四半期報告書-第120期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/13 14:05
【資料】
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【項目】
41項目
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国で緩やかな景気回復が見られるものの、米中貿易摩擦を背景とした中国の景気減速ならびにその影響を受けた欧州経済の減速懸念に加え、英国のEU離脱後の欧州経済への影響や中東における地政学的リスクなど世界経済の不透明さが増す中、製造業を中心に引き続き減速基調となりました。また、日本経済も、世界経済の減速を受けて輸出企業を中心に一段と弱含み、更には、消費税増税による影響はまだら模様であり、引続き先行き不透明な状況にあります。
このような状況の中で、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は1兆710億12百万円と前第3四半期連結累計期間に比べ546億73百万円(4.9%)の減収となりました。営業利益につきましては、291億49百万円と前第3四半期連結累計期間に比べ196億86百万円(40.3%)の減益、経常利益につきましては、321億9百万円と前第3四半期連結累計期間に比べ185億42百万円(36.6%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、89億86百万円と前第3四半期連結累計期間に比べ187億49百万円(67.6%)の減益となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
「機械器具部品」におきましては、日本や北米を中心にベアリングの販売が大幅に減少したこと等により、売上高は9,521億81百万円と前第3四半期連結累計期間に比べ455億23百万円(4.6%)の減収となり、売上高減少の影響に加え、売価水準の低下や研究開発費の増加等により、営業利益は195億42百万円と前第3四半期連結累計期間に比べ174億78百万円(47.2%)の減益となりました。
「工作機械」におきましては、日本やアジアにおいて販売が減少したこと等により、売上高は1,188億31百万円と前第3四半期連結累計期間に比べ91億50百万円(7.1%)の減収となり、営業利益は86億78百万円と前第3四半期連結累計期間に比べ26億67百万円(23.5%)の減益となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、受取手形及び売掛金の減少等により、1兆2,478億36百万円と前連結会計年度末に比べ199億82百万円の減少となりました。
負債につきましては、支払手形及び買掛金の減少等により、6,829億15百万円と前連結会計年度末に比べ138億22百万円の減少となりました。
また、純資産につきましては、配当金の支払い等により、5,649億20百万円と前連結会計年度末に比べ61億60百万円の減少となりました。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費は、479億37百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。