四半期報告書-第68期第2四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
世界経済は、米中貿易摩擦による中国経済減速の影響が大きく、不透明感が強まっております。また、日本経済は、世界経済減速の影響を受け、設備投資に弱さが見られ減速傾向が強まっております。
当社の主要顧客であります自動車及び電子部品業界におきましては、自動車の電動化や電子化、産業機器の高機能化に伴う研究開発設備への投資は堅調に推移しておりますが、経済環境の不透明感が強まる中、生産設備増強のための設備投資へは慎重な姿勢が見られております。これに伴い、電子部品、バッテリーに関連した計測器の需要が鈍化いたしました。
開発面では、大電流化、高速化が進む電気自動車のインバーターやバッテリーの評価に必要な大電流を高確度で測定するセンサーや、リチウムイオン電池の品質と開発効率の向上に貢献が期待される電極抵抗測定システムなどの新製品を市場に投入いたしました。6月までに幅広い分野に15機種の新製品を発売しております。今後も顧客価値を高める製品開発を進め、積極的に新製品を市場に投入してまいります。
販売面では、海外重点市場における代理店の複数化を積極的に進めており、その成果も出てまいりました。これまで展開してまいりました海外販売会社を中心に、さらにHIOKIブランドの浸透を図り、売上高の伸長を目指してまいります。
利益面では、売上高は前年同期を上回りましたが、新製品開発に向けた投資、海外における販路開拓のための投資など、人件経費が増加したため、経常利益は前年同期を下回る結果になりました。
以上により、当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高117億30百万円(前年同期比2.0%増)、営業利益16億52百万円(同4.6%減)、経常利益16億65百万円(同7.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益12億47百万円(同9.4%減)になりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、受取手形及び売掛金、建物及び構築物が増加したため、前連結会計年度末と比較して1億22百万円増加し、274億88百万円になりました。
負債は、未払金及び未払費用が減少したため、前連結会計年度末と比較して3億83百万円減少し、27億66百万円になりました。
純資産は、利益剰余金が増加したため、前連結会計年度末と比較して5億5百万円増加し、247億22百万円になりました。
当社グループにおける製品別の受注高及び売上高の実績は、次のとおりであります。
① 受注実績
② 売上実績
また、顧客の所在地別の受注高及び売上高の実績は、次のとおりであります。
当第2四半期連結累計期間の海外売上高は、57億19百万円(前年同期比5.5%増)、海外売上高比率は48.8%になりました。
① 受注実績
(注)1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.各区分に属する主な国又は地域
(1)アジア ……………… 中国・韓国・台湾・東南アジア・インド
(2)アメリカ …………… 北米・中南米
(3)ヨーロッパ ………… ドイツ・イタリア・オランダ
(4)その他の地域 ……… 中近東・オーストラリア・アフリカ
3.受注高は顧客の所在地を基礎とし、分類しております。
② 売上実績
(注)1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.各区分に属する主な国又は地域
(1)アジア ……………… 中国・韓国・台湾・東南アジア・インド
(2)アメリカ …………… 北米・中南米
(3)ヨーロッパ ………… ドイツ・イタリア・オランダ
(4)その他の地域 ……… 中近東・オーストラリア・アフリカ
3.売上高は顧客の所在地を基礎とし、分類しております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して33百万円増加し、85億38百万円になりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、16億19百万円の収入(前年同期比0.3%減)になりました。主な増加要因は、税金等調整前四半期純利益16億75百万円及び減価償却費5億84百万円であります。主な減少要因は、仕入債務の減少額2億13百万円及び法人税等の支払額4億65百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、8億30百万円の支出(前年同期は1億72百万円の収入)になりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額等により、6億80百万円の支出(前年同期比43.1%増)になりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、11億92百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
世界経済は、米中貿易摩擦による中国経済減速の影響が大きく、不透明感が強まっております。また、日本経済は、世界経済減速の影響を受け、設備投資に弱さが見られ減速傾向が強まっております。
当社の主要顧客であります自動車及び電子部品業界におきましては、自動車の電動化や電子化、産業機器の高機能化に伴う研究開発設備への投資は堅調に推移しておりますが、経済環境の不透明感が強まる中、生産設備増強のための設備投資へは慎重な姿勢が見られております。これに伴い、電子部品、バッテリーに関連した計測器の需要が鈍化いたしました。
開発面では、大電流化、高速化が進む電気自動車のインバーターやバッテリーの評価に必要な大電流を高確度で測定するセンサーや、リチウムイオン電池の品質と開発効率の向上に貢献が期待される電極抵抗測定システムなどの新製品を市場に投入いたしました。6月までに幅広い分野に15機種の新製品を発売しております。今後も顧客価値を高める製品開発を進め、積極的に新製品を市場に投入してまいります。
販売面では、海外重点市場における代理店の複数化を積極的に進めており、その成果も出てまいりました。これまで展開してまいりました海外販売会社を中心に、さらにHIOKIブランドの浸透を図り、売上高の伸長を目指してまいります。
利益面では、売上高は前年同期を上回りましたが、新製品開発に向けた投資、海外における販路開拓のための投資など、人件経費が増加したため、経常利益は前年同期を下回る結果になりました。
以上により、当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高117億30百万円(前年同期比2.0%増)、営業利益16億52百万円(同4.6%減)、経常利益16億65百万円(同7.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益12億47百万円(同9.4%減)になりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、受取手形及び売掛金、建物及び構築物が増加したため、前連結会計年度末と比較して1億22百万円増加し、274億88百万円になりました。
負債は、未払金及び未払費用が減少したため、前連結会計年度末と比較して3億83百万円減少し、27億66百万円になりました。
純資産は、利益剰余金が増加したため、前連結会計年度末と比較して5億5百万円増加し、247億22百万円になりました。
