四半期報告書-第204期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」といいます。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。収益認識会計基準等の適用が財政状態及び経営成績に与える影響の詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)及び(セグメント情報等) セグメント情報 Ⅱ 2 報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は、国内エネルギー事業で原料費調整制度に基づきガス販売単価が低めに推移したものの、海外エネルギー事業におけるフリーポートLNGプロジェクトや米国上流事業での増収等により、前年同四半期連結累計期間(以下、「前年同四半期」といいます。)に比べて115億円増の6,504億円となりました。経常利益は、海外エネルギー事業は増益であったものの、国内エネルギー事業での原料価格の変動が販売単価に反映されるまでのタイムラグによる減益影響(*)等により、前年同四半期に比べて74億円減の473億円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、ほぼ前年同四半期並みの367億円となりました。
(*)原料価格の変動が原料費調整制度に基づく販売単価に反映されるまでには一定の時間差があるため、一時的な増減益要因となります。当第2四半期は一時的な減益要因、前年同四半期は一時的な増益要因となっております。
セグメントの業績を示すと次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同四半期との比較については、変更後の報告セグメントに基づいております。
① 国内エネルギー
ガス供給件数は、前第2四半期連結会計期間末に比べて3.1%減の505万件となりました。ガス販売量は、前年同四半期に比べて1.8%増の32億3千5百万m3となりました。このうち、家庭用ガス販売量は、他社へのスイッチングや気水温影響等により、前年同四半期に比べて5.3%減の6億7千4百万m3、業務用等のガス販売量は、特定のお客さま先での設備の稼働増等により、前年同四半期に比べて3.8%増の25億6千万m3となりました。
低圧電気供給件数は、前第2四半期連結会計期間末に比べて10.0%増の156万7千件となり、電力販売量は、卸売の販売量増等により、前年同四半期に比べて6.0%増の80億4千7百万kWhとなりました。
売上高は、ガス販売単価が原料費調整制度に基づき低めに推移したことなどにより、前年同四半期に比べて58億円減の5,376億円となりました。セグメント利益は、ガス事業での原料価格の変動が販売単価に反映されるまでのタイムラグによる減益影響等により、前年同四半期に比べて286億円減の171億円となりました。
当第2四半期における販売実績は次のとおりであります。
(四半期ガス販売実績)
(注) ( )内数値は前年同期比(%)であります。
ガス販売量は、毎月の検針による使用量の計量に基づいたものを記載しております。
(四半期国内電力販売実績)
(注) ( )内数値は前年同期比(%)であります。
電力販売量は、電力販売に係る収益を「収益認識に関する会計基準の適用指針」第103-2項に基づき見積り計上していることから、決算月に実施した検針の日から決算日までに生じた使用量の見積りを反映させたものを記載しております。前年同期比は、前年同期の毎月の検針による使用量の計量に基づいた電力販売量と比較しております。
② 海外エネルギー
売上高は、フリーポートLNGプロジェクトや米国上流事業等での増収により、前年同四半期に比べて148億円増の341億円となりました。セグメント利益は、フリーポートLNGプロジェクトや米国上流事業等の増益により、前年同四半期に比べて195億円増の196億円となりました。
③ ライフ&ビジネス ソリューション
売上高は、材料ソリューション事業や情報ソリューション事業等での増収により、前年同四半期に比べて67億円増の1,063億円となりました。セグメント利益は、情報ソリューション事業やフィットネス事業で前年度の新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が緩和したことなどにより、前年同四半期に比べて25億円増の98億円となりました。
(注) 1 上記のセグメント別売上高、セグメント損益には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでおります。
2 本報告書では、ガス量はすべて1m3当たり45MJ(メガジュール)で表示しております。
(2) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は2兆4,227億円となり、前連結会計年度末に比べて1,094億円増加しました。これは、投資の進捗等により固定資産が増加したことや棚卸資産等の増加により流動資産が増加したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末の負債は1兆2,522億円となり、前連結会計年度末に比べて535億円増加しました。これは、社債の発行等により固定負債が増加したことなどによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は1兆1,704億円となり、前連結会計年度末に比べて558億円増加しました。これは、為替換算調整勘定等の増加によりその他の包括利益累計額が増加したことや利益剰余金の増加により株主資本が増加したことなどによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前年同四半期末に比べて427億円減少して1,312億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
棚卸資産の増減額が増加したことなどにより、当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期に比べて590億円収入減の217億円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出が増加したことなどにより、当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期に比べて121億円支出増の965億円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
