四半期報告書-第31期第1四半期(平成31年1月1日-平成31年3月31日)
(1) 経営成績の状況
当社グループの当第1四半期連結累計期間の売上高は10,850百万円(前年同期比17.7%増)、営業利益は1,791百万円(同31.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,063百万円(同22.6%減)となりました。
当第1四半期におきましては、フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)が前年同期比で大幅な増収・増益となったこと等により、ITコンサルティング&サービス事業の売上高・営業利益とも大きく増加しました。ビジネスイノベーション事業においても、多くの会社で営業損益が改善し、セグメントの営業赤字が縮小しました。以上により、前年同期比で連結の売上高は17.7%増、営業利益は31.3%増となりました。また、営業利益率も前年同期の14.8%から16.5%に上昇いたしました(親会社株主に帰属する四半期純利益については、前年同期は訴訟に関する特別利益があったことにより、減少いたしました。)。
各セグメントの業績については以下のとおりです。
① ITコンサルティング&サービス事業
フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)は、ITシステムを単なるコストと捉えるのではなく、企業経営における戦略的投資と考える成長企業から受注した次世代システム構築プロジェクトの売上高が、アパレル、メディア、流通業を中心に前年同期比で増加しました。品質管理の強化や機動的な人材配置等によりプロジェクトの利益率や稼働率が上昇し、営業利益も前年同期比で増加しました。また、AI技術を採用した小売業における需要予測による自動発注、及び画像解析技術による最適なメイクアップ提案といった、新たな顧客との取り組みを推進いたしました。
フューチャーインスペース株式会社は、昨年に引き続きフューチャーアーキテクト株式会社が構築したプロジェクトの保守・運用案件や新規の開発案件が拡大したことにより、前年同期比で売上高・営業利益とも増加しました。
FutureOne株式会社は、中堅上位企業からのオリジナルの販売管理パッケージソフト「InfiniOne」等の受注増加により、前年同期比で売上高が大幅に増加し、稼働率の上昇もあって、営業利益が前年同期比で大きく増加しました。
株式会社ワイ・ディ・シーは、前年同期には、品質情報解析ソフトウェア「YDC SONAR」に関する大型案件があったことから、当第1四半期は、売上高・営業利益が減少しましたが、開発設計領域における業務改革コンサルティングや物流関連の開発案件等は好調に推移しました。
この結果、本セグメントの売上高は9,287百万円(前年同期比19.8%増)、営業利益は1,763百万円(同22.7%増)となり、売上高、営業利益とも大きく増加しました。セグメント利益率も前年同期の18.5%から、19.0%に改善しました。
② ビジネスイノベーション事業
株式会社eSPORTSは、暖冬の影響により冬物商品で苦戦したものの、アウトドア関連の商品が好調であったことから、売上高は前年とほぼ同水準を確保しました。営業損益は、戦略的なITシステムへの投資を行いましたが、のれん償却の負担がなくなったこともあり、前年同期比で改善しました。
コードキャンプ株式会社は、個人向けのオンライン・プログラミング講座が順調に拡大したことから、営業損益は前年同期の赤字から黒字となり、ライブリッツ株式会社は、新規のプロ野球球団の顧客を獲得したこともあり、前年同期比で売上高や営業損益が増加しました。
東京カレンダー株式会社は、引き続き、都会のライフスタイルに関心の高い30代から40代のユーザーの支持を集め、ページビューや動画閲覧数が高水準で推移し、「東カレデート」等のサービスの売上高や利益は増加しましたが、ネット広告の収入が予定を下回りました。これにより、売上高は前年同期比で増加した一方で、営業赤字は前年同期より僅かに拡大しました。
この結果、本セグメントの売上高は1,581百万円(前年同期比4.8%増)、営業損失は66百万円(前年同期は85百万円の損失)となり、営業損益が前年同期に比べ改善しました。
注)上記のセグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しております。
(2) 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は39,112百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,871百万円増加いたしました。その主な要因は、保有株式の市場価格の上昇により投資有価証券(前連結会計年度末比+1,104百万円)が増加したことや、現金及び預金(前連結会計年度末比+178百万円)、売掛手形及び売掛金(前連結会計年度末比+179百万円)が増加したこと等によるものであります。
また、負債は9,822百万円となり、前連結会計年度末に比べ690百万円増加いたしました。その主な要因は、未払法人税等(前連結会計年度末比△797百万円)が減少した一方で、買掛金(前連結会計年度末比+230百万円)や賞与引当金(前連結会計年度末比+600百万円)、その他流動負債(前連結会計年度末比+549百万円)が増加したこと等によるものであります。
なお、純資産は29,289百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,180百万円増加いたしました。その主な要因は、利益剰余金(前連結会計年度末比+303百万円)やその他有価証券評価差額金(前連結会計年度末比+753百万円)が増加したこと等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費は85百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社グループの当第1四半期連結累計期間の売上高は10,850百万円(前年同期比17.7%増)、営業利益は1,791百万円(同31.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,063百万円(同22.6%減)となりました。
