四半期報告書-第39期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、及びライツ・プロパティ等事業と定め、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上に努めております。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は179,070百万円(前年同期比4.8%減)、営業利益は11,720百万円(前年同期比65.3%減)、経常利益は15,970百万円(前年同期比54.1%減)となりました。
なお、当社完全子会社である株式会社Luminous Productionsについて、事業方針の抜本的見直しを行う決定をしました。これにより、主に同事業に係るコンテンツ制作勘定の処分等3,733百万円を特別損失として計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純利益は8,916百万円(前年同期比60.1%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間の報告セグメント別の状況は次のとおりであります。
①デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は130,482百万円(前年同期比9.1%減)となり、営業利益は14,803百万円(前年同期比59.3%減)となりました。
家庭用ゲーム機向けタイトルにおいては、「SHADOW OF THE TOMB RAIDER」、「JUST CAUSE 4」、「OCTOPATH TRAVELER」などを発売したことから、前年同期比で増収となりました。一方で、新規大型タイトルの開発費の償却や広告宣伝費が増加したことから、前年同期比で減益となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、前期にサービスを開始したタイトルの多くが当社の想定を下回り、既存有力タイトルの売上高に上乗せをするに至りませんでした。また、ライセンス収入の減少や広告宣伝費の増加によって、前年同期比で減収減益となりました。なお、12月より配信を開始した「ロマンシング サガ リ・ユニバース」は好調な出足となっております(当第3四半期の売上高には含まれず、第4四半期より売上高に計上)。
多人数参加型オンラインロールプレイングゲームにおいては、前年同期に「ファイナルファンタジーXIV」と「ドラゴンクエストX」の拡張版ディスクの発売があったことから、前年同期比で減収減益となりました。
②アミューズメント事業
アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行っております。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は34,298百万円(前年同期比8.7%増)となり、営業利益は1,486百万円(前年同期比42.8%減)となりました。
店舗運営が堅調に推移したことに加えて、アミューズメント機器において新作の発売があったことにより、前年同期比で増収となりました。一方で、店舗の機器入れ替えに伴う償却費の増加やアミューズメント機器の収益性低下等により、前年同期比で減益となりました。
③出版事業
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾等を行っております。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は9,969百万円(前年同期比20.4%増)となり、営業利益は2,802百万円(前年同期比52.7%増)となりました。
コミック単行本は紙媒体での販売が前年同期と同じ水準だったものの、電子書籍形式での販売が大幅に増加いたしました。さらに、マンガアプリの「マンガUP!」が好調だったことから、前年同期比で増収増益となりました。
④ライツ・プロパティ等事業
主として当社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っております。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は5,128百万円(前年同期比11.9%減)となり、営業利益は549百万円(前年同期比64.8%減)となりました。
前年同期において自社コンテンツの新規キャラクターグッズ等の投入があった反動減で、前年同期比で減収減益となりました。
当第3四半期連結会計期間の財政状態の概要は次のとおりであります。
①資産
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は217,556百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,456百万円増加しました。これは主に、コンテンツ制作勘定が11,179百万円、受取手形及び売掛金が6,531百万円及び流動資産その他が4,261百万円増加したこと、現金及び預金が24,433百万円減少したことによるものであります。固定資産は46,746百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,134百万円増加しました。これは主に有形固定資産が2,005百万円及び投資その他の資産が842百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、264,303百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,590百万円増加しました。
②負債
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は63,625百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,783百万円増加しました。これは主に、流動負債その他が7,479百万円、支払手形及び買掛金が3,295百万円及び返品調整引当金が3,246百万円増加したこと、未払法人税等が7,435百万円減少したことによるものであります。固定負債は7,445百万円となり、前連結会計年度末に比べ65百万円減少しました。
この結果、負債合計は、71,071百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,717百万円増加しました。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は193,232百万円となり、前連結会計年度末に比べ127百万円減少しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益8,916百万円、剰余金の配当7,741百万円及び為替換算調整勘定の減少1,543百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は72.9%(前連結会計年度末は74.2%)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,577百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、及びライツ・プロパティ等事業と定め、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上に努めております。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は179,070百万円(前年同期比4.8%減)、営業利益は11,720百万円(前年同期比65.3%減)、経常利益は15,970百万円(前年同期比54.1%減)となりました。
