四半期報告書-第35期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/11 10:00
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
⦅ 資産 ⦆
当第2四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末より4,582百万円減少して39,782百万円となりました。
流動資産は、受取手形、売掛金及び契約資産の減少などにより、前連結会計年度末より4,039百万円減少しました。
固定資産は、繰延税金資産の減少などにより、前連結会計年度末より542百万円減少しました。
⦅ 負債 ⦆
当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末より4,491百万円減少して16,493百万円となりました。
流動負債は、買掛金の減少などにより、前連結会計年度末より4,238百万円減少しました。
固定負債は、長期借入金の減少などにより、前連結会計年度末より253百万円減少しました。
⦅ 純資産 ⦆
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、利益剰余金が増加したものの、自己株式の増加などにより、前連結会計年度末より90百万円減少して23,289百万円となりました。
② 経営成績の状況
新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、感染症対策等を継続しながら、緩やかに経済活動の正常化が進んできました。一方、世界情勢に対する懸念からエネルギー資源や物価の高騰など、社会や経済環境は依然として先行き不透明な状況が続いています。
そのような中、企業においては依然としてデジタル技術を用いたDX推進や事業強化、テレワークのためのセキュアな環境の整備、働き方の変化に伴うクラウドの利活用促進といった取り組みが求められてきました。これにより国内企業におけるDX投資の需要は引き続き堅調に推移してきました。また、セキュリティ対策が脆弱な部分を狙ったサイバー犯罪は増加傾向にあり、特に企業のサプライチェーンが複雑化していく中でサプライヤーへのサイバー攻撃も増加するなど、自社のみならずサプライチェーン全体でのサイバーセキュリティ対策の必要性も顕在化しています。
一方、行政ではデジタル庁が発足して1年が経過し、健康保険証を廃止してマイナンバーカードへ一本化するなど政府DXの歩みを着実に進めています。また、ガバメントクラウドの整備も進んでおり、当社が得意とするMicrosoft Azureもその1つに選定されました。このような取り組みを通じて行政のデジタル化の需要も旺盛に推移しています。
当社を含めたICT関連企業は、DX推進とそれに伴うセキュリティ対策の支援を通じて、大きな社会の変化に対応することが求められています。
このような経営環境の中、ICTサービス事業は堅調に推移し、前年同期と比較して各区分の業績は以下のとおりとなりました。
・通信
ソフトバンク㈱向けのベンダーマネジメント案件を高付加価値な領域へシフトしたことにより減収となりましたが、効率化が進み利益率が改善したことで増益となりました。
・エンタープライズ
製造業向けセキュリティ対策・監視運用に関する案件が増加し増収となりました。また、利益率の低いライセンス販売の一部撤退や、自社サービスのマネージドセキュリティサービス(MSS)が順調に進捗したことにより利益率が向上し増益となりました。
・公共
農林水産省向けの電子申請基盤の追加開発及び運用案件やデジタル地図案件、次期自治体情報セキュリティクラウドの運用が開始し増収となったものの、次期自治体情報セキュリティクラウドに関する障害対応のためのコストが増加したことにより売上総利益の増加は緩やかとなりました。
・個人
ECサイト運営代行において㈱ノートンライフロックとの契約変更の影響が後ろ倒しとなり、売上は横ばい、売上総利益は減益で推移しました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における業績は、以下のとおりとなりました。
なお、売上高、売上総利益、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は第2四半期連結累計期間として過去最高となりました。
(百万円)
前年同期当第2四半期増減増減率
売上高31,31631,7063891.2%
売上総利益6,3716,9445729.0%
販売費及び一般管理費4,1654,67350812.2%
営業利益2,2052,270642.9%
経常利益2,1892,222331.5%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
1,3151,346302.3%
EBITDA(注)2,9513,0931414.8%
1株当たり
四半期純利益
65.04円66.99円1.95円3.0%

(注)EBITDA=営業利益+のれん償却費+減価償却費
