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
① 当社グループの基本的な事業運営の考え方
当社グループは、鉄道事業を中心とした運輸業という極めて公共性の高い社会的インフラを提供する事業を基幹(以下「コア事業」といいます。)としており、それに伴う社会的責任を負っております。
このような社会的責任は、当社グループの事業においては、利用者の安全と利便性を確保しつつ安定的な輸送サービスを提供することによって全うすることができます。そして、そのためには、安全対策、線路整備、施設拡充、沿線開発等において、様々な事業環境の変化を見据えた中長期的視点に立った経営を行うことが必要不可欠であると考えております。
また、当社グループの事業においては、顧客、株主、取引先、従業員にとどまらず、前記の社会的責任をもたらすものとして、地域社会との調和、環境への配慮等、事業を進めるにあたり広範囲のステークホルダーの利益に最大限配慮することも重要であります。
このように、当社グループの事業は、中長期的な視点に立ち、広範囲のステークホルダーの存在に配慮した事業展開を行ってきた一つの帰結として、鉄道事業を中核としつつ、バス事業、タクシー事業を運営する運輸業や流通業、不動産業、レジャー・サービス業、建設業等幅広く事業展開しており、当社グループの企業価値は、コア事業である運輸業とこれらの関連事業との有機的な結合によって確保・向上されるべきものと考えております。
② 基本方針の内容
当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、前記①の考え方を十分に理解し、企業価値ひいては株主の皆様共同の利益を中長期的に最大化させる者でなければならないと考えております。
当社は、上場会社の株主は株式の市場での自由な取引を通じて決まるものであり、株式会社の支配権の移転を伴うような株式等の大規模な買付行為であっても、これを受け容れて大規模買付行為に応じるか否かの判断は、最終的には個々の株主の皆様の判断に委ねられるべきものと考えております。
しかし、当社株式の大量取得行為や買付提案の中には、「企業価値ひいては株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらすおそれのあるもの」、「株主の皆様に株式の売却を事実上強要するおそれがあるもの」や「買付に応じるか否かについて判断するための十分な情報や時間を提供しないもの」等も想定されます。
当社としては、このような大規模な買付に対しては、株主の皆様のために適切な措置を講じることにより、当社の企業価値・株主共同の利益を確保する必要があると考えております。
(2)基本方針の実現に資する特別な取組み
① グループ経営理念
当社グループは、前記の考え方をもとに、日々の事業活動を通じて、企業としての社会的責任を果たし、健全な事業成長を遂げることにより、社会の発展に貢献することを目指しております。そのため、「京成グループは、お客様に喜ばれる良質な商品・サービスを、安全・快適に提供し、健全な事業成長のもと、社会の発展に貢献します。」という「グループ経営理念」を策定するとともに、この理念を実現するため、安全・接客・成長・企業倫理・環境の5項目からなる「グループ行動指針」を定め、企業価値の確保・向上に努めております。
② グループ経営計画
当社グループでは、前記のグループ経営理念のもと、グループ全体の経営の方針と目標を明確にするため、3年毎にグループ中期経営計画を作成しております。この中で、グループシナジーを最大限発揮しうる体制の強化を図り、当社グループ全体の企業価値の最大化を目指すことを基本方針としております。
2019年度から2021年度にわたる「E4プラン」においては、「グループ経営強化による収益拡大の確実な実現」、「安全かつ安心なサービスの提供」及び「社会的要請に対応した経営推進体制の確立」の基本方針のもと、「地域社会との共生による京成グループのプレゼンス強化」、「グループ経営体制の充実並びにコーポレート・ガバナンスの強化」、「インバウンド市場の深耕」、「既存事業の強化による収益拡大」、「安全・安心の確保並びにサービス品質の向上」及び「新たな成長ビジョンの確立」を基本戦略としてグループ全体の企業価値の最大化を追求いたします。
③ 利益還元の考え方
当社グループは鉄道事業を中心とする公共性の高い業種であるため、当社としては、今後の事業展開と経営基盤の強化安定に必要となる内部留保資金の確保や業績等を勘案しながら、安定的かつ継続的に利益還元していくことを基本方針としております。
④ コーポレート・ガバナンスの強化に向けた取組み
当社は、各ステークホルダーとの良好な関係を築くとともに、内部統治構造の機能及び制度を一層強化・改善・整備しながら、コーポレート・ガバナンスの充実を図っております。具体的には、業務の執行を迅速かつ効果的に行うため、内部統制機能の充実、職務権限規則等の運用を行うことにより、その実効性を図るとともに、コンプライアンスを含むリスク管理、経営の透明性確保や公正な情報開示等の取組みを行っております。今後とも当社のガバナンス体制のより一層の強化を進めてまいります。
当社は監査役制度を採用しており、取締役会、監査役会及び会計監査人を設置しております。当社の取締役会は社外取締役3名を含む12名で構成しております。なお、取締役の任期を1年とすることにより、業務執行の監視体制の強化を図っております。監査役会は5名で構成しており、4名は社外監査役となっております。監査役は取締役会のほか重要な会議に出席し、取締役の職務執行状況を監査するとともに、内部監査部及び会計監査人と緊密な連携を保ち、情報交換を行い、相互の連携を深め、監査の有効性・効率性を高めております。
(3)基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み
当社は、大規模買付行為を行おうとする者に対しては、当社の企業価値ひいては株主の皆様共同の利益を確保するために、株主の皆様が適切に判断するための必要かつ十分な情報提供を求め、取締役会の意見等を開示し、株主の皆様が検討するための時間の確保に努める等、金融商品取引法、会社法その他関係法令の範囲内において、適切な措置を講じてまいります。
(4)前記の取組みが基本方針に沿い、当社グループの企業価値及び株主共同の利益に合致し、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないことについて
前記(2)、(3)に記載した企業価値の向上のための取組みは、当社グループの企業価値及び株主共同の利益を持続的に確保・向上させるための具体的方策として策定されたものであります。したがって、これらの取組みは、基本方針に沿い、当社の株主共同の利益を損なうものではなく、かつ、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間に確定した重要な設備の新設等の計画は以下のとおりであります。
セグメントの名称設備の内容投資予定総額
(百万円)
主な資金調達方法着手及び完了予定年月
着手完了
不動産業(提出会社)
墨田区賃貸施設2,920借入金及び自己資金2020年6月2022年3月

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