四半期報告書-第131期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況
当第2四半期の世界経済は、新型コロナウイルス変異株の流行など依然予断を許さない状況が続いておりますが、新型コロナワクチン接種の進展などにより、国や地域によるばらつきはあるものの総じて経済活動の回復が進みました。日本経済は、海外経済の回復に伴う輸出の増加などを背景に製造業は堅調に推移しましたが、宿泊・飲食などのサービス産業は度重なる緊急事態宣言の発令により厳しい経営環境が継続しました。当社グループを取り巻く経営環境は、半導体分野においては、5Gスマートフォンに加え、デジタル化やそれに伴うインフラ整備の加速によりデータセンター関連機器やパソコン・タブレット端末などが前期に引き続き活況を呈したことから、半導体の需要が拡大しました。自動車分野においては、4-6月期は前期からの繰越需要などが下支えとなり増加傾向を示していましたが、7-9月期は世界的な半導体チップ不足の影響などにより自動車工場では生産を一時停止するなど、堅調な需要はあるものの販売台数は減速しました。また、国内の新規住宅着工件数は、国土交通省の発表によりますと、4-9月累計は前年同期比7.6%増となりました。
このような経営環境の中、当社グループは、“プラスチックの可能性を広げ、お客様の価値創造を通じて「未来に夢を提供する会社」”をビジョンとし、“SDGsに則し、機能性化学分野で「ニッチ&トップシェア」を実現、事業規模の拡大を図る”を基本方針に掲げて、変化する社会のニーズや課題の解決に貢献することで持続可能な社会の実現を目指して事業運営に取り組んできました。
この結果、当第2四半期の売上収益は、変化する価値観や多様化するニーズを柔軟に捉え取り組んできたことに加え、昨年10月の川澄化学工業株式会社の連結子会社化に伴う売上増加があったことから、前年同期比で42.3%増加し1,283億15百万円と、381億14百万円の増収となりました。損益につきましては、事業利益は前年同期比181.7%増加し136億62百万円となり、営業利益は前年同期比243.3%増の135億22百万円となりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期比で224.8%増の102億77百万円となりました。
(セグメント別販売状況)
① 半導体関連材料
[売上収益 36,530百万円(前年同期比 40.7%増)、事業利益 8,129百万円(同 106.6%増)]
半導体封止用エポキシ樹脂成形材料および半導体用ダイボンディングペーストは、世界的な半導体需要の拡大により売上収益は大幅に増加しました。今後の更なる需要拡大に備えるべく半導体封止用エポキシ樹脂成形材料においては海外の各拠点で新たに生産ラインの導入を計画しており、2022年から中国と欧州で、2023年から台湾で順次生産を開始する予定です。
感光性ウェハーコート用液状樹脂は、旺盛なメモリー需要により売上収益は増加しました。
半導体パッケージ基板材料「LαZ®」シリーズは、5Gスマートフォンの需要増加等で売上収益は増加しました。
② 高機能プラスチック
[売上収益 45,304百万円(前年同期比 47.1%増)、事業利益 3,323百万円(同 ―%)]
コロナ禍の影響が最も顕著だった前年同期と比較して自動車市場が大きく回復したことで、工業用フェノール樹脂およびフェノール樹脂成形材料は大きく回復しました。これに加え、トランス用ボビン材や銅張積層板などの電子部品向けが堅調に推移したことにより売上収益は大幅に増加しました。
航空機内装部品は、市場環境に明るい兆しは見られたものの本格的な回復には至っておらず、売上収益は減少しました。
③ クオリティオブライフ関連製品
[売上収益 46,181百万円(前年同期比 39.2%増)、事業利益 3,918百万円(同 41.5%増)]
医療機器製品は、昨年10月に川澄化学工業株式会社を当社グループに加えたことにより売上収益は大幅に増加しました。今年10月には当社グループの医療機器事業の中核を担うべくSBカワスミ株式会社として新たにスタートしました。これからも更なる経営の効率化を進めるとともに、成長領域である血管内治療や内視鏡治療などの低侵襲治療分野において、独創性ある高度な医療機器の開発と安心・安全な製品の供給に努めてまいります。
バイオ関連製品は、検体保存容器や細胞培養製品などのバイオ用プラスチック消耗品が世界的に品薄となる中、生産体制の強化により供給量を増大し売上収益を大きく伸ばしました。また新型コロナPCR検査用部材の安定生産と供給に取り組みました。
ビニル樹脂シートおよび複合シートは、半導体需要の拡大により電子部品搬送用のカバーテープや半導体製造工程用のダイシングテープなど産業用フィルムで売上収益が増加しました。
ポリカーボネート樹脂板および塩化ビニル樹脂板は、主力の土木建材向けやエクステリア用途が回復したことに加え、サングラス等に使用する偏光板の欧州向けの需要が再開したことにより売上収益は増加しました。
防水関連製品については、新規住宅着工件数の回復に伴い住宅(新築・リフォーム)向けを中心に売上収益が増加しました。
(2) 財政状態の状況
①資産の部
資産合計は、前連結会計年度末に比べ52億63百万円増加し、3,510億26百万円となりました。
主な増減は、営業債権および棚卸資産の増加と、その他の金融資産の売却による減少であります。
②負債の部
負債合計は、前連結会計年度末に比べ38億72百万円減少し、1,397億50百万円となりました。
