四半期報告書-第5期第3四半期(令和2年9月1日-令和2年11月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年3月1日~2020年11月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大により緊急事態宣言が発令されたことに伴い、政府、自治体による外出自粛・休業要請、海外渡航制限等の措置が講じられた影響により、大幅に落ち込む状況でありました。緊急事態宣言解除後、「GoToキャンペーン」の開始等、経済活動レベルの段階的な引き上げが行われましたが、国内外においていまだ収束の見通しは立っておらず、感染の再拡大リスクへの懸念もある中で依然として先行き不透明な状況が継続しております。
このような状況の中で、当社グループは、休業要請のあった首都圏ならびに商業施設内に出店する一部ペット専門店舗を除いては営業を継続し、特に主力であるホームセンターは自治体の要請に従い営業時間を短縮するなどの措置を講じながら、従業員とお客様の安心・安全を確保したうえで、雇用を維持しお客様のニーズに応えるべく、地域の生活インフラとして、生活必需品の安定的な供給に注力してまいりました。人との接触機会を減らしつつ生活用品を提供できるEC部門につきましても重要課題として強化しております。また、当社グループは、このコロナ禍を契機とした消費者の価値観の変化、「新たな生活様式」へのシフト、デジタル技術の進化に伴うオフィスワークの在り方など、ライフスタイルの変容を大きな社会構造の変革として、新たなニーズの創出、ビジネスチャンスの契機として認識しており、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取組み、中長期的な環境適応、ビジネス環境の構築に注力するとともに、「ウィズコロナ」時代のライフスタイル変化を注視しつつ、中期経営計画「challenge3000」で掲げる売上高3000億円の実現を推進してまいりました。
当第3四半期連結累計期間の新規出店としましては、ダイユーエイトは福島県、山形県、岩手県に7店舗(ホームセンター2店舗、自転車専門店2店舗、フィットネスクラブ3店舗)、タイムは香川県、岡山県に3店舗(ホームセンター1店舗、フィットネスクラブ2店舗)、アミーゴは愛媛県、三重県に3店舗(ペット専門店)、ジョーカーは東京都に1店舗(ペット専門店)をそれぞれ開設しております。また当第3四半期連結累計期間に、リプレイスおよびスクラップ&ビルドにより4店舗退店しております。これにより当第3四半期連結会計期間末の店舗数は272店舗となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループ(当社及び連結子会社)の連結営業収益は、1,180億9千7百万円(前年同期比15.6%増)、連結営業利益は71億6千7百万円(同147.9%増)、連結経常利益は75億6千1百万円(同135.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は48億3千6百万円(同204.5%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
[ダイユーエイト]
ホームセンター事業は、既存店ベースで、客単価が前年同期比で0.7%減少しましたが、来店客数が前年同期比で7.9%増加したことにより、既存店売上高は7.1%の増加となりました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、期首から除菌関連用品、マスク、ハンドソープ等の生活衛生用品の需要が高く、当第3四半期全体を通じて高い売上水準で推移いたしました。また、政府、自治体の外出自粛要請の生活環境下でのいわゆる「巣ごもり需要」に加えて特別定額給付金が支給されたことも影響して、木材塗料、工具金物、作業資材等のDIY関連商品、用土、肥料、野菜苗等の園芸・植物、収納、インテリア用品のニーズが高まり来店客数が大きく増加したほか、夏場に入り猛暑日が続いたことで、農業・家庭除草剤、刈払機等の除草需要、害虫駆除関連商品、扇風機、エアコン等の季節家電製品の売れ行きが好調だったこと、直近四半期ではコロナ禍で家で過ごす時間が増えたことで家庭暖房用品等の季節商品の販売が好調に推移したこともあって、当第3四半期通期で既存店ベースでの商品売上高は前年同期を上回る結果となりました。
また当期はホームセンターにおいて新型コロナウイルス拡大に伴う緊急事態宣言解除後から感染防止策を講じながら、営業施策としてDIY教室、園芸教室を順次再開し需要の喚起・啓蒙、専門カウンターによる農業機械の修理や合鍵、靴修理等のリペアサービスを拡大し、リアル店舗のサービス機能の充実、強化に継続して注力しております。
