有価証券報告書-第15期(2025/04/01-2026/03/31)

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2026/06/17 10:05
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239項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、以下のとおりであります。
(経営成績の状況)
当連結会計年度の実質業務純益は、円金利上昇による影響や組合出資関連収益の増加による実質的な資金関連損益(※1)の改善に加えて法人与信関連、資産運用・資産管理などの手数料関連利益が好調に推移した一方、債券ポートフォリオの健全化による損失を計上したことにより、前年度比145億円減益の3,474億円となりました。
経常利益は、政策保有株式の売却が堅調に推移したことにより株式等関係損益が増益となったことから、前年度比338億円増益の4,014億円となりました。
その他、関係会社株式売却益を特別利益に計上したことも加わり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度比599億円増益の3,175億円となり、過去最高益を更新いたしました。
(※1)資金関連利益に外国為替売買損益に含まれる外貨余資運用益を加算した損益
(資産負債等の状況)
当連結会計年度の連結総資産は、前年度末比3兆9,271億円増加し82兆1,742億円、連結純資産は、同4,636億円増加し3兆5,909億円となりました。
主な勘定残高といたしましては、現金預け金は、前年度末比1兆1,329億円減少し24兆406億円、貸出金は、同1兆703億円増加し33兆2,773億円、有価証券は、同1兆9,224億円増加し13兆4,185億円、また、預金は、同2兆2,701億円増加し39兆9,931億円となりました。当グループの連結貸借対照表は現金預け金、貸出金及び有価証券等の与信、預金等の受信ともに円貨が中心となっておりますが、全通貨ベースでの運用・調達の安定性のバランス確保はもちろん、外貨につきましても顧客性の預金やスワップ市場等を利用した円投取引、社債発行などにより調達構造の多様化・安定化を図る方針としております。当グループの資金調達(社債及び借用金)の状況につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑤連結附属明細表」に記載しております。
なお、当連結会計年度の信託財産額は、前年度末比2兆719億円増加し265兆3,517億円となりました。
(キャッシュ・フローの状況)
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは1兆2,203億円の収入(前年度比2兆7,562億円の収入減少)、投資活動によるキャッシュ・フローは1兆5,488億円の支出(同2,150億円の支出減少)、財務活動によるキャッシュ・フローは1,968億円の支出(同1,492億円の支出増加)となり、現金及び現金同等物の期末残高は22兆5,513億円となりました。
① 国内・海外別収支
信託報酬は1,254億円、資金運用収支は△220億円、役務取引等収支は4,116億円、特定取引収支は887億円、その他業務収支は2,570億円となりました。
うち、国内の信託報酬は1,255億円、資金運用収支は3,754億円、役務取引等収支は4,023億円、特定取引収支は846億円、その他業務収支は△238億円となりました。
また、海外の資金運用収支は△1,681億円、役務取引等収支は786億円、特定取引収支は41億円、その他業務収支は2,808億円となりました。
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
信託報酬前連結会計年度121,189-304120,885
当連結会計年度125,594-158125,435
資金運用収支前連結会計年度358,985△216,264248,162△105,441
当連結会計年度375,497△168,187229,349△22,039
うち資金運用収益前連結会計年度932,064644,419416,5641,159,919
当連結会計年度1,113,644561,054405,9611,268,738
うち資金調達費用前連結会計年度573,079860,683168,4011,265,360
当連結会計年度738,147729,241176,6111,290,777
役務取引等収支前連結会計年度360,84966,11466,245360,718
当連結会計年度402,31178,66469,330411,645
うち役務取引等収益前連結会計年度548,34378,620127,564499,399
当連結会計年度594,92293,564138,580549,905
うち役務取引等費用前連結会計年度187,49312,50561,318138,680
当連結会計年度192,61014,90069,249138,260
特定取引収支前連結会計年度98,4914,368-102,860
当連結会計年度84,6194,128-88,748
うち特定取引収益前連結会計年度102,2204,368655105,933
当連結会計年度84,6194,128-88,748
うち特定取引費用前連結会計年度3,729-6553,073
当連結会計年度----
その他業務収支前連結会計年度42,924329,474△549372,948
当連結会計年度△23,860280,854△52257,046
うちその他業務収益前連結会計年度529,708334,751370864,089
当連結会計年度445,153287,940365732,728
うちその他業務費用前連結会計年度486,7845,277920491,141
当連結会計年度469,0137,085417475,681

(注)1.「国内」とは、当社、三井住友信託銀行株式会社(海外店を除く。)及び国内に本店を有する連結子会社(以下、「国内連結子会社」という。)であります。
「海外」とは、三井住友信託銀行株式会社の海外店及び海外に本店を有する連結子会社(以下、「海外連結子会社」という。)であります。
2.相殺消去額は、連結会社間の内部取引相殺消去額及び国内店・海外店間の本支店取引相殺消去額を表示しております。
3.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用を控除しております。
② 国内・海外別資金運用/調達の状況
資金運用勘定の平均残高は72兆5,138億円、利息は1兆2,687億円、利回りは1.75%となりました。
資金調達勘定の平均残高は72兆3,625億円、利息は1兆2,907億円、利回りは1.78%となりました。
うち、国内の資金運用勘定の平均残高は56兆7,654億円、利回りは1.96%となり、資金調達勘定の平均残高は55兆2,090億円、利回りは1.34%となりました。
また、海外の資金運用勘定の平均残高は19兆7,306億円、利回りは2.84%となり、資金調達勘定の平均残高は19兆6,285億円、利回りは3.72%となりました。
イ.国内
種類期別平均残高利息利回り
金額(百万円)金額(百万円)(%)
資金運用勘定前連結会計年度54,591,216932,0641.71
当連結会計年度56,765,4931,113,6441.96
うち貸出金前連結会計年度27,975,094321,2151.15
当連結会計年度27,359,957369,4121.35
うち有価証券前連結会計年度9,544,857438,8334.60
当連結会計年度12,735,650489,3393.84
うちコールローン
及び買入手形
前連結会計年度264,2891,5870.60
当連結会計年度240,8504,0371.68
うち買現先勘定前連結会計年度273,2966330.23
当連結会計年度170,6687970.47
うち債券貸借取引
支払保証金
前連結会計年度418,133710.02
当連結会計年度30,9111460.47
うち預け金前連結会計年度20,723,09558,6770.28
当連結会計年度22,438,442130,6650.58
資金調達勘定前連結会計年度52,972,636573,0791.08
当連結会計年度55,209,007738,1471.34
うち預金前連結会計年度30,965,98686,9060.28
当連結会計年度31,591,920165,1150.52
うち譲渡性預金前連結会計年度1,841,8593,8810.21
当連結会計年度1,975,43012,8330.65
うちコールマネー
及び売渡手形
前連結会計年度156,1117900.51
当連結会計年度204,4221,4330.70
うち売現先勘定前連結会計年度2,333,192114,3374.90
当連結会計年度3,427,249119,0183.47
うち債券貸借取引
受入担保金
前連結会計年度---
当連結会計年度---
うちコマーシャル・
ペーパー
前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち借用金前連結会計年度9,321,45847,3100.51
当連結会計年度9,904,08266,1230.67

