四半期報告書-第40期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/09 10:11
【資料】
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【項目】
33項目
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結会計期間より、デジタル・コンテンツの販売に係る会計方針の変更を行っており、遡及適用後の数値で前年同四半期比較を行っております。
当社グループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、及びライツ・プロパティ等事業と定め、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上に努めております。
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は53,329百万円(前年同期比19.1%増)、営業利益は7,189百万円(前年同期比85.8%増)、経常利益は6,297百万円(前年同期比13.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,122百万円(前年同期比26.3%減)となりました。
当第1四半期連結累計期間の報告セグメント別の状況は次のとおりであります。
①デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。
当第1四半期連結累計期間は、家庭用ゲーム機向けタイトルにおいて、「ファイナルファンタジーX/X-2 HD リマスター」と「ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ」のNintendo Switch版・Xbox One版等を発売したことにより、前年同期比で増収、小幅な黒字転換となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、2018年12月にサービスを開始した「ロマンシング サガ リ・ユニバース」が好調に推移したことから、前年同期比で増収増益となりました。
多人数参加型オンラインロールプレイングゲームにおいては、「ファイナルファンタジーXIV」拡張パッケージの発売に先行して課金収入が好調に推移したことから、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は37,160百万円(前年同期比17.5%増)となり、営業利益は7,622百万円(前年同期比35.8%増)となりました。
②アミューズメント事業
アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行っております。
当第1四半期連結累計期間は、アミューズメント機器で新規タイトルの発売がなかったものの、店舗運営が好調に推移したことから、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は10,845百万円(前年同期比14.9%増)となり、営業利益は680百万円(前年同期比226.7%増)となりました。
③出版事業
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾等を行っております。
当第1四半期連結累計期間は、マンガアプリの「マンガUP!」を含む電子書籍形式の販売が大幅に増加いたしました。また、紙媒体での販売も好調に推移し、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は3,875百万円(前年同期比57.1%増)となり、営業利益は1,273百万円(前年同期比152.9%増)となりました。
④ライツ・プロパティ等事業
主として当社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っております。
当第1四半期連結累計期間は、自社コンテンツの新規キャラクターグッズの投入等があったことから、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は1,917百万円(前年同期比30.3%増)となり、営業利益は160百万円(前年同期比14.6%増)となりました。
当第1四半期連結会計期間の財政状態の概要は次のとおりであります。
①資産
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は226,085百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,726百万円減少しました。これは主に現金及び預金が7,879百万円、受取手形及び売掛金が8,795百万円減少したこと、コンテンツ制作勘定が7,535百万円増加したことによるものであります。固定資産は49,682百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,879百万円増加しました。
この結果、総資産は、275,768百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,846百万円減少しました。
②負債
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は59,459百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,989百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金が7,188百万円減少したことによるものであります。固定負債は10,264百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,545百万円増加しました。
この結果、負債合計は、69,724百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,444百万円減少しました。
③純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は206,043百万円となり、前連結会計年度末に比べ401百万円減少しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益4,122百万円、剰余金の配当4,410百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は74.5%(前連結会計年度末は72.8%)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、520百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。