訂正有価証券報告書-第161期(2024/04/01-2025/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度(2024年4月1日から2025年3月31日まで)における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
<経営成績>当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境等の改善により、緩やかな回復の動きが見られました。一方、不安定な国際情勢による世界経済の減速リスクのほか、原材料やエネルギー価格高騰に伴う物価上昇の影響等により、先行きは不透明な状況が続いています。
このような状況のもと、当社グループでは、安全を最優先にした事業運営の継続と積極的な営業活動に努めるとともに、当期を初年度とする「名鉄グループ中期経営計画(2024年度~2026年度)」に基づく諸施策を推進しました。その結果、営業収益は、事業統合を行った運送事業に加え、不動産事業や交通事業を中心に全事業で増収となり690,720百万円(前期比14.9%増)となりました。営業利益は、業務委託料や人件費が増加したものの、増収により42,076百万円(前期比21.1%増)となりました。経常利益は、営業増益に加え、持分法による投資利益の増加などにより営業外損益の改善もあり47,671百万円(前期比27.0%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常増益に加え、負ののれん発生益の計上等による特別損益の改善もあり37,733百万円(前期比54.6%増)となりました。
セグメント別の主な取組み及び経営成績は、次のとおりであります。
(交通事業)
[主な取組み]
鉄軌道事業では、当社は、国や自治体による都市計画事業の一環として、高架化工事を4ヵ所で進めたほか、AI画像解析機能を備えた踏切監視システムを導入した踏切の拡大や、線路のゆがみを測定する「軌道変位モニタリング装置」搭載車両の試験走行の実施など新たな技術も活用し、引き続き安全面の強化に取り組みました。営業施策面では、当社の創業130周年を記念し、通常配色を反転して塗装した「ブルーミュースカイ」の運行や、記念乗車券の発売や各種イベントの実施などにより収益力向上に努めました。
また、定期乗車券購入時の混雑緩和などお客さまサービス向上のため、「名鉄定期券web予約サービス」を開始し、事前にインターネットからの申し込みを行うことにより、自動券売機において定期乗車券(manaca定期券)のスムーズな購入を可能にしました。
このほか、エリア版MaaSアプリ「CentX(セントエックス)」においては、デジタルチケットの取扱商品や決済手段の拡充を進めたほか、実証実験として、東海旅客鉄道㈱などとデジタル乗車サービスの実用性の検証を行うなど、利便性の向上に取り組みました。
バス事業では、岐阜乗合自動車㈱は、プレミアム観光バスツアー「きわみ」において、高付加価値商品の提供に取り組み、新たな顧客層への訴求を図りました。
[経営成績]
交通事業の営業収益は、鉄軌道事業やバス事業において運賃改定の効果があったほか、輸送人員の増加などにより159,825百万円(前期比9.0%増)となり、営業利益は、人件費や修繕費の増加があったものの、増収により19,602百万円(前期比51.0%増)となりました。
(業種別営業成績表)
(提出会社の運輸営業成績表)
鉄軌道事業
2 鉄道と軌道との乗車人員は重複しておりません。
(運送事業)
[主な取組み]
トラック事業では、名鉄NX運輸㈱は、特別積合せ運送事業(※)においてNXトランスポート㈱、日本通運㈱のアロー便事業を統合し、同事業の経営基盤の強化を図りました。なお、同社は、2025年1月1日をもって、日本通運㈱との特別積合せ運送事業に関する事業統合が完了したことに伴い、「名鉄運輸㈱」から商号変更しました。
(※)不特定多数の荷主の貨物をまとめて積載し、全国規模のネットワークで運ぶ運送形態
[経営成績]
運送事業の営業収益は、事業統合を行ったトラック事業の収入が寄与し180,183百万円(前期比30.3%増)となりました。一方、営業損益は、海運事業で増益となったものの、トラック事業の収支悪化により前期に比べ5,513百万円収支悪化し3,721百万円の損失となりました。
(業種別営業成績表)
(不動産事業)
[主な取組み]
不動産事業では、不動産回転型ビジネスへの本格的な参入の一環として、名鉄都市開発㈱がアセットマネージャーを務める第一号不動産私募ファンドを組成し、運用を開始しました。また、アライアンス戦略の施策として、当社は、不動産再生事業を中心に展開するトーセイ㈱との資本業務提携を行いました。
不動産賃貸業では、当社は、商業施設として、神宮前駅に「あつたnagAya」、東岡崎駅に「SWING MALL」を開業したほか、「meLiV(メリヴ)」ブランドの賃貸マンションを三好ケ丘駅と西一宮駅に開業するなど、魅力ある地域づくり・まちづくりを推進しました。