(注)1. 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の国内連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。
2. 「国内」とは、当社、三井住友信託銀行株式会社(海外店を除く。)及び国内連結子会社であります。
3. 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度568,510百万円、当連結会計年度425,884百万円)を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度99百万円、当連結会計年度99百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)をそれぞれ控除しております。
ロ.海外
種類期別平均残高利息利回り
金額(百万円)金額(百万円)(%)
資金運用勘定前連結会計年度17,796,523644,4193.62
当連結会計年度19,730,662561,0542.84
うち貸出金前連結会計年度6,446,867381,8445.92
当連結会計年度6,983,275340,3474.87
うち有価証券前連結会計年度2,018,50473,2923.63
当連結会計年度2,448,00168,1322.78
うちコールローン
及び買入手形
前連結会計年度24,4392,3589.65
当連結会計年度11,9081,35311.36
うち買現先勘定前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち債券貸借取引
支払保証金
前連結会計年度45,274--
当連結会計年度48,847--
うち預け金前連結会計年度2,399,204120,1285.01
当連結会計年度2,321,47489,9773.88
資金調達勘定前連結会計年度17,395,523860,6834.95
当連結会計年度19,628,500729,2413.72
うち預金前連結会計年度6,697,607290,4404.34
当連結会計年度7,317,826241,4183.30
うち譲渡性預金前連結会計年度7,472,207371,4634.97
当連結会計年度8,738,113331,0523.79
うちコールマネー
及び売渡手形
前連結会計年度265,54712,2924.63
当連結会計年度205,4578,5224.15
うち売現先勘定前連結会計年度127,6736,6515.21
当連結会計年度139,8735,5353.96
うち債券貸借取引
受入担保金
前連結会計年度---
当連結会計年度---
うちコマーシャル・
ペーパー
前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち借用金前連結会計年度704,1474,2440.60
当連結会計年度638,0695,2110.82

(注)1. 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、海外連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。
2. 「海外」とは、三井住友信託銀行株式会社の海外店及び海外連結子会社であります。
3. 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度68,662百万円、当連結会計年度60,304百万円)を控除しております。
ハ.合計
種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り
(%)
小計相殺
消去額
(△)
合計小計相殺
消去額
(△)
合計
資金運用勘定前連結会計年度72,387,7404,153,57568,234,1641,576,483416,5641,159,9191.70
当連結会計年度76,496,1563,982,27572,513,8801,674,699405,9611,268,7381.75
うち貸出金前連結会計年度34,421,9611,978,97932,442,982703,05915,290687,7692.12
当連結会計年度34,343,2321,859,13532,484,097709,76020,209689,5512.12
うち有価証券前連結会計年度11,563,3621,617,6139,945,748512,126238,320273,8052.75
当連結会計年度15,183,6521,687,15713,496,495557,471218,120339,3512.51
うちコールローン
及び買入手形
前連結会計年度288,729-288,7293,9461563,7901.31
当連結会計年度252,759-252,7595,3901695,2212.07
うち買現先勘定前連結会計年度273,296-273,296633-6330.23
当連結会計年度170,668-170,668797-7970.47
うち債券貸借取引
支払保証金
前連結会計年度463,407-463,40771-710.02
当連結会計年度79,758-79,758146-1460.18
うち預け金前連結会計年度23,122,300556,81322,565,486178,80514,132164,6730.73
当連結会計年度24,759,916435,85824,324,057220,64310,204210,4380.87
資金調達勘定前連結会計年度70,368,1592,662,07767,706,0811,433,762168,4011,265,3601.87
当連結会計年度74,837,5072,474,96572,362,5411,467,389176,6111,290,7771.78
うち預金前連結会計年度37,663,593293,72037,369,873377,3462,659374,6871.00
当連結会計年度38,909,746285,74638,623,999406,5342,378404,1551.05
うち譲渡性預金前連結会計年度9,314,06655,8339,258,233375,345-375,3454.05
当連結会計年度10,713,54451,66610,661,877343,885-343,8853.23
うちコールマネー
及び売渡手形
前連結会計年度421,658246,596175,06113,08311,5491,5330.88
当連結会計年度409,880185,267224,6129,9568,0081,9470.87
うち売現先勘定前連結会計年度2,460,865-2,460,865120,989-120,9894.92
当連結会計年度3,567,123-3,567,123124,554-124,5543.49
うち債券貸借取引
受入担保金
前連結会計年度-------
当連結会計年度-------
うちコマーシャル・
ペーパー
前連結会計年度-------
当連結会計年度-------
うち借用金前連結会計年度10,025,6051,973,4018,052,20351,55515,29036,2640.45
当連結会計年度10,542,1511,846,8908,695,26171,33520,20951,1250.59