EC部門においては、「ウィズコロナ」の「新たな生活様式」が推奨されるなか、非対面のオンラインサービスを提供する事業会社の社会的役割に対して大きな期待が寄せられている状況で、成長事業への設備投資としてEC物流センターを福島市に新たに開設し、商品保管量の拡大、当日発送商品の充実等、EC利用者の利便性を高める取組みに着手しており今後の需要拡大に向けた体制整備を図っております。
販売費および一般管理費につきましては、チラシ等の販促活動を自粛したことにより広告宣伝費が減少したほか、当期の重点取組み課題であるコストコントロールへの取組みを継続して実施しており人件費、店舗設備管理費等、順次コスト低減を進めている状況であります。
これらの結果、ダイユーエイトにおけるセグメント営業収益は360億4千2百万円(前年同期比10.8%増)、セグメント利益(営業利益)は21億1千2百万円(前年同期比174.0%増)となりました。
[タイム]
ホームセンター事業は、既存店ベースで、客単価が前年同期比で0.3%、来店客数が前年同期比で7.2%それぞれ増加したことにより、既存店売上高は7.5%の増加となりました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、新型コロナウイルス感染拡大に伴いマスク・除菌関連用品等の生活衛生用品の販売数が増加し、テレワーク等の在宅勤務や外出自粛によって在宅時間が増えたことで住宅補修、収納需要、家庭菜園需要等が高まった結果、木材・塗料等のDIY商品、家具・インテリア用品、収納用品、キッチン・器具・調理用品等の家庭用品の売上が好調だったほか、新しい生活様式へのシフトに伴う空気清浄機、加湿器等の家電製品の売上が堅調に推移いたしました。
営業施策としてましては、お客様からのご要望が多いDIYや園芸のワークショップを感染防止対策を講じながら実施いたしました。
販売費および一般管理費につきましては、折込みチラシ回数の削減、ポイントセールの見直し、作業に応じた人員の配置や残業時間の削減等の働き方改革を推進したほか、間接部門の経費削減を重点課題として継続的に取組んでまいりました。
これらの結果、タイムにおけるセグメント営業収益は121億8千1百万円(前年同期比9.2%増)、セグメント利益(営業利益)は5億2千5百万円(前年同期はセグメント損失8百万円)となりました。
[ホームセンターバロー]
ホームセンターバローは、既存店ベースの客単価が前年同期比で1.3%、来店客数が前年同期比で6.3%それぞれ増加したことにより、既存店売上高は7.6%の増加となりました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、新型コロナウィルスによる巣ごもり需要が引き続き生活消費を牽引しており、加工木材、接着剤、ガーデン植物、ガーデン用品などのDIY需要が堅調に推移しているほか、新たな生活様式における需要に対応しアウトドア用品、フィットネス用品なども伸長しております。また、昨年の暖冬に比べ、ラグ、カーペット、冬物インテリア、暖房用品等の季節商品が早期から売れ行きが好調であります。ペット専門店ペットフォレストにおきましては、生体販売が引き続き好調であり、フード、ウェア、用品も同様に推移いたしました。また、トリミングなどの美容サービス、しつけサービス、医療部門につきましてもお客様からリピートいただいており、結果として前年同期の消費増税前特需と比較して、当第3四半期で前年同期の売上高を上回る結果となりました。
利益改善策としましては、季節品計画数の見直し、またエリア別の販売動向に合わせて在庫調整し値下高の改善を行ないました。さらに、WEB商品提案販促を強化し、価格だけでなく価値の訴求を行ない、利益率の向上につなげました。
営業強化策としましては、コロナウィルス対策を継続しながら、実演販売、修理サービスを訴求し、リアル店舗の強みを活かす取り組みを行なっております。またEC部門においては、自社ECサイト「プロサイト.shop」を立ち上げ、工具、金物に特化する事でより深い品揃えに対応しております。自宅での受け取り、店舗での受け取りを選ぶ事が可能で、新たな買い物提案、お客様の利便性を提供することに努めてまいりました。
販売費および一般管理費につきましては、チラシ販促の中止や作業改善による残業削減により、引き続き重点課題であるコストコントロールに継続して取り組んでおります。
これらの結果、ホームセンターバローにおけるセグメント営業収益は469億6千万円(前年同期比22.7%増)、セグメント利益(営業利益)は29億9千8百万円(前年同期比99.0%増)となりました。
なお、新型コロナウイルス感染拡大による休業期間中に発生したペットフォレストの固定費を営業自粛による損失として特別損失に計上しております。