不動産分譲業では、名鉄都市開発㈱は、同社分譲マンションの最上位ブランドとなる「FUDE(フューデ)」の第一号物件「橦木町レジデンス ザ・フューデ」(名古屋市東区)や「メイツ ザ・マークス新横浜」(横浜市港北区)の販売を行うなど、分譲マンション開発に取り組みました。
[経営成績]
不動産事業の営業収益は、分譲マンション販売の引渡戸数の増加に加え、不動産ファンドへの資産売却収入もあり129,028百万円(前期比19.6%増)となり、営業利益は、不動産賃貸業で減益となったものの、不動産分譲業の増益により18,947百万円(前期比18.7%増)となりました。
(業種別営業成績表)
(レジャー・サービス事業)
[主な取組み]
ホテル業では、インバウンドの増加や国内観光需要の回復をうけ、各ホテルにおいて、適切な価格設定と需要の取り込みにより、引き続き収益力の向上に努めました。
観光施設事業では、奥飛観光開発㈱は、段階的にリニューアルを進めてきた、標高2,000m超の山頂エリア「頂の森」において、散策ルート等の整備を完了し、新穂高ロープウェイのさらなる魅力向上を図りました。
[経営成績]
レジャー・サービス事業の営業収益は、観光需要の回復によるホテル業を中心とした増収が寄与し102,682百万円(前期比4.0%増)となり、営業利益は、ホテル業で増益となったものの、旅行業の減益により2,546百万円(前期比4.7%減)となりました。
(業種別営業成績表)
(流通事業)
[主な取組み]
流通事業では、㈱名鉄生活創研と㈱オンセブンデイズを子会社とする中間持株会社「㈱名鉄リテールホールディングス」を設立し、運営ノウハウの共有や経営の効率化に取り組みました。
また、㈱名鉄生活創研は、神宮前駅に開業した商業施設「あつたnagAya」内に新店舗「名鉄商店ATSUTA」をオープンするなど、積極的な営業活動に努めました。
[経営成績]
流通事業の営業収益は、店舗閉鎖による百貨店業の減収があったものの、その他物品販売業の増収により69,112百万円(前期比3.7%増)となり、営業損失は、増収に加え、百貨店業の不採算店舗の閉鎖による収支改善もあり前期に比べ1,405百万円収支改善し1,292百万円となりました。
(業種別営業成績表)
(航空関連サービス事業)
[経営成績]
航空関連サービス事業の営業収益は、機内食事業の増収に加え、ヘリコプター事業や調査測量事業の受注増加もあり29,781百万円(前期比13.3%増)となり、営業利益は、増収により2,266百万円(前期比108.4%増)となりました。
(業種別営業成績表)
(その他の事業)
[経営成績]
その他の事業の営業収益は、前期に連結加入した建設子会社の収入が寄与したことに加え、設備工事の受注増加もあり67,973百万円(前期比20.6%増)となり、営業利益は、増収により4,622百万円(前期比40.1%増)となりました。
(業種別営業成績表)
<財政状態>当期末における総資産は、設備投資による有形固定資産の増加や株式取得による投資有価証券の増加などにより、前期末に比べ145,702百万円増加し1,448,908百万円となりました。
負債は、鉄道高架化工事等に関する工事負担金の前受金や有利子負債の増加などにより、前期末に比べ111,445百万円増加し950,597百万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加などにより、前期末に比べ34,256百万円増加し498,311百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当期末における現金及び現金同等物の残高は、前期末に比べ3,532百万円減少し、56,493百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が増加したことなどにより、前期に比べ23,195百万円増加し78,729百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出が増加したことなどにより、69,701百万円減少し△138,132百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、コマーシャル・ペーパーの増減額が増加したことなどにより、37,819百万円増加し55,854百万円となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループの事業は、交通事業のほか運送事業、不動産事業、流通事業等の広範囲かつ多種多様なサービス業が主体であり、また受注生産形態をとらない事業がほとんどでありますので、セグメントごとに網羅的に生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。
