四半期報告書-第36期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナによる各種の制限が緩和される中、緩やかな景気の持ち直しが続きました。一方で、原材料・エネルギー価格の高騰や、世界的な金融引き締めの動向、海外景気の減速懸念などのマイナス要素も多く、先行きの不透明な状況が続いております。
医療業界においては、新型コロナのいわゆる「第8波」による感染拡大を受け、医療ひっ迫の懸念が再燃する中で、安定した医療提供体制の確立に向けた課題解決への取り組みが求められております。
このような経営環境の中で当社は、医療施設の安定的な運用や効率化に寄与する採血管準備装置および関連システムについて、提供可能なソリューションの幅を広げながら販売活動に注力するとともに、検体検査装置の導入提案、消耗品等の安定供給についても、引き続き努めてまいりました。
この結果、当第3四半期累計期間の売上高は6,061,131千円(前年同期比5.4%減少)となりました。消耗品である国内採血管供給事業を終了したこと等により、前年同期比の売上を下回りました。なお、総売上高に対する海外売上高の占める割合は、前年同期比0.3ポイント減少し12.6%となりました。
利益面に関しては、売上高の減少に伴い売上総利益が3,001,724千円(前年同期比4.7%減少)となりました。販売費及び一般管理費は2,177,786千円(前年同期比0.2%増加)となり、この結果、営業利益は823,937千円(前年同期比15.4%減少)、経常利益は829,609千円(前年同期比15.6%減少)、四半期純利益は563,860千円(前年同期比16.2%減少)となりました。
なお、当社は医療機器及びこれら装置で使用する消耗品の製造、販売を主たる事業とする単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すため品目別に記載いたします。
<品目別の販売状況>・採血管準備装置・システム
当第3四半期累計期間における採血管準備装置・システムの売上高は1,874,769千円(前年同期比8.3%減少)となりました。国内市場における売上高は、前年同期に比べて大型案件が減少したこと等により1,704,908千円(前年同期比5.6%減少)となりました。海外市場における売上高は、競合他社との競争激化による案件の減少などにより、169,860千円(前年同期比29.0%減少)となりました。
・検体検査装置
当第3四半期累計期間における検体検査装置の売上高は391,924千円(前年同期比6.7%減少)となりました。国内市場における売上高は、ハンディ型の血液ガス分析装置がモデルチェンジの端境期にあることや、電解質分析装置の仕入れ調達が安定しないことによる販売の減少等により226,261千円(前年同期比10.8%減少)、海外市場における売上高は、デスクトップ型の血液ガス分析装置の販売キャンペーン等を実施した結果、165,662千円(前年同期比0.4%減少)となりました。
・消耗品等
当第3四半期累計期間における消耗品等の売上高は3,794,437千円(前年同期比3.8%減少)となりました。2022年4月をもって、消耗品である採血管の供給事業を終了したこと等により、国内市場における売上高は3,363,601千円(前年同期比4.6%減少)となりました。一方、海外市場での売上高は、稼働装置数の増加等により、430,835千円(前年同期比2.5%増加)となりました。
②財政状態
当第3四半期会計期間末の総資産の残高は17,842,232千円となり、前事業年度末比666,012千円減少しました。これは主に、商品及び製品が421,970千円増加した一方、売掛金が1,019,431千円減少、現金及び預金が292,434千円減少したことによるものであります。
当第3四半期会計期間末の負債の残高は2,042,250千円となり、前事業年度末比815,909千円減少しました。これは主に、前受金が168,021千円増加した一方、買掛金が399,506千円減少、未払法人税等が370,527千円減少、未払消費税等が148,050千円減少したことによるものであります。
当第3四半期会計期間末の純資産の残高は15,799,982千円となり、前事業年度末比149,896千円増加しました。これは主に、配当金の支払いが505,214千円であった一方、自己株式の処分106,797千円、四半期純利益の計上563,860千円があったことによるものであります。なお、自己資本比率は88.6%となり、前事業年度末比4ポイント増加しました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は237,778千円であります。また、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナによる各種の制限が緩和される中、緩やかな景気の持ち直しが続きました。一方で、原材料・エネルギー価格の高騰や、世界的な金融引き締めの動向、海外景気の減速懸念などのマイナス要素も多く、先行きの不透明な状況が続いております。
