有価証券報告書-第24期(2024/04/01-2025/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、訪日インバウンド市場もコロナ禍を経て大きく成長しており、個人消費に
ついては若干の回復がみられますが、依然として不確実性が高い状況が続いております。また、米国の政権交代
やウクライナ情勢の変化、中東地域の緊張の高まりなど、世界経済に影響を与える要因が多岐にわたっていま
す。
当社が属するインターネット広告市場においては、拡大を続けており、当社が注力してまいりましたインター
ネットを活用した求人広告市場につきましては、2025年3月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.26倍(厚生労
働省「一般職業紹介状況 (令和7年3月分及び令和6年度分)について」)で直近では同水準で推移している
ものの、今後のより一層の回復が望まれます。
このような事業環境の下、事業の分類を『コミュニケーションデータ事業』、『HRデータ事業』、『新規事
業』及び『その他』の4つの区分として各事業を進めておりました。『新規事業』は事業開始より1年以上が経
過したこともあり、2025年3月期第3四半期より『ペット事業』、『Web3事業』及び『旅行事業』にそれぞれ区
分して記載しております。
『コミュニケーションデータ事業』は、当社の優位性の一つであるデータとテクノロジーを組み合わせて収益
を上げていく事業として、『らくらく連絡網』、『pinpoint』及び『他媒体広告』を含めており、代理店戦略の
強化やアライアンスの推進を行い、データの拡充と有効活用を引き続き図ってまいりました。
『HRデータ事業』は、顧客が求人業界であり、当社が培ってきた求人広告分野におけるノウハウとテクノロジ
ーを組み合わせた事業として、『求人検索エンジン』、『HR Ads Platform』及び『ジョブオレ』を含めてお
り、引き続き『HR Ads Platform』に社内リソースを集中させて、新規求人メディア連携やATS連携の強化を図っ
てまいりました。
『ペット事業』はペット関連事業として、当社が運営するWebサイトによる広告収入を上げていく事業である
『休日いぬ部』、『Perrole』(2025年3月でサービス終了)を含めており、当事業年度は自社でのOTA事業立ち
上げを目指しておりましたが、2024年9月に開発を中断し、運営サイトの価値向上のため、Webサイトの改善お
よびWebマーケティングの強化を行ってまいりました。2025年2月には『休日グランピング部』を新たにリリー
スいたしました。
『Web3事業』は、当社と提携しているDigital Entertainment Asset社(以下「DEA社」)が運営するWeb3ゲー
ム内で使用するアイテムやNFTの販売代理業、及びギルド運営を行っており、当事業年度は、DEA社と連携した新
商品の開発及び販売代理店の拡充を図ってまいりました。
『旅行事業』は、運営サイト『ポケカル』及び『ポケカル』が保有する会員への会報誌配布により顧客を獲得
している旅行業であり、当事業年度は、旅行商品の造成力の強化、催行率の向上を図ってまいりました。
その結果、『らくらく連絡網』の2025年3月末時点の会員数は691万人(前年同期比1.2%減)、アプリ会員数
は328万人(前年同期比6.0%増)、有効団体数は38万団体(前年同期比0.5%減)、『ジョブオレ』の2025年3
月末時点の求人原稿数は1,810千件(前年同期比199.4%増)となっております。
以上の結果、当事業年度の売上高は3,549,234千円(前年同期比7.0%減)、営業損失は20,189千円(前年同期
は41,944千円の営業利益)、経常損失は24,253千円(前年同期は43,713千円の経常利益)、当期純損失493,222
千円(前年同期は36,623千円の当期純利益)となりました。
なお、当社は、インターネットメディア関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略し
ております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べ118,128千円増加
し、375,712千円(前年同期比45.9%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおり
であります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は18,205千円(前年同期は94,893千円の獲得)となりました。これは主に、前受
金の増加額13,789千円、売上債権の増加額39,761千円、仕入債務の増加額21,723千円及び未払金の減少額18,961
千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は83,668千円(前年同期比75.4%減)となりました。これは主に、無形固定資産
の取得による支出105,337千円、無形固定資産の売却による収入21,669千円があったことによるものでありま
す。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は220,002千円(前年同期比383.1%増)となりました。これは主に、長期借入れ
による収入が200,000千円あったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社の主たる事業は、インターネットを利用したサービスの提供であり、提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。
b.受注実績
受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。
c.販売実績
当事業年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。