前第3四半期連結累計期間に含まれるホームセンターバローの業績は、決算期変更により2019年4月1日から2019年11月30日までの8ヶ月間となっております。
[アミーゴ]
ペットショップアミーゴは、既存店ベースで客単価が前年同期比で9.5%、来店客数が前年同期比で8.3%それぞれ増加したことにより、既存店売上高は18.5%の増加となりました。
当第3四半期連結累計期間につきましては、新型コロナウイルス感染拡大がペット業界における購買動向に大きな影響を及ぼしております。とくに長期間の外出自粛要請のなかで、ペットに癒しを求めるお客様が多く見られ、犬、猫のほか小動物、観賞魚など室内で飼育出来るペット、これらに関連する飼育用品の売上高が前年同期比で伸長したこと、また、一方で外出自粛要請の中でペットホテルの利用件数が減少しており「GoToキャンペーン」の影響も限定的で依然として大きく落ち込んでいる状況であります。
また当第3四半期までに既存店の活性化を目的として、既存店10店舗について店舗什器レイアウトの変更、店舗設備の入替等の改装リニューアルを実施しており、リニューアル後における来店客数は前年同期比で7.2%、売上高は前年同期比で13.0%それぞれ増加しております。
販売費及び一般管理費につきましては、チラシ、テレビCMの自粛ならびに各種ペットイベントの中止などにより広告宣伝費が前年同期比で減少したほか、人件費の削減等コストコントロールへ取組み順次コスト削減図っております。
これらの結果、アミーゴにおけるセグメント営業収益は167億1千4百万円(前年同期比23.1%増)、セグメント利益(営業利益)は13億1千4百万円(前年同期比159.6%増)となりました。
[その他]
セグメント営業収益は116億6千5百万円(前年同期比16.2%増)、セグメント利益(営業利益)は23億8千2百万円(前年同期比234.7%増)となりました。
なお、新型コロナウイルス感染拡大による休業期間中に発生したジョーカーの営むペットショップの固定費を営業自粛による損失として特別損失に計上しております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の財政状態としましては、総資産が792億4千2百万円、負債が544億4千万円、純資産は248億1百万円となりました。以上の結果、自己資本比率は29.9%となりました。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年3月1日~2020年11月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大により緊急事態宣言が発令されたことに伴い、政府、自治体による外出自粛・休業要請、海外渡航制限等の措置が講じられた影響により、大幅に落ち込む状況でありました。緊急事態宣言解除後、「GoToキャンペーン」の開始等、経済活動レベルの段階的な引き上げが行われましたが、国内外においていまだ収束の見通しは立っておらず、感染の再拡大リスクへの懸念もある中で依然として先行き不透明な状況が継続しております。
このような状況の中で、当社グループは、休業要請のあった首都圏ならびに商業施設内に出店する一部ペット専門店舗を除いては営業を継続し、特に主力であるホームセンターは自治体の要請に従い営業時間を短縮するなどの措置を講じながら、従業員とお客様の安心・安全を確保したうえで、雇用を維持しお客様のニーズに応えるべく、地域の生活インフラとして、生活必需品の安定的な供給に注力してまいりました。人との接触機会を減らしつつ生活用品を提供できるEC部門につきましても重要課題として強化しております。また、当社グループは、このコロナ禍を契機とした消費者の価値観の変化、「新たな生活様式」へのシフト、デジタル技術の進化に伴うオフィスワークの在り方など、ライフスタイルの変容を大きな社会構造の変革として、新たなニーズの創出、ビジネスチャンスの契機として認識しており、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取組み、中長期的な環境適応、ビジネス環境の構築に注力するとともに、「ウィズコロナ」時代のライフスタイル変化を注視しつつ、中期経営計画「challenge3000」で掲げる売上高3000億円の実現を推進してまいりました。