このため生産、受注及び販売の状況については、「① 財政状態及び経営成績の状況」におけるセグメントの業績に関連付けて記載しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、当社経営陣は、決算日における資産・負債及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行わなければなりません。これらのうち主なものは以下のとおりでありますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。
(固定資産の減損)
当社グループは、事業の特性上、多額の固定資産を保有しており、固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しております。従って、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や、将来キャッシュ・フロー等の前提条件に変更があった場合、固定資産の減損を実施する可能性があります。
(繰延税金資産の回収可能性)
当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を判断するに際して将来の課税所得や税務計画を合理的に見積っております。従って、将来の課税所得の見積額や税務計画が変更された場合には、繰延税金資産が増額又は減額される可能性があります。
(退職給付債務及び費用の計算)
当社グループは、従業員退職給付債務及び費用の計算について、割引率や年金資産の期待運用収益率等の前提条件に基づき行っております。従って、前提条件または制度に変化や変更が生じた場合には、退職給付債務及び退職給付費用に影響を及ぼす可能性があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(財政状態の分析)
当連結会計年度の財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(経営成績の分析)
当連結会計年度の経営成績の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(キャッシュ・フローの分析)
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループは、運転資金及び設備投資資金につきましては、自己資金または借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、設備投資などの長期資金については、社債及び長期借入金での調達を基本としております。また、当社グループにおいて、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入することにより、各社における余剰資金を集中し、一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。
なお、重要な設備投資の計画につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1) 重要な設備の新設等」に記載しております。
(経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等)
当社グループは、名鉄グループ経営ビジョン、2040年のありたい姿、中長期経営戦略の実現に向けた足元の3ヵ年計画として昨年3月に策定した2024年度を初年度とする3ヵ年計画、名鉄グループ中期経営計画(2024年度~2026年度)において、重視する経営指標として「営業利益」、「ROE」及び「純有利子負債/EBITDA倍率」を設定し、経営の強靭化を図ってまいりました。また本年3月には、中期経営計画(2024年度~2026年度)の最終年度である2026年度の数値目標として「営業利益500億円」、「ROE8%程度」及び「純有利子負債/EBITDA倍率6倍台」を設定しております。
当連結会計年度における各指標は、以下のとおりであります。
(注)※EBITDA:営業利益+減価償却費
純有利子負債:有利子負債-現預金・短期有価証券
同計画期間を「成長基盤構築・収益力強化期」と位置づけ、今後の成長に向けた基盤の構築に引き続き取組むとともに、収益力の早期回復・強化を図っていくこととしており、中長期経営戦略に掲げる重点テーマを中心に取組みを進めております。
同計画初年度となる当連結会計年度においては、「魅力ある地域づくり・まちづくり」について、かねてより検討を進めていた「名古屋駅地区再開発計画」の事業化を当社として決定いたしました。このほか、駅隣接の商業施設の開業や、沿線における賃貸マンションの展開など積極的に取組みを推進いたしました。また「公共交通を中心とするモビリティネットワークの実現」について、エリア版MaaSアプリ「CentX」の機能強化や、交通空白地帯におけるデマンド運行の実証実験などに取組みました。「稼ぐ力の強化・構造改革の推進」については、トラック事業において、シェア拡大による競争力強化等を目的としてNXグループとの特別積合せ事業の統合を実施しました。また不動産事業において、不動産回転型ビジネスへの本格参入の一環として、名鉄都市開発㈱がアセットマネージャーを務める第1号ファンドを組成したほか、さらなる収益力強化に向けたアライアンス戦略の一環として、首都圏で不動産再生事業を中心に展開するトーセイ㈱と資本業務提携契約を締結し、持分法適用会社としました。加えて、流通事業においては、㈱オンセブンデイズと㈱名鉄生活創研を子会社とする中間持株会社「㈱名鉄リテールホールディングス」を設立し、事業戦略策定機能の強化を図りました。