なお、当社は単一セグメントでありセグメント情報を記載していないため、サービス別に記載しております。
(注)当事業年度より、上述の通り、『コミュニケーションデータ事業』、『HRデータ事業』、『Web3事業』、『旅行事業』、『ペット事業』及び『その他』としておりますが、前年同期比に関しては、組替えた後の数値にて比較して算出しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績
(売上高)
売上高は、前事業年度より268,602千円(7.0%)減少し、3,549,234千円となりました。これは主に、『コミュニケーションデータ事業』に関しては、減収となったものの期初計画通りに売上・利益を確保し、『HRデータ事業』において、運用型広告の当社運用力を背景に他社からの乗り換えやコロナ禍の影響を受けにくい顧客群の強化を行ってきたことにより、売上高を牽引し、『Web3事業』については主に代理店によるNFT販売が好調だったものの合計では前期比で減収したものであります。
(売上原価、売上総利益)
売上原価は、前事業年度より184,851千円(6.8%)減少し、2,528,918千円となり、売上原価率は0.2ポイント増加して71.3%となりました。これは主に、仕入高が151,742千円減少したこと等によるものであります。
以上の結果、売上総利益は、前事業年度より83,751千円(7.6%)減少し、1,020,315千円となりました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ21,616千円(2.0%)減少し、1,040,504千円となり、売上に対する販売費及び一般管理費の比率は、1.5ポイント増加して、29.3%となりました。これは主に、採用関連費が24,334千円減少し、給与手当が47,803千円減少、販売手数料が40,921千円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、営業利益は前事業年度より62,134千円(148.1%)減少し、20,189千円の営業損失となりました。
(営業外損益)
営業外損益は、前事業年度の1,768千円の収益(純額)から4,064千円の費用(純額)となりました。これは主に、支払手数料が2,350千円、株式報酬費用消滅損が2,400千円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、経常利益は前事業年度より67,967千円減少し、24,253千円の経常損失となりました。
(特別損益)
特別損益は、前事業年度の4,800千円の損失(純額)から466,660千円の損失(純額)となりました。これは主に、前事業年度において、特別退職金が4,800千円、当事業年度において、減損損失が463,862千円発生したことによるものであります。
(法人税等合計)
法人税等合計は、前事業年度に比べ18千円(0.8%)増加して、2,308千円となりました。これは法人税等が18千円増加したことによるものであります。
以上の結果、当期純利益は、前事業年度より527,445千円減少し、493,222千円の当期純損失となりました。
b.財政状態
(資産)
当事業年度末における資産は1,046,576千円となり、前事業年度末に比べて290,350千円(21.7%)減少い
たしました。これは主として、ソフトウエアが193,229千円、ソフトウエア仮勘定が94,631千円、のれん
が114,414千円減少したことによるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債は736,051千円となり、前事業年度末に比べて202,870千円(38.0%)増加いた
しました。これは主として、長期借入金が140,006千円、短期借入金が40,000千円、1年内返済予定の長期
借入金が39,996千円、買掛金が21,723千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は310,524千円となり、前事業年度末に比べて493,222千円(61.4%)減少い
たしました。これは、当期純損失の計上に伴い利益剰余金が493,222千円減少したことによるものでありま
す。
c.キャッシュ・フロー
当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
d.資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金需要のうち主なものは、媒体仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、サーバー等の設備投資、サービス開発に係る労務費、外注費等によるものであります。必要資金については原則として手許資金で賄っておりますが、金融機関との間で当座貸越契約を締結しており、その当座貸越極度額は200,000千円であります。
当社は、財務基盤を強化するとともに、成長のための投資資金の確保を実現するため、財務の健全性や資本効率等当社にとって最適な資本構成を追求しながら、新たなサービスの開発等、会社の将来の成長のための内部留保の充実を図る必要があると考えております。
e.経営戦略の現状と見通し
2026年3月期は、新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限の緩和などにより個人消費の回復やインバウンド需要の増加に向かうと期待しておりますが、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による、原材料の価格高騰や材料不足などから起こるインフレーションによる消費マインドの冷え込みリスクなど、経済の先行きは不透明な状況が続くと予想されます。