当第3四半期連結累計期間の新規出店としましては、ダイユーエイトは福島県、山形県、岩手県に7店舗(ホームセンター2店舗、自転車専門店2店舗、フィットネスクラブ3店舗)、タイムは香川県、岡山県に3店舗(ホームセンター1店舗、フィットネスクラブ2店舗)、アミーゴは愛媛県、三重県に3店舗(ペット専門店)、ジョーカーは東京都に1店舗(ペット専門店)をそれぞれ開設しております。また当第3四半期連結累計期間に、リプレイスおよびスクラップ&ビルドにより4店舗退店しております。これにより当第3四半期連結会計期間末の店舗数は272店舗となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループ(当社及び連結子会社)の連結営業収益は、1,180億9千7百万円(前年同期比15.6%増)、連結営業利益は71億6千7百万円(同147.9%増)、連結経常利益は75億6千1百万円(同135.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は48億3千6百万円(同204.5%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
[ダイユーエイト]
ホームセンター事業は、既存店ベースで、客単価が前年同期比で0.7%減少しましたが、来店客数が前年同期比で7.9%増加したことにより、既存店売上高は7.1%の増加となりました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、期首から除菌関連用品、マスク、ハンドソープ等の生活衛生用品の需要が高く、当第3四半期全体を通じて高い売上水準で推移いたしました。また、政府、自治体の外出自粛要請の生活環境下でのいわゆる「巣ごもり需要」に加えて特別定額給付金が支給されたことも影響して、木材塗料、工具金物、作業資材等のDIY関連商品、用土、肥料、野菜苗等の園芸・植物、収納、インテリア用品のニーズが高まり来店客数が大きく増加したほか、夏場に入り猛暑日が続いたことで、農業・家庭除草剤、刈払機等の除草需要、害虫駆除関連商品、扇風機、エアコン等の季節家電製品の売れ行きが好調だったこと、直近四半期ではコロナ禍で家で過ごす時間が増えたことで家庭暖房用品等の季節商品の販売が好調に推移したこともあって、当第3四半期通期で既存店ベースでの商品売上高は前年同期を上回る結果となりました。
また当期はホームセンターにおいて新型コロナウイルス拡大に伴う緊急事態宣言解除後から感染防止策を講じながら、営業施策としてDIY教室、園芸教室を順次再開し需要の喚起・啓蒙、専門カウンターによる農業機械の修理や合鍵、靴修理等のリペアサービスを拡大し、リアル店舗のサービス機能の充実、強化に継続して注力しております。
EC部門においては、「ウィズコロナ」の「新たな生活様式」が推奨されるなか、非対面のオンラインサービスを提供する事業会社の社会的役割に対して大きな期待が寄せられている状況で、成長事業への設備投資としてEC物流センターを福島市に新たに開設し、商品保管量の拡大、当日発送商品の充実等、EC利用者の利便性を高める取組みに着手しており今後の需要拡大に向けた体制整備を図っております。
販売費および一般管理費につきましては、チラシ等の販促活動を自粛したことにより広告宣伝費が減少したほか、当期の重点取組み課題であるコストコントロールへの取組みを継続して実施しており人件費、店舗設備管理費等、順次コスト低減を進めている状況であります。
これらの結果、ダイユーエイトにおけるセグメント営業収益は360億4千2百万円(前年同期比10.8%増)、セグメント利益(営業利益)は21億1千2百万円(前年同期比174.0%増)となりました。
[タイム]
ホームセンター事業は、既存店ベースで、客単価が前年同期比で0.3%、来店客数が前年同期比で7.2%それぞれ増加したことにより、既存店売上高は7.5%の増加となりました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、新型コロナウイルス感染拡大に伴いマスク・除菌関連用品等の生活衛生用品の販売数が増加し、テレワーク等の在宅勤務や外出自粛によって在宅時間が増えたことで住宅補修、収納需要、家庭菜園需要等が高まった結果、木材・塗料等のDIY商品、家具・インテリア用品、収納用品、キッチン・器具・調理用品等の家庭用品の売上が好調だったほか、新しい生活様式へのシフトに伴う空気清浄機、加湿器等の家電製品の売上が堅調に推移いたしました。
営業施策としてましては、お客様からのご要望が多いDIYや園芸のワークショップを感染防止対策を講じながら実施いたしました。
販売費および一般管理費につきましては、折込みチラシ回数の削減、ポイントセールの見直し、作業に応じた人員の配置や残業時間の削減等の働き方改革を推進したほか、間接部門の経費削減を重点課題として継続的に取組んでまいりました。
これらの結果、タイムにおけるセグメント営業収益は121億8千1百万円(前年同期比9.2%増)、セグメント利益(営業利益)は5億2千5百万円(前年同期はセグメント損失8百万円)となりました。
[ホームセンターバロー]