コマーシャル・ペーパーの発行による収入が増加したことなどにより、当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期に比べて82億円収入増の389億円の収入となりました。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、社債、借入金及び自己資金を財源としながら、ガス事業の基盤である本支供給管等の品質向上投資や、国内エネルギー、海外エネルギー、ライフ&ビジネス ソリューションへの成長投資を行っていきます。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は3,899百万円であります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は、国内エネルギー事業で原料費調整制度に基づきガス販売単価が低めに推移したものの、海外エネルギー事業におけるフリーポートLNGプロジェクトや米国上流事業での増収等により、前年同四半期連結累計期間(以下、「前年同四半期」といいます。)に比べて115億円増の6,504億円となりました。経常利益は、海外エネルギー事業は増益であったものの、国内エネルギー事業での原料価格の変動が販売単価に反映されるまでのタイムラグによる減益影響(*)等により、前年同四半期に比べて74億円減の473億円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、ほぼ前年同四半期並みの367億円となりました。
(*)原料価格の変動が原料費調整制度に基づく販売単価に反映されるまでには一定の時間差があるため、一時的な増減益要因となります。当第2四半期は一時的な減益要因、前年同四半期は一時的な増益要因となっております。
セグメントの業績を示すと次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同四半期との比較については、変更後の報告セグメントに基づいております。
① 国内エネルギー
ガス供給件数は、前第2四半期連結会計期間末に比べて3.1%減の505万件となりました。ガス販売量は、前年同四半期に比べて1.8%増の32億3千5百万m3となりました。このうち、家庭用ガス販売量は、他社へのスイッチングや気水温影響等により、前年同四半期に比べて5.3%減の6億7千4百万m3、業務用等のガス販売量は、特定のお客さま先での設備の稼働増等により、前年同四半期に比べて3.8%増の25億6千万m3となりました。
低圧電気供給件数は、前第2四半期連結会計期間末に比べて10.0%増の156万7千件となり、電力販売量は、卸売の販売量増等により、前年同四半期に比べて6.0%増の80億4千7百万kWhとなりました。
売上高は、ガス販売単価が原料費調整制度に基づき低めに推移したことなどにより、前年同四半期に比べて58億円減の5,376億円となりました。セグメント利益は、ガス事業での原料価格の変動が販売単価に反映されるまでのタイムラグによる減益影響等により、前年同四半期に比べて286億円減の171億円となりました。
当第2四半期における販売実績は次のとおりであります。
(四半期ガス販売実績)
家庭用 | 674 | 百万m3 | (△5.3) | ||
ガス販売量 | 業務用等 | 2,560 | 百万m3 | (+3.8) | |
計 | 3,235 | 百万m3 | (+1.8) | ||
ガス供給件数 | 5,050 | 千件 | (△3.1) |
(注) ( )内数値は前年同期比(%)であります。
ガス販売量は、毎月の検針による使用量の計量に基づいたものを記載しております。
(四半期国内電力販売実績)
電力販売量 | 小売 | 2,757 | 百万kWh | (+1.5) | |
卸等 | 5,291 | 百万kWh | (+8.4) | ||
計 | 8,047 | 百万kWh | (+6.0) | ||
低圧電気供給件数 | 1,567 | 千件 | (+10.0) |
(注) ( )内数値は前年同期比(%)であります。
電力販売量は、電力販売に係る収益を「収益認識に関する会計基準の適用指針」第103-2項に基づき見積り計上していることから、決算月に実施した検針の日から決算日までに生じた使用量の見積りを反映させたものを記載しております。前年同期比は、前年同期の毎月の検針による使用量の計量に基づいた電力販売量と比較しております。
② 海外エネルギー
売上高は、フリーポートLNGプロジェクトや米国上流事業等での増収により、前年同四半期に比べて148億円増の341億円となりました。セグメント利益は、フリーポートLNGプロジェクトや米国上流事業等の増益により、前年同四半期に比べて195億円増の196億円となりました。
③ ライフ&ビジネス ソリューション
売上高は、材料ソリューション事業や情報ソリューション事業等での増収により、前年同四半期に比べて67億円増の1,063億円となりました。セグメント利益は、情報ソリューション事業やフィットネス事業で前年度の新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が緩和したことなどにより、前年同四半期に比べて25億円増の98億円となりました。
(注) 1 上記のセグメント別売上高、セグメント損益には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでおります。
2 本報告書では、ガス量はすべて1m3当たり45MJ(メガジュール)で表示しております。
(2) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は2兆4,227億円となり、前連結会計年度末に比べて1,094億円増加しました。これは、投資の進捗等により固定資産が増加したことや棚卸資産等の増加により流動資産が増加したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末の負債は1兆2,522億円となり、前連結会計年度末に比べて535億円増加しました。これは、社債の発行等により固定負債が増加したことなどによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は1兆1,704億円となり、前連結会計年度末に比べて558億円増加しました。これは、為替換算調整勘定等の増加によりその他の包括利益累計額が増加したことや利益剰余金の増加により株主資本が増加したことなどによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前年同四半期末に比べて427億円減少して1,312億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
棚卸資産の増減額が増加したことなどにより、当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期に比べて590億円収入減の217億円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出が増加したことなどにより、当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期に比べて121億円支出増の965億円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
コマーシャル・ペーパーの発行による収入が増加したことなどにより、当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期に比べて82億円収入増の389億円の収入となりました。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、社債、借入金及び自己資金を財源としながら、ガス事業の基盤である本支供給管等の品質向上投資や、国内エネルギー、海外エネルギー、ライフ&ビジネス ソリューションへの成長投資を行っていきます。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は3,899百万円であります。