2026年3月期は、『コミュニケーションデータ事業』に関しては、『らくらく連絡網+』のコスト削減を行うとともに、新卒支援サービス市場でのシェア率の高い代理店との連携強化による大幅な引合数の増加を確実に受注に繋げること、中途市場及びシニア市場へのWebマーケティングにより『pinpoint』の売上拡大を目指します。
『HRデータ事業』に関しては、『HR Ads Platform』の新規求人メディア連携やATS連携の強化を図るとともに、人事管理系ツールとの連携や採用BIツールの構築等に、引き続き注力してまいります。『求人検索エンジン』については既存顧客の継続率を維持しつつアップセルを強化していくとともに、サービス提供者の動向を注視し審査落ちの影響を極力受けないよう配慮しながら、効果の高いサービス提供に取り組んでまいります。
『ペット事業』については、立ち上がり好調な新サイト『休日グランピング部』の継続的な成長を促進するとともに、『休日グランピング部』の開発で確立した新サイト開発メソッドにより、今期中に新たな検索サイトの立ち上げを目指してまいります。
『Web3事業』については、引き続き代理店の開拓、商品ラインナップの拡充を行うとともに、新たに開始したGPUサーバー販売との連携による相乗効果を目指します。
『旅行事業』については、会員基盤を有する他社との連携による販路拡大を目指すとともに、Webマーケティングの強化により、Web経由の売上比率向上を目指します。
以上の状況を背景に、売上高は3,887,000千円(前年同期比9.5%増)となり、営業利益は50,000千円(前年同期は営業損失)、経常利益は、48,000千円(前年同期は経常損失)、当期純利益は46,000千円(前年同期は当期純損失)を予想しております。
f.経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、事業体制等、様々なリスク要因が経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社は常に市場動向及び業界動向を注視しつつ、優秀な人材の確保及び適切な教育を実施するとともに、事業体制、内部管理体制を強化し、社会のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因に適切な対応を行ってまいります。
g.経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、今後のさらなる成長のために、スピーディーな事業展開による収益基盤の強化と多角化、システムセキュリティの維持と情報管理体制の強化、及びこれらを担う優秀な人材確保が大きな課題であると考え、これらの達成を中期的な目標としております。詳細につきましては「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、訪日インバウンド市場もコロナ禍を経て大きく成長しており、個人消費に
ついては若干の回復がみられますが、依然として不確実性が高い状況が続いております。また、米国の政権交代
やウクライナ情勢の変化、中東地域の緊張の高まりなど、世界経済に影響を与える要因が多岐にわたっていま
す。
当社が属するインターネット広告市場においては、拡大を続けており、当社が注力してまいりましたインター
ネットを活用した求人広告市場につきましては、2025年3月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.26倍(厚生労
働省「一般職業紹介状況 (令和7年3月分及び令和6年度分)について」)で直近では同水準で推移している
ものの、今後のより一層の回復が望まれます。
このような事業環境の下、事業の分類を『コミュニケーションデータ事業』、『HRデータ事業』、『新規事
業』及び『その他』の4つの区分として各事業を進めておりました。『新規事業』は事業開始より1年以上が経
過したこともあり、2025年3月期第3四半期より『ペット事業』、『Web3事業』及び『旅行事業』にそれぞれ区
分して記載しております。
『コミュニケーションデータ事業』は、当社の優位性の一つであるデータとテクノロジーを組み合わせて収益
を上げていく事業として、『らくらく連絡網』、『pinpoint』及び『他媒体広告』を含めており、代理店戦略の
強化やアライアンスの推進を行い、データの拡充と有効活用を引き続き図ってまいりました。
『HRデータ事業』は、顧客が求人業界であり、当社が培ってきた求人広告分野におけるノウハウとテクノロジ
ーを組み合わせた事業として、『求人検索エンジン』、『HR Ads Platform』及び『ジョブオレ』を含めてお
り、引き続き『HR Ads Platform』に社内リソースを集中させて、新規求人メディア連携やATS連携の強化を図っ
てまいりました。
『ペット事業』はペット関連事業として、当社が運営するWebサイトによる広告収入を上げていく事業である
『休日いぬ部』、『Perrole』(2025年3月でサービス終了)を含めており、当事業年度は自社でのOTA事業立ち
上げを目指しておりましたが、2024年9月に開発を中断し、運営サイトの価値向上のため、Webサイトの改善お
よびWebマーケティングの強化を行ってまいりました。2025年2月には『休日グランピング部』を新たにリリー
スいたしました。
『Web3事業』は、当社と提携しているDigital Entertainment Asset社(以下「DEA社」)が運営するWeb3ゲー
ム内で使用するアイテムやNFTの販売代理業、及びギルド運営を行っており、当事業年度は、DEA社と連携した新
商品の開発及び販売代理店の拡充を図ってまいりました。
『旅行事業』は、運営サイト『ポケカル』及び『ポケカル』が保有する会員への会報誌配布により顧客を獲得
している旅行業であり、当事業年度は、旅行商品の造成力の強化、催行率の向上を図ってまいりました。
その結果、『らくらく連絡網』の2025年3月末時点の会員数は691万人(前年同期比1.2%減)、アプリ会員数
