四半期報告書-第114期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日(2020年11月13日)現在において判断したものです。
(1) 経営成績
当第2四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大が継続し、世界的に消費や投資が大きく落ち込みました。各国の政治・金融情勢、保護貿易の広がりなどの不確実性も依然として高く、日本もこうした影響を少なからず受けると考えられることなどから、2020年度の経営環境は景気の先行きが見通しにくい状況が続くとみられます。
このような状況を踏まえ、当社グループは、事業等へのリスクや影響の見極めと対応策の検討を進めながら、2019年度からスタートした中期戦略をベースに、ポートフォリオマネジメントと経営体質強化を継続しています。
当第2四半期連結累計期間では、成長に向けた投資として、現場プロセス事業において、2020年7月にサプライチェーン・ソフトウェアの専門企業であるBlue Yonder, Inc.(以下、「Blue Yonder」)に対し、議決権比率20%の戦略的株式投資を実施しました。同社がグローバルに提供する先進的なソリューションとビジネスモデルを習得することで、当社のソリューション能力強化を図り、ビジネスモデルトランスフォーメーションを加速させてまいります。
共創による競争力強化としては、車載用角形電池事業において、トヨタ自動車㈱との合弁会社であるプライム プラネット エナジー&ソリューションズ㈱が同年4月1日より事業を開始しました。優れた品質・性能とコスト等を実現する高い競争力のある電池の開発、また安定的な電池の供給に取り組んでいます。
収益性の改善としては、半導体事業について、台湾のWinbond Electronics Corporation傘下のNuvoton Technology Corporationへの事業譲渡を同年9月に完了しました。また、ソーラー事業について、開発・生産体制の最適化を目的として、同年6月にバッファロー工場(米ニューヨーク州)における太陽電池のセル、モジュールの生産を停止し、同年9月に撤退を完了しました。
当第2四半期連結累計期間の連結売上高は、3兆592億円(前年同期比20%減)となりました。国内売上は、空気清浄機などの増収はあったものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に加え、住宅関連事業の非連結化影響もあり、減収となりました。海外売上は、プロセスオートメーションの実装機や、情報通信インフラ向けの蓄電システム、産業モータなどが増収となったものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が大きく、減収となりました。
営業利益は、966億円(前年同期比31%減)となりました。経営体質強化に向けた固定費削減や車載事業の収益改善の取り組みの効果はありましたが、減販損の影響が大きく、減益となりました。また、税引前利益は、932億円(前年同期比32%減)、親会社の所有者に帰属する四半期純利益については、489億円(前年同期比52%減)となりました。
(2) セグメントの経営成績
当第2四半期連結累計期間のセグメントの経営成績は、次のとおりです。
2020年度より一部の事業をセグメント間で移管しています。2019年度のセグメント情報については、2020年度の形態に合わせて組み替えて算出しています。
(a) アプライアンス
売上高は、1兆1,911億円(前年同期比13%減)となりました。中国は堅調に推移し、その他の地域でも回復傾向にあるものの、市況悪化の影響が大きく、減収となりました。
営業利益は、固定費・拡売費削減などの効果はあったものの、減販損の影響が大きく、前年同期に比べ減益の510億円(前年同期比4%減)となりました。
(b) ライフソリューションズ
売上高は、6,955億円(前年同期比30%減)となりました。空気清浄機は好調でしたが、住宅関連事業の非連結化に加え、市況悪化の影響により、減収となりました。
営業利益は、固定費削減の効果はあったものの、減販損の影響が大きく、前年同期に比べ減益の214億円(前年同期比48%減)となりました。
(c) コネクティッドソリューションズ
売上高は、3,766億円(前年同期比27%減)となりました。中国でのサーバー等向け実装機は好調でしたが、航空便数の激減や航空機の大幅減産の影響を受けたアビオニクスの減販が大きく、減収となりました。
営業利益は、固定費削減の効果はあったものの、減販損の影響が大きく、前年同期に比べ減益の173億円の損失(前年同期は363億円の利益)となりました。
(d) オートモーティブ
売上高は、5,693億円(前年同期比24%減)となりました。顧客工場の一時停止による需要減が響き、減収となりました。
営業利益については、減販損の影響はあったものの、固定費削減や、北米車載電池工場の生産性向上などが寄与し、前年同期に比べ増益の44億円の損失(前年同期は227億円の損失)となりました。
(e) インダストリアルソリューションズ
売上高は、5,965億円(前年同期比9%減)となりました。情報通信インフラ向けの蓄電システム・コンデンサなどが伸長しましたが、主に車載向けリレーの市況悪化の影響もあり、減収となりました。
