四半期報告書-第205期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当社はこれまで四半期連結財務諸表を「四半期連結財務諸表規則」及び「ガス事業会計規則」に基づき作成しておりましたが、当第1四半期連結会計期間の期首より「四半期連結財務諸表規則」に基づき四半期連結財務諸表を作成しており、前第1四半期連結累計期間については、当該規則を遡って適用した後の金額となっております。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の売上高は、国内エネルギー事業でのLNG販売価格の上昇や原料費調整制度に基づきガス販売単価が高めに推移したことによる増収、海外エネルギー事業での豪州及び米国の上流事業の増収等により、前年同四半期連結累計期間(以下、「前年同四半期」)に比べて1,535億円増の4,671億円となりました。経常利益は、海外エネルギー事業及びライフ&ビジネスソリューション事業は増益であったものの、国内エネルギー事業で、LNG調達等に伴う費用が増加したこと(*1)や原料価格等の変動が販売単価に反映されるまでのタイムラグによる減益影響(*2)等により、前年同四半期に比べて276億円減の134億円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期に比べて194億円減の112億円となりました。
(*1) 当社グループの投資先であり、かつLNG調達先の一つであるフリーポートLNGプロジェクト(以下、「当プロジェクト」)の液化基地において火災が発生し、基地の操業が停止していることにより、当社グループは、操業停止期間中に当プロジェクトから調達を計画していたLNGの代替調達の他、LNG調達に付随する契約の変更等を進めております。
(*2) 原料価格及び燃料価格の変動が、原料費及び燃料費調整制度に基づく販売単価に反映されるまでには一定の時間差があるため、一時的な増減益要因となります。
セグメントの業績を示すと次のとおりであります。
① 国内エネルギー
ガス供給件数は、前第1四半期連結会計期間末に比べて1.6%減の500万4千件となりました。ガス販売量は、前年同四半期に比べて2.0%増の16億6千4百万m3となりました。このうち、家庭用ガス販売量は、気水温影響や他社へのスイッチング等により、前年同四半期に比べて3.6%減の3億9千万m3、業務用等のガス販売量は、前年同四半期の新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が緩和したことや、特定のお客さま先での設備の稼働増等により、前年同四半期に比べて3.9%増の12億7千4百万m3となりました。
低圧電気供給件数は、前第1四半期連結会計期間末に比べて6.8%増の164万9千件となり、電力販売量は、小売で新規獲得等の増加があったものの卸等への販売量減少により、前年同四半期に比べて3.3%減の33億9千1百万kWhとなりました。
売上高は、LNG販売価格の上昇や原料費調整制度に基づきガス販売単価が高めに推移したことによる増収などにより、前年同四半期に比べて1,446億円増の4,006億円となりました。セグメント損失は、LNG調達等に伴う費用が増加したこと(*1)や原料価格の変動がガス販売単価に反映されるまでのタイムラグによる減益影響(*2)等により、124億円(前期はセグメント利益234億円)となりました。
(*1) (*2)経営成績の状況参照
当第1四半期における販売実績は次のとおりであります。
(四半期ガス販売実績)
(注) ( )内数値は前年同期比(%)であります。
(四半期国内電力販売実績)
(注) ( )内数値は前年同期比(%)であります。
② 海外エネルギー
売上高は、豪州及び米国の上流事業等の増収により、前年同四半期に比べて101億円増の278億円となりました。セグメント利益は、豪州及び米国の上流事業等での増益により、前年同四半期に比べて86億円増の212億円となりました。
③ ライフ&ビジネス ソリューション
売上高は、材料ソリューション事業等での増収により、前年同四半期に比べて44億円増の560億円となりました。セグメント利益は、材料ソリューション事業等での増益により、前年同四半期に比べて5億円増の50億円となりました
(注) 1 上記のセグメント別売上高、セグメント損益には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでおります。
2 本報告書では、ガス量はすべて1m3当たり45MJ(メガジュール)で表示しております。
(2) 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は2兆8,471億円となり、前連結会計年度末に比べて2,590億円増加しました。これは、コマーシャル・ペーパーの発行等により現金及び預金が増加したことや棚卸資産が増加したことなどによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の負債は1兆5,351億円となり、前連結会計年度末に比べて2,431億円増加しました。これは、コマーシャル・ペーパーの発行等により有利子負債が増加したことなどによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の純資産は1兆3,119億円となり、前連結会計年度末に比べて158億円増加しました。これは、為替換算調整勘定等の増加によりその他の包括利益累計額が増加したことなどによるものであります。
(3) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、社債、借入金及び自己資金を財源としながら、ガス事業の基盤である本支供給管等の品質向上投資や、国内エネルギー、海外エネルギー、ライフ&ビジネス ソリューション事業への成長投資を行っていきます。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は1,577百万円であります。
(6) 従業員数
① 連結会社の状況
当第1四半期連結累計期間において、連結会社の従業員数に著しい増減はありません。
② 提出会社の状況
当第1四半期累計期間において、当社の従業員数は前事業年度末から2,033名減少し、1,156名となっております。これは、2022年4月1日付で、当社が営む一般ガス導管事業等を会社分割の方法によって大阪ガスネットワーク㈱に承継させたことなどにより減少したものであります。
