四半期報告書-第37期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第2四半期累計期間における我が国経済は、社会経済活動の正常化が進み、インバウンド需要の増加等もあって個人消費や企業収益の持ち直しが続く中で、緩やかな景気の回復基調が継続しました。
一方、世界的な原材料価格の高騰や、欧米における金融引き締め政策の継続など、景気の先行きに関する懸念材料も多く、予断を許さない状態で推移しました。
医療機器業界においては、新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえて、医療提供体制の効率化、合理化の必要性が一段と高まる中で、効果的なソリューションを医療現場に提供し続けることが求められております。このような経営環境の中で当社は、主力製品である採血管準備装置および関連システムに係る研究開発活動を一層強化し、提供可能なソリューションの充実に努めるとともに、検体検査装置については、コンパクトで高性能の新型装置の販売拡大、消耗品等については引き続きの安定供給に取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期累計期間の売上高は4,056,387千円(前年同期比7.5%増加)となりました。主に国内市場において、採血管準備装置・システムの販売案件が順調に推移したほか、検体検査装置や消耗品の販売も堅調を維持しました。なお、総売上高に対する海外売上高の占める割合は、前年同期比0.6ポイント増加し13.2%となりました。
利益面に関しては、売上総利益が2,061,040千円(前年同期比9.9%増加)となりました。販売費及び一般管理費は、採血管準備装置・システムの研究開発費の増加等により1,537,466千円(前年同期比7.6%増加)となり、この結果、営業利益は523,574千円(前年同期比17.3%増加)、経常利益は533,177千円(前年同期比17.2%増加)、四半期純利益は376,912千円(前年同期比21.9%増加)となりました。
なお、当社は医療機器及びこれら装置で使用する消耗品の製造、販売を主たる事業とする単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すため品目別に記載いたします。
<品目別の販売状況>・採血管準備装置・システム
当第2四半期累計期間における採血管準備装置・システムの売上高は1,199,526千円(前年同期比15.6%増加)となりました。大型機の販売案件が第2四半期に順調に推移したこと等により、国内市場における売上高は1,110,188千円(前年同期比17.1%増加)となりました。海外市場においては、小型機、中型機の売上が前年同期を上回った一方、大型機の販売案件が減少し、売上高は89,337千円(前年同期比0.2%減少)となりました。
・検体検査装置
当第2四半期累計期間における検体検査装置の売上高は272,883千円(前年同期比12.9%増加)となりました。国内市場では、主にハンディタイプの新型血液ガス分析装置が売上を伸ばしたことにより、175,674千円(前年同期比23.0%増加)となった一方、海外市場における売上高は、デスクトップ型の血液ガス分析装置が前年同期の売上を下回り、97,209千円(前年同期比1.7%減少)となりました。
・消耗品等
当第2四半期累計期間における消耗品等の売上高は2,583,978千円(前年同期比3.7%増加)となりました。国内・海外市場ともに底堅い需要が続き、国内市場での売上高は2,234,640千円(前年同期比1.2%増加)、海外市場での売上高は349,337千円(前年同期比22.3%増加)となりました。
②財政状態
当第2四半期会計期間末の総資産の残高は17,815,667千円となり、前事業年度末比1,627,504千円減少しました。これは主に、売掛金が1,027,345千円減少、現金及び預金が833,145千円減少した一方、商品及び製品が350,385千円増加したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末の負債の残高は2,247,845千円となり、前事業年度末比808,471千円減少しました。これは主に、未払消費税等が21,575千円増加した一方、買掛金が581,860千円減少、前受金が115,513千円減少、未払法人税等が73,925千円減少、未払金が71,972千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末の純資産の残高は15,567,821千円となり、前事業年度末比819,032千円減少しました。これは、配当金の支払いが508,409千円、自己株式の増加689,046千円があったほか、四半期純利益が376,912千円であったこと等によるものであります。なお、自己資本比率は87.4%となり、前事業年度末比3.1ポイント増加しました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、10,917,143千円(前事業年度末比833,145千円減少)となりました。なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
当第2四半期累計期間において、営業活動により得られた資金は473,811千円(前年同期比441,431千円減少)となりました。これは主に、売上債権の減少が1,046,721千円であった一方、仕入債務の減少が581,860千円であったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、投資活動により支出した資金は74,633千円(前年同期比5,860千円増加)となりました。これは、無形固定資産の取得による支出が49,141千円、有形固定資産の取得による支出が27,123千円であった一方、差入保証金の回収による収入3,222千円があったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、財務活動により支出した資金は1,232,324千円(前年同期比727,577千円増加)となりました。これは、配当金の支払額507,924千円、自己株式の取得による支出724,400千円があったことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発費は189,310千円となりました。また、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第2四半期累計期間における我が国経済は、社会経済活動の正常化が進み、インバウンド需要の増加等もあって個人消費や企業収益の持ち直しが続く中で、緩やかな景気の回復基調が継続しました。