当社グループにおける製品別の受注高及び売上高の実績は、次のとおりであります。
① 受注実績
前第2四半期連結累計期間 (自 2018年1月1日 至 2018年6月30日) | 当第2四半期連結累計期間 (自 2019年1月1日 至 2019年6月30日) | 増減 | ||||
金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 増減率 (%) | |
自動試験装置 | 1,110,728 | 9.3 | 940,869 | 8.1 | △169,859 | △15.3 |
記録装置 | 2,162,463 | 18.2 | 2,116,558 | 18.3 | △45,905 | △2.1 |
電子測定器 | 5,381,790 | 45.3 | 5,149,330 | 44.5 | △232,460 | △4.3 |
現場測定器 | 2,483,945 | 20.9 | 2,600,262 | 22.5 | 116,317 | 4.7 |
周辺装置他 | 751,555 | 6.3 | 774,402 | 6.7 | 22,846 | 3.0 |
合計 | 11,890,483 | 100.0 | 11,581,422 | 100.0 | △309,061 | △2.6 |
② 売上実績
前第2四半期連結累計期間 (自 2018年1月1日 至 2018年6月30日) | 当第2四半期連結累計期間 (自 2019年1月1日 至 2019年6月30日) | 増減 | ||||
金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 増減率 (%) | |
自動試験装置 | 987,163 | 8.6 | 1,189,335 | 10.1 | 202,172 | 20.5 |
記録装置 | 2,049,464 | 17.8 | 2,137,471 | 18.2 | 88,006 | 4.3 |
電子測定器 | 5,137,041 | 44.7 | 5,090,783 | 43.4 | △46,257 | △0.9 |
現場測定器 | 2,567,830 | 22.3 | 2,563,205 | 21.9 | △4,625 | △0.2 |
周辺装置他 | 760,946 | 6.6 | 749,879 | 6.4 | △11,067 | △1.5 |
合計 | 11,502,445 | 100.0 | 11,730,675 | 100.0 | 228,229 | 2.0 |
また、顧客の所在地別の受注高及び売上高の実績は、次のとおりであります。
当第2四半期連結累計期間の海外売上高は、57億19百万円(前年同期比5.5%増)、海外売上高比率は48.8%になりました。
① 受注実績
前第2四半期連結累計期間 (自 2018年1月1日 至 2018年6月30日) | 当第2四半期連結累計期間 (自 2019年1月1日 至 2019年6月30日) | 増減 | |||||
金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 増減率 (%) | ||
国 内 | 6,402,230 | 53.8 | 5,943,557 | 51.3 | △458,673 | △7.2 | |
海外 | アジア | 4,029,924 | 33.9 | 4,039,806 | 34.9 | 9,881 | 0.2 |
アメリカ | 801,856 | 6.7 | 929,338 | 8.0 | 127,481 | 15.9 | |
ヨーロッパ | 446,108 | 3.8 | 528,705 | 4.6 | 82,596 | 18.5 | |
その他の地域 | 210,363 | 1.8 | 140,015 | 1.2 | △70,347 | △33.4 | |
計 | 5,488,252 | 46.2 | 5,637,865 | 48.7 | 149,612 | 2.7 | |
合 計 | 11,890,483 | 100.0 | 11,581,422 | 100.0 | △309,061 | △2.6 |
(注)1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.各区分に属する主な国又は地域
(1)アジア ……………… 中国・韓国・台湾・東南アジア・インド
(2)アメリカ …………… 北米・中南米
(3)ヨーロッパ ………… ドイツ・イタリア・オランダ
(4)その他の地域 ……… 中近東・オーストラリア・アフリカ
3.受注高は顧客の所在地を基礎とし、分類しております。
② 売上実績
前第2四半期連結累計期間 (自 2018年1月1日 至 2018年6月30日) | 当第2四半期連結累計期間 (自 2019年1月1日 至 2019年6月30日) | 増減 | |||||
金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 増減率 (%) | ||
国 内 | 6,081,023 | 52.9 | 6,011,437 | 51.2 | △69,586 | △1.1 | |
海外 | アジア | 4,036,880 | 35.1 | 4,263,437 | 36.3 | 226,557 | 5.6 |
アメリカ | 704,623 | 6.1 | 806,218 | 6.9 | 101,595 | 14.4 | |
ヨーロッパ | 487,876 | 4.2 | 521,721 | 4.4 | 33,844 | 6.9 | |
その他の地域 | 192,042 | 1.7 | 127,860 | 1.1 | △64,182 | △33.4 | |
計 | 5,421,422 | 47.1 | 5,719,237 | 48.8 | 297,815 | 5.5 | |
合 計 | 11,502,445 | 100.0 | 11,730,675 | 100.0 | 228,229 | 2.0 |
(注)1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.各区分に属する主な国又は地域
(1)アジア ……………… 中国・韓国・台湾・東南アジア・インド
(2)アメリカ …………… 北米・中南米
(3)ヨーロッパ ………… ドイツ・イタリア・オランダ
(4)その他の地域 ……… 中近東・オーストラリア・アフリカ
3.売上高は顧客の所在地を基礎とし、分類しております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して33百万円増加し、85億38百万円になりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、16億19百万円の収入(前年同期比0.3%減)になりました。主な増加要因は、税金等調整前四半期純利益16億75百万円及び減価償却費5億84百万円であります。主な減少要因は、仕入債務の減少額2億13百万円及び法人税等の支払額4億65百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、8億30百万円の支出(前年同期は1億72百万円の収入)になりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額等により、6億80百万円の支出(前年同期比43.1%増)になりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、11億92百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。