医療業界においては、新型コロナのいわゆる「第8波」による感染拡大を受け、医療ひっ迫の懸念が再燃する中で、安定した医療提供体制の確立に向けた課題解決への取り組みが求められております。
このような経営環境の中で当社は、医療施設の安定的な運用や効率化に寄与する採血管準備装置および関連システムについて、提供可能なソリューションの幅を広げながら販売活動に注力するとともに、検体検査装置の導入提案、消耗品等の安定供給についても、引き続き努めてまいりました。
この結果、当第3四半期累計期間の売上高は6,061,131千円(前年同期比5.4%減少)となりました。消耗品である国内採血管供給事業を終了したこと等により、前年同期比の売上を下回りました。なお、総売上高に対する海外売上高の占める割合は、前年同期比0.3ポイント減少し12.6%となりました。
利益面に関しては、売上高の減少に伴い売上総利益が3,001,724千円(前年同期比4.7%減少)となりました。販売費及び一般管理費は2,177,786千円(前年同期比0.2%増加)となり、この結果、営業利益は823,937千円(前年同期比15.4%減少)、経常利益は829,609千円(前年同期比15.6%減少)、四半期純利益は563,860千円(前年同期比16.2%減少)となりました。
なお、当社は医療機器及びこれら装置で使用する消耗品の製造、販売を主たる事業とする単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すため品目別に記載いたします。
<品目別の販売状況>・採血管準備装置・システム
当第3四半期累計期間における採血管準備装置・システムの売上高は1,874,769千円(前年同期比8.3%減少)となりました。国内市場における売上高は、前年同期に比べて大型案件が減少したこと等により1,704,908千円(前年同期比5.6%減少)となりました。海外市場における売上高は、競合他社との競争激化による案件の減少などにより、169,860千円(前年同期比29.0%減少)となりました。
・検体検査装置
当第3四半期累計期間における検体検査装置の売上高は391,924千円(前年同期比6.7%減少)となりました。国内市場における売上高は、ハンディ型の血液ガス分析装置がモデルチェンジの端境期にあることや、電解質分析装置の仕入れ調達が安定しないことによる販売の減少等により226,261千円(前年同期比10.8%減少)、海外市場における売上高は、デスクトップ型の血液ガス分析装置の販売キャンペーン等を実施した結果、165,662千円(前年同期比0.4%減少)となりました。
・消耗品等
当第3四半期累計期間における消耗品等の売上高は3,794,437千円(前年同期比3.8%減少)となりました。2022年4月をもって、消耗品である採血管の供給事業を終了したこと等により、国内市場における売上高は3,363,601千円(前年同期比4.6%減少)となりました。一方、海外市場での売上高は、稼働装置数の増加等により、430,835千円(前年同期比2.5%増加)となりました。
②財政状態
当第3四半期会計期間末の総資産の残高は17,842,232千円となり、前事業年度末比666,012千円減少しました。これは主に、商品及び製品が421,970千円増加した一方、売掛金が1,019,431千円減少、現金及び預金が292,434千円減少したことによるものであります。
当第3四半期会計期間末の負債の残高は2,042,250千円となり、前事業年度末比815,909千円減少しました。これは主に、前受金が168,021千円増加した一方、買掛金が399,506千円減少、未払法人税等が370,527千円減少、未払消費税等が148,050千円減少したことによるものであります。
当第3四半期会計期間末の純資産の残高は15,799,982千円となり、前事業年度末比149,896千円増加しました。これは主に、配当金の支払いが505,214千円であった一方、自己株式の処分106,797千円、四半期純利益の計上563,860千円があったことによるものであります。なお、自己資本比率は88.6%となり、前事業年度末比4ポイント増加しました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は237,778千円であります。また、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。