四半期報告書-第51期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績
当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は次のとおりです。
FA部門については、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、米中貿易摩擦の影響により中国、台湾において需要が落ち込んだほか、韓国も内需の減速を受け、低調に推移しました。欧州についても、中国向け輸出産業(主に自動車関係)で設備投資抑制の動きがあるなど減速傾向となっています。日本国内は、設備投資の一服感と中国向けを中心とした輸出の減速により、好調であった前年同期に比べると売上は減少しました。レーザについては、国内、海外において引き続きファイバレーザ発振器の拡販に努めました。これらの結果、FA部門全体の売上高は前年同期に比べ減少しました。
ロボット部門については、国内は自動車産業、一般産業ともに、設備投資は比較的高い水準で推移したものの、米州の自動車産業において設備投資の谷間が続いたほか、中国でも、自動車産業、一般産業とも、設備投資に慎重な動きが続きました。これらの結果、ロボット部門全体の売上高は前年同期に比べ減少しました。
ロボマシン部門については、ロボドリル(小型切削加工機)は、自動車部品関係を中心に拡販に努めたものの、IT関係の一時的需要分が残っていた前年同期と比べると売上は落ち込みました。ロボショット(電動射出成形機)については、自動車部品、医療市場向けに拡販に努めましたが、売上は過去最高だった前年に比べると減少しました。ロボカット(ワイヤカット放電加工機)についても、中国を中心に売上が減少しました。
このようななか当社グループは、将来を見据え、短期的な事象に左右されず、長期的な視点に立った経営を続けるべく、「one FANUC」、「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐ直せる」および「サービス ファースト」をスローガンに掲げ、当社商品およびサービスを通じて、信頼性が高く効率的・先進的な生産体制をお客様が安心して構築・維持できるようにするための取り組みをグループ一丸となって推進しております。またIoTへの対応として、様々な企業が参加できるオープンプラットフォームであるFIELD system (FANUC Intelligent Edge Link and Drive system) の機能拡張およびアプリケーション(パートナー企業製を含む)の充実を図るとともに、AI技術の当社商品への適用等を進めております。また同時に、商品競争力の強化、セールス・サービス活動の強化、工場の自動化・ロボット化、業務の合理化に力を入れております。
当第1四半期連結累計期間における連結業績は、売上高が1,346億34百万円(前年同期比26.4%減)、経常利益が320億63百万円(前年同期比47.2%減)、四半期純利益が232億82百万円(前年同期比47.9%減)となりました。
なお、当社グループは、CNCシステムとその応用商品を提供する企業グループとして、単一セグメントの事業を営んでおりますが、部門別の売上高につきましては、FA部門が435億1百万円(前年同期比28.5%減)、ロボット部門が471億3百万円(前年同期比19.5%減)、ロボマシン部門が220億83百万円(前年同期比47.4%減)、サービス部門が219億47百万円(前年同期比2.2%増)でした。
※ [(1)経営成績]における「四半期純利益」は、四半期連結損益計算書における「親会社株主に帰属する四半期純利益」を指します。
(2) 財政状態
資産合計は、前年度末比1,179億93百万円減の1兆5,073億47百万円となりました。
負債合計は、前年度末比170億92百万円減の1,631億2百万円となりました。
純資産合計は、前年度末比1,009億1百万円減の1兆3,442億45百万円となりました。
なお当社は、当社の株主還元方針(2019年4月24日公表の2019年3月期決算短信に記載)に基づき、発行済株式総数の5%を超える自己株式(8,930株、88百万円)を2019年5月31日付で消却いたしました。(本消却に伴う純資産合計額への影響はありません。)
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は123億51百万円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 経営成績
当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は次のとおりです。
FA部門については、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、米中貿易摩擦の影響により中国、台湾において需要が落ち込んだほか、韓国も内需の減速を受け、低調に推移しました。欧州についても、中国向け輸出産業(主に自動車関係)で設備投資抑制の動きがあるなど減速傾向となっています。日本国内は、設備投資の一服感と中国向けを中心とした輸出の減速により、好調であった前年同期に比べると売上は減少しました。レーザについては、国内、海外において引き続きファイバレーザ発振器の拡販に努めました。これらの結果、FA部門全体の売上高は前年同期に比べ減少しました。
ロボット部門については、国内は自動車産業、一般産業ともに、設備投資は比較的高い水準で推移したものの、米州の自動車産業において設備投資の谷間が続いたほか、中国でも、自動車産業、一般産業とも、設備投資に慎重な動きが続きました。これらの結果、ロボット部門全体の売上高は前年同期に比べ減少しました。
ロボマシン部門については、ロボドリル(小型切削加工機)は、自動車部品関係を中心に拡販に努めたものの、IT関係の一時的需要分が残っていた前年同期と比べると売上は落ち込みました。ロボショット(電動射出成形機)については、自動車部品、医療市場向けに拡販に努めましたが、売上は過去最高だった前年に比べると減少しました。ロボカット(ワイヤカット放電加工機)についても、中国を中心に売上が減少しました。
このようななか当社グループは、将来を見据え、短期的な事象に左右されず、長期的な視点に立った経営を続けるべく、「one FANUC」、「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐ直せる」および「サービス ファースト」をスローガンに掲げ、当社商品およびサービスを通じて、信頼性が高く効率的・先進的な生産体制をお客様が安心して構築・維持できるようにするための取り組みをグループ一丸となって推進しております。またIoTへの対応として、様々な企業が参加できるオープンプラットフォームであるFIELD system (FANUC Intelligent Edge Link and Drive system) の機能拡張およびアプリケーション(パートナー企業製を含む)の充実を図るとともに、AI技術の当社商品への適用等を進めております。また同時に、商品競争力の強化、セールス・サービス活動の強化、工場の自動化・ロボット化、業務の合理化に力を入れております。
当第1四半期連結累計期間における連結業績は、売上高が1,346億34百万円(前年同期比26.4%減)、経常利益が320億63百万円(前年同期比47.2%減)、四半期純利益が232億82百万円(前年同期比47.9%減)となりました。
なお、当社グループは、CNCシステムとその応用商品を提供する企業グループとして、単一セグメントの事業を営んでおりますが、部門別の売上高につきましては、FA部門が435億1百万円(前年同期比28.5%減)、ロボット部門が471億3百万円(前年同期比19.5%減)、ロボマシン部門が220億83百万円(前年同期比47.4%減)、サービス部門が219億47百万円(前年同期比2.2%増)でした。
※ [(1)経営成績]における「四半期純利益」は、四半期連結損益計算書における「親会社株主に帰属する四半期純利益」を指します。
(2) 財政状態
資産合計は、前年度末比1,179億93百万円減の1兆5,073億47百万円となりました。
負債合計は、前年度末比170億92百万円減の1,631億2百万円となりました。
純資産合計は、前年度末比1,009億1百万円減の1兆3,442億45百万円となりました。
なお当社は、当社の株主還元方針(2019年4月24日公表の2019年3月期決算短信に記載)に基づき、発行済株式総数の5%を超える自己株式(8,930株、88百万円)を2019年5月31日付で消却いたしました。(本消却に伴う純資産合計額への影響はありません。)
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は123億51百万円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。