営業利益については、減販損の影響を、固定費削減などでカバーし、前年同期に比べ増益の270億円(前年同期比64%増)となりました。
(3) 財政状態
当第2四半期連結会計期間末の連結総資産は、6兆3,843億円となり、前連結会計年度末に比べ1,658億円増加しました。これは、車載用角形電池事業の合弁会社化及び半導体事業の譲渡による資産の減少はありましたが、現金及び現金同等物の増加やBlue Yonderへの株式投資などによるものです。負債は、前連結会計年度末に比べ145億円増加し、4兆771億円となりました。これは、営業債務の減少等による負債の減少はありましたが、短期社債発行残高の増加などによるものです。
親会社の所有者に帰属する持分は、2兆1,543億円となり、前連結会計年度末に比べ1,560億円増加しました。これは親会社の所有者に帰属する四半期純利益の計上や、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産が増加したことなどによるものです。また、親会社の所有者に帰属する持分に非支配持分を加味した資本合計は2兆3,072億円となりました。
(4) キャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間の営業活動により増加したキャッシュ・フローは760億円(前年同期は1,426億円の増加)となりました。前年同期差の主な要因は、四半期純利益の減少に加え、営業債務の減少によるものです。投資活動により増加したキャッシュ・フローは279億円(前年同期は1,240億円の減少)となりました。前年同期差の主な要因は、Blue Yonderへの株式投資に伴う支出はあったものの、設備投資の抑制に加え、車載用角形電池事業の合弁会社化に伴う収入や資産譲渡等があったためです。この結果、フリーキャッシュ・フロー(営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は1,039億円(前年同期差853億円の良化)となりました。
また、財務活動により増加したキャッシュ・フローは1,168億円(前年同期は670億円の増加)となりました。前年同期差の主な要因は、前年同期に総額約2,700億円の米ドル建社債の発行がありましたが、当第2四半期連結累計期間において、短期社債残高が増加したためです。
これらに為替変動の影響等を加味した結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は1兆2,263億円(前連結会計年度末差2,098億円増加)となりました。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更はありません。詳細は、要約四半期連結財務諸表の注記「2.作成の基礎 (4) 重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりです。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、2,099億円(前年同期比12%減)です。当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 設備投資
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の設備投資は、698億円(前年同期比48%減)です。
(8) 減価償却費(有形固定資産)
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の減価償却費は、880億円(前年同期比16%減)です。
(9) 従業員数
当第2四半期連結会計期間末の従業員数(就業人員数)は、246,512人(前連結会計年度末差12,873人減)です。
(10) 株式会社の支配に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、株式会社の支配に関する基本方針について重要な変更はありません。
(11) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(12) 設備の新設、除却等の計画
前事業年度の有価証券報告書において未定としていた当連結会計年度(2020年度)の設備投資計画は1,930億円(対前年度比28%減)であり、内訳は次のとおりです。なお、第1四半期連結会計期間より変更はありません。
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
2 上記以外に経常的な設備の更新のための除却、売却を除き、重要な設備の除却、売却の計画はありません。
3 有形固定資産の投資額を記載しています。
(1) 経営成績
当第2四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大が継続し、世界的に消費や投資が大きく落ち込みました。各国の政治・金融情勢、保護貿易の広がりなどの不確実性も依然として高く、日本もこうした影響を少なからず受けると考えられることなどから、2020年度の経営環境は景気の先行きが見通しにくい状況が続くとみられます。
