四半期報告書-第26期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/09 11:54
【資料】
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【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当第2四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりであります。
売上収益は28,240百万円(前年同期比18.2%増)となりました。これは主として、まん延防止等重点措置その他の行動制限が全国的に解除された後、7月以降において発生した新たな変異ウイルスによる感染拡大の影響を受けながらも経済社会活動の正常化が進む中で、価格.com事業の売上が減少した一方、食べログ事業における飲食店販促事業、求人ボックス事業をはじめとする新興メディア・ソリューション事業、及びファイナンス事業において売上が増加したことによるものであります。
営業利益は10,906百万円(前年同期比34.3%増)となりました。これは主として売上収益の増加によるものであります。
税引前四半期利益は11,330百万円(前年同期比41.1%増)となりました。これは主として営業利益の増加及び金融収益の増加並びに持分法による投資損失の減少によるものであります。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は8,046百万円(前年同期比39.3%増)となりました。
セグメントの業績(内部取引消去後)は、次のとおりであります。
インターネット・メディア事業
当第2四半期連結累計期間のインターネット・メディア事業の売上収益は26,792百万円(前年同期比18.9%増)、セグメント利益は10,516百万円(前年同期比35.1%増)となりました。
ファイナンス事業
当第2四半期連結累計期間のファイナンス事業の売上収益は1,447百万円(前年同期比7.1%増)、セグメント利益は390百万円(前年同期比15.8%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は78,984百万円となり、前連結会計年度末と比較し8,507百万円増加いたしました。これは主に、使用権資産が690百万円減少した一方で、現金及び現金同等物が5,052百万円、その他の流動資産が3,127百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(負債)
負債合計は26,693百万円となり、前連結会計年度末と比較し4,380百万円増加いたしました。これは主に、リース負債(非流動)が363百万円減少した一方で、その他の流動負債が3,733百万円増加したことによるものであります。
(資本)
資本合計は52,291百万円となり、前連結会計年度末と比較し4,127百万円増加いたしました。これは主に、親会社の所有者に帰属する四半期利益8,046百万円を計上した一方で、剰余金の配当4,092百万円を計上したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ5,052百万円増加し、39,350百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は10,825百万円(前年同期は6,311百万円の収入)となりました。
これは主に、法人所得税の支払額3,181百万円を計上した一方で、税引前四半期利益11,330百万円、減価償却費及び償却費1,739百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は991百万円(前年同期は1,283百万円の支出)となりました。
これは主に、サーバーで使用するソフトウェアの購入等の無形資産の取得による支出664百万円、有形固定資産の取得による支出205百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は4,792百万円(前年同期は10,155百万円の支出)となりました。
これは主に、配当金の支払による支出4,091百万円があったことによるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書の連結財務諸表注記「4.重要な会計上の見積り及び判断の利用」に記載した新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が及ぶ期間等を含む仮定について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(7) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は68百万円であります。
(8) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、従業員数の著しい増減はありません。
(9) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(10) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更は、いずれもありません。
(11) 経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大は、外食、旅行及び娯楽といった人の移動を基とする各領域におけるサービスをはじめ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。引き続き、今後の動向を注視してまいります。
(12) 資本の財源及び資金の流動性
①資金需要
当社グループの主な資金需要は運転資金及び設備資金であります。運転資金の主なものは、営業活動における人件費、販売代理店に支払う販売手数料及びサービス利用者増加を目的とした広告宣伝費によるものであります。設備資金の主なものは、サーバー及びネットワークの設備投資によるものであります。
②財務政策
当社グループの事業拡大に必要な資金は営業キャッシュ・フローから獲得した資金を充当しております。