四半期報告書-第60期第2四半期(平成30年12月1日-平成31年2月28日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 1,244百万円増加し、38,927百万円とな
りました。これは主に、現金及び預金が増加した一方、投資有価証券が減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ 49百万円増加し、4,186百万円となりました。これは主に、未払法人税等が
増加した一方、繰延税金負債が減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 1,194百万円増加し、34,741百万円となりました。これは主に、利益剰余
金が増加した一方、その他有価証券評価差額金が減少したこと等によるものであります。
②経営成績
当第2四半期連結累計期間における国内経済は、政府による経済対策等を背景に企業業績が伸長し雇用情勢や所
得環境が改善したことで、全体としては穏やかな回復基調にあります。一方で、海外経済におきましては、米国と
中国による通商交渉及び英国の合意無きEU離脱問題の結果次第では、経済全体の下振れリスクが懸念されます。
このような環境下、当社グループにおきましては、引き続き需要の拡大が見込まれる新興国市場において、現地
販売拠点を中心にマーケティングの強化を図り、各国におけるユーザーニーズの把握及び販売網の整備に努めた結
果、サージカル、アイレス針関連製品の売上を増加させることができました。一方、デンタル関連製品において
は、Schütz Dental GmbHの株式譲渡に伴い売上が減少したことで、全体としては減収となりました。
生産面においては、アイレス針関連製品の受注増加に対応すべく、新工場であるベトナムフーエン第2工場(アイレス針関連製品向け)での増産体制を構築すると共に、生産効率の向上及び短納期化を実現するため、第1工場(サージカル、デンタル関連製品向け)のレイアウト見直し、顧客への直接出荷体制を進めてまいりました。さらに、従来国内工場で行っていた品質向上及びコスト削減に向けた工程改善においても、ベトナム主体で推進する体制を整備しました。
開発面においては、サージカル、アイレス針、デンタルの各セグメントの開発部門を集約させ、セグメントの枠を超えた技術交流・設備の共有化を図るとともに、ドイツの拠点 GDF Gesellschaft für dentale Forschung und Innovationen GmbHとも先進国市場における新製品の売上拡大を目指して、より一層の技術交流ならびに情報共有を行い、新製品開発強化に力を入れてまいりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は 9,088百万円(前年同期比 5.9%減)、営業利益はフーエ
ン第2工場の増産体制構築に伴う売上原価率の改善ならびにSchütz Dental GmbHの株式譲渡に伴う販売費及び一般
管理費の減少により 2,906百万円(同 21.4%増)、経常利益は営業利益が増加したものの為替差損が前年同期よ
り増加したことにより 2,921百万円(同 20.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益はコーポレートガバナンス・コードの政策保有株式削減の趣旨に沿った株式売却による投資有価証券売却益 2,749百万円の計上により 4,034百万円(同 140.3%増)となりました。
セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
(サージカル関連製品)
品質評価の高い眼科ナイフ及びトロカールの売上が海外で好調に推移したことから、売上高は 2,686百万円(前
年同期比 15.3%増)となりました。また、売上高が増加したことに加え、利益率の高い製品の売上高が増加した
こと等により、セグメント利益(営業利益)は 876百万円(同 33.0%増)となりました。
(アイレス針関連製品)
フーエン第2工場での増産体制の構築に伴い、海外大口顧客の売上が好調に推移したことから、売上高は 3,017
百万円(前年同期比 12.0%増)となりました。また、売上高が増加したことに加え、フーエン第2工場稼働によ
るアイレス針の増産が軌道に乗ったこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,213百万円(同 19.3%増)と
なりました。
(デンタル関連製品)
ダイヤバーの売上が海外で好調に推移した一方、Schütz Dental GmbH株式譲渡に伴う売上の減少により、売上高
は 3,384百万円(前年同期比 27.0%減)となりました。一方、ベトナムへの生産工程移管の推進により原価率が
改善された製品の売上高が増加したこと等により、セグメント利益(営業利益)は 816百万円(同 13.9%増)となり
ました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ
3,606百万円増加し、15,639百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、2,113百万円(前年同期比 3.6%減)となりました。これは主に、税金等調整前
当期純利益が増加した一方、投資有価証券売却損益が増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、2,353百万円(前年同期は489百万円の支出)となりました。これは主に、投資有
価証券の売却及び償還による収入が増加した一方、定期預金の預入による支出が増加したこと等によるものでありま
す。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、789百万円(前年同期比 41.7%増)となりました。これは主に、配当金の支払額
が増加したこと等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、817百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 1,244百万円増加し、38,927百万円とな
