四半期報告書-第120期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/13 15:05
【資料】
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【項目】
42項目
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米中貿易摩擦の激化、英国のEU離脱を巡る不確実性や欧州の景気低迷を受け、製造業を中心に減速基調となりました。また、世界の自動車業界では、百年に一度と言われる大変革期に対応するために世界的な再編の動きが活発化するとともに、CASE対応強化に乗り出してきており、今後の慎重かつ迅速な対応が求められます。
日本経済も、世界経済の減速を受けて輸出企業を中心に弱含み、更には、消費税率引き上げによる消費減退の懸念など、引続き先行き不透明な状況にあります。
このような状況の中で、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は7,219億57百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ209億61百万円(2.8%)の減収となりました。営業利益につきましては、211億85百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ113億99百万円(35.0%)の減益、経常利益につきましては、224億48百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ122億91百万円(35.4%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、47億9百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ143億14百万円(75.2%)の減益となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
「機械器具部品」におきましては、日本や北米、中国を中心にベアリングの販売が大幅に減少したこと等により、売上高は6,401億62百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ178億61百万円(2.7%)の減収となり、売上高減少の影響に加え、売価水準の低下や研究開発費の増加等により、営業利益は139億9百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ105億71百万円(43.2%)の減益となりました。
「工作機械」におきましては、日本やアジアにおいて販売が減少したこと等により、売上高は817億95百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ30億99百万円(3.7%)の減収となり、営業利益は66億44百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ11億43百万円(14.7%)の減益となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、受取手形及び売掛金の減少等により、1兆2,081億10百万円と前連結会計年度末に比べ597億8百万円の減少となりました。
負債につきましては、支払手形及び買掛金の減少等により、6,540億8百万円と前連結会計年度末に比べ427億29百万円の減少となりました。
また、純資産につきましては、為替換算調整勘定の減少等により、5,541億1百万円と前連結会計年度末に比べ169億79百万円の減少となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローにつきましては、以下のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の増加や仕入債務の減少による資金の減少があったものの、減価償却費等の非資金損益項目の調整等により、262億44百万円の資金の増加となりました。(前第2四半期連結累計期間は、532億55百万円の資金の増加。)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、414億7百万円の資金の減少となりました。(前第2四半期連結累計期間は、347億12百万円の資金の減少。)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により、18億13百万円の資金の減少となりました。(前第2四半期連結累計期間は、47億87百万円の資金の減少。)
これらに換算差額等を加減算した結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は1,128億38百万円となりました。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費は、324億76百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。