四半期報告書-第24期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりであります。
売上収益は9,502百万円(前年同期比33.2%減)となりました。これは主として、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い市場動向が変化し、在宅勤務や巣ごもりによる需要に加えてEC利用者が増加したことにより価格.com事業が増収となったこと、また休業要請、外食や旅行消費の自粛などにより食べログ事業及び新興メディア・ソリューション事業における旅行・移動領域の各事業が減収となったことによるものであります。
営業利益は2,209百万円(前年同期比65.7%減)となりました。これは主として売上収益の減少並びに人件費及び家賃の増加によるものであります。
税引前四半期利益は2,156百万円(前年同期比66.0%減)となりました。これは主として営業利益の減少及び持分法による投資損失の計上によるものであります。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,418百万円(前年同期比67.2%減)となりました。
セグメントの業績(内部取引消去後)は、次のとおりであります。
インターネット・メディア事業
当第1四半期連結累計期間のインターネット・メディア事業の売上収益は8,929百万円(前年同期比35.1%減)、セグメント利益は2,063百万円(前年同期比67.3%減)となりました。
ファイナンス事業
当第1四半期連結累計期間の売上収益は573百万円(前年同期比24.8%増)、セグメント利益は145百万円(前年同期比12.5%増)となりました。
㈱カカクコム・インシュアランスが運営する『価格.com保険』は主に生命保険のオンライン契約申込数が増加したことにより手数料収入が増加しました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は56,405百万円となり、前連結会計年度末と比較し6,912百万円減少いたしました。これは主に、使用権資産が795百万円増加した一方で、現金及び現金同等物が5,762百万円、営業債権及びその他の債権が2,063百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(負債)
負債合計は15,804百万円となり、前連結会計年度末と比較し4,210百万円減少いたしました。これは主に、その他の金融負債が735百万円増加した一方で、未払法人所得税が3,787百万円、営業債務及びその他の債務が933百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(資本)
資本合計は40,600百万円となり、前連結会計年度末と比較し2,702百万円減少いたしました。これは主に、親会社の所有者に帰属する四半期利益1,418百万円を計上した一方で、剰余金の配当4,117百万円を計上したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ5,762百万円減少し、23,741百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動に使用した資金は396百万円(前年同期は3,665百万円の収入)となりました。
これは主に、税引前四半期利益2,156百万円、営業債権及びその他の債権の減少による収入2,063百万円、減価償却費及び償却費867百万円を計上した一方で、法人所得税の支払額が4,601百万円、営業債務及びその他の債務の減少による支出799百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は516百万円(前年同期は1,021百万円の支出)となりました。
これは主に、サーバーで使用するソフトウェアの購入等の無形資産の取得による支出が384百万円、有形固定資産の取得による支出が205百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は4,851百万円(前年同期は3,788百万円の支出)となりました。
これは主に、短期借入金の純増減額が250百万円の増加となった一方で、配当金の支払による支出が4,101百万円、リース負債の返済による支出が986百万円あったことによるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書の連結財務諸表注記「4.重要な会計上の見積り及び判断の利用」に記載した新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が及ぶ期間等を含む仮定について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(7) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は35百万円であります。
(8) 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、従業員数の著しい増減はありません。
(9) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおり著しく減少しております。
(10) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更は、いずれもありません。
(11) 経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおりです。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大により、生活必需品への需要集中、外食、旅行・娯楽関連の消費の自粛、事業者の休業など市場動向に大きな変化が生じており、当社グループにおいては前連結会計年度末以降も、特に外食、旅行及び娯楽の各領域におけるサービス利用者数について、影響が生じております。
当社グループでは事業への影響の把握と事業継続のために必要な対処の検討・実施を引き続き進めておりますが、感染収束の時期など不確定要素が多く、先行きの見通しは困難な状況が今後も続くものと見られます。
(12) 資本の財源及び資金の流動性
①資金需要
当社グループの主な資金需要は運転資金及び設備資金であります。運転資金の主なものは、営業活動における人件費、販売代理店に支払う販売手数料及びサービス利用者増加を目的とした広告宣伝費によるものであります。設備資金の主なものは、サーバー及びネットワークの設備投資によるものであります。
②財務政策
当社グループの事業拡大に必要な資金は営業キャッシュ・フローから獲得した資金を充当しております。
