四半期報告書-第61期第3四半期(令和2年3月1日-令和2年5月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 697百万円減少し、39,115百万円となりました。これは主に、投資有価証券が減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ 1,498百万円減少し、2,987百万円となりました。これは主に、未払法人税等が減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 800百万円増加し、36,127百万円となりました。これは主に、利益剰余金が増加したこと等によるものであります。
また、資金調達の機動性及び安定性の確保を図るため、取引金融機関3社と総額50億円のコミットメントライン契約を締結いたしました。
②経営成績
当第3四半期連結累計期間における海外経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行に伴い、経済活動が抑制されたことで急速に減速しております。また国内経済においても、消費税引き上げの影響を受けた景況感の悪化に加え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により景気が足元で大幅に下押しされ、極めて厳しい状況となっております。
このような環境下、当社グループにおきましては、引き続き需要の拡大が見込まれる新興国市場において、各国におけるユーザーニーズの把握及び販売網の整備に努めておりましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりマーケティング活動が制限されたこと並びに世界的に外科手術件数等が限定されたことに伴いサージカル、アイレス針、デンタル関連製品の全てのセグメントにおいて売上が減少しました。
生産面においては、2019年10月3日に発生したMANI HANOI CO.,LTD.フーエン第1工場のクリーンルーム火災に対して代替生産を行う等の早期復旧に努めた結果、当工程における生産能力を火災前のレベルまで回復させることが出来ました。また、さらなる品質向上及びコスト削減に向けた生産工程の改善についても、ベトナム主体で生産の効率化及び生産技術の向上に努めてまいりました。
開発面においては、サージカル、アイレス針、デンタルの各セグメントの開発部門を集約させ、セグメントの枠を超えた技術交流・設備の共有化を図ることで効率的かつ強力に「世界一の品質」を実現・維持するための新製品開発ならびに既存製品改良研究体制を促進しました。また、新製品開発体制において、開発企画部門の強化を行い各セグメントで培った「コア技術」を結集することで技術交流を促進させました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は 11,863百万円(前年同期比 13.9%減)、営業利益は売上高が減少したこと等により3,685百万円(同 18.1%減)、経常利益は為替差損が前年同期より減少したことにより 3,796百万円(同 15.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期に計上された投資有価証券売却益が減少したことにより2,849百万円(同 44.2%減)となりました。
セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
(サージカル関連製品)
品質評価の高い眼科ナイフの売上が国内で好調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大により不要不急の手術が制限されたことに伴い、特に海外での売上が低調に推移したことから、売上高は 3,823百万円(前年同期比 6.6%減)となりました。また、利益寄与度の高い製品の売上高が減少したこと等により、セグメント利益(営業利益)は 1,120百万円(同 15.6%減)となりました。
(アイレス針関連製品)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により病院での手術件数が制限されたことに加え、一部海外大口顧客における在庫調整の影響もあり、売上高は 3,438百万円(前年同期比 22.3%減)となりました。また、売上高が減少したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,378百万円(同 22.8%減)となりました。
(デンタル関連製品)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により主にアジア、欧州地域のクリニックが一定期間閉鎖されたことに伴いリーマ・ファイルの売上が低調に推移したこと、さらに歯科用実体顕微鏡等の販売終了による売上減により、売上高は 4,601百万円(前年同期比 12.5%減)となりました。また、売上高が減少したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,186百万円(同 14.6%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、1,183百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①財政状態
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 697百万円減少し、39,115百万円となりました。これは主に、投資有価証券が減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ 1,498百万円減少し、2,987百万円となりました。これは主に、未払法人税等が減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 800百万円増加し、36,127百万円となりました。これは主に、利益剰余金が増加したこと等によるものであります。
また、資金調達の機動性及び安定性の確保を図るため、取引金融機関3社と総額50億円のコミットメントライン契約を締結いたしました。
②経営成績
当第3四半期連結累計期間における海外経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行に伴い、経済活動が抑制されたことで急速に減速しております。また国内経済においても、消費税引き上げの影響を受けた景況感の悪化に加え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により景気が足元で大幅に下押しされ、極めて厳しい状況となっております。
このような環境下、当社グループにおきましては、引き続き需要の拡大が見込まれる新興国市場において、各国におけるユーザーニーズの把握及び販売網の整備に努めておりましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりマーケティング活動が制限されたこと並びに世界的に外科手術件数等が限定されたことに伴いサージカル、アイレス針、デンタル関連製品の全てのセグメントにおいて売上が減少しました。
生産面においては、2019年10月3日に発生したMANI HANOI CO.,LTD.フーエン第1工場のクリーンルーム火災に対して代替生産を行う等の早期復旧に努めた結果、当工程における生産能力を火災前のレベルまで回復させることが出来ました。また、さらなる品質向上及びコスト削減に向けた生産工程の改善についても、ベトナム主体で生産の効率化及び生産技術の向上に努めてまいりました。
開発面においては、サージカル、アイレス針、デンタルの各セグメントの開発部門を集約させ、セグメントの枠を超えた技術交流・設備の共有化を図ることで効率的かつ強力に「世界一の品質」を実現・維持するための新製品開発ならびに既存製品改良研究体制を促進しました。また、新製品開発体制において、開発企画部門の強化を行い各セグメントで培った「コア技術」を結集することで技術交流を促進させました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は 11,863百万円(前年同期比 13.9%減)、営業利益は売上高が減少したこと等により3,685百万円(同 18.1%減)、経常利益は為替差損が前年同期より減少したことにより 3,796百万円(同 15.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期に計上された投資有価証券売却益が減少したことにより2,849百万円(同 44.2%減)となりました。
セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
(サージカル関連製品)
品質評価の高い眼科ナイフの売上が国内で好調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大により不要不急の手術が制限されたことに伴い、特に海外での売上が低調に推移したことから、売上高は 3,823百万円(前年同期比 6.6%減)となりました。また、利益寄与度の高い製品の売上高が減少したこと等により、セグメント利益(営業利益)は 1,120百万円(同 15.6%減)となりました。
(アイレス針関連製品)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により病院での手術件数が制限されたことに加え、一部海外大口顧客における在庫調整の影響もあり、売上高は 3,438百万円(前年同期比 22.3%減)となりました。また、売上高が減少したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,378百万円(同 22.8%減)となりました。
(デンタル関連製品)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により主にアジア、欧州地域のクリニックが一定期間閉鎖されたことに伴いリーマ・ファイルの売上が低調に推移したこと、さらに歯科用実体顕微鏡等の販売終了による売上減により、売上高は 4,601百万円(前年同期比 12.5%減)となりました。また、売上高が減少したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,186百万円(同 14.6%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、1,183百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。