有価証券報告書-第27期(2023/04/01-2024/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
(経営成績の状況)
当連結会計年度におけるわが国経済は、社会・経済活動がコロナ禍から正常化に向かうとともに、雇用・所得環境が改善するなかで緩やかに景気回復する動きとなりました。一方で、海外景気の下振れ、為替の変動や物価上昇等により先行きは不透明な状況が続いております。
当連結会計年度は、2026年3月期までのBSR拡大期初年度として、BSR展開期で伸長させた既存のフロー&ストックビジネスを土台に、AI音声認識AmiVoice® によるDX推進、文字起こし、営業業務支援、アミボイスエンジン・プラットフォーム(ACP含む)の市場への導入・拡大を進めました。
そのような中で、各企業における業務効率化にともなうDX推進のニーズに対してAI音声認識AmiVoice® の各種製品が伸長いたしました。また、BSR展開期で取り組んだストックビジネスの売上比率の向上によって増収増益し売上高、営業利益、経常利益において過去最高を達成することができました。
売上高に関しましては、BSR1(第一の成長エンジン)において、CTI事業部、VoXT事業部、医療事業部が増収し前年同期比18.2%増、BSR2(第二の成長エンジン)においては前年同期比1.7%減となりました。その結果、当社グループ全体では、前年同期比15.9%の増収となりました。
損益に関しましては、営業利益につきまして、BSR1(第一の成長エンジン)において、CTI事業部、VoXT事業部、医療事業部が大幅に増益し前年同期比で27.7%の増益、BSR2(第二の成長エンジン)においては赤字幅が増加しました。その結果、当社グループ全体では、前年同期比で26.6%の大幅な増益となりました。営業利益の増益により経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も増益いたしました。
これらの結果、当連結会計年度は、売上高6,001百万円(前年同期は売上高5,180百万円)、営業利益1,367百万円(前年同期は営業利益1,080百万円)、経常利益1,414百万円(前年同期は経常利益1,121百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益1,005百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益867百万円)となりました。
音声事業の各分野別の状況は、以下のとおりであります。
BSR1の状況(連結調整前)
CTI事業部(BSR1)
大手SIerを中心とした販売パートナーと連携しコンタクトセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice® Communication Suite」の販売が好調に推移しました。また、「AmiVoice® Communication Suite」が、株式会社コムデザインが提供するコンタクトセンター向け製品とAPI連携を開始し、ホームセンター大手の株式会社カインズのコンタクトセンターで利用が開始されました。
第2四半期に大型案件を獲得し堅調にユーザー数を増やすとともにストック比率を向上させたことで、増収増益となりました。
ストック比率:前期末66.3%→今期末71.3%
ライセンス数(累計):前期末66,730→今期末74,314
VoXT事業部(BSR1)
AI音声認識AmiVoice® を活用した議事録作成・文字起こし支援アプリケーション(ScribeAssist)とサービス(ProVoXT)の需要が増大し、ユーザー数が増加いたしました。また、ScribeAssistにMicrosoft社の「Azure OpenAI Service」を活用し自動要約を行える「AI要約(β)powered by GPT-3.5」のユーザートライアルを進めました。
利用料徴収型のScribeAssistとProVoXTの主力2製品のユーザー数を増やしたため、高ストック比率をさらに向上させるとともに増収増益となりました。
ストック比率:前期末91.6%→今期末95.2%
主力2製品のライセンス数:前期末2,792→今期末4,446
医療事業部(BSR1)
2024年4月から開始される「医師の働き方改革」で、医師の勤務時間の適正化に向けた取り組みが病院において必要となっております。それにともない、病院における医師や看護師、医療従事者の業務効率化へのニーズが高まっており、主力製品であるAI音声入力ソフト「AmiVoice® Ex7」シリーズや医療向けAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice iNote」の販売が堅調に推移しました。
医師や看護師、医療従事者へ当社製品を販売するという当社の製品販売営業から、医師や看護師、医療従事者を含む病院全体の業務効率化への提案営業に転換を進めたことと、一方で製品販売に関して販売パートナーとの連携を進めたため、増収増益となりました。
ストック比率:前期末32.0%→今期末33.5%
ライセンス数(累計):前期末49,398→今期末52,251
SDX事業部(BSR1)
AI音声認識AmiVoice® の領域特化型エンジンを従量利用で安価に利用可能なクラウド型の「AmiVoice® Cloud Platform(ACP)」の、利用企業数・利用時間数が増加しました。
また、営業ロールプレイングによる実践的なセルフトレーニングと、AIを活用した自動採点機能などにより、営業担当者のトークスキルの向上を支援するクラウド型トレーニングプラットフォーム「AmiVoice® RolePlay」の営業活動を進めました。
「AmiVoice® Cloud Platform(ACP)」は大きく増収したものの、製品やサービスの選択と集中を行い事業構造の転換を図ったため、減収増益となりました。
ストック比率:前期末70.8%→今期末79.6%
領域特化型エンジンのユーザー数(累計):前期末2,870→今期末3,804
BSR2の状況(連結調整前)
BDC本部(旧ビジネス開発センター)・海外事業部(BSR2)
BDC本部は、建設業界において2024年4月から時間外労働時間の上限規制が適用される「2024年問題」で業務効率化が求められている中で、建設業界向け建築工程管理のプラットフォームサービス「AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)」のユーザー数を増加させました。また、同サービスを活用した人材サービス「AISH注1サービス」を拡大するために、連結子会社株式会社アミサポとの連携強化を進めました。
