四半期報告書-第60期第3四半期(平成31年3月1日-令和1年5月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 1,521百万円増加し、39,204百万円とな
りました。これは主に、現金及び預金が増加した一方、投資有価証券が減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ 225百万円増加し、4,362百万円となりました。これは主に、未払法人税等
が増加した一方、繰延税金負債が減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 1,296百万円増加し、34,842百万円となりました。これは主に、利益剰
余金が増加した一方、その他有価証券評価差額金が減少したこと等によるものであります。
②経営成績
当第3四半期連結累計期間における国内経済は、政府による経済対策や日本銀行による金融政策を背景に企業業
績が伸長し雇用情勢や所得環境が改善したことで、全体としては穏やかな回復が続いております。一方で、海外経
済におきましては、米国と中国による通商交渉及び欧州における英国のEU離脱問題の結果次第では、経済全体の下振れリスクが懸念される等、先行き不透明な状況が続いております。
このような環境下、当社グループにおきましては、引き続き需要の拡大が見込まれる新興国市場において、現地
販売拠点を中心にマーケティングの強化を図り、各国におけるユーザーニーズの把握及び販売網の整備に努めた結
果、サージカル、アイレス針関連製品の売上を増加させることができました。一方、デンタル関連製品において
は、 Schütz Dental GmbHの株式譲渡に伴い売上が減少したことで、全体としては減収となりました。
生産面においては、新工場であるベトナムフーエン第2工場(アイレス針関連製品向け)での増産体制を構築す
ると共に、生産効率の向上及び短納期化を実現するため、第1工場(サージカル、デンタル関連製品向け)のレイ
アウト見直し、顧客への直接出荷体制を進めてまいりました。さらに、従来国内工場で行っていた品質向上及びコ
スト削減に向けた生産工程の改善についても、ベトナム主体で推進する体制を整備しました。
開発面においては、サージカル、アイレス針、デンタルの各セグメントの開発部門を集約させ、セグメントの枠
を超えた技術交流・設備の共有化を図り、新製品開発体制を強化するとともに、ドイツの拠点 GDF Gesellschaft
für dentale Forschung und Innovationen GmbHとも先進国市場における新製品の売上拡大を目指して、より一層
の技術交流ならびに情報共有を行いました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は 13,778百万円(前年同期比 7.9%減)、営業利益はフー
エン第2工場の増産体制構築に伴う売上原価率の改善ならびにSchütz Dental GmbHの株式譲渡に伴う販売費及び一
般管理費の減少により 4,502百万円(同 17.5%増)、経常利益は営業利益が増加したものの為替差損が前年同期
より増加したことにより 4,464百万円(同 15.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益はコーポレートガバ
ナンス・コードの政策保有株式削減の趣旨に沿った株式売却による投資有価証券売却益2,749百万円の計上により
5,105百万円(同 87.7%増)となりました。
セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
(サージカル関連製品)
品質評価の高い眼科ナイフ及びトロカールの売上が国内外で好調に推移したことから、売上高は 4,093百万円(前年同期比 13.9%増)となりました。また、売上高が増加したことに加え、利益率の高い製品の売上高が増加したこと等により、セグメント利益(営業利益)は 1,327百万円(同 29.6%増)となりました。
(アイレス針関連製品)
フーエン第2工場での増産体制の構築に伴い、アジアへの売上が好調に推移したものの、一部海外大口顧客における在庫調整の影響もあり、売上高は 4,425百万円(前年同期比 0.8%増)となりました。また、フーエン第2工場稼働によるアイレス針の生産が軌道に乗ったこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,784百万円(同 4.1%増)となりました。
(デンタル関連製品)
ダイヤバーの売上が海外で好調に推移した一方、Schütz Dental GmbH株式譲渡に伴う売上(前年同期におけるSchütz Dental GmbHの売上高 2,155百万円)の減少により、売上高は 5,259百万円(前年同期比 24.6%減)となりました。一方、ベトナムへの生産工程移管及び生産工程の見直しにより原価率が改善したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,389百万円(同 27.1%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、 1,287百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 1,521百万円増加し、39,204百万円とな