なお、当社完全子会社である株式会社Luminous Productionsについて、事業方針の抜本的見直しを行う決定をしました。これにより、主に同事業に係るコンテンツ制作勘定の処分等3,733百万円を特別損失として計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純利益は8,916百万円(前年同期比60.1%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間の報告セグメント別の状況は次のとおりであります。
①デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は130,482百万円(前年同期比9.1%減)となり、営業利益は14,803百万円(前年同期比59.3%減)となりました。
家庭用ゲーム機向けタイトルにおいては、「SHADOW OF THE TOMB RAIDER」、「JUST CAUSE 4」、「OCTOPATH TRAVELER」などを発売したことから、前年同期比で増収となりました。一方で、新規大型タイトルの開発費の償却や広告宣伝費が増加したことから、前年同期比で減益となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、前期にサービスを開始したタイトルの多くが当社の想定を下回り、既存有力タイトルの売上高に上乗せをするに至りませんでした。また、ライセンス収入の減少や広告宣伝費の増加によって、前年同期比で減収減益となりました。なお、12月より配信を開始した「ロマンシング サガ リ・ユニバース」は好調な出足となっております(当第3四半期の売上高には含まれず、第4四半期より売上高に計上)。
多人数参加型オンラインロールプレイングゲームにおいては、前年同期に「ファイナルファンタジーXIV」と「ドラゴンクエストX」の拡張版ディスクの発売があったことから、前年同期比で減収減益となりました。
②アミューズメント事業
アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行っております。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は34,298百万円(前年同期比8.7%増)となり、営業利益は1,486百万円(前年同期比42.8%減)となりました。
店舗運営が堅調に推移したことに加えて、アミューズメント機器において新作の発売があったことにより、前年同期比で増収となりました。一方で、店舗の機器入れ替えに伴う償却費の増加やアミューズメント機器の収益性低下等により、前年同期比で減益となりました。
③出版事業
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾等を行っております。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は9,969百万円(前年同期比20.4%増)となり、営業利益は2,802百万円(前年同期比52.7%増)となりました。
コミック単行本は紙媒体での販売が前年同期と同じ水準だったものの、電子書籍形式での販売が大幅に増加いたしました。さらに、マンガアプリの「マンガUP!」が好調だったことから、前年同期比で増収増益となりました。
④ライツ・プロパティ等事業
主として当社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っております。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は5,128百万円(前年同期比11.9%減)となり、営業利益は549百万円(前年同期比64.8%減)となりました。
前年同期において自社コンテンツの新規キャラクターグッズ等の投入があった反動減で、前年同期比で減収減益となりました。
当第3四半期連結会計期間の財政状態の概要は次のとおりであります。
①資産
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は217,556百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,456百万円増加しました。これは主に、コンテンツ制作勘定が11,179百万円、受取手形及び売掛金が6,531百万円及び流動資産その他が4,261百万円増加したこと、現金及び預金が24,433百万円減少したことによるものであります。固定資産は46,746百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,134百万円増加しました。これは主に有形固定資産が2,005百万円及び投資その他の資産が842百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、264,303百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,590百万円増加しました。
②負債
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は63,625百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,783百万円増加しました。これは主に、流動負債その他が7,479百万円、支払手形及び買掛金が3,295百万円及び返品調整引当金が3,246百万円増加したこと、未払法人税等が7,435百万円減少したことによるものであります。固定負債は7,445百万円となり、前連結会計年度末に比べ65百万円減少しました。
この結果、負債合計は、71,071百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,717百万円増加しました。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は193,232百万円となり、前連結会計年度末に比べ127百万円減少しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益8,916百万円、剰余金の配当7,741百万円及び為替換算調整勘定の減少1,543百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は72.9%(前連結会計年度末は74.2%)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,577百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。