四半期報告書-第61期第1四半期(令和1年9月1日-令和1年11月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 525百万円減少し、39,288百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少ならびに、繰延税金資産が減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ 1,252百万円減少し、 3,233百万円となりました。これは主に、未払金の減少ならびに、未払法人税等が減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 727百万円増加し、36,054百万円となりました。これは主に、利益剰余金が増加したこと等によるものであります。
②経営成績
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米中通商交渉の長期化、米国とイランとの危機をはらんだ関係や香港での暴動などによる地政学的な緊張の高まりもあり、安定感を欠いた状態で推移しております。一方で国内経済は、企業業績の伸長により雇用情勢や所得環境が改善し、全体としては穏やかな回復基調にあるものの、消費税増税による消費マインド悪化などの影響もあり、先行き不透明な状況となっております。
このような環境下、当社グループにおきましては、引き続き需要の拡大が見込まれる新興国市場において、現地販売拠点を中心にマーケティングの強化を図り、各国におけるユーザーニーズの把握、販売網の整備に努めました。デンタル関連製品は、中国及びインドにおいて売上を増加させることができました。一方、利益寄与度が低く、当社独自では品質改善が困難である歯科用実体顕微鏡等の販売終了に伴い売上が減少しました。また、サージカル関連製品においては、米国の対イラン経済制裁による影響、アイレス針関連製品においては、大口顧客の在庫調整により受注が減少したことで、全体としては減収となりました。
生産面においては、2019年10月3日に発生したMANI HANOI CO.,LTD.のベトナムフーエン第1工場クリーンルームでの火災に対して、サージカル関連製品への影響を最小限にとどめるべく、代替生産体制の構築を進めるとともに、当該クリーンルームの早期復旧ならびに再発防止策について対応を進めました。さらに、従来国内工場で行っていた品質向上及びコスト削減に向けた生産工程の改善をベトナム主体で推進し、生産の効率化及び生産技術の向上に努めてまいりました。
開発面においては、前連結会計年度よりサージカル、アイレス針、デンタルの各セグメントの開発部門を集約させ、セグメントの枠を越えた技術交流・設備の共有化に加え、開発管理体制を機動的に行えるプロジェクト制へ移行し新製品開発をより強力に進めております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は 4,345百万円(前年同期比9.5%減)、営業利益は 1,401百万円(同11.8%減)、経常利益は為替差益が前年同期より増加したことにより 1,578百万円(同5.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は投資有価証券売却益の減少ならびにベトナム工場火災に伴う火災損失の計上により 1,050百万円(同66.0%減)となりました。
なお、ベトナム工場火災による損害については保険を付保しておりますが、当該損害に係る保険金の受取額は現時点で全て確定していないため、当第1四半期連結累計期間では確定している一部のみ計上しております。
セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
(サージカル関連製品)
品質評価の高い眼科ナイフの売上が国内及び中国で好調に推移した一方、米国経済制裁の影響によりイランでの売上が低調に推移したことから、売上高は 1,384百万円(前年同期比 0.3%減)となりました。また、ベトナム工場火災及び眼科ナイフ増産への対応により、一時的に生産の非効率が生じたことにより、セグメント利益(営業利益)は 390百万円(同 12.5%減)となりました。
(アイレス針関連製品)
前連結会計年度より続いている海外大口顧客の在庫調整の影響により、受注が低調に推移したことから、売上高は 1,237百万円(前年同期比 21.1%減)となりました。また、売上高が減少したことから、セグメント利益(営業利益)は 502百万円(同 20.7%減)となりました。
(デンタル関連製品)
