四半期報告書-第201期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものである。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っている。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の売上高は、電力事業で電力販売量が増加したことなどにより、前年同四半期連結累計期間(以下、「前年同四半期」という。)に比べて340億円増の9,436億円となった。経常利益は、ガス事業での原料価格の変動が販売単価に反映されるまでのタイムラグによる減益影響(*)や高気水温によるガス販売量の減少等により、前年同四半期に比べて248億円減の254億円となった。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、新規案件取得に伴うのれんの一括償却による一時的な費用89億円や災害による損失20億円を特別損失に計上したことなどにより、前年同四半期に比べて264億円減の52億円となった。
(*)原料価格の変動が原料費調整制度に基づく販売単価に反映されるまでには、一定の時間差があるため、一時的な増減益要因となる。当 第3四半期は一時的な減益要因、前年同四半期は一時的な増益要因となっている。
セグメントの業績を示すと次のとおりである。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同四半期との比較については、変更後の報告セグメントに基づいている。
① 国内エネルギー・ガス
ガス供給件数は、前第3四半期連結会計期間末に比べて6.6%減の565万1千件となった。
ガス販売量は、前年同四半期に比べて7.1%減の56億2百万m3となった。このうち、家庭用ガス販売量は、他社へのスイッチングや気水温が高く推移し給湯・暖房需要が減少した影響等により、前年同四半期に比べて13.3%減の11億1千1百万m3、業務用等のガス販売量は、他社へのスイッチングや特定のお客さま設備の稼働減等により、前年同四半期に比べて5.5%減の44億9千万m3となった。
売上高は、LNG価格の上昇による販売単価増等により、前年同四半期に比べて39億円増の6,874億円となった。セグメント損失は、前述のタイムラグによる影響やガス販売量が減少したことなどにより、8億円(前年同四半期は246億円の利益)となった。
当第3四半期における販売実績は次のとおりである。
(注) ( )内数値は前年同期比(%)である。
② 国内エネルギー・電力
低圧電気供給件数は、前第3四半期連結会計期間末に比べて57.3%増の85万7千件となり、電力販売量は、小売での販売量の増加等により、前年同四半期に比べて10.0%増の85億2百万kWhとなった。
売上高は、低圧電気供給件数の増加に伴う電力販売量の増加等により、前年同四半期に比べて234億円増の1,314億円となった。セグメント利益は、電気料金を値下げした影響等により、前年同四半期に比べて80億円減の52億円となった。
当第3四半期における販売実績は次のとおりである。
(注) ( )内数値は前年同期比(%)である。
③ 海外エネルギー
売上高は、ゴーゴンプロジェクトのLNG販売増等により、前年同四半期に比べて115億円増の270億円となった。セグメント利益は、ゴーゴンプロジェクトのLNG販売増等により、77億円(前年同四半期は19億円の損失)となった。
④ ライフ&ビジネス ソリューション
売上高は、材料・情報事業の販売増等により、前年同四半期に比べて60億円増の1,495億円となった。セグメント利益は、ほぼ前年同四半期並みの120億円となった。
(注) 1 上記のセグメント別売上高、セグメント損益には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでいる。
2 本報告書では、ガス量はすべて1m3当たり45MJ(メガジュール)で表示している。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は2兆324億円となり、前連結会計年度末に比べて1,352億円増加した。これは、海外投資案件の取得等により固定資産が増加したことなどによるものである。
当第3四半期連結会計期間末の負債は1兆180億円となり、前連結会計年度末に比べて1,496億円増加した。これは、長期借入金等の固定負債が増加したことなどによるものである。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は1兆144億円となり、前連結会計年度末に比べて143億円減少した。これは、利益剰余金の減少等により株主資本が減少したことなどによるものである。
(3) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、社債、借入金及び自己資金を財源としながら、ガス事業の基盤である本支供給管等の品質向上投資や、国内エネルギー、海外エネルギー、ライフ&ビジネス ソリューションへの成長投資を行っていく。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はない。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は73億5千1百万円である。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っている。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の売上高は、電力事業で電力販売量が増加したことなどにより、前年同四半期連結累計期間(以下、「前年同四半期」という。)に比べて340億円増の9,436億円となった。経常利益は、ガス事業での原料価格の変動が販売単価に反映されるまでのタイムラグによる減益影響(*)や高気水温によるガス販売量の減少等により、前年同四半期に比べて248億円減の254億円となった。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、新規案件取得に伴うのれんの一括償却による一時的な費用89億円や災害による損失20億円を特別損失に計上したことなどにより、前年同四半期に比べて264億円減の52億円となった。
