四半期報告書-第62期第1四半期(令和2年9月1日-令和2年11月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 56百万円減少し、39,233百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が増加した一方、商品及び製品が減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ 228百万円増加し、 2,951百万円となりました。これは主に、流動負債のその他に含まれる未払費用が増加したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 284百万円減少し、36,282百万円となりました。これは主に、利益剰余金及び為替換算調整勘定が減少したこと等によるものであります。
②経営成績
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行に伴う経済活動の制限及びそれに伴う景気悪化、米国大統領選挙が世界経済へ与える影響等により不透明感が高まっております。また、日本経済におきましても、菅内閣の発足による経済活動進展への期待や企業業績への前向きな評価がある一方で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により景気が足元で大幅に下押しされ、依然として困難な状況で推移しております。
このような環境下、当社グループにおきましては、需要の拡大が見込まれる海外販売拠点を中心に、Webを活用した医師向けセミナーの開催やディーラーへの製品紹介を積極的に実施することでマーケティング強化を図り、デンタル関連製品は、中国の売上が牽引し増収となりました。一方、サージカル関連製品並びにアイレス針関連製品においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により病院での手術が制限されたこと等が影響し、全体としては減収となりました。
生産面については、主力工場であるベトナム工場において、地域が掲げる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の徹底した罹患リスク対策を遵守することで、工場内で感染者を発生させることなく生産活動を継続してまいりました。また、本社・海外生産拠点間での渡航が制限される中、オンラインを通して現状の課題、対応策についてタイムリーに情報交換することで生産の効率化及び生産技術の向上に努めてまいりました。
開発面においては、開発テーマのさらなる「選択と集中」を目標に掲げ、将来性の見込める開発テーマを厳選し、最優先テーマへリソースを集中することで効率的且つ効果的な開発を目指す体制を整えてまいりました。また、開発者同士がセグメントの枠を越え、技術交流・設備の共有化を図ることで「世界一の品質」を実現・維持するための新製品開発並びに改良研究体制を引き続き強化してまいりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は 4,199百万円(前年同期比3.4%減)、営業利益は販売費及び一般管理費の減少により 1,403百万円(同0.1%増)、経常利益は営業利益が増加したものの為替差益が前年同期より減少したこと等により 1,271百万円(同19.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は経常利益が減少した一方、投資有価証券売却益が増加したこと等により 984百万円(同6.3%減)となりました。
セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。また、当第1四半期連結会計期間から業績管理区分の見直しにより、従来「サージカル関連製品」、「デンタル関連製品」に含まれておりました針付縫合糸について、「アイレス針関連製品」に変更しております。そのため以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後の区分に組み替えた数値で比較しております。
(サージカル関連製品)
品質評価の高い眼科ナイフの売上が中国で好調に推移した一方、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により手術が制限されたことに伴い、特に国内、欧州での売上が低調に推移したことから、売上高は1,152百万円(前年同期比 7.6%減)となりました。売上高が減少した一方、前年同期に発生したベトナム工場火災による生産非効率が解消されたこと等により、セグメント利益(営業利益)は 396百万円(同 6.0%増)となりました。
(アイレス針関連製品)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により病院での手術が制限されたこと並びに海外大口顧客の在庫調整の影響に伴い、売上高は 1,158百万円(前年同期比 18.7%減)となりました。また、売上高が減少したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 396百万円(同 23.7%減)となりました。
(デンタル関連製品)
世界規模で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けたものの、比較的回復の早い中国でダイヤバー並びにリーマ・ファイルの売上が伸長したことから、売上高は1,889百万円(前年同期比 12.8%増)となりました。また、売上高が増加したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 610百万円(同 20.3%増)となりました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、355百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 56百万円減少し、39,233百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が増加した一方、商品及び製品が減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ 228百万円増加し、 2,951百万円となりました。これは主に、流動負債のその他に含まれる未払費用が増加したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 284百万円減少し、36,282百万円となりました。これは主に、利益剰余金及び為替換算調整勘定が減少したこと等によるものであります。
②経営成績
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行に伴う経済活動の制限及びそれに伴う景気悪化、米国大統領選挙が世界経済へ与える影響等により不透明感が高まっております。また、日本経済におきましても、菅内閣の発足による経済活動進展への期待や企業業績への前向きな評価がある一方で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により景気が足元で大幅に下押しされ、依然として困難な状況で推移しております。
このような環境下、当社グループにおきましては、需要の拡大が見込まれる海外販売拠点を中心に、Webを活用した医師向けセミナーの開催やディーラーへの製品紹介を積極的に実施することでマーケティング強化を図り、デンタル関連製品は、中国の売上が牽引し増収となりました。一方、サージカル関連製品並びにアイレス針関連製品においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により病院での手術が制限されたこと等が影響し、全体としては減収となりました。
生産面については、主力工場であるベトナム工場において、地域が掲げる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の徹底した罹患リスク対策を遵守することで、工場内で感染者を発生させることなく生産活動を継続してまいりました。また、本社・海外生産拠点間での渡航が制限される中、オンラインを通して現状の課題、対応策についてタイムリーに情報交換することで生産の効率化及び生産技術の向上に努めてまいりました。
開発面においては、開発テーマのさらなる「選択と集中」を目標に掲げ、将来性の見込める開発テーマを厳選し、最優先テーマへリソースを集中することで効率的且つ効果的な開発を目指す体制を整えてまいりました。また、開発者同士がセグメントの枠を越え、技術交流・設備の共有化を図ることで「世界一の品質」を実現・維持するための新製品開発並びに改良研究体制を引き続き強化してまいりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は 4,199百万円(前年同期比3.4%減)、営業利益は販売費及び一般管理費の減少により 1,403百万円(同0.1%増)、経常利益は営業利益が増加したものの為替差益が前年同期より減少したこと等により 1,271百万円(同19.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は経常利益が減少した一方、投資有価証券売却益が増加したこと等により 984百万円(同6.3%減)となりました。
セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。また、当第1四半期連結会計期間から業績管理区分の見直しにより、従来「サージカル関連製品」、「デンタル関連製品」に含まれておりました針付縫合糸について、「アイレス針関連製品」に変更しております。そのため以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後の区分に組み替えた数値で比較しております。
(サージカル関連製品)
品質評価の高い眼科ナイフの売上が中国で好調に推移した一方、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により手術が制限されたことに伴い、特に国内、欧州での売上が低調に推移したことから、売上高は1,152百万円(前年同期比 7.6%減)となりました。売上高が減少した一方、前年同期に発生したベトナム工場火災による生産非効率が解消されたこと等により、セグメント利益(営業利益)は 396百万円(同 6.0%増)となりました。
(アイレス針関連製品)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により病院での手術が制限されたこと並びに海外大口顧客の在庫調整の影響に伴い、売上高は 1,158百万円(前年同期比 18.7%減)となりました。また、売上高が減少したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 396百万円(同 23.7%減)となりました。
(デンタル関連製品)
世界規模で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けたものの、比較的回復の早い中国でダイヤバー並びにリーマ・ファイルの売上が伸長したことから、売上高は1,889百万円(前年同期比 12.8%増)となりました。また、売上高が増加したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 610百万円(同 20.3%増)となりました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、355百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。