四半期報告書-第32期第2四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
(1) 経営成績の状況
当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は22,135百万円(前年同期比0.4%減)、営業利益は3,239百万円(同2.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,366百万円(同11.1%増)となりました。
当第2四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う景気後退への懸念、企業の業績悪化等、先行き不透明な事業環境が続きましたが、当社グループの事業活動におきましては、その影響は比較的軽微にとどまりました。
当社グループの当第2四半期連結累計期間におきましては、フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)が前年同期比で減収・減益となったこと等により、ITコンサルティング&サービス事業は、売上高・営業利益ともに減少しました。ビジネスイノベーション事業は、全ての会社で営業損益が改善し、セグメントとして営業黒字に転換しました。以上により、前年同期比で連結の売上高は0.4%減、営業利益は2.9%減となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比で11.1%増となりました。
各セグメントの業績については以下のとおりです。
① ITコンサルティング&サービス事業
フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)は、業務効率化に継続して取り組んでいる金融機関からの売上、2025年の崖を意識した基幹システム刷新やDX推進案件の受注が増加しましたが、新規プロジェクトの開始の後ずれもあり、売上高は減少しました。また、一部難易度の高い既存プロジェクトへ追加の人員投入を行いコストが増加したことにより、営業利益が減少しました。
フューチャーインスペース株式会社は、フューチャーアーキテクト株式会社が構築したプロジェクトの保守・運用案件は堅調に推移したものの、新規開発案件等の減少により、前年同期比で売上高・営業利益ともに減少しました。
FutureOne株式会社は、大型のSI案件で一部納期遅れが発生したため、新規受注に注力できず、前年同期比で売上高・営業利益ともに減少しました。
株式会社ワイ・ディ・シーは、製造業の品質情報の統合・解析を行う自社ソフトウェア「YDC SONAR」の販売増加等により、前年同期比で売上高・営業利益ともに増加しました。
株式会社ディアイティは、脆弱性診断等のセキュリティサービスが好調で、前年同期比で売上高・営業利益ともに大幅に増加しました。
この結果、本セグメントの売上高は18,030百万円(前年同期比2.8%減)、営業利益は3,061百万円(同7.5%減)となり、売上高・営業利益ともに減少しました。
② ビジネスイノベーション事業
株式会社eSPORTSは、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛、室内トレーニング需要の増加に伴い自社ブランド商品が伸長したほか、アウトドア商品のブランド認知、出店モールのキャンペーン効果等により、前年同期比で売上高・営業利益ともに増加しました。
コードキャンプ株式会社は、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛期間に、個人のオンライン講座受講が増加したことに加え、働き方を見直す企業が集合研修をオンライン講座へ切り替える動きもあり、前年同期比で売上高・営業利益ともに大幅に増加しました。
東京カレンダー株式会社は、「東カレデート」等のネットサービスが好調で、新型コロナウイルス感染症拡大による広告収入の減少をカバーし、前年同期比で売上高が増加しました。これにより、営業損益は前年同期の赤字から、黒字へ転換しました。
ライブリッツ株式会社は、複数のプロ野球球団に対するコンサルティングや、クラウドサービスの提供等が安定的に推移し、前年同期比で売上高・営業利益ともに増加しました。
この結果、本セグメントの売上高は4,139百万円(前年同期比11.4%増)、営業利益は209百万円(前年同期は89百万円の損失)となり、セグメントとして営業黒字に転換しました。
注)上記のセグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しております。
(2) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産42,984百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,945百万円増加しました。その主な要因は、現金及び預金(前連結会計年度末比+641百万円)、仕掛品(同+656百万円)並びに投資有価証券(同+3,259百万円)が増加した一方で、受取手形及び売掛金(同△518百万円)が減少したこと等によるものであります。
また、負債は9,727百万円となり、前連結会計年度末に比べ985百万円増加しました。その主な要因は、未払法人税等(前連結会計年度末比+143百万円)、プロジェクト損失引当金(同+405百万円)及び繰延税金負債(同+751百万円)等が増加した一方で、買掛金(同△262百万円)が減少したこと等によるものであります。
なお、純資産は33,256百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,960百万円増加しました。その主な要因は、株主資本合計(前連結会計年度末比+707百万円)やその他有価証券評価差額金(同+2,227百万円)が増加したこと等によるものであります。
なお、当社は、令和2年3月25日開催の第31期定時株主総会の決議に基づき、令和2年3月26日を効力発生日として、資本準備金を2,495百万円、その他資本剰余金を29百万円、その他利益剰余金を53百万円減少させ、全額を資本金に組み入れました。この結果、当第2四半期連結会計期間末において、資本金の額は4,000百万円となります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末の現金及び現金同等物は15,571百万円となり、前連結会計年度末に比べ641百万円増加しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益3,418百万円や減価償却費523百万円の計上があった一方で、たな卸資産の増加による支出648百万円及び法人税等の支払額998百万円があったこと等により、2,721百万円の収入(前年同期は、2,247百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出111百万円や無形固定資産の取得による支出252百万円等があった一方で、投資有価証券の売却による収入99百万円があったこと等により、327百万円の支出(前年同期は613百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出758百万円及び配当金の支払938百万円等により、1,753百万円の支出(前年同期は1,266百万円の支出)となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費は278百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は22,135百万円(前年同期比0.4%減)、営業利益は3,239百万円(同2.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,366百万円(同11.1%増)となりました。
