有価証券報告書-第120期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当社グループの当連結会計年度における受注高は125億31百万円(前連結会計年度比18.2%増)となり、売上高は113億83百万円(前連結会計年度比6.9%減)となりました。
損益面におきましては、売上高が減少したことに伴い、営業利益は1億60百万円(前連結会計年度比20.7%減)となりました。経常利益につきましては、子会社の雇用調整助成金等の利用による補助金収入が増加したものの、1億60百万円(前連結会計年度比4.9%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、1億24百万円(前連結会計年度比16.8%減)となりました。
② 財政状態の状況
a. 資産
流動資産は前連結会計年度末に比べ1億52百万円(1.4%)減少し、110億34百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金が4億33百万円増加した一方で、仕掛品が5億67百万円減少したことによります。
固定資産は前連結会計年度末に比べ1億9百万円(3.4%)増加し、33億22百万円となりました。これは主に減価償却費の計上等により、有形固定資産が54百万円、無形固定資産が2百万円それぞれ減少したものの、投資有価証券の時価上昇により、投資その他の資産が1億66百万円増加したことによります。
この結果、資産合計は前連結会計年度末に比べ43百万円(0.3%)減少し、143億56百万円となりました。
b. 負債
流動負債は前連結会計年度末に比べ1億70百万円(2.0%)減少し、84億2百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金が3億74百万円減少したものの、短期借入金が1億50百万円増加したことによります。
固定負債は前連結会計年度末に比べ1億34百万円(6.0%)減少し、21億円となりました。これは主に長期借入金が2億10百万円減少したことによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ3億5百万円(2.8%)減少し、105億3百万円となりました。
c. 純資産
純資産合計は前連結会計年度末に比べ2億61百万円(7.3%)増加し、38億53百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益1億24百万円の計上により利益剰余金が増加したことによります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度末に比べ87百万円減少(前連結会計年度は3億64百万円の増加)し、8億50百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
a. 営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は1億98百万円(前連結会計年度は22億6百万円の減少)となりました。これは主に売上債権の増加額3億47百万円があったものの、たな卸資産の減少額5億13百万円により資金の増加となったことによります。
b. 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は1億82百万円(前連結会計年度は2億92百万円の増加)となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入60百万円により資金の増加があったものの、固定資産の取得による支出により2億31百万円の資金の減少があったことによります。
c. 財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は1億2百万円(前連結会計年度は22億78百万円の増加)となりました。これは主に短期借入金の純増加額1億50百万円により資金の増加があったものの、長期借入金の返済による支出2億10百万円の資金の減少があったことによります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当連結会計年度における生産、受注及び販売の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
a. 生産実績
(注) 1 金額は販売価格で表示しております。
なお、セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額に消費税等は含まれていません。
b. 受注実績
(注) 上記の金額に消費税等は含まれていません。
c. 販売実績
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
(注) 前連結会計年度の三菱重工業㈱については、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しました。
3 上記の金額に消費税等は含まれていません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度におけるわが国経済は世界規模で蔓延した新型コロナウイルス感染症の影響の渦中にあり、いまだ先行き不透明感が漂っております。当社グループにおきましては、主要セグメントである紙工機械部門と防衛機器部門においては生産活動や販売活動における移動制限などはあったものの、経営成績等への重要な影響は出ておりません。一方で、受託生産部門については受注先からの受注減少により売上高が減少しておりますが、一部の受注先について当連結会計年度第3四半期以降は復調傾向にあります。
当社グループは、主要セグメントである紙工機械部門と防衛機器部門において景気の影響を受けにくいことがグループの強みであると認識しております。当社グループでは、さらなる安定的な収益確保のため、従業員の技術の研鑽と継承を徹底し、作業効率化や無駄なコストの削減により原価低減を図るとともに、製品の信頼を高めることにより販売拡大を目指してまいります。
当社グループのセグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中のセグメント利益は営業利益ベースによる数値であります。セグメント情報の詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。
紙工機械
受注高は24億65百万円(前連結会計年度比28.1%増)、売上高は26億32百万円(前連結会計年度比34.3%増)となりました。また、セグメント利益は24百万円(前連結会計年度はセグメント損失1億56百万円)となりました。