主力製品・サービスは堅調に伸びたものの、受託開発などのソリューション事業を伸ばすことができなかったために減収減益となりました。
ライセンス数(累計):前期末44,162→今期末55,530
海外事業部は、主要顧客との取引が拡大し増収減益となりました。
注1)AISH(AI Super Humanization)とは、AIが人を助け、また、人がAIを使って能力を高める、そして、AIを超えた人の叡智などお互いの優れた点を融合し、人とAIとが共存すること。
連結子会社(BSR2)
AMIVOICE THAI CO., LTD.(タイ王国)は、事業の再構築とコスト削減を進めながら、主要顧客に対する案件獲得を進めたため、ほぼ前年同期並みとなりました。
株式会社速記センターつくばは、自治体向け・裁判所向け・民間向け案件の受注獲得等を進めたものの、裁判所向け案件が落ち込み減収減益となりました。
(財政状態の状況)
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は9,085百万円となり、前連結会計年度末に比べ548百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が501百万円減少したこと等によるものであります。固定資産は6,739百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,545百万円増加いたしました。これは主に投資有価証券の取得や評価替えにより1,525百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は15,825百万円となり、前連結会計年度末に比べ997百万円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は2,525百万円となり、前連結会計年度末に比べ162百万円増加いたしました。これは主に売上に関する前受金が68百万円、未払法人税等が68百万円増加したことによるものであります。固定負債は2,042百万円となり、前連結会計年度末に比べ715百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が768百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は4,567百万円となり、前連結会計年度末に比べ552百万円減少いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は11,257百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,550百万円増加いたしました。これは主にその他有価証券評価差額金648百万円増加、親会社株主に帰属する当期純利益1,005百万円及び剰余金の配当247百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は71.0%(前連結会計年度末は65.2%)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ750百万円減少し、4,954百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりです。
〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉
営業活動の結果、獲得した資金は1,494百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,381百万円を計上したことによるものであります。
〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉
投資活動の結果、使用した資金は1,270百万円となりました。これは定期預金の預入による支出3,900百万円、定期預金の払戻による収入3,900百万円、投資有価証券の取得による支出1,296百万円等によるものであります。
〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉
財務活動の結果、使用した資金は978百万円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出768百万円、配当金の支払額245百万円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 生産実績は当期総製造費用で表示しております。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額は販売価格によっております。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績の状況に関する分析・検討内容
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮説
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき、重要な会計方針及び見積りによって作成されております。具体的には、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
b. 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ750百万円減少し、4,954百万円となりました。
当連結会計年度においても、安定的に利益を計上しており、営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す財務体質への改善が進みました。今後も営業利益率を向上させることで、さらなる財務体質の改善を進めてまいります。
当社グループは流動性かつ安全性の高い現金及び預金を有しており、事業活動を推進する上で当面の必要な資金は既に確保しています。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
(経営成績の状況)
当連結会計年度におけるわが国経済は、社会・経済活動がコロナ禍から正常化に向かうとともに、雇用・所得環境が改善するなかで緩やかに景気回復する動きとなりました。一方で、海外景気の下振れ、為替の変動や物価上昇等により先行きは不透明な状況が続いております。
当連結会計年度は、2026年3月期までのBSR拡大期初年度として、BSR展開期で伸長させた既存のフロー&ストックビジネスを土台に、AI音声認識AmiVoice® によるDX推進、文字起こし、営業業務支援、アミボイスエンジン・プラットフォーム(ACP含む)の市場への導入・拡大を進めました。
