有価証券報告書-第21期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
(経営成績の状況)
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益・雇用環境等に改善の動きがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループは、「既存コアビジネスのさらなる成長」をBSR1(第一の成長エンジン)、「新規ビジネスの創生・M&A・海外事業」をBSR2(第二の成長エンジン)と位置付けております。当連結会計年度においては、これらの音声認識ビジネスに人工知能などを付加し価値を増幅させたBSR(超音声認識)ビジネスに進化させていくことで、当社グループ全体での営業利益の黒字化を実現し、今後の継続的な増収増益を実現するスタートの期と位置付けておりました。
そのような中、働き方改革の推進、労働力人口の減少等から、各企業における生産性向上・業務効率化への意識が高まりました。そのような背景のもと、当社のコア技術である「AI音声認識」(AIにより認識精度などが向上した音声認識:AmiVoice®)や「音声AI」(音声認識を含む音声処理を前提としたAI技術:AmiAgent®)の利用が好調に推移いたしました。その結果、売上高に関しましては、BSR1(第一の成長エンジン)は前期比34.1%増、BSR2(第二の成長エンジン)は前期比78.3%増、当社グループ全体では前期比42.7%増と、当初の目論み通り増収構造を作ることができました。
損益に関しましては、売上高が大幅に伸長するとともに収益性の高いライセンス収入等により粗利益率が向上しました。その結果、BSR1(第一の成長エンジン)が前期比8.8倍と大幅な増益を実現し、BSR2(第二の成長エンジン)は計画通り前期比で赤字幅を縮小させ、当社グループ全体で黒字化し過去最高の営業利益を実現いたしました。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益についても黒字となり、損益面においても、当初の目論み通り増益構造を作ることができました。
これらの結果、当第連結会計年度の売上高は3,683百万円(前年同期は売上高2,581百万円)、営業利益647百万円(前年同期は営業損失77百万円)、経常利益610百万円(前年同期は経常損失118百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は522百万円(前年同期は純損失103百万円)となりました。
音声事業の各分野別の状況は、以下のとおりであります。
CTI事業部(BSR1)
コールセンター業界において、AIや音声認識技術を活用するニーズが顕在化し、当社の今までの実績が評価され、導入件数の増加、案件の大型化が進んだ結果、収益性の高いライセンスの売上が大幅に伸びました。よって、前期比73.4%増と大幅に増収するとともに、収益面でも粗利益率が向上したため大幅に増益し、当社グループ全体の業績を牽引いたしました。
SEC事業部(BSR1)
「音声AI」(音声認識を含む音声処理を前提としたAI技術:AmiAgent®)を中心とした、音声対話の新たな市場を創造してまいりました。そのような中、株式会社レオパレス21、株式会社明治産業、日本瓦斯株式会社、株式会社DeNAトラベル等に導入(導入検証)が進み、前期比45.3%増と増収しました。
クラウド事業部(BSR1)
「AI音声認識」や「音声AI」の利用が進む中で、音声認識・音声対話に特化した当社独自のウェアラブルマイク端末「AmiVoice® Front WT01」の販売が伸びました。また、様々な分野における音声入力の需要が増大し、特に製造・物流分野でのウェアラブル型ボイスピッキングシステム「AmiVoice® iPicking」の販売が堅調に進みました。前期比21.1%増と増収しました。
医療事業部(BSR1)
クラウド型音声入力モバイルサービス「AmiVoice® MLx」や、スマートフォンに話すだけで簡単に録音、記録の作成・管理・共有が可能になるクラウド型音声入力管理サービス「AmiVoice® iVoX Medical」の販売を開始し、医療業界向けの製品ラインナップの拡充を行いました。あわせて、既存製品の拡販も推進し前期比15.1%増と増収しました。
VoXT事業部(BSR1)
音声認識技術AmiVoice®を活用した議事録作成支援システム、廉価版の「AmiVoice® SpeechWriter」やクラウド型文字起こしサービス(VoXT)などの利用料サービスが、大手民間企業や報道機関向けに採用が進み、前期比3.9%増となりました。
海外事業部・ビジネス開発センター(BSR2)
海外事業部は、既存顧客の拡張案件の獲得や、中国における新規顧客獲得に向けたパートナー戦略を推進しました。しかしながら、想定していた事業拡大ができず、パートナー戦略の再構築を進めた結果、前期比で減収となりました。
ビジネス開発センターは、人手不足が深刻化している建設業界に対して、建築図書保存/管理・配筋検査・配筋写真管理・建築仕上げ検査の各種現場での業務を効率化する建築工程管理のプラットフォームサービス「AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)」「AmiVoice® SIP-AI」のユーザー数を堅調に増やし、前期比113.3%増と大幅に増収しました。
連結子会社(BSR2)
AMIVOICE THAI CO., LTD.(タイ王国)は、既存顧客の拡張案件および新規顧客の受注獲得等を進め、前期比121.7%増と大幅に増収しました。
株式会社グラモは、株式会社レオパレス21向けに、スマートフォンによる家電制御機器『Leo Remocon』や、スマートロック製品『Leo Lock』製品の納入が堅調に進みました。また、パネルメーカーなど大口顧客へのiRemoconの販売と拡販が堅調に進み、前期比140.7%増と大幅に増収しました。
株式会社速記センターつくばは、自治体向け・裁判所向け・民間向け案件の受注獲得等を進め、前期比6.6%増となりました。
(財政状態の状況)
