四半期報告書-第32期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、緩やかな景気回復が続いたものの、通商問題による世界経済の不安定化に対する懸念などもあり、先行きの不透明な状況で推移しました。
医療機器業界では、政府による社会保障費の抑制に向けた取り組みが一段と進む中で、診療報酬についてもネットのマイナス改定となるなど、医療施設において一層の経営効率化が求められております。
このような経営環境の中で、当社は、主力製品である採血管準備装置に関して、採血時の患者呼出や、採血患者の情報表示などにより採血業務をアシストする「採血業務支援システム」の最新システム「Assist More」の販売を開始するなど、製品ラインナップを拡充しつつ更新需要の確実な捕捉、新規ニーズの掘り起こしに注力いたしました。また、検体検査装置分野においては、主力の血液ガス分析装置を中心に、積極的な販売活動を継続してまいりました。
この結果、当第2四半期累計期間の売上高は4,166,390千円(前年同期比22.0%増加)となりました。なお、総売上高に対する海外売上高の占める割合は、前年同期比5.3ポイント増加し14.7%となりました。
利益面に関しては、売上高の増加により売上総利益が1,965,455千円(前年同期比22.7%増加)となり、販売費及び一般管理費については、採血管準備装置関連の研究開発費の増加や、全国拠点において実施したサービス体制の強化による人件費の増加等により1,307,367千円(前年同期比9.9%増加)、営業利益は658,088千円(前年同期比59.9%増加)、経常利益は660,553千円(前年同期比61.4%増加)、四半期純利益は475,438千円(前年同期比22.5%増加)となりました。
なお、当社は医療機器及びこれら装置で使用する消耗品の製造、販売を主たる事業とする単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すため品目別に記載いたします。
<品目別の販売状況>・採血管準備装置
当第2四半期累計期間における採血管準備装置の売上高は1,515,905千円(前年同期比46.6%増加)となりました。国内市場では、旧モデルからの更新需要に加え、RFIDを応用した付加価値の高いシステムの導入が進んだことから、売上高は1,151,468千円(前年同期比27.1%増加)となりました。海外市場では、中国市場を中心にアジア向けの販売が好調を維持し、売上高は364,436千円(前年同期比184.3%増加)となりました。
・検体検査装置
当第2四半期累計期間における検体検査装置の売上高は322,188千円(前年同期比43.5%増加)となりました。検体検査装置分野の主力製品である血液ガス分析装置の売上が、デスクトップ型・ハンディ型ともに伸長し、国内市場での売上高は242,773千円(前年同期比33.2%増加)、海外市場についても、アジア・中南米等の新興国に向けた同製品の販売が増加し、売上高は79,414千円(前年同期比88.1%増加)となりました。
・消耗品等
当第2四半期累計期間における消耗品等の売上高は2,328,297千円(前年同期比8.0%増加)となりました。国内市場における売上高は2,158,830千円(前年同期比7.6%増加)、海外市場での売上高は169,467千円(前年同期比13.0%増加)となりました。
②財政状態
当第2四半期会計期間末の総資産の残高は15,116,946千円となり、前事業年度末比376,205千円減少しました。これは主に、採血管準備装置の仕入増加により商品及び製品が330,000千円増加、売上の増加や債権回収により現金及び預金が102,148千円増加した一方、売上債権の回収が進んだことにより売掛金が736,907千円減少したほか、仕掛品が47,680千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末の負債の残高は1,997,768千円となり、前事業年度末比477,663千円減少しました。これは主に、前受金が75,970千円増加した一方、仕入債務の支払いにより買掛金が324,590千円減少、法人税等の納付により未払法人税等が132,922千円減少、未払消費税等が76,053千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末の純資産の残高は13,119,178千円となり、前事業年度末比101,457千円増加しました。これは、剰余金の配当が385,493千円、四半期純利益が475,438千円であったこと等によるものであります。なお、自己資本比率は86.8%となり、前事業年度末比2.8ポイント増加しました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、7,171,237千円(前事業年度末比41,999千円増加)となりました。なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
当第2四半期累計期間において、営業活動により得られた資金は505,304千円(前年同期比500,097千円減少)となりました。これは主に、売上債権の減少額が771,253千円、税引前四半期純利益が674,911千円であった一方、仕入債務の減少額が324,590千円、法人税等の支払額が314,851千円、棚卸資産の増加額が292,020千円であったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、投資活動により支出した資金は77,559千円(前年同期比24,153千円減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出13,087千円があったほか、定期預金の預入による支出60,148千円があったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、財務活動により支出した資金は385,744千円(前年同期比16,488千円増加)となりました。これは主に、配当金の支払額385,619千円があったことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発費は227,949千円となりました。また、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、緩やかな景気回復が続いたものの、通商問題による世界経済の不安定化に対する懸念などもあり、先行きの不透明な状況で推移しました。