りました。これは主に、現金及び預金が増加した一方、投資有価証券が減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ 49百万円増加し、4,186百万円となりました。これは主に、未払法人税等が
増加した一方、繰延税金負債が減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 1,194百万円増加し、34,741百万円となりました。これは主に、利益剰余
金が増加した一方、その他有価証券評価差額金が減少したこと等によるものであります。
②経営成績
当第2四半期連結累計期間における国内経済は、政府による経済対策等を背景に企業業績が伸長し雇用情勢や所
得環境が改善したことで、全体としては穏やかな回復基調にあります。一方で、海外経済におきましては、米国と
中国による通商交渉及び英国の合意無きEU離脱問題の結果次第では、経済全体の下振れリスクが懸念されます。
このような環境下、当社グループにおきましては、引き続き需要の拡大が見込まれる新興国市場において、現地
販売拠点を中心にマーケティングの強化を図り、各国におけるユーザーニーズの把握及び販売網の整備に努めた結
果、サージカル、アイレス針関連製品の売上を増加させることができました。一方、デンタル関連製品において
は、Schütz Dental GmbHの株式譲渡に伴い売上が減少したことで、全体としては減収となりました。
生産面においては、アイレス針関連製品の受注増加に対応すべく、新工場であるベトナムフーエン第2工場(アイレス針関連製品向け)での増産体制を構築すると共に、生産効率の向上及び短納期化を実現するため、第1工場(サージカル、デンタル関連製品向け)のレイアウト見直し、顧客への直接出荷体制を進めてまいりました。さらに、従来国内工場で行っていた品質向上及びコスト削減に向けた工程改善においても、ベトナム主体で推進する体制を整備しました。
開発面においては、サージカル、アイレス針、デンタルの各セグメントの開発部門を集約させ、セグメントの枠を超えた技術交流・設備の共有化を図るとともに、ドイツの拠点 GDF Gesellschaft für dentale Forschung und Innovationen GmbHとも先進国市場における新製品の売上拡大を目指して、より一層の技術交流ならびに情報共有を行い、新製品開発強化に力を入れてまいりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は 9,088百万円(前年同期比 5.9%減)、営業利益はフーエ
ン第2工場の増産体制構築に伴う売上原価率の改善ならびにSchütz Dental GmbHの株式譲渡に伴う販売費及び一般
管理費の減少により 2,906百万円(同 21.4%増)、経常利益は営業利益が増加したものの為替差損が前年同期よ
り増加したことにより 2,921百万円(同 20.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益はコーポレートガバナンス・コードの政策保有株式削減の趣旨に沿った株式売却による投資有価証券売却益 2,749百万円の計上により 4,034百万円(同 140.3%増)となりました。
セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
(サージカル関連製品)
品質評価の高い眼科ナイフ及びトロカールの売上が海外で好調に推移したことから、売上高は 2,686百万円(前
年同期比 15.3%増)となりました。また、売上高が増加したことに加え、利益率の高い製品の売上高が増加した
こと等により、セグメント利益(営業利益)は 876百万円(同 33.0%増)となりました。
(アイレス針関連製品)
フーエン第2工場での増産体制の構築に伴い、海外大口顧客の売上が好調に推移したことから、売上高は 3,017
百万円(前年同期比 12.0%増)となりました。また、売上高が増加したことに加え、フーエン第2工場稼働によ
るアイレス針の増産が軌道に乗ったこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,213百万円(同 19.3%増)と
なりました。
(デンタル関連製品)
ダイヤバーの売上が海外で好調に推移した一方、Schütz Dental GmbH株式譲渡に伴う売上の減少により、売上高
は 3,384百万円(前年同期比 27.0%減)となりました。一方、ベトナムへの生産工程移管の推進により原価率が
改善された製品の売上高が増加したこと等により、セグメント利益(営業利益)は 816百万円(同 13.9%増)となり
ました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ
3,606百万円増加し、15,639百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、2,113百万円(前年同期比 3.6%減)となりました。これは主に、税金等調整前
当期純利益が増加した一方、投資有価証券売却損益が増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、2,353百万円(前年同期は489百万円の支出)となりました。これは主に、投資有
価証券の売却及び償還による収入が増加した一方、定期預金の預入による支出が増加したこと等によるものでありま
す。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、789百万円(前年同期比 41.7%増)となりました。これは主に、配当金の支払額
が増加したこと等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、817百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。