四半期報告書-第146期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/09 13:05
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)において、当社グループは、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の感染拡大防止対策に努めるなかで、本年度が初年度となる中期経営計画“Accelerate Growth 2023”に基づき、「IA2IA/Smart manufacturing の実行と存在価値の変革」、「業種対応力の強化と非業種依存のビジネス拡大」、「収益性の確保と健全な成長」、「社内オペレーション最適化とマインドセットの変革」の4つの基本戦略を中心に、成長に向けて社会共通課題を軸とした事業構造の確立に向け取り組んでいます。
当第3四半期連結累計期間の当社グループの業績は、為替の変動影響により、売上高は前年同期比で111億円増加しました。一方、営業利益は、粗利率の悪化、助成金の減少による反動、販管費の増加等により前年同期比で16億円の減少となりました。経常利益は前年同期比で8億円減少し、親会社株主に帰属する四半期純利益は、営業利益が減少したことに加え、航空機用計器事業の売却に伴う費用を特別損失に計上したことなどにより、前年同期比で24億円の減少となりました。
業績の概況は以下のとおりです。
2021年3月期
第3四半期連結累計期間
2022年3月期
第3四半期連結累計期間
差異増減率
売上高2,696億77百万円2,808億 2百万円111億24百万円4.1%
営業利益238億33百万円221億46百万円△16億86百万円△7.1%
経常利益252億15百万円243億17百万円△8億97百万円△3.6%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
167億30百万円142億33百万円△24億96百万円△14.9%
(参考)1米ドル平均レート105.63円111.32円5.69円-

セグメント別の概況は以下のとおりです。
第1四半期連結累計期間より、当社グループ内での経営管理区分の見直しを行った結果、従来「計測事業」セグメントに含まれていたライフイノベーション事業を「制御事業」セグメントに区分を変更するとともに、従来「計測事業」としていた報告セグメントの名称を「測定器事業」に変更しています。なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成したものを記載しています。
<制御事業>
2021年3月期
第3四半期連結累計期間
2022年3月期
第3四半期連結累計期間
差異増減率
売上高2,502億36百万円2,606億67百万円104億31百万円4.2%
営業利益222億76百万円215億22百万円△7億54百万円△3.4%

制御事業の売上高は、主に為替の変動影響などにより、前年同期比で104億円増加しました。一方、営業利益は、粗利率の悪化、助成金の減少による反動、販管費の増加等により、前年同期比で7億円の減少となりました。
<測定器事業>
2021年3月期
第3四半期連結累計期間
2022年3月期
第3四半期連結累計期間
差異増減率
売上高149億32百万円155億99百万円6億67百万円4.5%
営業利益26億 1百万円26億47百万円45百万円1.8%

測定器事業は、主に為替の変動影響などにより、売上高は前年同期比で6億円増加しました。営業利益はほぼ前年並みとなりました。
<航機その他事業>
2021年3月期
第3四半期連結累計期間
2022年3月期
第3四半期連結累計期間
差異増減率
売上高45億 8百万円45億34百万円26百万円0.6%
営業利益△10億45百万円△20億23百万円△9億77百万円-

航機その他事業は、売上高は前年並み、営業利益は主に新規事業の販管費増加により減益となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、受取手形、売掛金及び契約資産が減少した一方、のれんや投資有価証券が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ62億円増加し5,253億円となりました。
また、負債合計は、契約負債が増加した一方、支払手形及び買掛金や賞与引当金が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ63億円減少し1,979億円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により、前連結会計年度末に比べ126億円増加し3,273億円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ1.5ポイント増加し、60.9%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はなく、また、新たに生じた課題はありません。
(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について、重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の研究開発の金額は次のとおりです。
セグメントの名称当第3四半期連結累計期間
(百万円)
前年同期比
(百万円)
制御事業17,964519
測定器事業2,05027
航機その他事業1,157747
合計21,1731,294

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。