四半期報告書-第41期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、及びライツ・プロパティ等事業と定め、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上に努めております。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は253,643百万円(前年同期比33.7%増)、営業利益は41,022百万円(前年同期比47.7%増)、経常利益は38,703百万円(前年同期比38.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18,371百万円(前年同期比4.3%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間の報告セグメント別の状況は次のとおりであります。
①デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。
当第3四半期連結累計期間は、HD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームにおいては、「FINAL FANTASY VII REMAKE」、「Marvel's Avengers(アベンジャーズ)」等の大型タイトルの発売があったことに加え、カタログタイトルの販売が好調に推移したこと、ライセンス収入等により、前年同期比で増収、黒字転換となりました。
MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、前年同期に「ファイナルファンタジーXIV」と「ドラゴンクエストX」の拡張パッケージの発売があったため減収となったものの、同タイトルの継続課金収入等が前年同期比で増加したことにより増益となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、「ドラゴンクエストウォーク」、「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」等の既存タイトルが堅調であったことに加え、当期にサービスを開始した「ドラゴンクエストタクト」と「オクトパストラベラー 大陸の覇者」の収益貢献によって、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は203,536百万円(前年同期比48.6%増)となり、営業利益は42,204百万円(前年同期比43.0%増)となりました。
②アミューズメント事業
アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行っております。
当第3四半期連結累計期間は、政府の緊急事態宣言発出を受け、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、第1四半期連結会計期間に国内の店舗を臨時休業としたことにより、前年同期比で大幅な減収、営業損失となりました。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は24,314百万円(前年同期比27.8%減)となり、営業損失は1,116百万円(前年同期は営業利益1,496百万円)となりました。
③出版事業
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾等を行っております。
当第3四半期連結累計期間は、マンガアプリの「マンガUP!」や電子書籍等のデジタル媒体での販売が大幅に増加いたしました。また、紙媒体での販売も好調に推移し、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は20,134百万円(前年同期比45.0%増)となり、営業利益は8,867百万円(前年同期比77.8%増)となりました。
④ライツ・プロパティ等事業
主として当社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っております。
当第3四半期連結累計期間は、自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラックの販売等が好調に推移したことから、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は7,002百万円(前年同期比6.7%増)となり、営業利益は1,865百万円(前年同期比154.2%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間の財政状態の概要は次のとおりであります。
①資産
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は268,054百万円となり、前連結会計年度末に比べ17,158百万円増加しました。これは主に現金及び預金が20,389百万円、コンテンツ制作勘定が3,050百万円増加したこと、受取手形及び売掛金が3,221百万円減少したことによるものであります。固定資産は50,815百万円となり、前連結会計年度末に比べ922百万円減少しました。
この結果、総資産は、318,870百万円となり、前連結会計年度末に比べ16,236百万円増加しました。
②負債
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は72,025百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,681百万円増加しました。これは主に流動負債その他が5,860百万円及び返品調整引当金が1,819百万円増加したこと、賞与引当金が1,923百万円、支払手形及び買掛金が1,863百万円及び未払法人税等が1,341百万円減少したことによるものであります。固定負債は12,070百万円となり、前連結会計年度末に比べ709百万円増加しました。
この結果、負債合計は、84,096百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,390百万円増加しました。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は234,773百万円となり、前連結会計年度末に比べ12,845百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益18,371百万円、剰余金の配当6,442百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は73.3%(前連結会計年度末は73.1%)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更を行っております。詳細については、第4 経理の状況 の四半期連結財務諸表の「注記事項の(追加情報)」に記載のとおりであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,897百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社グループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、及びライツ・プロパティ等事業と定め、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上に努めております。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は253,643百万円(前年同期比33.7%増)、営業利益は41,022百万円(前年同期比47.7%増)、経常利益は38,703百万円(前年同期比38.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18,371百万円(前年同期比4.3%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間の報告セグメント別の状況は次のとおりであります。
①デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。
当第3四半期連結累計期間は、HD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームにおいては、「FINAL FANTASY VII REMAKE」、「Marvel's Avengers(アベンジャーズ)」等の大型タイトルの発売があったことに加え、カタログタイトルの販売が好調に推移したこと、ライセンス収入等により、前年同期比で増収、黒字転換となりました。
MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、前年同期に「ファイナルファンタジーXIV」と「ドラゴンクエストX」の拡張パッケージの発売があったため減収となったものの、同タイトルの継続課金収入等が前年同期比で増加したことにより増益となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、「ドラゴンクエストウォーク」、「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」等の既存タイトルが堅調であったことに加え、当期にサービスを開始した「ドラゴンクエストタクト」と「オクトパストラベラー 大陸の覇者」の収益貢献によって、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は203,536百万円(前年同期比48.6%増)となり、営業利益は42,204百万円(前年同期比43.0%増)となりました。
②アミューズメント事業
アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行っております。
当第3四半期連結累計期間は、政府の緊急事態宣言発出を受け、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、第1四半期連結会計期間に国内の店舗を臨時休業としたことにより、前年同期比で大幅な減収、営業損失となりました。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は24,314百万円(前年同期比27.8%減)となり、営業損失は1,116百万円(前年同期は営業利益1,496百万円)となりました。
③出版事業
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾等を行っております。
当第3四半期連結累計期間は、マンガアプリの「マンガUP!」や電子書籍等のデジタル媒体での販売が大幅に増加いたしました。また、紙媒体での販売も好調に推移し、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は20,134百万円(前年同期比45.0%増)となり、営業利益は8,867百万円(前年同期比77.8%増)となりました。
④ライツ・プロパティ等事業
主として当社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っております。
当第3四半期連結累計期間は、自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラックの販売等が好調に推移したことから、前年同期比で増収増益となりました。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は7,002百万円(前年同期比6.7%増)となり、営業利益は1,865百万円(前年同期比154.2%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間の財政状態の概要は次のとおりであります。
①資産
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は268,054百万円となり、前連結会計年度末に比べ17,158百万円増加しました。これは主に現金及び預金が20,389百万円、コンテンツ制作勘定が3,050百万円増加したこと、受取手形及び売掛金が3,221百万円減少したことによるものであります。固定資産は50,815百万円となり、前連結会計年度末に比べ922百万円減少しました。
この結果、総資産は、318,870百万円となり、前連結会計年度末に比べ16,236百万円増加しました。
②負債
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は72,025百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,681百万円増加しました。これは主に流動負債その他が5,860百万円及び返品調整引当金が1,819百万円増加したこと、賞与引当金が1,923百万円、支払手形及び買掛金が1,863百万円及び未払法人税等が1,341百万円減少したことによるものであります。固定負債は12,070百万円となり、前連結会計年度末に比べ709百万円増加しました。
この結果、負債合計は、84,096百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,390百万円増加しました。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は234,773百万円となり、前連結会計年度末に比べ12,845百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益18,371百万円、剰余金の配当6,442百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は73.3%(前連結会計年度末は73.1%)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更を行っております。詳細については、第4 経理の状況 の四半期連結財務諸表の「注記事項の(追加情報)」に記載のとおりであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,897百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。