主な増減は、借入金の返済による減少と、営業債務の増加であります。
③資本の部
資本合計は、前連結会計年度末に比べ91億35百万円増加し、2,112億76百万円となりました。
主な増減は、四半期利益の計上による増加と、配当金の支払による減少であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金および現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ4億14百万円増加し、1,035億89百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により得られた資金は144億12百万円となりました。
これは主に、税引前四半期利益および減価償却費の計上による収入の結果であります。前年同期と比べると29億83百万円の収入の増加となりました。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動に用いた資金は37億43百万円となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出と、投資有価証券の売却による収入の結果であります。前年同期と比べると8億50百万円の支出の減少となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動に用いた資金は108億69百万円となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出と、コマーシャル・ペーパーの発行による収入の結果であります。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について、重要な変更はありません。重要な会計上の見積りについては、「第4 経理の状況 要約四半期連結財務諸表注記 4. 重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は52億68百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の重要な変更は、次のとおりであります。
クオリティオブライフ事業部門の材料開発に関わる研究を強化するため、コーポレート部門の新たな研究所として、バイオ・サイエンス研究所を神戸事業所内に2021年4月1日に設立いたしました。
同研究所はS-バイオ研究部および機能性マテリアル研究部の2部から成り、バイオ研究開発、診断薬研究開発および機能性マテリアル関連の研究開発を一体化し、新規診断薬や独自診断システムの基盤開発およびクオリティオブライフ事業に関わる材料開発(分子設計・合成等)を加速させるものです。
(1) 経営成績等の状況
当第2四半期の世界経済は、新型コロナウイルス変異株の流行など依然予断を許さない状況が続いておりますが、新型コロナワクチン接種の進展などにより、国や地域によるばらつきはあるものの総じて経済活動の回復が進みました。日本経済は、海外経済の回復に伴う輸出の増加などを背景に製造業は堅調に推移しましたが、宿泊・飲食などのサービス産業は度重なる緊急事態宣言の発令により厳しい経営環境が継続しました。当社グループを取り巻く経営環境は、半導体分野においては、5Gスマートフォンに加え、デジタル化やそれに伴うインフラ整備の加速によりデータセンター関連機器やパソコン・タブレット端末などが前期に引き続き活況を呈したことから、半導体の需要が拡大しました。自動車分野においては、4-6月期は前期からの繰越需要などが下支えとなり増加傾向を示していましたが、7-9月期は世界的な半導体チップ不足の影響などにより自動車工場では生産を一時停止するなど、堅調な需要はあるものの販売台数は減速しました。また、国内の新規住宅着工件数は、国土交通省の発表によりますと、4-9月累計は前年同期比7.6%増となりました。
このような経営環境の中、当社グループは、“プラスチックの可能性を広げ、お客様の価値創造を通じて「未来に夢を提供する会社」”をビジョンとし、“SDGsに則し、機能性化学分野で「ニッチ&トップシェア」を実現、事業規模の拡大を図る”を基本方針に掲げて、変化する社会のニーズや課題の解決に貢献することで持続可能な社会の実現を目指して事業運営に取り組んできました。
この結果、当第2四半期の売上収益は、変化する価値観や多様化するニーズを柔軟に捉え取り組んできたことに加え、昨年10月の川澄化学工業株式会社の連結子会社化に伴う売上増加があったことから、前年同期比で42.3%増加し1,283億15百万円と、381億14百万円の増収となりました。損益につきましては、事業利益は前年同期比181.7%増加し136億62百万円となり、営業利益は前年同期比243.3%増の135億22百万円となりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期比で224.8%増の102億77百万円となりました。
(セグメント別販売状況)
① 半導体関連材料
[売上収益 36,530百万円(前年同期比 40.7%増)、事業利益 8,129百万円(同 106.6%増)]
半導体封止用エポキシ樹脂成形材料および半導体用ダイボンディングペーストは、世界的な半導体需要の拡大により売上収益は大幅に増加しました。今後の更なる需要拡大に備えるべく半導体封止用エポキシ樹脂成形材料においては海外の各拠点で新たに生産ラインの導入を計画しており、2022年から中国と欧州で、2023年から台湾で順次生産を開始する予定です。