なお、当社の報告セグメントは「ICTサービス事業」の単一セグメントとしておりますが、「ICTサービス事業」を構成する各マーケットの内容及び業績については、⦅ 区分の説明 ⦆をご参照ください。
⦅ 第4次中期経営計画の進捗 ⦆
当社グループは、2023年3月期から2025年3月期の3年間を対象期間とした第4次中期経営計画を定め、取り組みを進めています。
①経営の基本方針
当社グループは、「情報革命で人々を幸せに~技術の力で、未来をつくる~」ことをミッションに掲げ、多様な働き方と挑める環境で先進技術と創造性を磨き、社会に新しい価値を提供し続ける企業を目指しております。そしてこの経営理念の下、「日本企業の競争力を高めるクラウドコンサル&サービスカンパニー」となることを長期ビジョンとして定めております。
また、当社グループは持続可能な社会の実現に向け、事業・企業活動を通じてさまざまな社会課題に取り組んでおり、サステナビリティ活動を推進するためのテーマとして6つのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。
サステナビリティとマテリアリティの詳細については、当社ホームページをご参照ください。
https://www.softbanktech.co.jp/corp/sustainability/
当社グループは、ICTサービスの提供を通じて豊かな情報化社会の実現に貢献してまいります。
②重点テーマ
第4次中期経営計画における重点テーマの進捗は以下のとおりです。
⦅ 3つの重点テーマ ⦆
・顧客のDXを支援するセキュリティ&運用サービスの提供
・顧客の変革を実現するデータを活用した共創型DXの推進
・DX人材の育成・創出のためのコンサルティング&IT教育
自社サービスであるマネージドセキュリティサービス(MSS)の拡販が順調に進捗したことにより、当第2四半期連結累計期間におけるセキュリティ関連の売上高は4,925百万円(前年同期比16.9%増)となりました。2022年7月には当社のセキュリティ監視センター(SBT-SOC)をリニューアルしました。SBT-SOCでは、専門のセキュリティアナリストが24時間365日体制でお客様環境のセキュリティシステムやネットワークを監視し、サイバー攻撃や不正アクセスから守るMSSを提供しています。今回のリニューアルではスペースを約2倍に拡張し、業務効率や職場環境の向上、グローバル監視センター等との連携強化を図ることでセキュリティアナリストが働きやすい環境を整備し、セキュリティ&運用サービスの提供体制を拡充しました。また、今後セキュリティアナリストを現状の80名から2024年度までに150名規模を目指し、拡大する需要に対し体制を強化してまいります。
エンジニア採用や人材開発の領域でModis㈱と業務提携契約を締結しました。これにより、当社が注力するクラウドやセキュリティ領域に必要なITエンジニアやコンサルティング人材を育成及び採用するスキームを構築してまいります。
引き続き3つの重点テーマに注力し、第4次中期経営計画を着実に遂行してまいります。
③目標とする経営指標
当社グループは、2023年3月期から2025年3月期までの第4次中期経営計画において、クラウド・セキュリティ&サービスを注力事業に設定し、事業の拡大と企業価値のさらなる向上を図ってまいります。第4次中期経営計画の最終年度である2025年3月期の経営指標として「営業利益80億円」「営業利益率9%台」「クラウド・セキュリティ&サービス売上高500億円超」を掲げ、取り組みを推進しています。
⦅ サステナビリティへの取り組み ⦆
ソフトバンクグループは「情報革命で人々を幸せに」という経営理念の下、世界の人々が最も必要とするサービスやテクノロジーを提供する企業グループとなるために、デジタルの社会実装を推進することで、あらゆる社会課題の解決を目指しています。また、ソフトバンクグループは脱炭素社会の実現を目指し、グループ全体の事業活動に伴う温室効果ガス排出量を2030年度までに実質ゼロにする「2030年度カーボンニュートラル達成」をグループ目標として設定しております。当社においても、社会課題への取り組みを重要な経営課題と認識しており、2030年度カーボンニュートラル達成の実現に向けて、取り組みを推進してまいります。
環境への取り組みにおいては、「クラウド」「セキュリティ」の強みを活かすことが重要であると考えております。マテリアリティの「クラウドを活用した、地球環境への貢献」では、電気効率の高いデータセンターで提供されるクラウドサービスの活用を推進することで、温室効果ガスの排出削減への貢献に取り組みます。また、マテリアリティの「先進技術による、アクセシビリティ促進とデータ利活用推進」では、お客様のDX推進及び安全性の高いデータ利活用によって、温室効果ガス排出量、消費電力など環境関連データの可視化を通じて、温室効果ガス削減やエネルギー効率化の支援を行います。
当社は、「2030年度カーボンニュートラル達成」という目標の下、グループ全体で温室効果ガス排出量の削減に取り組み、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。そして、6つのマテリアリティ解決に向けてサステナビリティ経営を推進し、社会へ新たな価値を提供し続けることで、持続的成長を実現してまいります。
