四半期報告書-第129期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/13 10:07
【資料】
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【項目】
18項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況
当第2四半期の世界経済は、米国ではFRBの利下げを背景に住宅販売に回復の兆しがみられる等、個人消費は堅調に推移しました。欧州では自動車メーカーの排ガス規制対応の遅れ等を背景として製造業の業績が低迷しています。中国では米中貿易摩擦問題の悪化による外需の減少、昨年迄の投資抑制策の影響が残り、内需の回復にも遅れがでています。日本では雇用・所得環境の改善により、消費税増税による景気悪化は懸念されるものの緩やかに回復基調で推移し、設備投資も増加基調がみられました。
当社グループを取り巻く経営環境は、半導体分野においては、市場成長率は第1四半期よりさらに悪化し、2019年は全世界で二桁のマイナス成長となることが予測されています。自動車分野においては、米国では堅調な雇用情勢を背景に、自動車販売は持ち直してきており前年並みとなりました。中国では景気先行き感への不安から前年比マイナスが続きました。国内の新車販売台数は前年並みで推移しました。また、国内の新規住宅着工件数は、2019年4月-8月累計で前年比5.1%減となりました。
当社グループはこのような経営環境のなか、CS(顧客満足)向上を最優先に「SDGsに則した“OneSumibe(全社的横断活動)”の実践により機能性化学分野での「ニッチ&トップシェア」の実現とともに事業規模の拡大を図る」ことを基本方針に掲げて事業運営に取り組んでおります。
この結果、当第2四半期の売上収益は、1,049億82百万円と、前年同期比で3.1%減、33億57百万円の減収となりました。損益につきましては、クオリティオブライフ製品の販売は順調でありましたが、市場環境の悪化による自動車用途向け高機能プラスチック製品および情報通信分野の販売減少額が大きいことが響き、事業利益は、10.9%減の84億68百万円となり、営業利益は、前年同期比で9.0%減の83億11百万円となりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期比で4.3%増の72億86百万円となりました。
当社としましては、現今の半導体、自動車の市場環境悪化を念頭に、販売減少が避けられない環境下にあっても確固たる収益を確保するべく、全社を挙げて生産コストのコストダウン活動、新製品の早期実績化、新規顧客開拓活動の実現化により収益力の強化を進めており成果が発現しつつあるところであります。
(セグメント別販売状況)
① 半導体関連材料
[売上収益 24,821百万円(前年同期比 5.0%減)、事業利益 4,130百万円(同 14.8%減)]
昨年後半より半導体市況の世界的な低迷が続いており、中国市場での5G通信用途向けに明るい兆しは見えつつありますが、当社の半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、半導体用ダイボンディングペーストは売上収益が減少しました。
一方、感光性ウェハーコート用液状樹脂は、顧客の在庫確保の動き等もあり売上収益は堅調に推移しました。
②高機能プラスチック
[売上収益 43,438百万円(前年同期比 9.0%減)、事業利益 2,679百万円(同 25.4%減)]
中国を中心とする自動車市場の低迷、米中貿易摩擦の悪化による米国向け電機製品の輸出減の影響、米国子会社のシェールオイル向けおよび自動車制動部品向けの販売不振により、フェノール樹脂成形材料および車載向け銅張積層板は売上収益が減少しました。工業用フェノール樹脂は非自動車分野への注力により前年並みの水準でした。
航空機内装部品は、主要顧客である米国航空機メーカーの販売不振の影響を受け売上収益が大幅に減少しました。
一方で自動車用成形品は大口顧客の獲得により今期から大きく売上収益を伸ばしています。
③クオリティオブライフ関連製品
[売上収益 36,384百万円(前年同期比 6.6%増)、事業利益 3,191百万円(同 29.6%増)]
医療機器製品では、国内事業は血管内治療や内視鏡治療の分野で高付加価値用途の強化を進めていますが、企業向けおよび輸出販売に力強さがなく前年実績を下回りました。一方、米国子会社の販売は順調に伸び、事業全体では前年を上回る売上収益となりました。
バイオ関連製品では、既存のバイオ製品の好調に加え、今期から営業を開始した体外診断用医薬品事業の新会社SBバイオサイエンス㈱が寄与し売上収益は順調に増加しました。
ビニル樹脂シートおよび複合シートについては、産業用途は半導体市況悪化の影響を受け、需要に力強さがなく減収となりましたが、医薬品包装用途はジェネリック医薬メーカー向けを中心に繁忙な状況が続いており、食品包装用途も調味料向けの厚物材の好調に加え、業界内での営業シェアアップに努めた結果、売上収益は大幅に増加しました。
ポリカーボネート樹脂板および塩化ビニル樹脂板では、建装材向け・工業設備用向けは堅調に推移しました。
またサングラス等に使用する偏光板は、欧州市場をメインに拡販を進め売上収益を大きく伸ばしました。
防水関連製品については、国内の新設住宅着工戸数は前年割れの状況にありますが、当社製品は新築住宅、マンション向けを中心に好調に推移し売上収益は増加しました。
(2) 財政状態の状況
①資産の部
資産合計は、前連結会計年度末に比べ7億4百万円増加し、2,856億2百万円となりました。
これは主に、IFRS第16号「リース」の適用に伴い「使用権資産」が42億52百万円増加したことに加え、「現金及び現金同等物」が22億63百万円増加した一方で、「その他の金融資産」が27億86百万円、「有形固定資産」が23億20百万円減少したことによるものであります。
②負債の部
負債合計は、前連結会計年度末に比べ6億93百万円増加し、1,049億56百万円となりました。
これは主に、IFRS第16号「リース」の適用に伴うリース負債の増加等により「その他の金融負債」が29億80百万円増加した一方で、「営業債務及びその他の債務」が20億59百万円減少したことによるものであります。
③資本の部
資本合計は、前連結会計年度末に比べ10百万円増加し、1,806億45百万円となりました。
これは主に、「親会社の所有者に帰属する四半期利益」を72億86百万円計上した一方で、「その他の資本の構成要素」が51億99百万円減少したことに加え、配当金の支払17億65百万円があったことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金および現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ22億63百万円増加し、619億4百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により得られた資金は115億15百万円となりました。
これは主に、税引前四半期利益および減価償却費の計上による収入と、営業債務及びその他の債務の減少による支出の結果であります。前年同期と比べると11億75百万円の収入の増加となりました。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動に用いた資金は48億85百万円となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出の結果であります。前年同期と比べると9億69百万円の支出の減少となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動に用いた資金は22億98百万円となりました。
これは主に、コマーシャル・ペーパーの増加による収入と、長期借入金の返済および配当金の支払による支出の結果であります。前年同期と比べると14億55百万円の支出の減少となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は51億73百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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