当第2四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う景気後退への懸念、企業の業績悪化等、先行き不透明な事業環境が続きましたが、当社グループの事業活動におきましては、その影響は比較的軽微にとどまりました。
当社グループの当第2四半期連結累計期間におきましては、フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)が前年同期比で減収・減益となったこと等により、ITコンサルティング&サービス事業は、売上高・営業利益ともに減少しました。ビジネスイノベーション事業は、全ての会社で営業損益が改善し、セグメントとして営業黒字に転換しました。以上により、前年同期比で連結の売上高は0.4%減、営業利益は2.9%減となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比で11.1%増となりました。
各セグメントの業績については以下のとおりです。
① ITコンサルティング&サービス事業
フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)は、業務効率化に継続して取り組んでいる金融機関からの売上、2025年の崖を意識した基幹システム刷新やDX推進案件の受注が増加しましたが、新規プロジェクトの開始の後ずれもあり、売上高は減少しました。また、一部難易度の高い既存プロジェクトへ追加の人員投入を行いコストが増加したことにより、営業利益が減少しました。
フューチャーインスペース株式会社は、フューチャーアーキテクト株式会社が構築したプロジェクトの保守・運用案件は堅調に推移したものの、新規開発案件等の減少により、前年同期比で売上高・営業利益ともに減少しました。
FutureOne株式会社は、大型のSI案件で一部納期遅れが発生したため、新規受注に注力できず、前年同期比で売上高・営業利益ともに減少しました。
株式会社ワイ・ディ・シーは、製造業の品質情報の統合・解析を行う自社ソフトウェア「YDC SONAR」の販売増加等により、前年同期比で売上高・営業利益ともに増加しました。
株式会社ディアイティは、脆弱性診断等のセキュリティサービスが好調で、前年同期比で売上高・営業利益ともに大幅に増加しました。
この結果、本セグメントの売上高は18,030百万円(前年同期比2.8%減)、営業利益は3,061百万円(同7.5%減)となり、売上高・営業利益ともに減少しました。
② ビジネスイノベーション事業
株式会社eSPORTSは、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛、室内トレーニング需要の増加に伴い自社ブランド商品が伸長したほか、アウトドア商品のブランド認知、出店モールのキャンペーン効果等により、前年同期比で売上高・営業利益ともに増加しました。
コードキャンプ株式会社は、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛期間に、個人のオンライン講座受講が増加したことに加え、働き方を見直す企業が集合研修をオンライン講座へ切り替える動きもあり、前年同期比で売上高・営業利益ともに大幅に増加しました。
東京カレンダー株式会社は、「東カレデート」等のネットサービスが好調で、新型コロナウイルス感染症拡大による広告収入の減少をカバーし、前年同期比で売上高が増加しました。これにより、営業損益は前年同期の赤字から、黒字へ転換しました。
ライブリッツ株式会社は、複数のプロ野球球団に対するコンサルティングや、クラウドサービスの提供等が安定的に推移し、前年同期比で売上高・営業利益ともに増加しました。
この結果、本セグメントの売上高は4,139百万円(前年同期比11.4%増)、営業利益は209百万円(前年同期は89百万円の損失)となり、セグメントとして営業黒字に転換しました。
注)上記のセグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しております。
(2) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産42,984百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,945百万円増加しました。その主な要因は、現金及び預金(前連結会計年度末比+641百万円)、仕掛品(同+656百万円)並びに投資有価証券(同+3,259百万円)が増加した一方で、受取手形及び売掛金(同△518百万円)が減少したこと等によるものであります。
また、負債は9,727百万円となり、前連結会計年度末に比べ985百万円増加しました。その主な要因は、未払法人税等(前連結会計年度末比+143百万円)、プロジェクト損失引当金(同+405百万円)及び繰延税金負債(同+751百万円)等が増加した一方で、買掛金(同△262百万円)が減少したこと等によるものであります。
なお、純資産は33,256百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,960百万円増加しました。その主な要因は、株主資本合計(前連結会計年度末比+707百万円)やその他有価証券評価差額金(同+2,227百万円)が増加したこと等によるものであります。
なお、当社は、令和2年3月25日開催の第31期定時株主総会の決議に基づき、令和2年3月26日を効力発生日として、資本準備金を2,495百万円、その他資本剰余金を29百万円、その他利益剰余金を53百万円減少させ、全額を資本金に組み入れました。この結果、当第2四半期連結会計期間末において、資本金の額は4,000百万円となります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末の現金及び現金同等物は15,571百万円となり、前連結会計年度末に比べ641百万円増加しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益3,418百万円や減価償却費523百万円の計上があった一方で、たな卸資産の増加による支出648百万円及び法人税等の支払額998百万円があったこと等により、2,721百万円の収入(前年同期は、2,247百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出111百万円や無形固定資産の取得による支出252百万円等があった一方で、投資有価証券の売却による収入99百万円があったこと等により、327百万円の支出(前年同期は613百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出758百万円及び配当金の支払938百万円等により、1,753百万円の支出(前年同期は1,266百万円の支出)となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費は278百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。