当第1四半期連結累計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりであります。
売上収益は9,502百万円(前年同期比33.2%減)となりました。これは主として、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い市場動向が変化し、在宅勤務や巣ごもりによる需要に加えてEC利用者が増加したことにより価格.com事業が増収となったこと、また休業要請、外食や旅行消費の自粛などにより食べログ事業及び新興メディア・ソリューション事業における旅行・移動領域の各事業が減収となったことによるものであります。
営業利益は2,209百万円(前年同期比65.7%減)となりました。これは主として売上収益の減少並びに人件費及び家賃の増加によるものであります。
税引前四半期利益は2,156百万円(前年同期比66.0%減)となりました。これは主として営業利益の減少及び持分法による投資損失の計上によるものであります。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,418百万円(前年同期比67.2%減)となりました。
セグメントの業績(内部取引消去後)は、次のとおりであります。
インターネット・メディア事業
当第1四半期連結累計期間のインターネット・メディア事業の売上収益は8,929百万円(前年同期比35.1%減)、セグメント利益は2,063百万円(前年同期比67.3%減)となりました。
ファイナンス事業
当第1四半期連結累計期間の売上収益は573百万円(前年同期比24.8%増)、セグメント利益は145百万円(前年同期比12.5%増)となりました。
㈱カカクコム・インシュアランスが運営する『価格.com保険』は主に生命保険のオンライン契約申込数が増加したことにより手数料収入が増加しました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は56,405百万円となり、前連結会計年度末と比較し6,912百万円減少いたしました。これは主に、使用権資産が795百万円増加した一方で、現金及び現金同等物が5,762百万円、営業債権及びその他の債権が2,063百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(負債)
負債合計は15,804百万円となり、前連結会計年度末と比較し4,210百万円減少いたしました。これは主に、その他の金融負債が735百万円増加した一方で、未払法人所得税が3,787百万円、営業債務及びその他の債務が933百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(資本)
資本合計は40,600百万円となり、前連結会計年度末と比較し2,702百万円減少いたしました。これは主に、親会社の所有者に帰属する四半期利益1,418百万円を計上した一方で、剰余金の配当4,117百万円を計上したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ5,762百万円減少し、23,741百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動に使用した資金は396百万円(前年同期は3,665百万円の収入)となりました。
これは主に、税引前四半期利益2,156百万円、営業債権及びその他の債権の減少による収入2,063百万円、減価償却費及び償却費867百万円を計上した一方で、法人所得税の支払額が4,601百万円、営業債務及びその他の債務の減少による支出799百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は516百万円(前年同期は1,021百万円の支出)となりました。
これは主に、サーバーで使用するソフトウェアの購入等の無形資産の取得による支出が384百万円、有形固定資産の取得による支出が205百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は4,851百万円(前年同期は3,788百万円の支出)となりました。
これは主に、短期借入金の純増減額が250百万円の増加となった一方で、配当金の支払による支出が4,101百万円、リース負債の返済による支出が986百万円あったことによるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書の連結財務諸表注記「4.重要な会計上の見積り及び判断の利用」に記載した新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が及ぶ期間等を含む仮定について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(7) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は35百万円であります。
(8) 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、従業員数の著しい増減はありません。
(9) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおり著しく減少しております。
(10) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更は、いずれもありません。
(11) 経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおりです。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大により、生活必需品への需要集中、外食、旅行・娯楽関連の消費の自粛、事業者の休業など市場動向に大きな変化が生じており、当社グループにおいては前連結会計年度末以降も、特に外食、旅行及び娯楽の各領域におけるサービス利用者数について、影響が生じております。
当社グループでは事業への影響の把握と事業継続のために必要な対処の検討・実施を引き続き進めておりますが、感染収束の時期など不確定要素が多く、先行きの見通しは困難な状況が今後も続くものと見られます。
(12) 資本の財源及び資金の流動性
①資金需要
当社グループの主な資金需要は運転資金及び設備資金であります。運転資金の主なものは、営業活動における人件費、販売代理店に支払う販売手数料及びサービス利用者増加を目的とした広告宣伝費によるものであります。設備資金の主なものは、サーバー及びネットワークの設備投資によるものであります。
②財務政策
当社グループの事業拡大に必要な資金は営業キャッシュ・フローから獲得した資金を充当しております。