当連結会計年度末の総資産は7,212百万円(前期連結会計年度末比1,006百万円の増加)となりました。売上高の大幅な増加等により、現金及び預金は796百万円の増加となりました。
有形固定資産はほぼ変わらず、無形固定資産はソフトウェア37百万円等の増加、投資その他の資産のうち投資有価証券は評価減により17百万円の減少、長期前払費用46百万円の減少等となりました。
当会計年度末の負債合計は1,708百万円(前期連結会計年度末比468百万円の増加)となりました。子会社であるグラモ社の借入残高は183百万円、黒字化により未払法人税等が95百万円の増加、未払消費税等が56百万円の増加が主な要因です。
②キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末に比べ808百万円増加し、4,237百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりです。
〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉
営業活動の結果、獲得した資金は868百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益589百万円を計上したことによるものであります。
〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉
投資活動の結果、使用した資金は142百万円となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出205百万円によるものであります。
〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉
財務活動の結果、獲得した資金は183百万円となりました。これは主に借入金の払込みによる収入によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.生産実績は当期総製造費用で表示しております。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2)受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額は販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 本表の金額には消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績の状況に関する検討内容
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
② 当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループは、「既存コアビジネスのさらなる成長」をBSR1(第一の成長エンジン)、「新規ビジネスの創生・M&A・海外事業」をBSR2(第二の成長エンジン)と位置付けております。当連結会計年度においては、これらの音声認識ビジネスに人工知能などを付加し価値を増幅させたBSR(超音声認識)ビジネスに進化させていくことで、当社グループ全体での営業利益の黒字化を実現し、今後の継続的な増収増益を実現するスタートの期と位置付けておりました。
そのような中、働き方改革の推進、労働人口の減少等から、各企業における生産性向上・業務効率化への意識が高まりました。そのような背景のもと、当社のコア技術である「AI音声認識」(AIにより認識精度などが向上した音声認識:AmiVoice®)や「音声AI」(音声認識を含む音声処理を前提としたAI技術:AmiAgent®)の利用が好調に推移いたしました。その結果、対前期比で、BSR1は売上高34.1%増、営業利益8.8倍の大幅な増益、BSR2は売上高78.3%増、営業利益では赤字幅を大幅に縮小し、当社グループ全体での営業利益の黒字化を実現し、増収増益のスタートを切ることができました。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
音声認識分野にGoogle、Apple、Amazonなどの欧米系巨大企業が参入し、市場競争が活発化する中での収益拡大が重要になります。その鍵は音声認識(ASR)から超音声認識(BSR: Beyond Speech Recognition)への進化であります。BSRとは従来のASR(UI:ユーザーインターフェース)に人工知能などを付加し、生産性あるいは品質の向上というユーザーにとっての価値を増幅させたUI/UX(顧客体験:ユーザーエクスペリエンス)のことを言います。また、当社グループは巨大企業が提供する汎用型の音声認識ではなく、長年の経験、ノウハウとデータの蓄積に裏付けされた、領域特化型高精度・BSRにより市場競争に勝ち、収益拡大を行っていきます。
一方で、想定通り市場導入/展開ができず、想定していた以上の期間を要する可能性もあります。
その他の要因については、「2 事業等のリスク」を参照ください。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ808百万円増加し、4,237百万円となりました。
当連結会計年度においては、営業利益の黒字化により営業活動によるキャッシュ・フローも黒字化し、営業キャッシュ・フローを生み出す財務体質への改善が進みました。今後も営業利益率を向上させることで、さらなる財務体質の改善を進めてまいります。
当社グループは流動性かつ安全性の高い現金及び預金を有しており、事業活動を推進する上で当面の必要な資金は既に確保しています。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
(経営成績の状況)
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益・雇用環境等に改善の動きがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループは、「既存コアビジネスのさらなる成長」をBSR1(第一の成長エンジン)、「新規ビジネスの創生・M&A・海外事業」をBSR2(第二の成長エンジン)と位置付けております。当連結会計年度においては、これらの音声認識ビジネスに人工知能などを付加し価値を増幅させたBSR(超音声認識)ビジネスに進化させていくことで、当社グループ全体での営業利益の黒字化を実現し、今後の継続的な増収増益を実現するスタートの期と位置付けておりました。