これは主に当連結会計年度において段ボール製函印刷機の販売台数が増加したことによります。当社といたしましては紙工機械部門における安定的な収益計上が重要な課題と考えており、引き続き原価低減と販売拡大に努めてまいります。
受託生産
受注高は7億94百万円(前連結会計年度比39.5%減)、売上高は8億71百万円(前連結会計年度比34.4%減)、セグメント利益は21百万円(前連結会計年度比78.5%減)となりました。
これは主に受託先企業の生産減少による影響を受けて受注高・売上高がともに低迷したことによります。
防衛機器
受注高は89億31百万円(前連結会計年度比31.3%増)、売上高は72億98百万円(前連結会計年度比12.5%減)、セグメント利益は5億54百万円(前連結会計年度比30.3%減)となりました。
その他
受注高は3億40百万円(前連結会計年度比39.3%減)、売上高は5億81百万円(前連結会計年度比3.7%減)、セグメント利益は73百万円(前連結会計年度比27.3%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金需要は、主に材料の購入代金、人件費・諸経費等の運転資金のほか、設備の維持・更新等にかかる費用であります。当社グループでは、これらの資金を主に金融機関からの借入により調達しております。借入に際しては、効率的な調達を行うよう努めております。
当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は64億55百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は8億50百万円となっております。
キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループは、連結財務諸表の作成にあたって、経営成績等に影響を与える会計上の見積りを行っております。会計上の見積りは過去の実績値や最新の状況を踏まえて合理的と判断された前提に基づいており、経営者による検討を継続的に行っておりますが、将来に関する不確実性を伴うため実際の結果とは異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
なお、新型コロナウイルス感染症に関しては、当社グループの経営成績等に与える影響を検討した結果、連結財務諸表の作成にあたって会計上の見積りに重要な影響を与える事象はないと判断しております。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当社グループの当連結会計年度における受注高は125億31百万円(前連結会計年度比18.2%増)となり、売上高は113億83百万円(前連結会計年度比6.9%減)となりました。
損益面におきましては、売上高が減少したことに伴い、営業利益は1億60百万円(前連結会計年度比20.7%減)となりました。経常利益につきましては、子会社の雇用調整助成金等の利用による補助金収入が増加したものの、1億60百万円(前連結会計年度比4.9%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、1億24百万円(前連結会計年度比16.8%減)となりました。
② 財政状態の状況
a. 資産
流動資産は前連結会計年度末に比べ1億52百万円(1.4%)減少し、110億34百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金が4億33百万円増加した一方で、仕掛品が5億67百万円減少したことによります。
固定資産は前連結会計年度末に比べ1億9百万円(3.4%)増加し、33億22百万円となりました。これは主に減価償却費の計上等により、有形固定資産が54百万円、無形固定資産が2百万円それぞれ減少したものの、投資有価証券の時価上昇により、投資その他の資産が1億66百万円増加したことによります。
この結果、資産合計は前連結会計年度末に比べ43百万円(0.3%)減少し、143億56百万円となりました。
b. 負債
流動負債は前連結会計年度末に比べ1億70百万円(2.0%)減少し、84億2百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金が3億74百万円減少したものの、短期借入金が1億50百万円増加したことによります。
固定負債は前連結会計年度末に比べ1億34百万円(6.0%)減少し、21億円となりました。これは主に長期借入金が2億10百万円減少したことによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ3億5百万円(2.8%)減少し、105億3百万円となりました。
c. 純資産
純資産合計は前連結会計年度末に比べ2億61百万円(7.3%)増加し、38億53百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益1億24百万円の計上により利益剰余金が増加したことによります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度末に比べ87百万円減少(前連結会計年度は3億64百万円の増加)し、8億50百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
a. 営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は1億98百万円(前連結会計年度は22億6百万円の減少)となりました。これは主に売上債権の増加額3億47百万円があったものの、たな卸資産の減少額5億13百万円により資金の増加となったことによります。
b. 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は1億82百万円(前連結会計年度は2億92百万円の増加)となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入60百万円により資金の増加があったものの、固定資産の取得による支出により2億31百万円の資金の減少があったことによります。
c. 財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は1億2百万円(前連結会計年度は22億78百万円の増加)となりました。これは主に短期借入金の純増加額1億50百万円により資金の増加があったものの、長期借入金の返済による支出2億10百万円の資金の減少があったことによります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当連結会計年度における生産、受注及び販売の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