一方、世界的な原材料価格の高騰や、欧米における金融引き締め政策の継続など、景気の先行きに関する懸念材料も多く、予断を許さない状態で推移しました。
医療機器業界においては、新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえて、医療提供体制の効率化、合理化の必要性が一段と高まる中で、効果的なソリューションを医療現場に提供し続けることが求められております。このような経営環境の中で当社は、主力製品である採血管準備装置および関連システムに係る研究開発活動を一層強化し、提供可能なソリューションの充実に努めるとともに、検体検査装置については、コンパクトで高性能の新型装置の販売拡大、消耗品等については引き続きの安定供給に取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期累計期間の売上高は4,056,387千円(前年同期比7.5%増加)となりました。主に国内市場において、採血管準備装置・システムの販売案件が順調に推移したほか、検体検査装置や消耗品の販売も堅調を維持しました。なお、総売上高に対する海外売上高の占める割合は、前年同期比0.6ポイント増加し13.2%となりました。
利益面に関しては、売上総利益が2,061,040千円(前年同期比9.9%増加)となりました。販売費及び一般管理費は、採血管準備装置・システムの研究開発費の増加等により1,537,466千円(前年同期比7.6%増加)となり、この結果、営業利益は523,574千円(前年同期比17.3%増加)、経常利益は533,177千円(前年同期比17.2%増加)、四半期純利益は376,912千円(前年同期比21.9%増加)となりました。
なお、当社は医療機器及びこれら装置で使用する消耗品の製造、販売を主たる事業とする単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すため品目別に記載いたします。
<品目別の販売状況>・採血管準備装置・システム
当第2四半期累計期間における採血管準備装置・システムの売上高は1,199,526千円(前年同期比15.6%増加)となりました。大型機の販売案件が第2四半期に順調に推移したこと等により、国内市場における売上高は1,110,188千円(前年同期比17.1%増加)となりました。海外市場においては、小型機、中型機の売上が前年同期を上回った一方、大型機の販売案件が減少し、売上高は89,337千円(前年同期比0.2%減少)となりました。
・検体検査装置
当第2四半期累計期間における検体検査装置の売上高は272,883千円(前年同期比12.9%増加)となりました。国内市場では、主にハンディタイプの新型血液ガス分析装置が売上を伸ばしたことにより、175,674千円(前年同期比23.0%増加)となった一方、海外市場における売上高は、デスクトップ型の血液ガス分析装置が前年同期の売上を下回り、97,209千円(前年同期比1.7%減少)となりました。
・消耗品等
当第2四半期累計期間における消耗品等の売上高は2,583,978千円(前年同期比3.7%増加)となりました。国内・海外市場ともに底堅い需要が続き、国内市場での売上高は2,234,640千円(前年同期比1.2%増加)、海外市場での売上高は349,337千円(前年同期比22.3%増加)となりました。
②財政状態
当第2四半期会計期間末の総資産の残高は17,815,667千円となり、前事業年度末比1,627,504千円減少しました。これは主に、売掛金が1,027,345千円減少、現金及び預金が833,145千円減少した一方、商品及び製品が350,385千円増加したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末の負債の残高は2,247,845千円となり、前事業年度末比808,471千円減少しました。これは主に、未払消費税等が21,575千円増加した一方、買掛金が581,860千円減少、前受金が115,513千円減少、未払法人税等が73,925千円減少、未払金が71,972千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末の純資産の残高は15,567,821千円となり、前事業年度末比819,032千円減少しました。これは、配当金の支払いが508,409千円、自己株式の増加689,046千円があったほか、四半期純利益が376,912千円であったこと等によるものであります。なお、自己資本比率は87.4%となり、前事業年度末比3.1ポイント増加しました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、10,917,143千円(前事業年度末比833,145千円減少)となりました。なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
当第2四半期累計期間において、営業活動により得られた資金は473,811千円(前年同期比441,431千円減少)となりました。これは主に、売上債権の減少が1,046,721千円であった一方、仕入債務の減少が581,860千円であったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、投資活動により支出した資金は74,633千円(前年同期比5,860千円増加)となりました。これは、無形固定資産の取得による支出が49,141千円、有形固定資産の取得による支出が27,123千円であった一方、差入保証金の回収による収入3,222千円があったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、財務活動により支出した資金は1,232,324千円(前年同期比727,577千円増加)となりました。これは、配当金の支払額507,924千円、自己株式の取得による支出724,400千円があったことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発費は189,310千円となりました。また、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。