ホームセンターバローは、既存店ベースの客単価が前年同期比で1.3%、来店客数が前年同期比で6.3%それぞれ増加したことにより、既存店売上高は7.6%の増加となりました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、新型コロナウィルスによる巣ごもり需要が引き続き生活消費を牽引しており、加工木材、接着剤、ガーデン植物、ガーデン用品などのDIY需要が堅調に推移しているほか、新たな生活様式における需要に対応しアウトドア用品、フィットネス用品なども伸長しております。また、昨年の暖冬に比べ、ラグ、カーペット、冬物インテリア、暖房用品等の季節商品が早期から売れ行きが好調であります。ペット専門店ペットフォレストにおきましては、生体販売が引き続き好調であり、フード、ウェア、用品も同様に推移いたしました。また、トリミングなどの美容サービス、しつけサービス、医療部門につきましてもお客様からリピートいただいており、結果として前年同期の消費増税前特需と比較して、当第3四半期で前年同期の売上高を上回る結果となりました。
利益改善策としましては、季節品計画数の見直し、またエリア別の販売動向に合わせて在庫調整し値下高の改善を行ないました。さらに、WEB商品提案販促を強化し、価格だけでなく価値の訴求を行ない、利益率の向上につなげました。
営業強化策としましては、コロナウィルス対策を継続しながら、実演販売、修理サービスを訴求し、リアル店舗の強みを活かす取り組みを行なっております。またEC部門においては、自社ECサイト「プロサイト.shop」を立ち上げ、工具、金物に特化する事でより深い品揃えに対応しております。自宅での受け取り、店舗での受け取りを選ぶ事が可能で、新たな買い物提案、お客様の利便性を提供することに努めてまいりました。
販売費および一般管理費につきましては、チラシ販促の中止や作業改善による残業削減により、引き続き重点課題であるコストコントロールに継続して取り組んでおります。
これらの結果、ホームセンターバローにおけるセグメント営業収益は469億6千万円(前年同期比22.7%増)、セグメント利益(営業利益)は29億9千8百万円(前年同期比99.0%増)となりました。
なお、新型コロナウイルス感染拡大による休業期間中に発生したペットフォレストの固定費を営業自粛による損失として特別損失に計上しております。
前第3四半期連結累計期間に含まれるホームセンターバローの業績は、決算期変更により2019年4月1日から2019年11月30日までの8ヶ月間となっております。
[アミーゴ]
ペットショップアミーゴは、既存店ベースで客単価が前年同期比で9.5%、来店客数が前年同期比で8.3%それぞれ増加したことにより、既存店売上高は18.5%の増加となりました。
当第3四半期連結累計期間につきましては、新型コロナウイルス感染拡大がペット業界における購買動向に大きな影響を及ぼしております。とくに長期間の外出自粛要請のなかで、ペットに癒しを求めるお客様が多く見られ、犬、猫のほか小動物、観賞魚など室内で飼育出来るペット、これらに関連する飼育用品の売上高が前年同期比で伸長したこと、また、一方で外出自粛要請の中でペットホテルの利用件数が減少しており「GoToキャンペーン」の影響も限定的で依然として大きく落ち込んでいる状況であります。
また当第3四半期までに既存店の活性化を目的として、既存店10店舗について店舗什器レイアウトの変更、店舗設備の入替等の改装リニューアルを実施しており、リニューアル後における来店客数は前年同期比で7.2%、売上高は前年同期比で13.0%それぞれ増加しております。
販売費及び一般管理費につきましては、チラシ、テレビCMの自粛ならびに各種ペットイベントの中止などにより広告宣伝費が前年同期比で減少したほか、人件費の削減等コストコントロールへ取組み順次コスト削減図っております。
これらの結果、アミーゴにおけるセグメント営業収益は167億1千4百万円(前年同期比23.1%増)、セグメント利益(営業利益)は13億1千4百万円(前年同期比159.6%増)となりました。
[その他]
セグメント営業収益は116億6千5百万円(前年同期比16.2%増)、セグメント利益(営業利益)は23億8千2百万円(前年同期比234.7%増)となりました。
なお、新型コロナウイルス感染拡大による休業期間中に発生したジョーカーの営むペットショップの固定費を営業自粛による損失として特別損失に計上しております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の財政状態としましては、総資産が792億4千2百万円、負債が544億4千万円、純資産は248億1百万円となりました。以上の結果、自己資本比率は29.9%となりました。