四半期報告書-第43期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/08 9:52
【資料】
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【項目】
36項目
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、及びライツ・プロパティ等事業と定め、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上に努めております。
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は74,876百万円(前年同期比15.5%減)、営業利益は14,430百万円(前年同期比16.7%減)となりました。また、為替相場が前期末と比較して円安となり為替差益が13,055百万円発生したことなどにより、経常利益は26,255百万円(前年同期比48.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18,355百万円(前年同期比45.0%増)となりました。
当第1四半期連結累計期間の報告セグメント別の状況は次のとおりであります。
①デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。
当第1四半期連結累計期間のHD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームにおいて、「OUTRIDERS」、「NieR Replicant ver.1.22474487139... 」を発売した前年と比較して、新作タイトルによる収益が減少したことにより、前年同期比で減収となりました。
MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、「ファイナルファンタジーXIV」の月額課金会員数が増加したことにより、前年同期比で増収となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、4月にサービスを開始した「聖剣伝説 ECHOES of MANA」が堅調な滑り出しを切ったものの、既存タイトルの弱含み等により、前年同期比で減収となりました。
当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は53,570百万円(前年同期比23.3%減)となり、営業利益は14,140百万円(前年同期比17.5%減)となりました。
②アミューズメント事業
アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行っております。
当第1四半期連結累計期間は、既存店売上高が前年を大幅に上回ったことにより、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は11,977百万円(前年同期比26.7%増)となり、営業利益は1,142百万円(前年同期比231.1%増)となりました。
③出版事業
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾等を行っております。
当第1四半期連結累計期間は、デジタル販売及び紙媒体の販売が前年を下回ったことにより、前年同期比で減収減益となりました。
当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は6,261百万円(前年同期比13.6%減)となり、営業利益は2,498百万円(前年同期比23.1%減)となりました。
④ライツ・プロパティ等事業
主として当社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っております。
当第1四半期連結累計期間は、有力IPにかかる新規キャラクターグッズの販売が好調であったものの、商品別の売上構成比が変化したこと等により、前年同期比で増収減益となりました。
当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は3,689百万円(前年同期比31.9%増)となり、営業利益は849百万円(前年同期比8.1%減)となりました。
当第1四半期連結会計期間の財政状態の概要は次のとおりであります。
①資産
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は313,399百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,055百万円減少しました。これは主に現金及び預金が17,483百万円、受取手形及び売掛金が7,155百万円減少したこと、コンテンツ制作勘定が14,498百万円増加したことによるものであります。固定資産は59,991百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,543百万円増加しました。
この結果、総資産は、373,391百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,511百万円減少しました。
②負債
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は72,964百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,835百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金が5,523百万円、未払法人税等が1,994百万円及び賞与引当金が3,960百万円減少したことによるものであります。固定負債は13,160百万円となり、前連結会計年度末に比べ488百万円増加しました。
この結果、負債合計は、86,125百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,347百万円減少しました。
③純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は287,265百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,835百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益18,355百万円及び剰余金の配当14,232百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は76.7%(前連結会計年度末は74.4%)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「第2 3.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は270百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。