そのような中で、各企業における業務効率化にともなうDX推進のニーズに対してAI音声認識AmiVoice® の各種製品が伸長いたしました。また、BSR展開期で取り組んだストックビジネスの売上比率の向上によって増収増益し売上高、営業利益、経常利益において過去最高を達成することができました。
売上高に関しましては、BSR1(第一の成長エンジン)において、CTI事業部、VoXT事業部、医療事業部が増収し前年同期比18.2%増、BSR2(第二の成長エンジン)においては前年同期比1.7%減となりました。その結果、当社グループ全体では、前年同期比15.9%の増収となりました。
損益に関しましては、営業利益につきまして、BSR1(第一の成長エンジン)において、CTI事業部、VoXT事業部、医療事業部が大幅に増益し前年同期比で27.7%の増益、BSR2(第二の成長エンジン)においては赤字幅が増加しました。その結果、当社グループ全体では、前年同期比で26.6%の大幅な増益となりました。営業利益の増益により経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も増益いたしました。
これらの結果、当連結会計年度は、売上高6,001百万円(前年同期は売上高5,180百万円)、営業利益1,367百万円(前年同期は営業利益1,080百万円)、経常利益1,414百万円(前年同期は経常利益1,121百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益1,005百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益867百万円)となりました。
音声事業の各分野別の状況は、以下のとおりであります。
BSR1の状況(連結調整前)
| 売上高 | (前年同期比) | 営業利益 | (前年同期比) | |
| BSR1(第一の成長エンジン) | 5,357百万円 | 18.2%増 | 1,475百万円 | 27.7%増 |
CTI事業部(BSR1)
大手SIerを中心とした販売パートナーと連携しコンタクトセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice® Communication Suite」の販売が好調に推移しました。また、「AmiVoice® Communication Suite」が、株式会社コムデザインが提供するコンタクトセンター向け製品とAPI連携を開始し、ホームセンター大手の株式会社カインズのコンタクトセンターで利用が開始されました。
第2四半期に大型案件を獲得し堅調にユーザー数を増やすとともにストック比率を向上させたことで、増収増益となりました。
ストック比率:前期末66.3%→今期末71.3%
ライセンス数(累計):前期末66,730→今期末74,314
VoXT事業部(BSR1)
AI音声認識AmiVoice® を活用した議事録作成・文字起こし支援アプリケーション(ScribeAssist)とサービス(ProVoXT)の需要が増大し、ユーザー数が増加いたしました。また、ScribeAssistにMicrosoft社の「Azure OpenAI Service」を活用し自動要約を行える「AI要約(β)powered by GPT-3.5」のユーザートライアルを進めました。
利用料徴収型のScribeAssistとProVoXTの主力2製品のユーザー数を増やしたため、高ストック比率をさらに向上させるとともに増収増益となりました。
ストック比率:前期末91.6%→今期末95.2%
主力2製品のライセンス数:前期末2,792→今期末4,446
医療事業部(BSR1)
2024年4月から開始される「医師の働き方改革」で、医師の勤務時間の適正化に向けた取り組みが病院において必要となっております。それにともない、病院における医師や看護師、医療従事者の業務効率化へのニーズが高まっており、主力製品であるAI音声入力ソフト「AmiVoice® Ex7」シリーズや医療向けAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice iNote」の販売が堅調に推移しました。
医師や看護師、医療従事者へ当社製品を販売するという当社の製品販売営業から、医師や看護師、医療従事者を含む病院全体の業務効率化への提案営業に転換を進めたことと、一方で製品販売に関して販売パートナーとの連携を進めたため、増収増益となりました。
ストック比率:前期末32.0%→今期末33.5%
ライセンス数(累計):前期末49,398→今期末52,251
SDX事業部(BSR1)
AI音声認識AmiVoice® の領域特化型エンジンを従量利用で安価に利用可能なクラウド型の「AmiVoice® Cloud Platform(ACP)」の、利用企業数・利用時間数が増加しました。
また、営業ロールプレイングによる実践的なセルフトレーニングと、AIを活用した自動採点機能などにより、営業担当者のトークスキルの向上を支援するクラウド型トレーニングプラットフォーム「AmiVoice® RolePlay」の営業活動を進めました。
「AmiVoice® Cloud Platform(ACP)」は大きく増収したものの、製品やサービスの選択と集中を行い事業構造の転換を図ったため、減収増益となりました。
ストック比率:前期末70.8%→今期末79.6%
領域特化型エンジンのユーザー数(累計):前期末2,870→今期末3,804
BSR2の状況(連結調整前)
| 売上高 | (前年同期比) | 営業利益 | (前年同期比) | |
| BSR2(第二の成長エンジン) | 670百万円 | 1.7%減 | △120百万円 | ― |
BDC本部(旧ビジネス開発センター)・海外事業部(BSR2)
BDC本部は、建設業界において2024年4月から時間外労働時間の上限規制が適用される「2024年問題」で業務効率化が求められている中で、建設業界向け建築工程管理のプラットフォームサービス「AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)」のユーザー数を増加させました。また、同サービスを活用した人材サービス「AISH注1サービス」を拡大するために、連結子会社株式会社アミサポとの連携強化を進めました。
主力製品・サービスは堅調に伸びたものの、受託開発などのソリューション事業を伸ばすことができなかったために減収減益となりました。
ライセンス数(累計):前期末44,162→今期末55,530
海外事業部は、主要顧客との取引が拡大し増収減益となりました。
注1)AISH(AI Super Humanization)とは、AIが人を助け、また、人がAIを使って能力を高める、そして、AIを超えた人の叡智などお互いの優れた点を融合し、人とAIとが共存すること。
連結子会社(BSR2)