(注)1. 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。
2. 相殺消去額は、「平均残高」については連結会社間の債権債務の相殺金額の平均残高を、「利息」については連結会社間の内部取引相殺消去額及び国内店・海外店間の本支店取引相殺消去額を表示しております。
3. 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度557,851百万円、当連結会計年度396,203百万円)を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度99百万円、当連結会計年度99百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)をそれぞれ控除しております。
③ 国内・海外別役務取引の状況
役務取引等収益は5,499億円、役務取引等費用は1,382億円となりました。
うち、国内の役務取引等収益は5,949億円、役務取引等費用は1,926億円となりました。
また、海外の役務取引等収益は935億円、役務取引等費用は149億円となりました。
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
役務取引等収益前連結会計年度548,34378,620127,564499,399
当連結会計年度594,92293,564138,580549,905
うち信託関連業務前連結会計年度136,704-2,688134,016
当連結会計年度148,814-2,178146,636
うち預金・貸出業務前連結会計年度50,72117,0343,12864,627
当連結会計年度57,04423,6182,26878,395
うち為替業務前連結会計年度2,7794831,9161,346
当連結会計年度3,3751,4573,4741,359
うち証券関連業務前連結会計年度44,96364033,76911,835
当連結会計年度50,28860637,05113,843
うち代理業務前連結会計年度13,84936,9725,73745,083
当連結会計年度12,01240,0296,96545,076
うち保護預り・
貸金庫業務
前連結会計年度398--398
当連結会計年度367--367
うち保証業務前連結会計年度13,6692468,2455,670
当連結会計年度12,7904218,3724,839
役務取引等費用前連結会計年度187,49312,50561,318138,680
当連結会計年度192,61014,90069,249138,260
うち為替業務前連結会計年度1,1161,6061,849873
当連結会計年度1,2522,9363,369820

(注)1.「国内」とは、当社、三井住友信託銀行株式会社(海外店を除く。)及び国内連結子会社であります。
「海外」とは、三井住友信託銀行株式会社の海外店及び海外連結子会社であります。
2.相殺消去額は、連結会社間の内部取引相殺消去額及び国内店・海外店間の本支店取引相殺消去額を表示しております。
④ 国内・海外別特定取引の状況
イ.特定取引収益・費用の内訳
特定取引収益は887億円となりました。
うち、国内の特定取引収益は846億円となりました。
また、海外の特定取引収益は41億円となりました。
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
特定取引収益前連結会計年度102,2204,368655105,933
当連結会計年度84,6194,128-88,748
うち商品有価証券収益前連結会計年度133--133
当連結会計年度182--182
うち特定取引有価証券収益前連結会計年度-655655-
当連結会計年度165824-990
うち特定金融派生商品収益前連結会計年度101,3263,712-105,039
当連結会計年度82,0133,303-85,317
うちその他の特定取引収益前連結会計年度761--761
当連結会計年度2,257--2,257
特定取引費用前連結会計年度3,729-6553,073
当連結会計年度----
うち商品有価証券費用前連結会計年度----
当連結会計年度----
うち特定取引有価証券費用前連結会計年度3,729-6553,073
当連結会計年度----
うち特定金融派生商品費用前連結会計年度----
当連結会計年度----
うちその他の特定取引費用前連結会計年度----
当連結会計年度----

(注)1.「国内」とは、当社、三井住友信託銀行株式会社(海外店を除く。)及び国内連結子会社であります。
「海外」とは、三井住友信託銀行株式会社の海外店及び海外連結子会社であります。
2.相殺消去額は、連結会社間の内部取引相殺消去額及び国内店・海外店間の本支店取引相殺消去額を表示しております。
3.特定取引収益及び費用は、国内・海外の合計で内訳科目ごとの収益と費用を相殺した純額を計上しております。
ロ.特定取引資産・負債の内訳(末残)
特定取引資産は3兆3,339億円、特定取引負債は2兆8,776億円となりました。
うち、国内の特定取引資産は3兆3,995億円、特定取引負債は2兆7,962億円となりました。
また、海外の特定取引資産は1,017億円、特定取引負債は814億円となりました。
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
特定取引資産前連結会計年度2,249,56995,88553,9332,291,521
当連結会計年度3,399,510101,741167,3423,333,909
うち商品有価証券前連結会計年度9,712--9,712
当連結会計年度16,473--16,473
うち商品有価証券派生商品前連結会計年度24--24
当連結会計年度118--118
うち特定取引有価証券前連結会計年度----
当連結会計年度----
うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度81718-836
当連結会計年度-4-4
うち特定金融派生商品前連結会計年度2,085,24495,866-2,181,111
当連結会計年度2,937,752101,736-3,039,489
うちその他の特定取引資産前連結会計年度153,770-53,93399,837
当連結会計年度445,165-167,342277,823
特定取引負債前連結会計年度2,013,34879,091-2,092,440
当連結会計年度2,796,20481,435-2,877,639
うち売付商品債券前連結会計年度----
当連結会計年度----
うち商品有価証券派生商品前連結会計年度19--19
当連結会計年度----
うち特定取引売付債券前連結会計年度----
当連結会計年度----
うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度-55-55
当連結会計年度13442-177
うち特定金融派生商品前連結会計年度2,013,32879,035-2,092,364
当連結会計年度2,796,06981,392-2,877,462
うちその他の特定取引負債前連結会計年度----
当連結会計年度----

(注)1.「国内」とは、当社、三井住友信託銀行株式会社(海外店を除く。)及び国内連結子会社であります。
「海外」とは、三井住友信託銀行株式会社の海外店及び海外連結子会社であります。
2.相殺消去額は、連結会社間の内部取引相殺消去額及び国内店・海外店間の本支店取引相殺消去額を表示しております。
⑤ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
信託財産額は、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む連結子会社の信託財産額であります。なお、連結子会社のうち、該当する信託業務を営む会社は三井住友信託銀行株式会社であります。
イ.信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)
資産
科目前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
貸出金2,531,9250.963,421,1401.29
有価証券858,5670.33658,1750.25
信託受益権184,371,22370.03180,254,98267.93
受託有価証券30,8920.0130,1200.01
金銭債権26,051,2849.8926,280,6689.90
有形固定資産28,752,55510.9231,747,34511.96
無形固定資産265,2060.10291,6180.11
その他債権15,935,5286.0519,143,9057.22
銀行勘定貸3,492,2701.332,516,8920.95
現金預け金990,2940.381,006,8910.38
合計263,279,750100.00265,351,740100.00

負債
科目前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
金銭信託40,242,01215.2840,323,92115.20
年金信託15,520,5515.9015,917,2226.00
財産形成給付信託18,5800.0117,0220.01
投資信託78,688,63729.8977,056,55029.04
金銭信託以外の金銭の信託40,862,99615.5240,927,32815.42
有価証券の信託22,793,1818.6622,235,1098.38
金銭債権の信託26,173,2629.9426,723,73510.07
土地及びその定着物の信託8090.007180.00
包括信託38,979,71914.8042,150,13315.88
合計263,279,750100.00265,351,740100.00