重視する経営指標の実績としましては、営業利益は、NXグループとの特別積合せ事業の統合において想定と比べて物量が確保できず、非効率な配送となったことにより運送事業で減益となりましたが、特に分譲事業が好調だった不動産事業や、運賃改定効果に加えて輸送人員も増加した鉄軌道事業を中心に交通事業などで増益となった結果、前期より20%以上増加しました。またROEは、営業利益の増加に加え、持分法による投資利益の増加や負ののれん発生益の計上などによる当期純利益の増益により8%を超え、純有利子負債/EBITDA倍率は、純有利子負債残高は増加したもののEBITDAも増加したことから前期並みの6倍台前半となりました。
引き続き、業績マネジメントの強化などを通じた既存事業の収益成長・収益改善、M&Aなどのアライアンスを活用した収益成長に加え、保有資産などの積極的な売却・流動化によるアセットコントロール、株主還元の拡充による自己資本の適正化などを通じて、同計画に掲げた目標の達成に向けて取組みを進めてまいります。
当連結会計年度(2024年4月1日から2025年3月31日まで)における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
<経営成績>当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境等の改善により、緩やかな回復の動きが見られました。一方、不安定な国際情勢による世界経済の減速リスクのほか、原材料やエネルギー価格高騰に伴う物価上昇の影響等により、先行きは不透明な状況が続いています。
このような状況のもと、当社グループでは、安全を最優先にした事業運営の継続と積極的な営業活動に努めるとともに、当期を初年度とする「名鉄グループ中期経営計画(2024年度~2026年度)」に基づく諸施策を推進しました。その結果、営業収益は、事業統合を行った運送事業に加え、不動産事業や交通事業を中心に全事業で増収となり690,720百万円(前期比14.9%増)となりました。営業利益は、業務委託料や人件費が増加したものの、増収により42,076百万円(前期比21.1%増)となりました。経常利益は、営業増益に加え、持分法による投資利益の増加などにより営業外損益の改善もあり47,671百万円(前期比27.0%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常増益に加え、負ののれん発生益の計上等による特別損益の改善もあり37,733百万円(前期比54.6%増)となりました。
セグメント別の主な取組み及び経営成績は、次のとおりであります。
(交通事業)
[主な取組み]
鉄軌道事業では、当社は、国や自治体による都市計画事業の一環として、高架化工事を4ヵ所で進めたほか、AI画像解析機能を備えた踏切監視システムを導入した踏切の拡大や、線路のゆがみを測定する「軌道変位モニタリング装置」搭載車両の試験走行の実施など新たな技術も活用し、引き続き安全面の強化に取り組みました。営業施策面では、当社の創業130周年を記念し、通常配色を反転して塗装した「ブルーミュースカイ」の運行や、記念乗車券の発売や各種イベントの実施などにより収益力向上に努めました。
また、定期乗車券購入時の混雑緩和などお客さまサービス向上のため、「名鉄定期券web予約サービス」を開始し、事前にインターネットからの申し込みを行うことにより、自動券売機において定期乗車券(manaca定期券)のスムーズな購入を可能にしました。
このほか、エリア版MaaSアプリ「CentX(セントエックス)」においては、デジタルチケットの取扱商品や決済手段の拡充を進めたほか、実証実験として、東海旅客鉄道㈱などとデジタル乗車サービスの実用性の検証を行うなど、利便性の向上に取り組みました。
バス事業では、岐阜乗合自動車㈱は、プレミアム観光バスツアー「きわみ」において、高付加価値商品の提供に取り組み、新たな顧客層への訴求を図りました。
[経営成績]
交通事業の営業収益は、鉄軌道事業やバス事業において運賃改定の効果があったほか、輸送人員の増加などにより159,825百万円(前期比9.0%増)となり、営業利益は、人件費や修繕費の増加があったものの、増収により19,602百万円(前期比51.0%増)となりました。
(業種別営業成績表)
| 営業収益 | 営業利益 | |||||
| 当期 | 前期 | 増減率 | 当期 | 前期 | 増減率 | |