AMIVOICE THAI CO., LTD.(タイ王国)は、事業の再構築とコスト削減を進めながら、主要顧客に対する案件獲得を進めたため、ほぼ前年同期並みとなりました。
株式会社速記センターつくばは、自治体向け・裁判所向け・民間向け案件の受注獲得等を進めたものの、裁判所向け案件が落ち込み減収減益となりました。
(財政状態の状況)
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は9,085百万円となり、前連結会計年度末に比べ548百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が501百万円減少したこと等によるものであります。固定資産は6,739百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,545百万円増加いたしました。これは主に投資有価証券の取得や評価替えにより1,525百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は15,825百万円となり、前連結会計年度末に比べ997百万円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は2,525百万円となり、前連結会計年度末に比べ162百万円増加いたしました。これは主に売上に関する前受金が68百万円、未払法人税等が68百万円増加したことによるものであります。固定負債は2,042百万円となり、前連結会計年度末に比べ715百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が768百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は4,567百万円となり、前連結会計年度末に比べ552百万円減少いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は11,257百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,550百万円増加いたしました。これは主にその他有価証券評価差額金648百万円増加、親会社株主に帰属する当期純利益1,005百万円及び剰余金の配当247百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は71.0%(前連結会計年度末は65.2%)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |
| 営業活動により増加(△は減少)したキャッシュ(純額) | 1,266 | 1,494 |
| 投資活動により増加(△は減少)したキャッシュ(純額) | △2,861 | △1,270 |
| 財務活動により増加(△は減少)したキャッシュ(純額) | 601 | △978 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 7 | 4 |
| 現金及び現金同等物増減額(△は減少) | △985 | △750 |
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ750百万円減少し、4,954百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりです。
〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉
営業活動の結果、獲得した資金は1,494百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,381百万円を計上したことによるものであります。
〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉
投資活動の結果、使用した資金は1,270百万円となりました。これは定期預金の預入による支出3,900百万円、定期預金の払戻による収入3,900百万円、投資有価証券の取得による支出1,296百万円等によるものであります。
〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉
財務活動の結果、使用した資金は978百万円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出768百万円、配当金の支払額245百万円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 音声事業(百万円) | 1,454 | 111.9 |
| 合計(百万円) | 1,454 | 111.9 |
(注) 生産実績は当期総製造費用で表示しております。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前年同期比(%) | 受注残高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 音声事業 | 6,709 | 122.6 | 2,212 | 147.0 |
| 合計 | 6,709 | 122.6 | 2,212 | 147.0 |
(注) 上記の金額は販売価格によっております。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 音声事業(百万円) | 6,001 | 115.9 |
| 合計(百万円) | 6,001 | 115.9 |
(2)経営者の視点による経営成績の状況に関する分析・検討内容
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮説
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき、重要な会計方針及び見積りによって作成されております。具体的には、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
b. 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ750百万円減少し、4,954百万円となりました。
当連結会計年度においても、安定的に利益を計上しており、営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す財務体質への改善が進みました。今後も営業利益率を向上させることで、さらなる財務体質の改善を進めてまいります。
当社グループは流動性かつ安全性の高い現金及び預金を有しており、事業活動を推進する上で当面の必要な資金は既に確保しています。