有価証券報告書-第34期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/13 15:49
【資料】
PDFをみる
【項目】
147項目

(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、新たな事業領域の開拓と安定した事業運営を推進し、NTTグループの金融中核会社として、社会的責任を担う信頼され続ける企業を目指しております。
当社グループを取り巻く環境としましては、個人消費の持ち直しや、設備投資の増加等により景気回復が継続し
ていくことが期待されていますが、企業収益の改善に足踏みがみられており、また、通商問題の動向が世界経済に
与える影響、中国経済の先行きなど海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響に注視する必要があるとみら
れています。
このような状況のもと、当社グループは2018年度において、「リース・ファイナンス事業における成長分野の開
拓と顧客基盤の維持・拡大」、「NTTグループの海外展開に合わせたグローバル金融サービスの提供」、「クレ
ジットカード事業におけるPaySolの拡大」、「ビリング事業における効率化施策の推進と法人向けサービス
の拡大」、「金融プラットフォームの拡充と効率化」、「CSR・セキュリティマネジメントの徹底」の各種施策
に取り組んでまいりました。具体的には、リース事業におきましては、NTTグループやパートナー企業との連携
による「プロジェクト型営業」の展開により、教育・環境・医療等の成長分野において、良質な営業資産の積み上
げを図ってまいりました。また、グローバル事業におきましては、海外子会社を活用し、NTTグループの海外展
開に合わせ、各種金融サービスの提供を行ってまいりました。クレジットカード事業におきましては、VNPサー
ビスとカード情報預かりサービスをパッケージにしたプラットフォームサービス「PaySol」を拡大してまい
りました。更に、グループファイナンス機能の拡充を図り、NTTグループの資金効率化に貢献してまいりまし
た。CSR活動におきましては、「第4回東京国際ヴィオラコンクール」や大震災からの復興を願う「fukushima
さくらプロジェクト」への協賛など、社会貢献活動を行ってまいりました。
これらの結果、当社グループにおける当連結会計年度の業績につきましては、売上高は前期比198億34百万円の
増加となる4,243億10百万円となりました。営業利益は前期比21億56百万円の減少となる166億24百万円、経常利益
は前期比10億2百万円の減少となる175億97百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比10億51百万円の減
少となる117億61百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
〇 リース事業
リース事業の当連結会計年度における売上高は、リース割賦収入が増加したことにより、前期比209億5百万円の増加となる2,279億28百万円となりました。セグメント利益は、今後の経済情勢・景気動向の変化に備えた貸倒引当金を計上した影響により、前期比10億36百万円の減少となる98億18百万円となりました。 当連結会計年度における契約実行高は、NTTグループやパートナー企業と連携し、教育・環境・医療等の成長分野の取り扱いが順調に推移したほか、主力の情報通信機器関連分野が増加したこと等により、前期比611億7百万円の増加となる2,844億54百万円となりました。なお、当連結会計年度末における営業資産残高は、前期比1,142億23百万円の増加となる7,677億95百万円となりました。
〇 融資事業
融資事業の当連結会計年度における売上高は、グループファイナンスの増加等により、前期比46億26百万円の増加となる206億44百万円となりました。セグメント利益は、前年並みの45億34百万円となりました。
当連結会計年度における契約実行高は、グループファイナンスの増加等により、前期比1兆2,459億29百万円の増加となる4兆9,702億31百万円となりました。なお、当連結会計年度末における営業資産残高は、前期比2,809億14百万円の増加となる1兆8,128億89百万円となりました。
〇 投資事業
投資事業の当連結会計年度における売上高は、日本型オペレーティングリースの組成手数料の増加等により、前期比11億67百万円の増加となる45億32百万円となりました。セグメント利益は、前期比9億49百万円の増加となる24億14百万円となりました。
当連結会計年度における契約実行高は、債券投資が減少したこと等により、前期比450億43百万円の減少となる282億56百万円となりました。なお、当連結会計年度末における営業資産残高は、前期比111億70百万円の増加となる1,306億29百万円となりました。
〇 クレジットカード事業
クレジットカード事業の当連結会計年度における売上高は、通信料金等の取り扱いが増加したことにより、前期比14億85百万円の増加となる410億58百万円となりました。セグメント利益は、前期比2億9百万円の増加となる32億43百万円となりました。
なお、当連結会計年度における契約実行高は、前述の影響等により、前期比902億59百万円の増加となる2兆7,825億40百万円となりました。
〇 ビリング事業
ビリング事業におきましては、「おまとめ請求」の拡大や請求・回収業務のコスト削減等に取り組み、安定かつ効率的な事業運営に努めました。その結果、売上高は前期比68億79百万円の減少となる1,660億37百万円となりました。セグメント利益は、前期比20億81百万円の減少となる51億67百万円となりました。 なお、当連結会計年度における契約実行高は、前期比798億89百万円の減少となる5兆8,912億47百万円となりました。
当社グループにおける当連結会計年度末の財政状態につきましては、次のとおりであります。
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末比3,886億37百万円の増加となる3兆2,666億95百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末比3,889億11百万円の増加となる3兆1,417億51百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末比2億74百万円の減少となる1,249億44百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前期比138億76百万円減少の1,349億29百万円となりました。
なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
〇 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、グループファイナンスの増加等により営業貸付金が増加したこと等から、3,944億85百万円の支出(前期は4,814億82百万円の支出)となりました。
〇 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、システム関連の社用資産の取得による支出があったこと等から、78億18百万円の支出(前期は27億67百万円の支出)となりました。
〇 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入れによる収入があったこと等から、3,880億87百万円の収入(前期は2,564億62百万円の収入)となりました。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。
なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(財政状態)
〇 資産の部
当連結会計年度末の流動資産合計は、営業貸付金やリース債権及びリース投資資産が増加したこと等に伴い、前連結会計年度末比3,709億78百万円の増加となる3兆840億10百万円となりました。
当連結会計年度末の固定資産合計は、投資有価証券が増加したこと等に伴い、前連結会計年度末比176億58百万円の増加となる1,826億85百万円となりました。
〇 負債の部
当連結会計年度末の流動負債合計は、コマーシャル・ペーパーが増加したこと等に伴い、前連結会計年度末比1,453億85百万円の増加となる1兆9,143億86百万円となりました。
当連結会計年度末の固定負債合計は、長期借入金が増加したこと等に伴い、前連結会計年度末比2,435億26百万円の増加となる1兆2,273億64百万円となりました。
〇 純資産の部
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末比2億74百万円の減少となる1,249億44百万円となりました。
(経営成績)
〇 売上高
売上高につきましては、前期比198億34百万円の増加となる4,243億10百万円となりました。
〇 営業利益・経常利益
営業利益につきましては、前期比21億56百万円の減少となる166億24百万円、経常利益は前期比10億2百万円の減少となる175億97百万円となりました。
〇 親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前期比10億51百万円の減少となる117億61百万円となりました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(キャッシュ・フローの状況)
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの資金需要の主なものは、グループファイナンス等の貸付資金や顧客へリース・割賦販売を行う物件の購入資金であります。
資金の調達源につきましては、金融機関からの借入に加え、社債、コマーシャル・ペーパーの発行、NTTグループの余剰資金の受入、並びに営業活動によるリース料等の収入やリース債権の流動化等の多様な方法により調達しております。
また、金融機関との当座貸越契約及びコミットメントライン契約の締結や、複数の格付会社からの高い信用格付を背景に低利で安定した資金調達が可能となっております。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(3)特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく営業貸付金及びその他の営業貸付債権の状況
「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」(平成11年5月19日 大蔵省令第57号)に基づく、提出会社における営業貸付金の状況は次のとおりであります。
① 貸付金の種別残高内訳
2019年3月31日現在