(注)1.上記残高表には、金銭評価の困難な信託を除いております。
2.「信託受益権」に含まれる資産管理を目的として再信託を行っている金額
前連結会計年度末 182,552,892百万円
当連結会計年度末 178,187,620百万円
3.共同信託他社管理財産 前連結会計年度末 194,524百万円
当連結会計年度末 212,457百万円
ロ.貸出金残高の状況(業種別貸出状況) (末残・構成比)
業種別前連結会計年度当連結会計年度
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
製造業129,9875.13240,2757.02
建設業4,0000.165,0000.15
電気・ガス・熱供給・水道業10,0000.4031,4000.92
情報通信業26,6001.0585,1492.49
運輸業,郵便業--10,0000.29
卸売業,小売業15,7740.6215,6060.46
金融業,保険業1,939,04976.582,556,92274.74
不動産業19,9500.7919,5530.57
物品賃貸業115,8604.58149,1744.36
その他270,70310.69308,0589.00
合計2,531,925100.003,421,140100.00

ハ.有価証券残高の状況 (末残・構成比)
前連結会計年度当連結会計年度
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国債411,78947.96303,16446.06
地方債300.00--
社債24,6912.8820,1373.06
株式6,0300.705,9420.90
その他の証券416,02548.46328,93049.98
合計858,567100.00658,175100.00


ニ.元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)
金銭信託
科目前連結会計年度当連結会計年度
金額(百万円)金額(百万円)
貸出金126,945341,208
その他3,204,3652,256,333
資産計3,331,3112,597,541
元本3,330,8962,597,182
債権償却準備金65
その他408354
負債計3,331,3112,597,541

(注)1.信託財産の運用のため再信託された信託を含みます。
2.リスク管理債権の状況
前連結会計年度末債権※126,945百万円のうち、危険債権額は7百万円、貸出条件緩和債権額は5百万円、正常債権額は126,932百万円であります。
また、危険債権額、貸出条件緩和債権額の合計額は13百万円であります。
なお、破産更生債権及びこれらに準ずる債権、三月以上延滞債権はありません。
当連結会計年度末債権※341,208百万円のうち、貸出条件緩和債権額は3百万円、正常債権額は341,204百万円であります。
なお、破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、三月以上延滞債権はありません。

※社債(当該社債を有する信託業務を営む金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部に
ついて保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券
の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、未収利息、仮払金、支払承諾見返及び有価証券の貸
付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)をいう。
(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、貸出金等の各勘定について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2.危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3.要管理債権
要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4.正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
(億円・四捨五入)
債権の区分2025年3月31日2026年3月31日
金額金額
破産更生債権及びこれらに準ずる債権--
危険債権0-
要管理債権00
正常債権1,2693,412


⑥ 銀行業務の状況
イ.国内・海外別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前連結会計年度30,058,3327,960,735296,08037,722,986
当連結会計年度32,480,4817,791,377278,71339,993,145
うち流動性預金前連結会計年度8,933,667434,556243,3589,124,864
当連結会計年度8,961,280524,246216,7269,268,801
うち定期性預金前連結会計年度19,500,7407,525,87352,55626,974,056
当連結会計年度21,526,6797,256,91055,32328,728,266
うちその他前連結会計年度1,623,9243051641,624,065
当連結会計年度1,992,52110,2206,6631,996,078
譲渡性預金前連結会計年度2,042,3337,650,76550,0009,643,098
当連結会計年度2,067,0498,345,21355,00010,357,263
総合計前連結会計年度32,100,66515,611,500346,08047,366,085
当連結会計年度34,547,53116,136,591333,71350,350,409

(注)1.「国内」とは、当社、三井住友信託銀行株式会社(海外店を除く。)及び国内連結子会社であります。
「海外」とは、三井住友信託銀行株式会社の海外店及び海外連結子会社であります。
2.相殺消去額は、連結会社間の内部取引相殺消去額を表示しております。
3.預金の区分は次のとおりであります。
① 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
② 定期性預金=定期預金
ロ.国内・海外別貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前連結会計年度当連結会計年度
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内 (除く特別国際金融取引勘定分)25,754,813100.0026,108,456100.00
製造業2,723,80910.582,887,68811.06
農業,林業10,3700.044,2570.02
漁業2840.008630.00
鉱業,採石業,砂利採取業44,3350.1770,5310.27
建設業276,4181.07373,9851.43
電気・ガス・熱供給・水道業1,474,7365.731,379,7035.29
情報通信業325,2081.26396,3571.52
運輸業,郵便業1,099,6054.271,075,7044.12
卸売業,小売業1,280,2044.971,378,0155.28
金融業,保険業1,795,1286.972,028,9527.77
不動産業3,616,64414.044,046,96215.50
物品賃貸業1,131,5054.391,207,3044.62
地方公共団体14,4650.0611,2360.04
その他11,962,09446.4511,246,89343.08
海外及び特別国際金融取引勘定分6,452,179100.007,168,877100.00
政府等----
金融機関155,4582.41171,3642.39
その他6,296,72197.596,997,51297.61
合計32,206,993――33,277,334――

(注)「国内」とは、当社、三井住友信託銀行株式会社(海外店を除く。)及び国内連結子会社であります。
「海外」とは、三井住友信託銀行株式会社の海外店及び海外連結子会社であります。
○ 外国政府等向け債権残高(国別)
該当ありません。
(注)「外国政府等」とは、外国政府、中央銀行、政府関係機関又は国営企業及びこれらの所在する国の民間企業等であり、日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号に規定する特定海外債権引当勘定を計上している国の外国政府等の債権残高を掲げております。
ハ.国内・海外別有価証券の状況
○ 有価証券残高(末残)
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
国債前連結会計年度4,647,878552,346-5,200,225
当連結会計年度4,500,249566,095-5,066,345
地方債前連結会計年度43,517--43,517
当連結会計年度41,231--41,231
社債前連結会計年度671,848--671,848
当連結会計年度474,320--474,320
株式前連結会計年度2,713,99629,0291,519,9911,223,034
当連結会計年度2,772,40133,8611,505,7051,300,557
その他の証券前連結会計年度3,132,1241,361,975136,5434,357,556
当連結会計年度4,541,8442,270,926276,6326,536,138
合計前連結会計年度11,209,3651,943,3511,656,53511,496,181
当連結会計年度12,330,0472,870,8831,782,33713,418,592