⦅ 区分の説明 ⦆
当社の報告セグメントは、「ICTサービス事業」の単一セグメントとしており、「ICTサービス事業」を構成する主要な区分の内容及び業績については、次のとおりです。
当社は各マーケットの課題に対し、プロジェクトチームを立ち上げコンサルティングからシステム導入、IT教育まで展開しております。第4次中期経営計画を推進するにあたり、当社の事業ポートフォリオの変革を可視化し、外部環境と当社の業績進捗比較を容易にするため、顧客の属するマーケットによる区分に即して「主な内容」及び「主な事業会社の名称」の項目を変更しています。
また、各区分の前年同期の金額は現在の計上方法に則して算出しております。
区分主な内容主な事業会社の名称
通信⦅ 通信会社向け ⦆
・オンプレミス(プライベートクラウド含む)のシステム
構築/運用保守
・クラウドコンサルティング/移行支援/構築/運用
・セキュリティ運用監視サービス 等
・SBテクノロジー㈱
・㈱電縁
エンタープライズ⦅ 一般事業者向け ⦆
・クラウドコンサルティング/移行支援/構築/運用/IT
教育サービス
・AI・IoTソリューション
・セキュリティコンサルティング/導入支援/運用監視
サービス
・電子認証ソリューション 等
・SBテクノロジー㈱
・M-SOLUTIONS㈱
・㈱環
・サイバートラスト㈱
・アイ・オーシステムインテグレーション㈱
公共⦅ 官公庁・自治体向け ⦆
・クラウド移行支援/構築/運用/IT教育サービス
・AI・IoTソリューション
・セキュリティコンサルティング/導入支援/運用監視
サービス 等
・SBテクノロジー㈱
・アソラテック㈱
・リデン㈱
個人・ECサイト運営代行
・フォントライセンスのEC販売 等
・SBテクノロジー㈱
・フォントワークス㈱


(百万円)
前年同期当第2四半期増減増減率
通信売上高10,9419,811△1,129△10.3%
売上総利益1,4731,5881157.9%
利益率13.5%16.2%2.7ポイント-
エンタープライズ売上高14,30414,5612571.8%
売上総利益3,2523,69244013.6%
利益率22.7%25.4%2.7ポイント-
公共売上高3,9865,3021,31633.0%
売上総利益3314016921.1%
利益率8.3%7.6%△0.7ポイント-
個人売上高2,0842,030△54△2.6%
売上総利益1,3141,260△53△4.1%
利益率63.1%62.1%△1.0ポイント-
売上高31,31631,7063891.2%
売上総利益6,3716,9445729.0%
利益率20.3%21.9%1.6ポイント-

③ キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末より2,057百万円増加して10,758百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は4,700百万円となりました。これは、仕入債務の減少により2,784百万円の資金使用があったものの、売上債権及び契約資産の減少により6,941百万円の資金回収があったこと等によるものです。
前年同期との比較では、営業債務の増減額で2,120百万円の資金使用が増加したものの、売上債権及び契約資産の増減額により4,876百万円、営業債権の増減額により1,621百万円の資金回収が増加したこと等により、得られた資金は4,084百万円増加しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は826百万円となりました。これは、無形固定資産の取得で570百万円、有形固定資産の取得で237百万円の資金使用があったこと等によるものです。
前年同期との比較では、有形固定資産の取得による支出が142百万円増加したこと等により、使用した資金は174百万円増加しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は1,825百万円となりました。これは、自己株式の取得により1,098百万円、配当金の支払により607百万円の資金使用があったこと等によるものです。
前年同期との比較では、自己株式の取得による支出が1,097百万円増加し、非支配株主からの払込みによる収入が489百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の売却による収入が458百万円減少したこと等により、使用した資金は2,022百万円増加しております。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、73百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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