医療機器業界では、政府による社会保障費の抑制に向けた取り組みが一段と進む中で、診療報酬についてもネットのマイナス改定となるなど、医療施設において一層の経営効率化が求められております。
このような経営環境の中で、当社は、主力製品である採血管準備装置に関して、採血時の患者呼出や、採血患者の情報表示などにより採血業務をアシストする「採血業務支援システム」の最新システム「Assist More」の販売を開始するなど、製品ラインナップを拡充しつつ更新需要の確実な捕捉、新規ニーズの掘り起こしに注力いたしました。また、検体検査装置分野においては、主力の血液ガス分析装置を中心に、積極的な販売活動を継続してまいりました。
この結果、当第2四半期累計期間の売上高は4,166,390千円(前年同期比22.0%増加)となりました。なお、総売上高に対する海外売上高の占める割合は、前年同期比5.3ポイント増加し14.7%となりました。
利益面に関しては、売上高の増加により売上総利益が1,965,455千円(前年同期比22.7%増加)となり、販売費及び一般管理費については、採血管準備装置関連の研究開発費の増加や、全国拠点において実施したサービス体制の強化による人件費の増加等により1,307,367千円(前年同期比9.9%増加)、営業利益は658,088千円(前年同期比59.9%増加)、経常利益は660,553千円(前年同期比61.4%増加)、四半期純利益は475,438千円(前年同期比22.5%増加)となりました。
なお、当社は医療機器及びこれら装置で使用する消耗品の製造、販売を主たる事業とする単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すため品目別に記載いたします。
<品目別の販売状況>・採血管準備装置
当第2四半期累計期間における採血管準備装置の売上高は1,515,905千円(前年同期比46.6%増加)となりました。国内市場では、旧モデルからの更新需要に加え、RFIDを応用した付加価値の高いシステムの導入が進んだことから、売上高は1,151,468千円(前年同期比27.1%増加)となりました。海外市場では、中国市場を中心にアジア向けの販売が好調を維持し、売上高は364,436千円(前年同期比184.3%増加)となりました。
・検体検査装置
当第2四半期累計期間における検体検査装置の売上高は322,188千円(前年同期比43.5%増加)となりました。検体検査装置分野の主力製品である血液ガス分析装置の売上が、デスクトップ型・ハンディ型ともに伸長し、国内市場での売上高は242,773千円(前年同期比33.2%増加)、海外市場についても、アジア・中南米等の新興国に向けた同製品の販売が増加し、売上高は79,414千円(前年同期比88.1%増加)となりました。
・消耗品等
当第2四半期累計期間における消耗品等の売上高は2,328,297千円(前年同期比8.0%増加)となりました。国内市場における売上高は2,158,830千円(前年同期比7.6%増加)、海外市場での売上高は169,467千円(前年同期比13.0%増加)となりました。
②財政状態
当第2四半期会計期間末の総資産の残高は15,116,946千円となり、前事業年度末比376,205千円減少しました。これは主に、採血管準備装置の仕入増加により商品及び製品が330,000千円増加、売上の増加や債権回収により現金及び預金が102,148千円増加した一方、売上債権の回収が進んだことにより売掛金が736,907千円減少したほか、仕掛品が47,680千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末の負債の残高は1,997,768千円となり、前事業年度末比477,663千円減少しました。これは主に、前受金が75,970千円増加した一方、仕入債務の支払いにより買掛金が324,590千円減少、法人税等の納付により未払法人税等が132,922千円減少、未払消費税等が76,053千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末の純資産の残高は13,119,178千円となり、前事業年度末比101,457千円増加しました。これは、剰余金の配当が385,493千円、四半期純利益が475,438千円であったこと等によるものであります。なお、自己資本比率は86.8%となり、前事業年度末比2.8ポイント増加しました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、7,171,237千円(前事業年度末比41,999千円増加)となりました。なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
当第2四半期累計期間において、営業活動により得られた資金は505,304千円(前年同期比500,097千円減少)となりました。これは主に、売上債権の減少額が771,253千円、税引前四半期純利益が674,911千円であった一方、仕入債務の減少額が324,590千円、法人税等の支払額が314,851千円、棚卸資産の増加額が292,020千円であったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、投資活動により支出した資金は77,559千円(前年同期比24,153千円減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出13,087千円があったほか、定期預金の預入による支出60,148千円があったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、財務活動により支出した資金は385,744千円(前年同期比16,488千円増加)となりました。これは主に、配当金の支払額385,619千円があったことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発費は227,949千円となりました。また、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。