半期報告書-第56期(2024/04/01-2025/03/31)
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績
当中間連結会計期間(2024年4月1日から9月30日まで)における当社グループを取り巻く状況につきましては、景気が緩やかに回復して設備投資にも持ち直しの動きがみられる一方で、欧米における高い金利水準の継続に伴う影響や中国経済の先行き懸念など、不透明な状況が続きました。また、2022年度下期から続く在庫調整について、適正な在庫状況に戻りつつありますが、一部でなお継続しています。このような厳しい状況が続く中、当社では業績への影響を最小限にとどめるべく、セールス、研究開発、工場、サービス、事務、全ての部門の総力を挙げて拡販や経費削減等に取り組みました。
当中間連結会計期間の業績は、売上高が3,879億62百万円(前年同期比2.7%減)、経常利益が947億80百万円(前年同期比10.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が699億22百万円(前年同期比9.4%増)となりました。
部門別の事業の概況につきましては、次のとおりです。
FA部門については、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、国内を含む世界各国で低調に推移したものの、インドや補助金制度等が追い風となった中国で好調に推移し、当社のCNCシステムの売上は増加しました。これらの結果、FA部門の売上高は994億16百万円(前年同期比7.2%増)となりました。
ロボット部門については、欧米では、一般産業向け、自動車関連向けは共に前期からの受注残により堅調で、売上は前年同期比並みでした。国内では、自動車関連向けが堅調に推移し売上が増加しました。一方、中国では、好調だったEV関連向けが下降気味であり、インフラ関係と電子産業向けも低調で売上が減少しました。これらの結果、ロボット部門の売上高は1,631億16百万円(前年同期比15.2%減)となりました。
ロボマシン部門については、ロボドリル(小型切削加工機)では、国内および海外市場ともに低調に推移したものの、前年同期と比べると売上は小幅に増加しました。ロボショット(電動射出成形機)では、中国での需要増があり、売上が増加しました。ロボカット(ワイヤ放電加工機)では、EMC指令に基づく整合規格不準拠の試験実施の疑義により欧州向け仕様の出荷を停止したことの影響等もあり、売上が減少しました。これらの結果、ロボマシン部門の売上高は569億28百万円(前年同期比12.8%増)となりました。
サービス部門については、「サービス ファースト」をキーワードに、サービス体制の強化、IT技術の積極的な導入による効率アップ等を進めています。サービス部門の売上高は685億2百万円(前年同期比8.7%増)となりました。
(2) 財政状態
資産合計は、前年度末比235億52百万円減の1兆9,024億85百万円となりました。
負債合計は、前年度末比40億10百万円減の2,028億27百万円となりました。
純資産合計は、前年度末比195億42百万円減の1兆6,996億58百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年度末比457億42百万円減の4,811億39百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前年同期比720億82百万円増の1,472億94百万円であり、これは主に棚卸資産の増減額が増加から減少に転じたことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前年同期比652億93百万円増の990億56百万円であり、これは主に定期預金の預入による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前年同期比287億88百万円増の844億91百万円であり、これは主に自己株式の取得による支出が増加したことによるものです。
(4) 研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は235億77百万円です。
なお、当中間連結会計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 経営成績
当中間連結会計期間(2024年4月1日から9月30日まで)における当社グループを取り巻く状況につきましては、景気が緩やかに回復して設備投資にも持ち直しの動きがみられる一方で、欧米における高い金利水準の継続に伴う影響や中国経済の先行き懸念など、不透明な状況が続きました。また、2022年度下期から続く在庫調整について、適正な在庫状況に戻りつつありますが、一部でなお継続しています。このような厳しい状況が続く中、当社では業績への影響を最小限にとどめるべく、セールス、研究開発、工場、サービス、事務、全ての部門の総力を挙げて拡販や経費削減等に取り組みました。
当中間連結会計期間の業績は、売上高が3,879億62百万円(前年同期比2.7%減)、経常利益が947億80百万円(前年同期比10.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が699億22百万円(前年同期比9.4%増)となりました。
部門別の事業の概況につきましては、次のとおりです。
FA部門については、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、国内を含む世界各国で低調に推移したものの、インドや補助金制度等が追い風となった中国で好調に推移し、当社のCNCシステムの売上は増加しました。これらの結果、FA部門の売上高は994億16百万円(前年同期比7.2%増)となりました。
ロボット部門については、欧米では、一般産業向け、自動車関連向けは共に前期からの受注残により堅調で、売上は前年同期比並みでした。国内では、自動車関連向けが堅調に推移し売上が増加しました。一方、中国では、好調だったEV関連向けが下降気味であり、インフラ関係と電子産業向けも低調で売上が減少しました。これらの結果、ロボット部門の売上高は1,631億16百万円(前年同期比15.2%減)となりました。
ロボマシン部門については、ロボドリル(小型切削加工機)では、国内および海外市場ともに低調に推移したものの、前年同期と比べると売上は小幅に増加しました。ロボショット(電動射出成形機)では、中国での需要増があり、売上が増加しました。ロボカット(ワイヤ放電加工機)では、EMC指令に基づく整合規格不準拠の試験実施の疑義により欧州向け仕様の出荷を停止したことの影響等もあり、売上が減少しました。これらの結果、ロボマシン部門の売上高は569億28百万円(前年同期比12.8%増)となりました。
サービス部門については、「サービス ファースト」をキーワードに、サービス体制の強化、IT技術の積極的な導入による効率アップ等を進めています。サービス部門の売上高は685億2百万円(前年同期比8.7%増)となりました。
(2) 財政状態
資産合計は、前年度末比235億52百万円減の1兆9,024億85百万円となりました。
負債合計は、前年度末比40億10百万円減の2,028億27百万円となりました。
純資産合計は、前年度末比195億42百万円減の1兆6,996億58百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年度末比457億42百万円減の4,811億39百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前年同期比720億82百万円増の1,472億94百万円であり、これは主に棚卸資産の増減額が増加から減少に転じたことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前年同期比652億93百万円増の990億56百万円であり、これは主に定期預金の預入による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前年同期比287億88百万円増の844億91百万円であり、これは主に自己株式の取得による支出が増加したことによるものです。
(4) 研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は235億77百万円です。
なお、当中間連結会計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。