(注)1. 「国内」とは、当社、三井住友信託銀行株式会社(海外店を除く。)及び国内連結子会社であります。
「海外」とは、三井住友信託銀行株式会社の海外店及び海外連結子会社であります。
2. 相殺消去額は、連結会社間の資本連結等に伴う相殺消去額を表示しております。
3. 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

(自己資本比率等の状況)
(参考)
自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。
なお、当社は、国際統一基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては先進的内部格付手法及び基礎的内部格付手法、マーケット・リスク相当額の算出においては標準的方式を採用しております。
また、自己資本比率の補完的指標であるレバレッジ比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準の補完的指標として定めるレバレッジに係る健全性を判断するための基準(平成31年金融庁告示第12号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。
連結自己資本比率(国際統一基準)
(単位:億円、%)
2025年3月31日2026年3月31日
1.連結総自己資本比率(4/7)14.3413.69
2.連結Tier1比率(5/7)12.9612.31
3.連結普通株式等Tier1比率(6/7)11.5211.01
4.連結における総自己資本の額33,17935,314
5.連結におけるTier1資本の額30,00031,771
6.連結における普通株式等Tier1資本の額26,65628,409
7.リスク・アセットの額231,327257,943
8.連結総所要自己資本額18,50620,635

持株レバレッジ比率(国際統一基準)
(単位:%)
2025年3月31日2026年3月31日
持株レバレッジ比率5.285.25

(注)詳細は、当社ウェブサイト(https://www.smtg.jp/investors/report/basel)に記載しております。
(生産、受注及び販売の状況)
「生産、受注及び販売の状況」は、銀行持株会社における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、2026年5月時点において判断したものであります。
① 当連結会計年度総括
実質業務純益は、債券ポートフォリオの健全化による損失計上を主因に、前年度比145億円減益の3,474億円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、実質業務純益が減益となった一方で、手数料関連利益や株式等関係損益の増加を主因に、前年度比599億円増益の3,175億円となりました。
(主なKPI)
2024年度2025年度2026年度
(億円)実績予想(*2)実績前年度比予想比予想25年度比
実質業務純益(*1)3,6203,7003,474△145△2264,200725
実質業務粗利益(*1)9,3429,7509,602260△14810,9001,297
総経費(*1)△5,721△6,050△6,127△405△77△6,700△572
親会社株主純利益2,5762,9503,1755992253,800624
手数料収益比率54.4%58.5%4.1%
OHR61.2%62.1%63.8%2.6%1.7%60%程度
自己資本ROE8.30%9.54%1.24%
普通株式等Tier1比率11.52%11.01%△0.51%(*3)
(*1)実質業務純益・実質業務粗利益・総経費は、持分法適用会社の損益等も考慮した社内管理ベースの計数であります。
(*2)2025年11月12日に公表した修正後の業績予想であります。
(*3)2026年3月末の普通株式等Tier1比率(バーゼルⅢ最終化完全実施ベース)は10.3%であります。

(実質業務純益及び親会社株主純利益の増減)

② 経営成績の分析
2024年度2025年度
(億円)増減
実質業務純益 (*1)3,6203,474△145
実質業務粗利益 (*1)9,3429,602260
実質的な資金関連の損益 (*2)3,7493,941192
手数料関連利益5,0855,615529
その他の利益50645△461
総経費 (*1)△5,721△6,127△405
人件費△2,502△ 2,607△105
物件費△3,021△3,306△285
税金△197△212△15
与信関係費用△246△2397
株式等関係損益8141,388574
その他の臨時損益△511△609△98
経常利益3,6764,014338
特別損益△132265398
税金等調整前純利益3,5444,280736
法人税等合計△952△1,075△122
非支配株主純利益△15△29△14
親会社株主純利益2,5763,175599
1株当たり純利益(EPS)(円)35945192
発行済株式総数(百万株) (*3)716.5702.8△13.6

(*1) 実質業務純益・実質業務粗利益・総経費は、持分法適用会社の損益等も考慮した社内管理ベース

の計数であります。
(*2) 実質的な資金関連の損益は、「資金関連利益」に「その他の利益」に含まれる外貨余資運用益を
加算したものであります。

(*3) 普通株式(自己株式除き)の期中平均であります。

イ.実質業務純益
実質的な資金関連の損益(※)は、円金利上昇による影響に加え、組合出資関連収益の増加により、前年度比192億円増加し、3,941億円となりました。
手数料関連利益については、資産運用・資産管理、証券代行に加え、法人与信関連の手数料増加により、前年度比529億円増加し、5,615億円となりました。
その他の利益については、債券ポートフォリオの健全化による損失計上を主因に、前年度比461億円減少し、45億円となりました。
総経費は、前年度比405億円増加したものの、概ね期初計画の水準にコントロールし、6,127億円となりました。
上記に所要の調整を加えて計算した、いわゆる実勢ベースの利益を表す実質業務純益は前年度比145億円減少し、3,474億円となりました。
(※)資金関連利益に外国為替売買損益に含まれる外貨余資運用益を加算した損益
ロ.与信関係費用
与信関係費用は、貸出金償却の減少を主因に、前年度比7億円減少し、239億円の損失計上となりました。
ハ.株式等関係損益
株式等関係損益は、好調な相場環境下における政策保有株式の着実な削減を主因に、前年度比574億円増加し、1,388億円の利益計上となりました。
ニ.特別損益
特別損益は、関係会社株式売却益の計上等を主因に、265億円の利益計上となりました。
③ セグメント別損益の内容
前連結会計年度
実質業務純益
当連結会計年度
実質業務純益
実質業務
粗利益
総経費
(億円)増減増減
総合計3,6209,602260△6,1273,474△145
個人事業4592,484196△1,922561102
三井住友信託銀行株式会社2741,716167△1,35835883
その他グループ会社18576829△56420318
法人事業1,8133,117190△1,1471,970156
三井住友信託銀行株式会社1,4352,359367△6331,725289
その他グループ会社378758△176△513245△132
投資家事業8311,76977△90886028
三井住友信託銀行株式会社5751,00026△39960125
その他グループ会社25576850△5092583
不動産事業40880775△33946758
三井住友信託銀行株式会社30346946△12334642
その他グループ会社10433729△21612116
マーケット事業33570△472△262△192△528
三井住友信託銀行株式会社33533△509△262△228△564
その他グループ会社-3636△03636
運用ビジネス(注1)2701,119124△77834069
その他△49923369△766△533△33