このような状況を踏まえ、当社グループは、事業等へのリスクや影響の見極めと対応策の検討を進めながら、2019年度からスタートした中期戦略をベースに、ポートフォリオマネジメントと経営体質強化を継続しています。
当第2四半期連結累計期間では、成長に向けた投資として、現場プロセス事業において、2020年7月にサプライチェーン・ソフトウェアの専門企業であるBlue Yonder, Inc.(以下、「Blue Yonder」)に対し、議決権比率20%の戦略的株式投資を実施しました。同社がグローバルに提供する先進的なソリューションとビジネスモデルを習得することで、当社のソリューション能力強化を図り、ビジネスモデルトランスフォーメーションを加速させてまいります。
共創による競争力強化としては、車載用角形電池事業において、トヨタ自動車㈱との合弁会社であるプライム プラネット エナジー&ソリューションズ㈱が同年4月1日より事業を開始しました。優れた品質・性能とコスト等を実現する高い競争力のある電池の開発、また安定的な電池の供給に取り組んでいます。
収益性の改善としては、半導体事業について、台湾のWinbond Electronics Corporation傘下のNuvoton Technology Corporationへの事業譲渡を同年9月に完了しました。また、ソーラー事業について、開発・生産体制の最適化を目的として、同年6月にバッファロー工場(米ニューヨーク州)における太陽電池のセル、モジュールの生産を停止し、同年9月に撤退を完了しました。
当第2四半期連結累計期間の連結売上高は、3兆592億円(前年同期比20%減)となりました。国内売上は、空気清浄機などの増収はあったものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に加え、住宅関連事業の非連結化影響もあり、減収となりました。海外売上は、プロセスオートメーションの実装機や、情報通信インフラ向けの蓄電システム、産業モータなどが増収となったものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が大きく、減収となりました。
営業利益は、966億円(前年同期比31%減)となりました。経営体質強化に向けた固定費削減や車載事業の収益改善の取り組みの効果はありましたが、減販損の影響が大きく、減益となりました。また、税引前利益は、932億円(前年同期比32%減)、親会社の所有者に帰属する四半期純利益については、489億円(前年同期比52%減)となりました。
(2) セグメントの経営成績
当第2四半期連結累計期間のセグメントの経営成績は、次のとおりです。
2020年度より一部の事業をセグメント間で移管しています。2019年度のセグメント情報については、2020年度の形態に合わせて組み替えて算出しています。
(a) アプライアンス
売上高は、1兆1,911億円(前年同期比13%減)となりました。中国は堅調に推移し、その他の地域でも回復傾向にあるものの、市況悪化の影響が大きく、減収となりました。
営業利益は、固定費・拡売費削減などの効果はあったものの、減販損の影響が大きく、前年同期に比べ減益の510億円(前年同期比4%減)となりました。
(b) ライフソリューションズ
売上高は、6,955億円(前年同期比30%減)となりました。空気清浄機は好調でしたが、住宅関連事業の非連結化に加え、市況悪化の影響により、減収となりました。
営業利益は、固定費削減の効果はあったものの、減販損の影響が大きく、前年同期に比べ減益の214億円(前年同期比48%減)となりました。
(c) コネクティッドソリューションズ
売上高は、3,766億円(前年同期比27%減)となりました。中国でのサーバー等向け実装機は好調でしたが、航空便数の激減や航空機の大幅減産の影響を受けたアビオニクスの減販が大きく、減収となりました。
営業利益は、固定費削減の効果はあったものの、減販損の影響が大きく、前年同期に比べ減益の173億円の損失(前年同期は363億円の利益)となりました。
(d) オートモーティブ
売上高は、5,693億円(前年同期比24%減)となりました。顧客工場の一時停止による需要減が響き、減収となりました。
営業利益については、減販損の影響はあったものの、固定費削減や、北米車載電池工場の生産性向上などが寄与し、前年同期に比べ増益の44億円の損失(前年同期は227億円の損失)となりました。
(e) インダストリアルソリューションズ
売上高は、5,965億円(前年同期比9%減)となりました。情報通信インフラ向けの蓄電システム・コンデンサなどが伸長しましたが、主に車載向けリレーの市況悪化の影響もあり、減収となりました。
営業利益については、減販損の影響を、固定費削減などでカバーし、前年同期に比べ増益の270億円(前年同期比64%増)となりました。
(3) 財政状態
当第2四半期連結会計期間末の連結総資産は、6兆3,843億円となり、前連結会計年度末に比べ1,658億円増加しました。これは、車載用角形電池事業の合弁会社化及び半導体事業の譲渡による資産の減少はありましたが、現金及び現金同等物の増加やBlue Yonderへの株式投資などによるものです。負債は、前連結会計年度末に比べ145億円増加し、4兆771億円となりました。これは、営業債務の減少等による負債の減少はありましたが、短期社債発行残高の増加などによるものです。