ダイヤバーの売上が国内外で好調に推移した一方、利益寄与度の低い歯科用実体顕微鏡等の販売を終了したことに伴う売上の減少により、売上高は1,724百万円(前年同期比 6.5%減)となりました。一方、売上高は減少したものの、利益率の高い製品の売上割合が増加したこと等により、セグメント利益(営業利益)は 507百万円(同 0.0%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、409百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 525百万円減少し、39,288百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少ならびに、繰延税金資産が減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ 1,252百万円減少し、 3,233百万円となりました。これは主に、未払金の減少ならびに、未払法人税等が減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 727百万円増加し、36,054百万円となりました。これは主に、利益剰余金が増加したこと等によるものであります。
②経営成績
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米中通商交渉の長期化、米国とイランとの危機をはらんだ関係や香港での暴動などによる地政学的な緊張の高まりもあり、安定感を欠いた状態で推移しております。一方で国内経済は、企業業績の伸長により雇用情勢や所得環境が改善し、全体としては穏やかな回復基調にあるものの、消費税増税による消費マインド悪化などの影響もあり、先行き不透明な状況となっております。
このような環境下、当社グループにおきましては、引き続き需要の拡大が見込まれる新興国市場において、現地販売拠点を中心にマーケティングの強化を図り、各国におけるユーザーニーズの把握、販売網の整備に努めました。デンタル関連製品は、中国及びインドにおいて売上を増加させることができました。一方、利益寄与度が低く、当社独自では品質改善が困難である歯科用実体顕微鏡等の販売終了に伴い売上が減少しました。また、サージカル関連製品においては、米国の対イラン経済制裁による影響、アイレス針関連製品においては、大口顧客の在庫調整により受注が減少したことで、全体としては減収となりました。
生産面においては、2019年10月3日に発生したMANI HANOI CO.,LTD.のベトナムフーエン第1工場クリーンルームでの火災に対して、サージカル関連製品への影響を最小限にとどめるべく、代替生産体制の構築を進めるとともに、当該クリーンルームの早期復旧ならびに再発防止策について対応を進めました。さらに、従来国内工場で行っていた品質向上及びコスト削減に向けた生産工程の改善をベトナム主体で推進し、生産の効率化及び生産技術の向上に努めてまいりました。
開発面においては、前連結会計年度よりサージカル、アイレス針、デンタルの各セグメントの開発部門を集約させ、セグメントの枠を越えた技術交流・設備の共有化に加え、開発管理体制を機動的に行えるプロジェクト制へ移行し新製品開発をより強力に進めております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は 4,345百万円(前年同期比9.5%減)、営業利益は 1,401百万円(同11.8%減)、経常利益は為替差益が前年同期より増加したことにより 1,578百万円(同5.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は投資有価証券売却益の減少ならびにベトナム工場火災に伴う火災損失の計上により 1,050百万円(同66.0%減)となりました。
なお、ベトナム工場火災による損害については保険を付保しておりますが、当該損害に係る保険金の受取額は現時点で全て確定していないため、当第1四半期連結累計期間では確定している一部のみ計上しております。
セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
(サージカル関連製品)
品質評価の高い眼科ナイフの売上が国内及び中国で好調に推移した一方、米国経済制裁の影響によりイランでの売上が低調に推移したことから、売上高は 1,384百万円(前年同期比 0.3%減)となりました。また、ベトナム工場火災及び眼科ナイフ増産への対応により、一時的に生産の非効率が生じたことにより、セグメント利益(営業利益)は 390百万円(同 12.5%減)となりました。
(アイレス針関連製品)
前連結会計年度より続いている海外大口顧客の在庫調整の影響により、受注が低調に推移したことから、売上高は 1,237百万円(前年同期比 21.1%減)となりました。また、売上高が減少したことから、セグメント利益(営業利益)は 502百万円(同 20.7%減)となりました。
(デンタル関連製品)
ダイヤバーの売上が国内外で好調に推移した一方、利益寄与度の低い歯科用実体顕微鏡等の販売を終了したことに伴う売上の減少により、売上高は1,724百万円(前年同期比 6.5%減)となりました。一方、売上高は減少したものの、利益率の高い製品の売上割合が増加したこと等により、セグメント利益(営業利益)は 507百万円(同 0.0%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、409百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。