は328万人(前年同期比6.0%増)、有効団体数は38万団体(前年同期比0.5%減)、『ジョブオレ』の2025年3
月末時点の求人原稿数は1,810千件(前年同期比199.4%増)となっております。
以上の結果、当事業年度の売上高は3,549,234千円(前年同期比7.0%減)、営業損失は20,189千円(前年同期
は41,944千円の営業利益)、経常損失は24,253千円(前年同期は43,713千円の経常利益)、当期純損失493,222
千円(前年同期は36,623千円の当期純利益)となりました。
なお、当社は、インターネットメディア関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略し
ております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べ118,128千円増加
し、375,712千円(前年同期比45.9%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおり
であります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は18,205千円(前年同期は94,893千円の獲得)となりました。これは主に、前受
金の増加額13,789千円、売上債権の増加額39,761千円、仕入債務の増加額21,723千円及び未払金の減少額18,961
千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は83,668千円(前年同期比75.4%減)となりました。これは主に、無形固定資産
の取得による支出105,337千円、無形固定資産の売却による収入21,669千円があったことによるものでありま
す。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は220,002千円(前年同期比383.1%増)となりました。これは主に、長期借入れ
による収入が200,000千円あったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社の主たる事業は、インターネットを利用したサービスの提供であり、提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。
b.受注実績
受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。
c.販売実績
当事業年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。
なお、当社は単一セグメントでありセグメント情報を記載していないため、サービス別に記載しております。
| 事業の名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| コミュニケーションデータ事業 | 581,221 | △27.6 |
| HRデータ事業 | 2,360,320 | △5.9 |
| Web3事業 | 251,274 | 8.3 |
| 旅行事業 | 247,368 | 46.1 |
| ペット事業 | 21,108 | △30.9 |
| その他 | 87,940 | 17.9 |
| 合計 | 3,549,234 | △7.0 |
(注)当事業年度より、上述の通り、『コミュニケーションデータ事業』、『HRデータ事業』、『Web3事業』、『旅行事業』、『ペット事業』及び『その他』としておりますが、前年同期比に関しては、組替えた後の数値にて比較して算出しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績
(売上高)
売上高は、前事業年度より268,602千円(7.0%)減少し、3,549,234千円となりました。これは主に、『コミュニケーションデータ事業』に関しては、減収となったものの期初計画通りに売上・利益を確保し、『HRデータ事業』において、運用型広告の当社運用力を背景に他社からの乗り換えやコロナ禍の影響を受けにくい顧客群の強化を行ってきたことにより、売上高を牽引し、『Web3事業』については主に代理店によるNFT販売が好調だったものの合計では前期比で減収したものであります。
(売上原価、売上総利益)
売上原価は、前事業年度より184,851千円(6.8%)減少し、2,528,918千円となり、売上原価率は0.2ポイント増加して71.3%となりました。これは主に、仕入高が151,742千円減少したこと等によるものであります。
以上の結果、売上総利益は、前事業年度より83,751千円(7.6%)減少し、1,020,315千円となりました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ21,616千円(2.0%)減少し、1,040,504千円となり、売上に対する販売費及び一般管理費の比率は、1.5ポイント増加して、29.3%となりました。これは主に、採用関連費が24,334千円減少し、給与手当が47,803千円減少、販売手数料が40,921千円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、営業利益は前事業年度より62,134千円(148.1%)減少し、20,189千円の営業損失となりました。
(営業外損益)
営業外損益は、前事業年度の1,768千円の収益(純額)から4,064千円の費用(純額)となりました。これは主に、支払手数料が2,350千円、株式報酬費用消滅損が2,400千円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、経常利益は前事業年度より67,967千円減少し、24,253千円の経常損失となりました。
(特別損益)
特別損益は、前事業年度の4,800千円の損失(純額)から466,660千円の損失(純額)となりました。これは主に、前事業年度において、特別退職金が4,800千円、当事業年度において、減損損失が463,862千円発生したことによるものであります。