(注)1.「運用ビジネス」は、連結子会社である三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社(連結)、アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社(連結)及び資産運用業務を行う持分法適用関連会社2社の合計であります。なお、日興アセットマネジメント株式会社は、2025年9月1日付でアモーヴァ・アセットマネジメント株式会社に商号変更しております。
2.金額が損失又は減益の項目には△を付しております。
報告セグメントごとの実質業務純益の主な増減要因は次のとおりであります。
(個人事業)
円金利上昇に伴う受信収益の増加に加え、投資運用コンサルティング関連の収益の拡大も寄与し、実質業務純益は三井住友信託銀行株式会社(単体)では前年度比83億円増益の358億円、連結では同102億円増益の561億円となりました。
(法人事業)
関係会社株式売却により前年度に計上した実質業務純益の剥落があったものの、与信関連および証券代行など手数料収益が好調に推移したことに加え、組合出資関連収益の増加も寄与し、実質業務純益は三井住友信託銀行株式会社(単体)では前年度比289億円増益の1,725億円、連結では同156億円増益の1,970億円となりました。
(投資家事業)
前年度に計上した大口の組合出資関連収益の剥落等があったものの、時価上昇を主因とする資産運用・資産管理関連手数料の増加がこれを上回ったことから、実質業務純益は三井住友信託銀行株式会社(単体)では前年度比25億円増益の601億円、連結では同28億円増益の860億円となりました。
(不動産事業)
個人向け、法人向け仲介がともに好調に推移したことから、実質業務純益は三井住友信託銀行株式会社(単体)では前年度比42億円増益の346億円、連結では同58億円増益の467億円となりました。
(マーケット事業)
前年度に計上した損失の剥落もあり投資業務は増益となった一方で、将来に備えた債券ポートフォリオの健全化による損失計上により、実質業務純益は三井住友信託銀行株式会社(単体)では前年度比564億円減益の△228億円、連結では同528億円減益の△192億円となりました。
(運用ビジネス)
時価上昇に伴う資産運用残高の増加を主因とした手数料収益の拡大が寄与し、実質業務純益は前年度比69億円増益の340億円となりました。

④ 損益の内容(参考情報)
前連結会計年度
(億円) (A)
当連結会計年度
(億円) (B)
増減(億円)
(B)-(A)
業務粗利益8,5198,60888
(業務粗利益(信託勘定償却後))(8,519)(8,608)(88)
資金関連利益△879△61818
資金利益△1,054△220834
合同信託報酬(信託勘定償却前)174159△15
手数料関連利益4,6415,211569
役務取引等利益3,6074,116509
その他信託報酬1,0341,09560
特定取引利益1,028887△141
その他業務利益3,7292,570△1,159
うち外国為替売買損益3,6862,965△721
うち国債等債券関係損益△415△518△103
うち金融派生商品損益158△167△325
経費(除く臨時処理分)△5,329△5,650△320
(除くのれん償却)(△5,262)(△5,609)(△347)
人件費△2,357△2,448△91
物件費△2,793△3,010△217
税金△178△190△12
一般貸倒引当金繰入額△89△127△37
信託勘定不良債権処理額---
銀行勘定不良債権処理額△168△13631
貸出金償却△74△2351
個別貸倒引当金繰入額△93△98△5
債権売却損-△14△14
貸倒引当金戻入益---
償却債権取立益112413
株式等関係損益8141,388574
うち株式等償却△24△41△17
持分法による投資損益22623711
その他△307△330△22
経常利益3,6764,014338
特別損益△132265398
固定資産処分損益△2△9△7
固定資産減損損失△129△139△9
その他特別損益-415415
税金等調整前当期純利益3,5444,280736
法人税等合計△952△1,075△122
法人税、住民税及び事業税△1,051△1,361△309
法人税等調整額98286187
当期純利益2,5913,205614
非支配株主に帰属する当期純利益△15△29△14
親会社株主に帰属する当期純利益2,5763,175599

与信関係費用(①+②+③+④+⑤)△246△2397

実質業務純益3,6203,474△145
実質業務純益の内訳は次のとおりであります。
実質業務粗利益9,3429,602260
総経費(除く臨時処理分)△5,721△6,127△405

(注)1.業務粗利益=信託報酬+(資金運用収益-資金調達費用)+(役務取引等収益-役務取引等費用)+(特定取引収益-特定取引費用)+(その他業務収益-その他業務費用)
2.実質業務純益は実質業務粗利益から総経費を除いたものであります(実質業務粗利益及び総経費は持分法適用会社の損益等も考慮した社内管理ベースの計数)。なお、実質業務粗利益と業務粗利益の差額及び総経費と経費の差額は主に持分法適用会社の経常利益(臨時要因調整後)×持分割合等であります。
3.金額が損失又は減益の項目には△を付しております。
⑤ 財政状態の分析
イ.貸出金
銀行勘定の貸出金は、前年度末比1兆703億円増加し、33兆2,773億円となりました。また、信託勘定(元本補填契約のある信託)の貸出金は、同2,142億円増加し、3,412億円となり、銀行勘定との合計では同1兆2,846億円増加し、33兆6,185億円となりました。なお、三井住友信託銀行株式会社(単体・国内店)の中小企業等貸出金残高は、同3,684億円増加し、18兆2,776億円となり、住宅ローン残高は、同3,947億円減少し、9兆7,645億円となりました。
前連結会計年度
(億円) (A)
当連結会計年度
(億円) (B)
増減(億円)
(B)-(A)
貸出金残高(銀行勘定)322,069332,77310,703
貸出金残高(元本補填契約のある信託)1,2693,4122,142
合計323,339336,18512,846