| 百万円 | 百万円 | % | 百万円 | 百万円 | % | |
| 鉄軌道事業 | 97,910 | 88,338 | 10.8 | 15,418 | 10,366 | 48.7 |
| バス事業 | 42,120 | 39,056 | 7.8 | 3,550 | 2,172 | 63.4 |
| タクシー事業 | 21,936 | 21,186 | 3.5 | 492 | 305 | 61.2 |
| 調整額 | △2,141 | △1,998 | ― | 140 | 136 | ― |
| 計 | 159,825 | 146,582 | 9.0 | 19,602 | 12,980 | 51.0 |
(提出会社の運輸営業成績表)
鉄軌道事業
| 種別 | 単位 | 当期 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 対前期増減率(%) | |
| 営業日数 | 日 | 365 | △0.3 | |
| 営業キロ | キロ | 444.2 | ― | |
| 走行キロ | 客車 | 千キロ | 181,193 | 0.0 |
| 貨車 | 〃 | 0 | △14.3 | |
| 乗車人員 | 定期 | 千人 | 245,268 | 1.4 |
| 定期外 | 〃 | 121,323 | 2.1 | |
| 計 | 〃 | 366,591 | 1.6 | |
| 貨物トン数 | 千トン | 0 | △33.3 | |
| 旅客収入 | 定期 | 百万円 | 38,830 | 9.3 |
| 定期外 | 〃 | 53,227 | 13.5 | |
| 計 | 〃 | 92,058 | 11.7 | |
| 手小荷物収入 | 〃 | 4 | △16.6 | |
| 貨物収入 | 〃 | 0 | △30.4 | |
| 運輸雑収 | 〃 | 4,046 | △5.7 | |
| 収入合計 | 〃 | 96,109 | 10.8 | |
| 1日平均収入 | 〃 | 263 | 11.1 | |
| 乗車効率 | % | 31.2 | ||
| (注)1 乗車効率の算出方法は | 延人キロ | ×100 によります。 |
| 客車走行キロ×1車平均定員 |
2 鉄道と軌道との乗車人員は重複しておりません。
(運送事業)
[主な取組み]
トラック事業では、名鉄NX運輸㈱は、特別積合せ運送事業(※)においてNXトランスポート㈱、日本通運㈱のアロー便事業を統合し、同事業の経営基盤の強化を図りました。なお、同社は、2025年1月1日をもって、日本通運㈱との特別積合せ運送事業に関する事業統合が完了したことに伴い、「名鉄運輸㈱」から商号変更しました。
(※)不特定多数の荷主の貨物をまとめて積載し、全国規模のネットワークで運ぶ運送形態
[経営成績]
運送事業の営業収益は、事業統合を行ったトラック事業の収入が寄与し180,183百万円(前期比30.3%増)となりました。一方、営業損益は、海運事業で増益となったものの、トラック事業の収支悪化により前期に比べ5,513百万円収支悪化し3,721百万円の損失となりました。
(業種別営業成績表)
| 営業収益 | 営業利益 | |||||
| 当期 | 前期 | 増減率 | 当期 | 前期 | 増減率 | |
| 百万円 | 百万円 | % | 百万円 | 百万円 | % | |
| トラック事業 | 196,601 | 154,118 | 27.6 | △5,303 | 1,117 | ― |
| 海運事業 | 18,554 | 16,778 | 10.6 | 1,493 | 601 | 148.3 |
| 調整額 | △34,973 | △32,588 | ― | 88 | 73 | ― |
| 計 | 180,183 | 138,308 | 30.3 | △3,721 | 1,792 | ― |
(不動産事業)
[主な取組み]
不動産事業では、不動産回転型ビジネスへの本格的な参入の一環として、名鉄都市開発㈱がアセットマネージャーを務める第一号不動産私募ファンドを組成し、運用を開始しました。また、アライアンス戦略の施策として、当社は、不動産再生事業を中心に展開するトーセイ㈱との資本業務提携を行いました。
不動産賃貸業では、当社は、商業施設として、神宮前駅に「あつたnagAya」、東岡崎駅に「SWING MALL」を開業したほか、「meLiV(メリヴ)」ブランドの賃貸マンションを三好ケ丘駅と西一宮駅に開業するなど、魅力ある地域づくり・まちづくりを推進しました。
不動産分譲業では、名鉄都市開発㈱は、同社分譲マンションの最上位ブランドとなる「FUDE(フューデ)」の第一号物件「橦木町レジデンス ザ・フューデ」(名古屋市東区)や「メイツ ザ・マークス新横浜」(横浜市港北区)の販売を行うなど、分譲マンション開発に取り組みました。
[経営成績]
不動産事業の営業収益は、分譲マンション販売の引渡戸数の増加に加え、不動産ファンドへの資産売却収入もあり129,028百万円(前期比19.6%増)となり、営業利益は、不動産賃貸業で減益となったものの、不動産分譲業の増益により18,947百万円(前期比18.7%増)となりました。