(*)原料価格の変動が原料費調整制度に基づく販売単価に反映されるまでには、一定の時間差があるため、一時的な増減益要因となる。当 第3四半期は一時的な減益要因、前年同四半期は一時的な増益要因となっている。
セグメントの業績を示すと次のとおりである。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同四半期との比較については、変更後の報告セグメントに基づいている。
① 国内エネルギー・ガス
ガス供給件数は、前第3四半期連結会計期間末に比べて6.6%減の565万1千件となった。
ガス販売量は、前年同四半期に比べて7.1%減の56億2百万m3となった。このうち、家庭用ガス販売量は、他社へのスイッチングや気水温が高く推移し給湯・暖房需要が減少した影響等により、前年同四半期に比べて13.3%減の11億1千1百万m3、業務用等のガス販売量は、他社へのスイッチングや特定のお客さま設備の稼働減等により、前年同四半期に比べて5.5%減の44億9千万m3となった。
売上高は、LNG価格の上昇による販売単価増等により、前年同四半期に比べて39億円増の6,874億円となった。セグメント損失は、前述のタイムラグによる影響やガス販売量が減少したことなどにより、8億円(前年同四半期は246億円の利益)となった。
当第3四半期における販売実績は次のとおりである。
家庭用 | 1,111 | 百万m3 | (△13.3) | ||
ガス販売量 | 業務用等 | 4,490 | 百万m3 | (△5.5) | |
計 | 5,602 | 百万m3 | (△7.1) | ||
ガス供給件数 | 5,651 | 千件 | (△6.6) |
(注) ( )内数値は前年同期比(%)である。
② 国内エネルギー・電力
低圧電気供給件数は、前第3四半期連結会計期間末に比べて57.3%増の85万7千件となり、電力販売量は、小売での販売量の増加等により、前年同四半期に比べて10.0%増の85億2百万kWhとなった。
売上高は、低圧電気供給件数の増加に伴う電力販売量の増加等により、前年同四半期に比べて234億円増の1,314億円となった。セグメント利益は、電気料金を値下げした影響等により、前年同四半期に比べて80億円減の52億円となった。
当第3四半期における販売実績は次のとおりである。
電力販売量 | 小売 | 2,299 | 百万kWh | (+54.4) | |
卸等 | 6,203 | 百万kWh | (△0.6) | ||
計 | 8,502 | 百万kWh | (+10.0) | ||
低圧電気供給件数 | 857 | 千件 | (+57.3) |
(注) ( )内数値は前年同期比(%)である。
③ 海外エネルギー
売上高は、ゴーゴンプロジェクトのLNG販売増等により、前年同四半期に比べて115億円増の270億円となった。セグメント利益は、ゴーゴンプロジェクトのLNG販売増等により、77億円(前年同四半期は19億円の損失)となった。
④ ライフ&ビジネス ソリューション
売上高は、材料・情報事業の販売増等により、前年同四半期に比べて60億円増の1,495億円となった。セグメント利益は、ほぼ前年同四半期並みの120億円となった。
(注) 1 上記のセグメント別売上高、セグメント損益には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでいる。
2 本報告書では、ガス量はすべて1m3当たり45MJ(メガジュール)で表示している。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は2兆324億円となり、前連結会計年度末に比べて1,352億円増加した。これは、海外投資案件の取得等により固定資産が増加したことなどによるものである。
当第3四半期連結会計期間末の負債は1兆180億円となり、前連結会計年度末に比べて1,496億円増加した。これは、長期借入金等の固定負債が増加したことなどによるものである。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は1兆144億円となり、前連結会計年度末に比べて143億円減少した。これは、利益剰余金の減少等により株主資本が減少したことなどによるものである。
(3) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、社債、借入金及び自己資金を財源としながら、ガス事業の基盤である本支供給管等の品質向上投資や、国内エネルギー、海外エネルギー、ライフ&ビジネス ソリューションへの成長投資を行っていく。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はない。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は73億5千1百万円である。