(三井住友信託銀行株式会社単体・国内店)
前事業年度
(億円) (A)
当事業年度
(億円) (B)
増減(億円)
(B)-(A)
国内店262,953272,6489,695
うち中小企業等貸出金残高179,092182,7763,684
うち住宅ローン残高101,59397,645△3,947

(注)1.銀行勘定・元本補填契約のある信託勘定合計の計数であります。
2.特別国際金融取引勘定分を除いております。
銀行法及び再生法に基づく債権について、銀行勘定は、前年度末比244億円減少し801億円となり、債権残高に対する比率は、同0.08%低下し0.22%となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が同62億円、危険債権が同32億円、貸出条件緩和債権が同148億円の減少となりました。
また、信託勘定(元本補填契約のある信託)においては、前年度末比0億円減少し0億円となり、債権残高に対する比率は、同0.01%低下し0.00%となりました。債権区分別では、危険債権が同0億円、貸出条件緩和債権が同0億円の減少となりました。
○銀行法及び再生法に基づく債権の状況(部分直接償却実施後)
前連結会計年度
(億円) (A)
当連結会計年度
(億円) (B)
増減(億円)
(B)-(A)
銀行信託合計銀行信託合計銀行信託合計
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
154-15491-91△62-△62
危険債権6230623591-591△32△0△32
三月以上延滞債権---------
貸出条件緩和債権26702671180118△148△0△148
合計1,04501,0458010801△244△0△244

債権残高339,6721,269340,942349,7553,412353,16710,0822,14212,225

前連結会計年度
(%) (A)
当連結会計年度
(%) (B)
増減(%)
(B)-(A)
[債権残高比率]銀行信託合計銀行信託合計銀行信託合計
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
0.04-0.040.02-0.02△0.02-△0.02
危険債権0.180.000.180.16-0.16△0.02△0.00△0.02
三月以上延滞債権---------
貸出条件緩和債権0.070.000.070.030.000.03△0.04△0.00△0.04
合計0.300.010.300.220.000.22△0.08△0.01△0.08


(参考)金融再生法開示債権の状況等(三井住友信託銀行株式会社単体)
金融再生法開示債権は、銀行勘定・信託勘定(元本補填契約のある信託)合算で前年度末比124億円減少し、731億円となりました。また、開示債権比率(総与信に占める割合)は、同0.0%低下し、0.2%となりました。
債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が前年度末比50億円の減少、危険債権が同59億円の増加、要管理債権が同133億円の減少となりました。
銀行勘定の債務者区分ごとの引当率につきましては、要管理先債権の非保全部分に対する引当率は8.1%、その他要注意先債権の債権額に対する引当率は10.7%となりました。
○ 金融再生法に基づく資産区分の状況(三井住友信託銀行株式会社単体・部分直接償却実施後)
(億円・四捨五入)
[銀行勘定・信託勘定合計]前事業年度
(A)
当事業年度
(B)
増減
(B)-(A)
開示債権合計855731△124
総与信330,367346,61916,252
開示債権比率(%)0.30.2△0.0

[銀行勘定]与信額
(億円)
保全率
(%)
保全・引当金
(億円)
引当率
(%)
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
79
(129)
100
(100)
個別貸倒引当金36100
(100)
担保・保証等による保全42-
危険債権543
(484)
87
(84)
保全なし6777
(72)
個別貸倒引当金236
担保・保証等による保全239-
要管理債権109
(242)
76
(44)
保全なし257
(14)
一般貸倒引当金2
担保・保証等による保全81-
開示債権合計731
(855)
総与信343,207
(329,098)
開示債権比率(%)0.2
(0.3)

(注)( )内は前事業年度の計数であります。
[信託勘定]与信額
(億円)
保全率
(%)
保全・引当金等
(億円)
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
-
(-)
-
(-)
担保・保証等による保全-
危険債権-
(0)
-
(100)
担保・保証等による保全-
要管理債権0
(0)
100
(100)
担保・保証等による保全0
開示債権合計0
(0)
債権償却準備金0
総与信3,412
(1,269)
開示債権比率(%)0.0
(0.0)

(注)( )内は前事業年度の計数であります。
○ 債務者区分ごとの引当額と引当率の状況(三井住友信託銀行株式会社単体・銀行勘定)
前事業年度(A)当事業年度(B)増減(B)-(A)
債務者区分(分母)引当額
(億円)
引当率
(%)
引当額
(億円)
引当率
(%)
引当額
(億円)
引当率
(%)
破綻先・実質破綻先債権(対非保全部分)6310036100△26-
破綻懸念先債権(対非保全部分)19872.023677.8375.8
要管理先債権(対非保全部分)2213.828.1△20△5.7
(対債権額)8.81.9△6.9
その他要注意先債権(対債権額)1443.631610.71727.0
正常先債権(対債権額)6470.26270.1△20△0.0
破綻懸念先、要管理先、その他要注意先のうちDCF法適用先に対する引当額と引当率の状況並びにDCF法の適用範囲は以下のとおりであります。
DCF法適用先に対する債権(対非保全部分)19329.843268.923939.0
DCF法適用範囲与信額30億円以上又は、企業グループ合算50億円以上
債務者区分破綻懸念先、要管理先、その他要注意先の一部
適用先数10社11社

ロ.有価証券
有価証券は、外国債券及び外国株式を含むその他の増加等により、前年度末比1兆9,224億円増加し、13兆4,185億円となりました。
保有上場株式につきましては、「銀行等の株式等の保有の制限等に関する法律」における保有規制の対象となる取得原価ベースでの金額は、前年度末比749億円減少し、2,865億円となりました。
前連結会計年度
(億円) (A)
当連結会計年度
(億円) (B)
増減(億円)
(B)-(A)
有価証券残高 合計114,961134,18519,224
株式12,23013,005775
国債52,00250,663△1,338
地方債435412△22
社債6,7184,743△1,975
その他(注)43,57565,36121,785

(注)その他には、外国債券及び外国株式を含んでおります。
○ 保有上場株式の残高
前連結会計年度
(億円) (A)
当連結会計年度
(億円) (B)
増減(億円)
(B)-(A)
時価(連結貸借対照表計上額)8,8528,808△43
取得原価3,6152,865△749