(業種別営業成績表)
| 営業収益 | 営業利益 | |||||
| 当期 | 前期 | 増減率 | 当期 | 前期 | 増減率 | |
| 百万円 | 百万円 | % | 百万円 | 百万円 | % | |
| 不動産賃貸業 | 57,140 | 53,258 | 7.3 | 8,952 | 9,764 | △8.3 |
| 不動産分譲業 | 66,159 | 49,150 | 34.6 | 9,251 | 5,550 | 66.7 |
| 不動産管理業 | 15,519 | 14,139 | 9.8 | 700 | 648 | 8.0 |
| 調整額 | △9,791 | △8,642 | ― | 42 | 4 | ― |
| 計 | 129,028 | 107,906 | 19.6 | 18,947 | 15,967 | 18.7 |
(レジャー・サービス事業)
[主な取組み]
ホテル業では、インバウンドの増加や国内観光需要の回復をうけ、各ホテルにおいて、適切な価格設定と需要の取り込みにより、引き続き収益力の向上に努めました。
観光施設事業では、奥飛観光開発㈱は、段階的にリニューアルを進めてきた、標高2,000m超の山頂エリア「頂の森」において、散策ルート等の整備を完了し、新穂高ロープウェイのさらなる魅力向上を図りました。
[経営成績]
レジャー・サービス事業の営業収益は、観光需要の回復によるホテル業を中心とした増収が寄与し102,682百万円(前期比4.0%増)となり、営業利益は、ホテル業で増益となったものの、旅行業の減益により2,546百万円(前期比4.7%減)となりました。
(業種別営業成績表)
| 営業収益 | 営業利益 | |||||
| 当期 | 前期 | 増減率 | 当期 | 前期 | 増減率 | |
| 百万円 | 百万円 | % | 百万円 | 百万円 | % | |
| ホテル業 | 24,402 | 21,838 | 11.7 | 1,514 | 339 | 346.4 |
| 観光施設事業 | 20,634 | 19,382 | 6.5 | 665 | 428 | 55.4 |
| 旅行業 | 58,184 | 58,133 | 0.1 | 386 | 1,914 | △79.8 |
| 調整額 | △538 | △582 | ― | △20 | △11 | ― |
| 計 | 102,682 | 98,772 | 4.0 | 2,546 | 2,671 | △4.7 |
(流通事業)
[主な取組み]
流通事業では、㈱名鉄生活創研と㈱オンセブンデイズを子会社とする中間持株会社「㈱名鉄リテールホールディングス」を設立し、運営ノウハウの共有や経営の効率化に取り組みました。
また、㈱名鉄生活創研は、神宮前駅に開業した商業施設「あつたnagAya」内に新店舗「名鉄商店ATSUTA」をオープンするなど、積極的な営業活動に努めました。
[経営成績]
流通事業の営業収益は、店舗閉鎖による百貨店業の減収があったものの、その他物品販売業の増収により69,112百万円(前期比3.7%増)となり、営業損失は、増収に加え、百貨店業の不採算店舗の閉鎖による収支改善もあり前期に比べ1,405百万円収支改善し1,292百万円となりました。
(業種別営業成績表)
| 営業収益 | 営業利益 | |||||
| 当期 | 前期 | 増減率 | 当期 | 前期 | 増減率 | |
| 百万円 | 百万円 | % | 百万円 | 百万円 | % | |
| 百貨店業 | 17,209 | 17,762 | △3.1 | △1,507 | △2,173 | ― |
| その他物品販売 | 52,159 | 49,088 | 6.3 | 317 | △437 | ― |
| 調整額 | △256 | △173 | ― | △102 | △86 | ― |
| 計 | 69,112 | 66,676 | 3.7 | △1,292 | △2,697 | ― |
(航空関連サービス事業)
[経営成績]
航空関連サービス事業の営業収益は、機内食事業の増収に加え、ヘリコプター事業や調査測量事業の受注増加もあり29,781百万円(前期比13.3%増)となり、営業利益は、増収により2,266百万円(前期比108.4%増)となりました。
(業種別営業成績表)
| 営業収益 | 営業利益 | |||||
| 当期 | 前期 | 増減率 | 当期 | 前期 | 増減率 | |
| 百万円 | 百万円 | % | 百万円 | 百万円 | % | |
| 航空関連サービス事業 | 30,133 | 26,605 | 13.3 | 2,256 | 1,076 | 109.6 |
| 調整額 | △351 | △326 | ― | 10 | 10 | ― |
| 計 | 29,781 | 26,278 | 13.3 | 2,266 | 1,087 | 108.4 |
(その他の事業)
[経営成績]