りました。これは主に、現金及び預金が増加した一方、投資有価証券が減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ 225百万円増加し、4,362百万円となりました。これは主に、未払法人税等
が増加した一方、繰延税金負債が減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 1,296百万円増加し、34,842百万円となりました。これは主に、利益剰
余金が増加した一方、その他有価証券評価差額金が減少したこと等によるものであります。
②経営成績
当第3四半期連結累計期間における国内経済は、政府による経済対策や日本銀行による金融政策を背景に企業業
績が伸長し雇用情勢や所得環境が改善したことで、全体としては穏やかな回復が続いております。一方で、海外経
済におきましては、米国と中国による通商交渉及び欧州における英国のEU離脱問題の結果次第では、経済全体の下振れリスクが懸念される等、先行き不透明な状況が続いております。
このような環境下、当社グループにおきましては、引き続き需要の拡大が見込まれる新興国市場において、現地
販売拠点を中心にマーケティングの強化を図り、各国におけるユーザーニーズの把握及び販売網の整備に努めた結
果、サージカル、アイレス針関連製品の売上を増加させることができました。一方、デンタル関連製品において
は、 Schütz Dental GmbHの株式譲渡に伴い売上が減少したことで、全体としては減収となりました。
生産面においては、新工場であるベトナムフーエン第2工場(アイレス針関連製品向け)での増産体制を構築す
ると共に、生産効率の向上及び短納期化を実現するため、第1工場(サージカル、デンタル関連製品向け)のレイ
アウト見直し、顧客への直接出荷体制を進めてまいりました。さらに、従来国内工場で行っていた品質向上及びコ
スト削減に向けた生産工程の改善についても、ベトナム主体で推進する体制を整備しました。
開発面においては、サージカル、アイレス針、デンタルの各セグメントの開発部門を集約させ、セグメントの枠
を超えた技術交流・設備の共有化を図り、新製品開発体制を強化するとともに、ドイツの拠点 GDF Gesellschaft
für dentale Forschung und Innovationen GmbHとも先進国市場における新製品の売上拡大を目指して、より一層
の技術交流ならびに情報共有を行いました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は 13,778百万円(前年同期比 7.9%減)、営業利益はフー
エン第2工場の増産体制構築に伴う売上原価率の改善ならびにSchütz Dental GmbHの株式譲渡に伴う販売費及び一
般管理費の減少により 4,502百万円(同 17.5%増)、経常利益は営業利益が増加したものの為替差損が前年同期
より増加したことにより 4,464百万円(同 15.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益はコーポレートガバ
ナンス・コードの政策保有株式削減の趣旨に沿った株式売却による投資有価証券売却益2,749百万円の計上により
5,105百万円(同 87.7%増)となりました。
セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
(サージカル関連製品)
品質評価の高い眼科ナイフ及びトロカールの売上が国内外で好調に推移したことから、売上高は 4,093百万円(前年同期比 13.9%増)となりました。また、売上高が増加したことに加え、利益率の高い製品の売上高が増加したこと等により、セグメント利益(営業利益)は 1,327百万円(同 29.6%増)となりました。
(アイレス針関連製品)
フーエン第2工場での増産体制の構築に伴い、アジアへの売上が好調に推移したものの、一部海外大口顧客における在庫調整の影響もあり、売上高は 4,425百万円(前年同期比 0.8%増)となりました。また、フーエン第2工場稼働によるアイレス針の生産が軌道に乗ったこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,784百万円(同 4.1%増)となりました。
(デンタル関連製品)
ダイヤバーの売上が海外で好調に推移した一方、Schütz Dental GmbH株式譲渡に伴う売上(前年同期におけるSchütz Dental GmbHの売上高 2,155百万円)の減少により、売上高は 5,259百万円(前年同期比 24.6%減)となりました。一方、ベトナムへの生産工程移管及び生産工程の見直しにより原価率が改善したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,389百万円(同 27.1%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、 1,287百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。