件数・残高
貸付種別
平均約定金利
(%)
件数
(件)
構成割合(%)残高
(百万円)
構成割合(%)
消費者向
無担保
(住宅向を除く)
12,90195.622,9050.1617.31
有担保
(住宅向を除く)
-----
住宅向-----
12,90195.622,9050.1617.31
事業者向5924.381,730,62099.841.11
合計13,493100.001,733,525100.001.14

② 資金調達内訳
2019年3月31日現在

借入先等残高(百万円)平均調達金利(%)
金融機関等からの借入1,056,6880.83
その他1,369,3780.07
社債・コマーシャルペーパー547,1170.09
合計2,426,0670.40
自己資本154,899-
資本金・出資額16,770-

(注)当連結会計年度に行った貸付債権の譲渡の合計額は5,491百万円であります。
③ 業種別貸付金残高内訳
2019年3月31日現在

先数・残高
業種別
先数
(件)
構成割合(%)残高
(百万円)
構成割合(%)
農業・林業・漁業----
建設業----
製造業100.088,8610.51
電気・ガス・熱供給・水道業190.1419,6301.13
情報通信業180.141,020,48258.87
運輸業、郵便業140.1126,5481.53
卸売業、小売業100.0819,5891.13
金融業、保険業1000.76219,03312.63
不動産業、物品賃貸業200.15344,39519.87
宿泊業、飲食サービス業10.0160.01
教育、学習支援業----
医療、福祉130.101,9230.11
複合サービス事業----
サービス業(他に分類されないもの)140.1154,2063.13
個人12,90198.212,9050.16
特定非営利活動法人----
その他150.1115,9420.92
合計13,135100.001,733,525100.00