ハ.繰延税金資産
繰延税金資産・繰延税金負債の純額は、退職給付に係る連結調整額による繰延税金負債の増加等により、前年度末比1,042億円減少し、2,315億円の繰延税金負債の計上となりました。
前連結会計年度
(億円) (A)
当連結会計年度
(億円) (B)
増減(億円)
(B)-(A)
繰延税金資産(連結貸借対照表計上額)8112947
有価証券償却有税分155138△16
貸倒引当金損金算入限度超過額
(貸出金償却含む)
38941525
繰延ヘッジ損益54-△54
株式交換に伴う評価差額4343-
減価償却超過額及び減損損失113103△9
その他700860159
評価性引当額△174△181△7
繰延税金負債との相殺△1,201△1,251△50
繰延税金負債(連結貸借対照表計上額)1,3542,4441,089
退職給付関係573455△117
その他有価証券評価差額金1,7211,658△63
繰延ヘッジ損益-507507
退職給付に係る連結調整額71882811
株式交換に伴う評価差額5453△1
その他1351383
繰延税金資産との相殺△1,201△1,251△50
繰延税金資産(△は負債)の純額(③=①-②)△1,272△2,315△1,042

ニ.預金
預金は、前年度末比2兆2,701億円増加し、39兆9,931億円となりました。
前連結会計年度
(億円) (A)
当連結会計年度
(億円) (B)
増減(億円)
(B)-(A)
預金残高377,229399,93122,701

(注)預金は、譲渡性預金を除いております。
(三井住友信託銀行株式会社単体・国内店)
前事業年度
(億円) (A)
当事業年度
(億円) (B)
増減(億円)
(B)-(A)
個人163,943169,7235,780
法人・その他130,424150,34819,923

(注)1.「その他」は、公金、金融機関であります。
2.預金は、譲渡性預金及び特別国際金融取引勘定分を除いております。
ホ.純資産の部
純資産の部合計は、利益剰余金の増加等により、前年度末比4,636億円増加し、3兆5,909億円となりました。
前連結会計年度
(億円) (A)
当連結会計年度
(億円) (B)
増減(億円)
(B)-(A)
純資産の部合計31,27335,9094,636
資本金2,6162,616-
資本剰余金5,0664,175△891
利益剰余金19,68121,7052,023
自己株式△364△60304
株主資本合計26,99928,4351,436
その他有価証券評価差額金3,5153,346△169
繰延ヘッジ損益△1011,1601,261
土地再評価差額金△71△71-
為替換算調整勘定463773309
退職給付に係る調整累計額1561,9301,774
その他の包括利益累計額合計3,9627,1383,176
新株予約権77△0
非支配株主持分30332723

⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
⑦ 連結自己資本比率(国際統一基準)
当社は、信用リスクについては「先進的内部格付手法及び基礎的内部格付手法(注1)」、マーケット・リスクは「標準的方式」を採用しております。
当連結会計年度末の「普通株式等Tier1比率」は11.01%、「Tier1比率」は12.31%、「総自己資本比率」は13.69%と、いずれも規制上の所要水準の7.56%、9.06%並びに11.06%(注2)を上回っております。
(注1)保有する資産のうち、重要性の低いもの等は「標準的手法」を適用しております。
(注2)各比率の所要水準に資本保全バッファー、カウンター・シクリカル・バッファー及び国内の金融システム上重要な銀行に対する追加的な資本賦課を勘案・加算したものであります。
前連結会計年度
(A)
当連結会計年度
(B)
増減
(B)-(A)
連結総自己資本比率(%)14.3413.69△0.65
連結Tier1比率(%)12.9612.31△0.65
連結普通株式等Tier1比率(%)11.5211.01△0.51
連結における総自己資本の額(億円)33,17935,3142,134
連結におけるTier1資本の額(億円)30,00031,7711,770
連結における普通株式等Tier1資本の額(億円)26,65628,4091,752
リスク・アセットの額(億円)231,327257,94326,615

(注)連結自己資本比率については、銀行法第52条の25の規定に基づく平成18年金融庁告示第20号に定められた算式により算出しております。
⑧ キャッシュ・フローの状況
「(1)経営成績等の状況の概要(キャッシュ・フローの状況)」に記載しております。
⑨ 資本の十分性、資本政策等について
イ.経営方針・経営戦略の遂行の前提となる資本政策の基本方針と、資本の十分性
当グループは、資金・資産・資本の好循環の実現と企業価値の向上を経営テーマとして掲げており、「資本の十分性、成長投資と株主還元のベストバランスの追求」を資本政策の基本方針としています。経営戦略の前提となる資本十分性について、「普通株式等Tier1比率」(バーゼルⅢ最終化完全実施ベース)は、安定的に10%以上とすることをターゲットとしております。
2026年3月末時点における「普通株式等Tier1比率」(バーゼルⅢ最終化完全実施ベース)は10.3%となっており、持続的な成長に向けた資本活用に当たり、十分な資本を有しているものと評価しております。今後の環境変化に注意しつつ、信託グループらしいビジネスの成長と資本効率の向上を図り、規律をもって資本政策運営をしてまいります。

ロ.成長投資と株主還元のバランス並びに企業価値向上に関する経営者の考え方について
当グループは、ステークホルダー資本戦略として、「普通株式等Tier1比率」(バーゼルⅢ最終化完全実施ベース)の水準に応じた資本運営のプリンシプルを基本に、成長投資、株主還元、人的資本投資等、各ステークホルダーに対して規律ある投資・分配を実施していきます。規律ある資本運営に基づく成長投資により、イノベーションを生み出す源泉である当グループの多彩な事業の横断・融合力を一層高め、事業ポートフォリオ強化を進めてまいります。
新たな中期経営計画における株主還元方針は、従来の累進的配当を維持しつつ、総還元性向を導入いたしました。配当と自己株式取得を組み合わせることで成長投資とのバランスを取りながら株主還元強化を目指します。
企業価値向上に向けた取り組みとして、資産運用ビジネスにおける報酬率の高い領域への注力、高収益アセットへのバランスシートの変革、および個人ビジネスにおける顧客基盤拡大を中核とする成長戦略に基づき、資本効率性の向上に取り組むほか、適切なリスクコントロールによる収益および資本のボラティリティの抑制や各ステークホルダーとの対話の充実を通じて、資本コストの引き下げに取り組むことで、資本効率性の向上と資本コスト引き下げの両面からPBRのさらなる改善を目指します。

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