感光性ウェハーコート用液状樹脂は、旺盛なメモリー需要により売上収益は増加しました。
半導体パッケージ基板材料「LαZ®」シリーズは、5Gスマートフォンの需要増加等で売上収益は増加しました。
② 高機能プラスチック
[売上収益 45,304百万円(前年同期比 47.1%増)、事業利益 3,323百万円(同 ―%)]
コロナ禍の影響が最も顕著だった前年同期と比較して自動車市場が大きく回復したことで、工業用フェノール樹脂およびフェノール樹脂成形材料は大きく回復しました。これに加え、トランス用ボビン材や銅張積層板などの電子部品向けが堅調に推移したことにより売上収益は大幅に増加しました。
航空機内装部品は、市場環境に明るい兆しは見られたものの本格的な回復には至っておらず、売上収益は減少しました。
③ クオリティオブライフ関連製品
[売上収益 46,181百万円(前年同期比 39.2%増)、事業利益 3,918百万円(同 41.5%増)]
医療機器製品は、昨年10月に川澄化学工業株式会社を当社グループに加えたことにより売上収益は大幅に増加しました。今年10月には当社グループの医療機器事業の中核を担うべくSBカワスミ株式会社として新たにスタートしました。これからも更なる経営の効率化を進めるとともに、成長領域である血管内治療や内視鏡治療などの低侵襲治療分野において、独創性ある高度な医療機器の開発と安心・安全な製品の供給に努めてまいります。
バイオ関連製品は、検体保存容器や細胞培養製品などのバイオ用プラスチック消耗品が世界的に品薄となる中、生産体制の強化により供給量を増大し売上収益を大きく伸ばしました。また新型コロナPCR検査用部材の安定生産と供給に取り組みました。
ビニル樹脂シートおよび複合シートは、半導体需要の拡大により電子部品搬送用のカバーテープや半導体製造工程用のダイシングテープなど産業用フィルムで売上収益が増加しました。
ポリカーボネート樹脂板および塩化ビニル樹脂板は、主力の土木建材向けやエクステリア用途が回復したことに加え、サングラス等に使用する偏光板の欧州向けの需要が再開したことにより売上収益は増加しました。
防水関連製品については、新規住宅着工件数の回復に伴い住宅(新築・リフォーム)向けを中心に売上収益が増加しました。
(2) 財政状態の状況
①資産の部
資産合計は、前連結会計年度末に比べ52億63百万円増加し、3,510億26百万円となりました。
主な増減は、営業債権および棚卸資産の増加と、その他の金融資産の売却による減少であります。
②負債の部
負債合計は、前連結会計年度末に比べ38億72百万円減少し、1,397億50百万円となりました。
主な増減は、借入金の返済による減少と、営業債務の増加であります。
③資本の部
資本合計は、前連結会計年度末に比べ91億35百万円増加し、2,112億76百万円となりました。
主な増減は、四半期利益の計上による増加と、配当金の支払による減少であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金および現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ4億14百万円増加し、1,035億89百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により得られた資金は144億12百万円となりました。
これは主に、税引前四半期利益および減価償却費の計上による収入の結果であります。前年同期と比べると29億83百万円の収入の増加となりました。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動に用いた資金は37億43百万円となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出と、投資有価証券の売却による収入の結果であります。前年同期と比べると8億50百万円の支出の減少となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動に用いた資金は108億69百万円となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出と、コマーシャル・ペーパーの発行による収入の結果であります。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について、重要な変更はありません。重要な会計上の見積りについては、「第4 経理の状況 要約四半期連結財務諸表注記 4. 重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は52億68百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の重要な変更は、次のとおりであります。
クオリティオブライフ事業部門の材料開発に関わる研究を強化するため、コーポレート部門の新たな研究所として、バイオ・サイエンス研究所を神戸事業所内に2021年4月1日に設立いたしました。
同研究所はS-バイオ研究部および機能性マテリアル研究部の2部から成り、バイオ研究開発、診断薬研究開発および機能性マテリアル関連の研究開発を一体化し、新規診断薬や独自診断システムの基盤開発およびクオリティオブライフ事業に関わる材料開発(分子設計・合成等)を加速させるものです。