④ 担保別貸付金残高内訳
2019年3月31日現在

受入担保の種類残高(百万円)構成割合(%)
有価証券--
うち株式--
債権151,3358.73
うち預金--
商品--
不動産1430.01
財団4,8400.28
その他9,1700.53
165,4909.55
保証10,4640.60
無担保1,557,57189.85
合計1,733,525100.00

⑤ 期間別貸付金残高内訳
2019年3月31日現在

件数・残高
期間別
件数
(件)
構成割合(%)残高
(百万円)
構成割合(%)
1年以下5,89043.65234,65113.53
1年超 5年以下7,14752.97547,81031.60
5年超 10年以下3232.39693,69440.02
10年超 15年以下1070.79232,27513.40
15年超 20年以下250.1923,3601.35
20年超 25年以下10.011,7320.10
25年超----
合計13,493100.001,733,525100.00
一件当たり平均期間6.15

(注)期間は、約定期間によっております。
(4)営業取引の状況
(契約実行高)
当連結会計年度における契約実行高をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
契約実行高(百万円)前年増減率
(%)
リース情報・事務用機器161,51620.9
産業・土木・建設機械6,645△14.7
その他52,88517.4
ファイナンス・リース計221,04718.5
オペレーティング・リース5,7921,078.8
割賦販売57,61458.1
リース計284,45427.3
融資4,970,23133.4
投資28,256△61.4

(注)1.リース事業におけるリース取引については賃貸用資産の取得金額、また、割賦販売取引については割賦債権から割賦未実現利益を控除した金額を表示しています。
2.融資事業については、営業貸付金等の金額を表示しております。
3.投資事業については、債券等に対する投資額を表示しております。
セグメントの名称当連結会計年度
契約実行高(百万円)前年増減率
(%)
クレジットカード2,782,5403.3
ビリング5,891,247△1.3

(注)1.クレジットカード事業については、ローン及びショッピング等における取扱高の合計額を表示しております。
2.ビリング事業については、通信サービス等料金債権の譲受金額を表示しております。
(営業資産残高)
連結会計年度における営業資産残高をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称前連結会計年度当連結会計年度
期末残高
(百万円)
構成比(%)期末残高
(百万円)
構成比(%)
リース情報・事務用機器306,47511.6338,10811.1
産業・土木・建設機械22,3960.826,6990.9
その他202,6017.7247,3508.2
ファイナンス・リース計531,47320.1612,15920.2
オペレーティング・リース27,5001.030,2561.0
割賦販売94,5983.6125,3794.1
リース計653,57224.7767,79525.3
融資1,531,97458.11,812,88959.7
投資119,4584.6130,6294.3
クレジットカード56,1322.170,6662.3
ビリング277,64910.5253,7128.4
合計2,638,787100.03,035,693100.0

(注)リース事業における割賦販売は、割賦未実現利益控除後の残高によるものであります。
(営業実績)
連結会計年度における営業実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
① 前連結会計年度
セグメントの名称売上高
(百万円)
売上原価
(百万円)
差引利益
(百万円)
資金原価
(百万円)
売上総利益
(百万円)
リース207,022186,89520,126--
融資16,01820415,813
投資3,3655772,787
クレジットカード39,57331,8557,717
ビリング172,91769,273103,643
報告セグメント計438,896288,806150,089
セグメント間取引消去△34,420△34,420-
合計404,476254,386150,08910,972139,116

② 当連結会計年度
セグメントの名称売上高
(百万円)
売上原価
(百万円)
差引利益
(百万円)
資金原価
(百万円)
売上総利益
(百万円)
リース227,928207,07220,856--
融資20,64417020,474
投資4,5324024,129
クレジットカード41,05832,9998,058
ビリング166,03767,70598,332
報告セグメント計460,202308,350151,851
セグメント間取引消去△35,891△35,891-
合計424,310272,458151,85115,592136,259

(注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の売上高及び当該売上高の総売上高に対する割合は次のとおりであ ります。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)
㈱NTTドコモ83,95720.786,09020.2
西日本電信電話㈱39,5869.734,9978.2
東日本電信電話㈱38,3159.434,3878.1

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。