その他の事業の営業収益は、前期に連結加入した建設子会社の収入が寄与したことに加え、設備工事の受注増加もあり67,973百万円(前期比20.6%増)となり、営業利益は、増収により4,622百万円(前期比40.1%増)となりました。
(業種別営業成績表)
| 営業収益 | 営業利益 | |||||
| 当期 | 前期 | 増減率 | 当期 | 前期 | 増減率 | |
| 百万円 | 百万円 | % | 百万円 | 百万円 | % | |
| 設備保守整備事業 | 39,049 | 31,039 | 25.8 | 2,981 | 1,748 | 70.5 |
| その他事業 | 29,799 | 26,252 | 13.5 | 1,716 | 1,617 | 6.1 |
| 調整額 | △875 | △908 | ― | △74 | △66 | ― |
| 計 | 67,973 | 56,383 | 20.6 | 4,622 | 3,299 | 40.1 |
<財政状態>当期末における総資産は、設備投資による有形固定資産の増加や株式取得による投資有価証券の増加などにより、前期末に比べ145,702百万円増加し1,448,908百万円となりました。
負債は、鉄道高架化工事等に関する工事負担金の前受金や有利子負債の増加などにより、前期末に比べ111,445百万円増加し950,597百万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加などにより、前期末に比べ34,256百万円増加し498,311百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当期末における現金及び現金同等物の残高は、前期末に比べ3,532百万円減少し、56,493百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が増加したことなどにより、前期に比べ23,195百万円増加し78,729百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出が増加したことなどにより、69,701百万円減少し△138,132百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、コマーシャル・ペーパーの増減額が増加したことなどにより、37,819百万円増加し55,854百万円となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループの事業は、交通事業のほか運送事業、不動産事業、流通事業等の広範囲かつ多種多様なサービス業が主体であり、また受注生産形態をとらない事業がほとんどでありますので、セグメントごとに網羅的に生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。
このため生産、受注及び販売の状況については、「① 財政状態及び経営成績の状況」におけるセグメントの業績に関連付けて記載しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、当社経営陣は、決算日における資産・負債及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行わなければなりません。これらのうち主なものは以下のとおりでありますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。
(固定資産の減損)
当社グループは、事業の特性上、多額の固定資産を保有しており、固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しております。従って、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や、将来キャッシュ・フロー等の前提条件に変更があった場合、固定資産の減損を実施する可能性があります。
(繰延税金資産の回収可能性)
当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を判断するに際して将来の課税所得や税務計画を合理的に見積っております。従って、将来の課税所得の見積額や税務計画が変更された場合には、繰延税金資産が増額又は減額される可能性があります。
(退職給付債務及び費用の計算)
当社グループは、従業員退職給付債務及び費用の計算について、割引率や年金資産の期待運用収益率等の前提条件に基づき行っております。従って、前提条件または制度に変化や変更が生じた場合には、退職給付債務及び退職給付費用に影響を及ぼす可能性があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(財政状態の分析)
当連結会計年度の財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(経営成績の分析)