(法人税等合計)
法人税等合計は、前事業年度に比べ18千円(0.8%)増加して、2,308千円となりました。これは法人税等が18千円増加したことによるものであります。
以上の結果、当期純利益は、前事業年度より527,445千円減少し、493,222千円の当期純損失となりました。
b.財政状態
(資産)
当事業年度末における資産は1,046,576千円となり、前事業年度末に比べて290,350千円(21.7%)減少い
たしました。これは主として、ソフトウエアが193,229千円、ソフトウエア仮勘定が94,631千円、のれん
が114,414千円減少したことによるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債は736,051千円となり、前事業年度末に比べて202,870千円(38.0%)増加いた
しました。これは主として、長期借入金が140,006千円、短期借入金が40,000千円、1年内返済予定の長期
借入金が39,996千円、買掛金が21,723千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は310,524千円となり、前事業年度末に比べて493,222千円(61.4%)減少い
たしました。これは、当期純損失の計上に伴い利益剰余金が493,222千円減少したことによるものでありま
す。
c.キャッシュ・フロー
当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
d.資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金需要のうち主なものは、媒体仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、サーバー等の設備投資、サービス開発に係る労務費、外注費等によるものであります。必要資金については原則として手許資金で賄っておりますが、金融機関との間で当座貸越契約を締結しており、その当座貸越極度額は200,000千円であります。
当社は、財務基盤を強化するとともに、成長のための投資資金の確保を実現するため、財務の健全性や資本効率等当社にとって最適な資本構成を追求しながら、新たなサービスの開発等、会社の将来の成長のための内部留保の充実を図る必要があると考えております。
e.経営戦略の現状と見通し
2026年3月期は、新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限の緩和などにより個人消費の回復やインバウンド需要の増加に向かうと期待しておりますが、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による、原材料の価格高騰や材料不足などから起こるインフレーションによる消費マインドの冷え込みリスクなど、経済の先行きは不透明な状況が続くと予想されます。
2026年3月期は、『コミュニケーションデータ事業』に関しては、『らくらく連絡網+』のコスト削減を行うとともに、新卒支援サービス市場でのシェア率の高い代理店との連携強化による大幅な引合数の増加を確実に受注に繋げること、中途市場及びシニア市場へのWebマーケティングにより『pinpoint』の売上拡大を目指します。
『HRデータ事業』に関しては、『HR Ads Platform』の新規求人メディア連携やATS連携の強化を図るとともに、人事管理系ツールとの連携や採用BIツールの構築等に、引き続き注力してまいります。『求人検索エンジン』については既存顧客の継続率を維持しつつアップセルを強化していくとともに、サービス提供者の動向を注視し審査落ちの影響を極力受けないよう配慮しながら、効果の高いサービス提供に取り組んでまいります。
『ペット事業』については、立ち上がり好調な新サイト『休日グランピング部』の継続的な成長を促進するとともに、『休日グランピング部』の開発で確立した新サイト開発メソッドにより、今期中に新たな検索サイトの立ち上げを目指してまいります。
『Web3事業』については、引き続き代理店の開拓、商品ラインナップの拡充を行うとともに、新たに開始したGPUサーバー販売との連携による相乗効果を目指します。
『旅行事業』については、会員基盤を有する他社との連携による販路拡大を目指すとともに、Webマーケティングの強化により、Web経由の売上比率向上を目指します。
以上の状況を背景に、売上高は3,887,000千円(前年同期比9.5%増)となり、営業利益は50,000千円(前年同期は営業損失)、経常利益は、48,000千円(前年同期は経常損失)、当期純利益は46,000千円(前年同期は当期純損失)を予想しております。
f.経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、事業体制等、様々なリスク要因が経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社は常に市場動向及び業界動向を注視しつつ、優秀な人材の確保及び適切な教育を実施するとともに、事業体制、内部管理体制を強化し、社会のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因に適切な対応を行ってまいります。
g.経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、今後のさらなる成長のために、スピーディーな事業展開による収益基盤の強化と多角化、システムセキュリティの維持と情報管理体制の強化、及びこれらを担う優秀な人材確保が大きな課題であると考え、これらの達成を中期的な目標としております。詳細につきましては「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。