当第1四半期におきましては、フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)が前年同期比で大幅な増収・増益となったこと等により、ITコンサルティング&サービス事業の売上高・営業利益とも大きく増加しました。ビジネスイノベーション事業においても、多くの会社で営業損益が改善し、セグメントの営業赤字が縮小しました。以上により、前年同期比で連結の売上高は17.7%増、営業利益は31.3%増となりました。また、営業利益率も前年同期の14.8%から16.5%に上昇いたしました(親会社株主に帰属する四半期純利益については、前年同期は訴訟に関する特別利益があったことにより、減少いたしました。)。
各セグメントの業績については以下のとおりです。
① ITコンサルティング&サービス事業
フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)は、ITシステムを単なるコストと捉えるのではなく、企業経営における戦略的投資と考える成長企業から受注した次世代システム構築プロジェクトの売上高が、アパレル、メディア、流通業を中心に前年同期比で増加しました。品質管理の強化や機動的な人材配置等によりプロジェクトの利益率や稼働率が上昇し、営業利益も前年同期比で増加しました。また、AI技術を採用した小売業における需要予測による自動発注、及び画像解析技術による最適なメイクアップ提案といった、新たな顧客との取り組みを推進いたしました。
フューチャーインスペース株式会社は、昨年に引き続きフューチャーアーキテクト株式会社が構築したプロジェクトの保守・運用案件や新規の開発案件が拡大したことにより、前年同期比で売上高・営業利益とも増加しました。
FutureOne株式会社は、中堅上位企業からのオリジナルの販売管理パッケージソフト「InfiniOne」等の受注増加により、前年同期比で売上高が大幅に増加し、稼働率の上昇もあって、営業利益が前年同期比で大きく増加しました。
株式会社ワイ・ディ・シーは、前年同期には、品質情報解析ソフトウェア「YDC SONAR」に関する大型案件があったことから、当第1四半期は、売上高・営業利益が減少しましたが、開発設計領域における業務改革コンサルティングや物流関連の開発案件等は好調に推移しました。
この結果、本セグメントの売上高は9,287百万円(前年同期比19.8%増)、営業利益は1,763百万円(同22.7%増)となり、売上高、営業利益とも大きく増加しました。セグメント利益率も前年同期の18.5%から、19.0%に改善しました。
② ビジネスイノベーション事業
株式会社eSPORTSは、暖冬の影響により冬物商品で苦戦したものの、アウトドア関連の商品が好調であったことから、売上高は前年とほぼ同水準を確保しました。営業損益は、戦略的なITシステムへの投資を行いましたが、のれん償却の負担がなくなったこともあり、前年同期比で改善しました。
コードキャンプ株式会社は、個人向けのオンライン・プログラミング講座が順調に拡大したことから、営業損益は前年同期の赤字から黒字となり、ライブリッツ株式会社は、新規のプロ野球球団の顧客を獲得したこともあり、前年同期比で売上高や営業損益が増加しました。
東京カレンダー株式会社は、引き続き、都会のライフスタイルに関心の高い30代から40代のユーザーの支持を集め、ページビューや動画閲覧数が高水準で推移し、「東カレデート」等のサービスの売上高や利益は増加しましたが、ネット広告の収入が予定を下回りました。これにより、売上高は前年同期比で増加した一方で、営業赤字は前年同期より僅かに拡大しました。
この結果、本セグメントの売上高は1,581百万円(前年同期比4.8%増)、営業損失は66百万円(前年同期は85百万円の損失)となり、営業損益が前年同期に比べ改善しました。
注)上記のセグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しております。
(2) 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は39,112百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,871百万円増加いたしました。その主な要因は、保有株式の市場価格の上昇により投資有価証券(前連結会計年度末比+1,104百万円)が増加したことや、現金及び預金(前連結会計年度末比+178百万円)、売掛手形及び売掛金(前連結会計年度末比+179百万円)が増加したこと等によるものであります。
また、負債は9,822百万円となり、前連結会計年度末に比べ690百万円増加いたしました。その主な要因は、未払法人税等(前連結会計年度末比△797百万円)が減少した一方で、買掛金(前連結会計年度末比+230百万円)や賞与引当金(前連結会計年度末比+600百万円)、その他流動負債(前連結会計年度末比+549百万円)が増加したこと等によるものであります。
なお、純資産は29,289百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,180百万円増加いたしました。その主な要因は、利益剰余金(前連結会計年度末比+303百万円)やその他有価証券評価差額金(前連結会計年度末比+753百万円)が増加したこと等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費は85百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。