当連結会計年度の経営成績の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(キャッシュ・フローの分析)
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループは、運転資金及び設備投資資金につきましては、自己資金または借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、設備投資などの長期資金については、社債及び長期借入金での調達を基本としております。また、当社グループにおいて、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入することにより、各社における余剰資金を集中し、一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。
なお、重要な設備投資の計画につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1) 重要な設備の新設等」に記載しております。
(経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等)
当社グループは、名鉄グループ経営ビジョン、2040年のありたい姿、中長期経営戦略の実現に向けた足元の3ヵ年計画として昨年3月に策定した2024年度を初年度とする3ヵ年計画、名鉄グループ中期経営計画(2024年度~2026年度)において、重視する経営指標として「営業利益」、「ROE」及び「純有利子負債/EBITDA倍率」を設定し、経営の強靭化を図ってまいりました。また本年3月には、中期経営計画(2024年度~2026年度)の最終年度である2026年度の数値目標として「営業利益500億円」、「ROE8%程度」及び「純有利子負債/EBITDA倍率6倍台」を設定しております。
当連結会計年度における各指標は、以下のとおりであります。
| 経営指標 | 当連結会計年度(実績) | 2026年度(目標値) |
| 百万円 | 百万円 |
| 営業利益 | 42,076 | 50,000 |
| ROE(純利益/自己資本) | 8.4% | 8%程度 |
| 純有利子負債/EBITDA倍率※ | 6.3倍 | 6倍台 |
(注)※EBITDA:営業利益+減価償却費
純有利子負債:有利子負債-現預金・短期有価証券
同計画期間を「成長基盤構築・収益力強化期」と位置づけ、今後の成長に向けた基盤の構築に引き続き取組むとともに、収益力の早期回復・強化を図っていくこととしており、中長期経営戦略に掲げる重点テーマを中心に取組みを進めております。
同計画初年度となる当連結会計年度においては、「魅力ある地域づくり・まちづくり」について、かねてより検討を進めていた「名古屋駅地区再開発計画」の事業化を当社として決定いたしました。このほか、駅隣接の商業施設の開業や、沿線における賃貸マンションの展開など積極的に取組みを推進いたしました。また「公共交通を中心とするモビリティネットワークの実現」について、エリア版MaaSアプリ「CentX」の機能強化や、交通空白地帯におけるデマンド運行の実証実験などに取組みました。「稼ぐ力の強化・構造改革の推進」については、トラック事業において、シェア拡大による競争力強化等を目的としてNXグループとの特別積合せ事業の統合を実施しました。また不動産事業において、不動産回転型ビジネスへの本格参入の一環として、名鉄都市開発㈱がアセットマネージャーを務める第1号ファンドを組成したほか、さらなる収益力強化に向けたアライアンス戦略の一環として、首都圏で不動産再生事業を中心に展開するトーセイ㈱と資本業務提携契約を締結し、持分法適用会社としました。加えて、流通事業においては、㈱オンセブンデイズと㈱名鉄生活創研を子会社とする中間持株会社「㈱名鉄リテールホールディングス」を設立し、事業戦略策定機能の強化を図りました。
重視する経営指標の実績としましては、営業利益は、NXグループとの特別積合せ事業の統合において想定と比べて物量が確保できず、非効率な配送となったことにより運送事業で減益となりましたが、特に分譲事業が好調だった不動産事業や、運賃改定効果に加えて輸送人員も増加した鉄軌道事業を中心に交通事業などで増益となった結果、前期より20%以上増加しました。またROEは、営業利益の増加に加え、持分法による投資利益の増加や負ののれん発生益の計上などによる当期純利益の増益により8%を超え、純有利子負債/EBITDA倍率は、純有利子負債残高は増加したもののEBITDAも増加したことから前期並みの6倍台前半となりました。
引き続き、業績マネジメントの強化などを通じた既存事業の収益成長・収益改善、M&Aなどのアライアンスを活用した収益成長に加え、保有資産などの積極的な売却・流動化によるアセットコントロール、株主還元の拡充による自己資本の適正化などを通じて、同計画に掲げた目標の達成に向けて取組みを進めてまいります。