a. 生産実績
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| 紙工機械 | 2,632,355 | +34.3 |
| 受託生産 | 871,391 | △34.4 |
| 防衛機器 | 7,298,448 | △12.5 |
| その他 | 581,172 | △3.7 |
| 合計 | 11,383,366 | △6.9 |
(注) 1 金額は販売価格で表示しております。
なお、セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額に消費税等は含まれていません。
b. 受注実績
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前期比(%) | 受注残高(千円) | 前期比(%) |
| 紙工機械 | 2,465,480 | +28.1 | 758,088 | △18.0 |
| 受託生産 | 794,703 | △39.5 | 193,042 | △28.4 |
| 防衛機器 | 8,931,504 | +31.3 | 9,825,067 | +19.9 |
| その他 | 340,059 | △39.3 | 72,290 | △76.9 |
| 合計 | 12,531,746 | +18.2 | 10,848,487 | +11.8 |
(注) 上記の金額に消費税等は含まれていません。
c. 販売実績
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| 紙工機械 | 2,632,355 | +34.3 |
| 受託生産 | 871,391 | △34.4 |
| 防衛機器 | 7,298,448 | △12.5 |
| その他 | 581,172 | △3.7 |
| 合計 | 11,383,366 | △6.9 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 防衛省 | 5,429,560 | 44.4 | 4,825,820 | 42.4 |
| 三菱重工業㈱ | ― | ― | 1,641,615 | 14.4 |
(注) 前連結会計年度の三菱重工業㈱については、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しました。
3 上記の金額に消費税等は含まれていません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度におけるわが国経済は世界規模で蔓延した新型コロナウイルス感染症の影響の渦中にあり、いまだ先行き不透明感が漂っております。当社グループにおきましては、主要セグメントである紙工機械部門と防衛機器部門においては生産活動や販売活動における移動制限などはあったものの、経営成績等への重要な影響は出ておりません。一方で、受託生産部門については受注先からの受注減少により売上高が減少しておりますが、一部の受注先について当連結会計年度第3四半期以降は復調傾向にあります。
当社グループは、主要セグメントである紙工機械部門と防衛機器部門において景気の影響を受けにくいことがグループの強みであると認識しております。当社グループでは、さらなる安定的な収益確保のため、従業員の技術の研鑽と継承を徹底し、作業効率化や無駄なコストの削減により原価低減を図るとともに、製品の信頼を高めることにより販売拡大を目指してまいります。
当社グループのセグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中のセグメント利益は営業利益ベースによる数値であります。セグメント情報の詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。
紙工機械
受注高は24億65百万円(前連結会計年度比28.1%増)、売上高は26億32百万円(前連結会計年度比34.3%増)となりました。また、セグメント利益は24百万円(前連結会計年度はセグメント損失1億56百万円)となりました。
これは主に当連結会計年度において段ボール製函印刷機の販売台数が増加したことによります。当社といたしましては紙工機械部門における安定的な収益計上が重要な課題と考えており、引き続き原価低減と販売拡大に努めてまいります。
受託生産
受注高は7億94百万円(前連結会計年度比39.5%減)、売上高は8億71百万円(前連結会計年度比34.4%減)、セグメント利益は21百万円(前連結会計年度比78.5%減)となりました。
これは主に受託先企業の生産減少による影響を受けて受注高・売上高がともに低迷したことによります。
防衛機器
受注高は89億31百万円(前連結会計年度比31.3%増)、売上高は72億98百万円(前連結会計年度比12.5%減)、セグメント利益は5億54百万円(前連結会計年度比30.3%減)となりました。
その他
受注高は3億40百万円(前連結会計年度比39.3%減)、売上高は5億81百万円(前連結会計年度比3.7%減)、セグメント利益は73百万円(前連結会計年度比27.3%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金需要は、主に材料の購入代金、人件費・諸経費等の運転資金のほか、設備の維持・更新等にかかる費用であります。当社グループでは、これらの資金を主に金融機関からの借入により調達しております。借入に際しては、効率的な調達を行うよう努めております。
当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は64億55百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は8億50百万円となっております。
キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループは、連結財務諸表の作成にあたって、経営成績等に影響を与える会計上の見積りを行っております。会計上の見積りは過去の実績値や最新の状況を踏まえて合理的と判断された前提に基づいており、経営者による検討を継続的に行っておりますが、将来に関する不確実性を伴うため実際の結果とは異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
なお、新型コロナウイルス感染症に関しては、当社グループの経営成績等に与える影響を検討した結果、連結財務諸表の作成にあたって会計上の見積りに重要な影響を与える事象はないと判断しております。