親会社の所有者に帰属する持分は、2兆1,543億円となり、前連結会計年度末に比べ1,560億円増加しました。これは親会社の所有者に帰属する四半期純利益の計上や、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産が増加したことなどによるものです。また、親会社の所有者に帰属する持分に非支配持分を加味した資本合計は2兆3,072億円となりました。
(4) キャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間の営業活動により増加したキャッシュ・フローは760億円(前年同期は1,426億円の増加)となりました。前年同期差の主な要因は、四半期純利益の減少に加え、営業債務の減少によるものです。投資活動により増加したキャッシュ・フローは279億円(前年同期は1,240億円の減少)となりました。前年同期差の主な要因は、Blue Yonderへの株式投資に伴う支出はあったものの、設備投資の抑制に加え、車載用角形電池事業の合弁会社化に伴う収入や資産譲渡等があったためです。この結果、フリーキャッシュ・フロー(営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は1,039億円(前年同期差853億円の良化)となりました。
また、財務活動により増加したキャッシュ・フローは1,168億円(前年同期は670億円の増加)となりました。前年同期差の主な要因は、前年同期に総額約2,700億円の米ドル建社債の発行がありましたが、当第2四半期連結累計期間において、短期社債残高が増加したためです。
これらに為替変動の影響等を加味した結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は1兆2,263億円(前連結会計年度末差2,098億円増加)となりました。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更はありません。詳細は、要約四半期連結財務諸表の注記「2.作成の基礎 (4) 重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりです。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、2,099億円(前年同期比12%減)です。当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 設備投資
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の設備投資は、698億円(前年同期比48%減)です。
(8) 減価償却費(有形固定資産)
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の減価償却費は、880億円(前年同期比16%減)です。
(9) 従業員数
当第2四半期連結会計期間末の従業員数(就業人員数)は、246,512人(前連結会計年度末差12,873人減)です。
(10) 株式会社の支配に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、株式会社の支配に関する基本方針について重要な変更はありません。
(11) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(12) 設備の新設、除却等の計画
前事業年度の有価証券報告書において未定としていた当連結会計年度(2020年度)の設備投資計画は1,930億円(対前年度比28%減)であり、内訳は次のとおりです。なお、第1四半期連結会計期間より変更はありません。
| セグメントの名称 | 2020年度 計画金額 (億円) | 主な内容・目的 | 資金調達方法 |
| アプライアンス | 450 | 家庭用電化機器、映像・AV機器の新製品生産及び合理化 | 自己資金等 |
| ライフソリューションズ | 330 | 電材、住設建材等の新製品生産及び合理化 | 自己資金等 |
| コネクティッドソリューションズ | 130 | B2Bソリューション事業関連機器等の新製品生産及び合理化 | 自己資金等 |
| オートモーティブ | 560 | 二次電池、車載機器、インフォテインメント関連の新製品生産及び合理化 | 自己資金等 |
| インダストリアルソリューションズ | 450 | 電子部品等の新製品生産及び合理化 | 自己資金等 |
| 報告セグメント計 | 1,920 | ─ | ─ |
| その他・全社 | 10 | 本社、地域統括等の設備更新 | 自己資金等 |
| 合計 | 1,930 | ─ | ─ |
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
2 上記以外に経常的な設備の更新のための除却、売却を除き、重要な設備の除却、売却の計画はありません。
3 有形固定資産の投資額を記載しています。