そのような中、働き方改革の推進、労働力人口の減少等から、各企業における生産性向上・業務効率化への意識が高まりました。そのような背景のもと、当社のコア技術である「AI音声認識」(AIにより認識精度などが向上した音声認識:AmiVoice®)や「音声AI」(音声認識を含む音声処理を前提としたAI技術:AmiAgent®)の利用が好調に推移いたしました。その結果、売上高に関しましては、BSR1(第一の成長エンジン)は前期比34.1%増、BSR2(第二の成長エンジン)は前期比78.3%増、当社グループ全体では前期比42.7%増と、当初の目論み通り増収構造を作ることができました。
損益に関しましては、売上高が大幅に伸長するとともに収益性の高いライセンス収入等により粗利益率が向上しました。その結果、BSR1(第一の成長エンジン)が前期比8.8倍と大幅な増益を実現し、BSR2(第二の成長エンジン)は計画通り前期比で赤字幅を縮小させ、当社グループ全体で黒字化し過去最高の営業利益を実現いたしました。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益についても黒字となり、損益面においても、当初の目論み通り増益構造を作ることができました。
これらの結果、当第連結会計年度の売上高は3,683百万円(前年同期は売上高2,581百万円)、営業利益647百万円(前年同期は営業損失77百万円)、経常利益610百万円(前年同期は経常損失118百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は522百万円(前年同期は純損失103百万円)となりました。
音声事業の各分野別の状況は、以下のとおりであります。
CTI事業部(BSR1)
コールセンター業界において、AIや音声認識技術を活用するニーズが顕在化し、当社の今までの実績が評価され、導入件数の増加、案件の大型化が進んだ結果、収益性の高いライセンスの売上が大幅に伸びました。よって、前期比73.4%増と大幅に増収するとともに、収益面でも粗利益率が向上したため大幅に増益し、当社グループ全体の業績を牽引いたしました。
SEC事業部(BSR1)
「音声AI」(音声認識を含む音声処理を前提としたAI技術:AmiAgent®)を中心とした、音声対話の新たな市場を創造してまいりました。そのような中、株式会社レオパレス21、株式会社明治産業、日本瓦斯株式会社、株式会社DeNAトラベル等に導入(導入検証)が進み、前期比45.3%増と増収しました。
クラウド事業部(BSR1)
「AI音声認識」や「音声AI」の利用が進む中で、音声認識・音声対話に特化した当社独自のウェアラブルマイク端末「AmiVoice® Front WT01」の販売が伸びました。また、様々な分野における音声入力の需要が増大し、特に製造・物流分野でのウェアラブル型ボイスピッキングシステム「AmiVoice® iPicking」の販売が堅調に進みました。前期比21.1%増と増収しました。
医療事業部(BSR1)
クラウド型音声入力モバイルサービス「AmiVoice® MLx」や、スマートフォンに話すだけで簡単に録音、記録の作成・管理・共有が可能になるクラウド型音声入力管理サービス「AmiVoice® iVoX Medical」の販売を開始し、医療業界向けの製品ラインナップの拡充を行いました。あわせて、既存製品の拡販も推進し前期比15.1%増と増収しました。
VoXT事業部(BSR1)
音声認識技術AmiVoice®を活用した議事録作成支援システム、廉価版の「AmiVoice® SpeechWriter」やクラウド型文字起こしサービス(VoXT)などの利用料サービスが、大手民間企業や報道機関向けに採用が進み、前期比3.9%増となりました。
海外事業部・ビジネス開発センター(BSR2)
海外事業部は、既存顧客の拡張案件の獲得や、中国における新規顧客獲得に向けたパートナー戦略を推進しました。しかしながら、想定していた事業拡大ができず、パートナー戦略の再構築を進めた結果、前期比で減収となりました。
ビジネス開発センターは、人手不足が深刻化している建設業界に対して、建築図書保存/管理・配筋検査・配筋写真管理・建築仕上げ検査の各種現場での業務を効率化する建築工程管理のプラットフォームサービス「AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)」「AmiVoice® SIP-AI」のユーザー数を堅調に増やし、前期比113.3%増と大幅に増収しました。
連結子会社(BSR2)
AMIVOICE THAI CO., LTD.(タイ王国)は、既存顧客の拡張案件および新規顧客の受注獲得等を進め、前期比121.7%増と大幅に増収しました。
株式会社グラモは、株式会社レオパレス21向けに、スマートフォンによる家電制御機器『Leo Remocon』や、スマートロック製品『Leo Lock』製品の納入が堅調に進みました。また、パネルメーカーなど大口顧客へのiRemoconの販売と拡販が堅調に進み、前期比140.7%増と大幅に増収しました。
株式会社速記センターつくばは、自治体向け・裁判所向け・民間向け案件の受注獲得等を進め、前期比6.6%増となりました。
(財政状態の状況)
当連結会計年度末の総資産は7,212百万円(前期連結会計年度末比1,006百万円の増加)となりました。売上高の大幅な増加等により、現金及び預金は796百万円の増加となりました。
有形固定資産はほぼ変わらず、無形固定資産はソフトウェア37百万円等の増加、投資その他の資産のうち投資有価証券は評価減により17百万円の減少、長期前払費用46百万円の減少等となりました。
当会計年度末の負債合計は1,708百万円(前期連結会計年度末比468百万円の増加)となりました。子会社であるグラモ社の借入残高は183百万円、黒字化により未払法人税等が95百万円の増加、未払消費税等が56百万円の増加が主な要因です。
②キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |
| 営業活動により増加(△は減少)したキャッシュ(純額) | △39 | 868 |
| 投資活動により増加(△は減少)したキャッシュ(純額) | △592 | △142 |
| 財務活動により増加(△は減少)したキャッシュ(純額) | 30 | 183 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | △18 | △100 |
| 現金及び現金同等物純増減額(△は減少) | △619 | 808 |
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末に比べ808百万円増加し、4,237百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりです。
〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉
営業活動の結果、獲得した資金は868百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益589百万円を計上したことによるものであります。
〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉
投資活動の結果、使用した資金は142百万円となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出205百万円によるものであります。
〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉
財務活動の結果、獲得した資金は183百万円となりました。これは主に借入金の払込みによる収入によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 音声事業(千円) | 936,264 | 111.6 |
| 合計(千円) | 936,264 | 111.6 |
(注)1.生産実績は当期総製造費用で表示しております。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2)受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 音声事業 | 3,698,671 | 155.8 | 560,277 | 133.4 |
| 合計 | 3,698,671 | 155.8 | 560,277 | 133.4 |
(注) 上記の金額は販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 音声事業(千円) | 3,683,329 | 142.7 |
| 合計(千円) | 3,683,329 | 142.7 |
(注) 本表の金額には消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績の状況に関する検討内容
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
② 当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループは、「既存コアビジネスのさらなる成長」をBSR1(第一の成長エンジン)、「新規ビジネスの創生・M&A・海外事業」をBSR2(第二の成長エンジン)と位置付けております。当連結会計年度においては、これらの音声認識ビジネスに人工知能などを付加し価値を増幅させたBSR(超音声認識)ビジネスに進化させていくことで、当社グループ全体での営業利益の黒字化を実現し、今後の継続的な増収増益を実現するスタートの期と位置付けておりました。
そのような中、働き方改革の推進、労働人口の減少等から、各企業における生産性向上・業務効率化への意識が高まりました。そのような背景のもと、当社のコア技術である「AI音声認識」(AIにより認識精度などが向上した音声認識:AmiVoice®)や「音声AI」(音声認識を含む音声処理を前提としたAI技術:AmiAgent®)の利用が好調に推移いたしました。その結果、対前期比で、BSR1は売上高34.1%増、営業利益8.8倍の大幅な増益、BSR2は売上高78.3%増、営業利益では赤字幅を大幅に縮小し、当社グループ全体での営業利益の黒字化を実現し、増収増益のスタートを切ることができました。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
音声認識分野にGoogle、Apple、Amazonなどの欧米系巨大企業が参入し、市場競争が活発化する中での収益拡大が重要になります。その鍵は音声認識(ASR)から超音声認識(BSR: Beyond Speech Recognition)への進化であります。BSRとは従来のASR(UI:ユーザーインターフェース)に人工知能などを付加し、生産性あるいは品質の向上というユーザーにとっての価値を増幅させたUI/UX(顧客体験:ユーザーエクスペリエンス)のことを言います。また、当社グループは巨大企業が提供する汎用型の音声認識ではなく、長年の経験、ノウハウとデータの蓄積に裏付けされた、領域特化型高精度・BSRにより市場競争に勝ち、収益拡大を行っていきます。
一方で、想定通り市場導入/展開ができず、想定していた以上の期間を要する可能性もあります。
その他の要因については、「2 事業等のリスク」を参照ください。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ808百万円増加し、4,237百万円となりました。
当連結会計年度においては、営業利益の黒字化により営業活動によるキャッシュ・フローも黒字化し、営業キャッシュ・フローを生み出す財務体質への改善が進みました。今後も営業利益率を向上させることで、さらなる財務体質の改善を進めてまいります。
当社グループは流動性かつ安全性の高い現金及び預金を有しており、事業活動を推進する上で当面の必要な資金は既に確保しています。