なお、当社はこれまで四半期連結財務諸表を「四半期連結財務諸表規則」及び「ガス事業会計規則」に基づき作成しておりましたが、当第1四半期連結会計期間の期首より「四半期連結財務諸表規則」に基づき四半期連結財務諸表を作成しており、前第1四半期連結累計期間については、当該規則を遡って適用した後の金額となっております。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の売上高は、国内エネルギー事業でのLNG販売価格の上昇や原料費調整制度に基づきガス販売単価が高めに推移したことによる増収、海外エネルギー事業での豪州及び米国の上流事業の増収等により、前年同四半期連結累計期間(以下、「前年同四半期」)に比べて1,535億円増の4,671億円となりました。経常利益は、海外エネルギー事業及びライフ&ビジネスソリューション事業は増益であったものの、国内エネルギー事業で、LNG調達等に伴う費用が増加したこと(*1)や原料価格等の変動が販売単価に反映されるまでのタイムラグによる減益影響(*2)等により、前年同四半期に比べて276億円減の134億円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期に比べて194億円減の112億円となりました。
(*1) 当社グループの投資先であり、かつLNG調達先の一つであるフリーポートLNGプロジェクト(以下、「当プロジェクト」)の液化基地において火災が発生し、基地の操業が停止していることにより、当社グループは、操業停止期間中に当プロジェクトから調達を計画していたLNGの代替調達の他、LNG調達に付随する契約の変更等を進めております。
(*2) 原料価格及び燃料価格の変動が、原料費及び燃料費調整制度に基づく販売単価に反映されるまでには一定の時間差があるため、一時的な増減益要因となります。
セグメントの業績を示すと次のとおりであります。
① 国内エネルギー
ガス供給件数は、前第1四半期連結会計期間末に比べて1.6%減の500万4千件となりました。ガス販売量は、前年同四半期に比べて2.0%増の16億6千4百万m3となりました。このうち、家庭用ガス販売量は、気水温影響や他社へのスイッチング等により、前年同四半期に比べて3.6%減の3億9千万m3、業務用等のガス販売量は、前年同四半期の新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が緩和したことや、特定のお客さま先での設備の稼働増等により、前年同四半期に比べて3.9%増の12億7千4百万m3となりました。
低圧電気供給件数は、前第1四半期連結会計期間末に比べて6.8%増の164万9千件となり、電力販売量は、小売で新規獲得等の増加があったものの卸等への販売量減少により、前年同四半期に比べて3.3%減の33億9千1百万kWhとなりました。
売上高は、LNG販売価格の上昇や原料費調整制度に基づきガス販売単価が高めに推移したことによる増収などにより、前年同四半期に比べて1,446億円増の4,006億円となりました。セグメント損失は、LNG調達等に伴う費用が増加したこと(*1)や原料価格の変動がガス販売単価に反映されるまでのタイムラグによる減益影響(*2)等により、124億円(前期はセグメント利益234億円)となりました。
(*1) (*2)経営成績の状況参照
当第1四半期における販売実績は次のとおりであります。
(四半期ガス販売実績)
家庭用 | 390 | 百万m3 | (△3.6) | ||
ガス販売量 | 業務用等 | 1,274 | 百万m3 | (+3.9) | |
計 | 1,664 | 百万m3 | (+2.0) | ||
ガス供給件数 | 5,004 | 千件 | (△1.6) |
(注) ( )内数値は前年同期比(%)であります。
(四半期国内電力販売実績)
電力販売量 | 小売 | 1,216 | 百万kWh | (+6.6) | |
卸等 | 2,175 | 百万kWh | (△8.1) | ||
計 | 3,391 | 百万kWh | (△3.3) | ||
低圧電気供給件数 | 1,649 | 千件 | (+6.8) |
(注) ( )内数値は前年同期比(%)であります。
② 海外エネルギー
売上高は、豪州及び米国の上流事業等の増収により、前年同四半期に比べて101億円増の278億円となりました。セグメント利益は、豪州及び米国の上流事業等での増益により、前年同四半期に比べて86億円増の212億円となりました。
③ ライフ&ビジネス ソリューション
売上高は、材料ソリューション事業等での増収により、前年同四半期に比べて44億円増の560億円となりました。セグメント利益は、材料ソリューション事業等での増益により、前年同四半期に比べて5億円増の50億円となりました
(注) 1 上記のセグメント別売上高、セグメント損益には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでおります。
2 本報告書では、ガス量はすべて1m3当たり45MJ(メガジュール)で表示しております。
(2) 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は2兆8,471億円となり、前連結会計年度末に比べて2,590億円増加しました。これは、コマーシャル・ペーパーの発行等により現金及び預金が増加したことや棚卸資産が増加したことなどによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の負債は1兆5,351億円となり、前連結会計年度末に比べて2,431億円増加しました。これは、コマーシャル・ペーパーの発行等により有利子負債が増加したことなどによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の純資産は1兆3,119億円となり、前連結会計年度末に比べて158億円増加しました。これは、為替換算調整勘定等の増加によりその他の包括利益累計額が増加したことなどによるものであります。
(3) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、社債、借入金及び自己資金を財源としながら、ガス事業の基盤である本支供給管等の品質向上投資や、国内エネルギー、海外エネルギー、ライフ&ビジネス ソリューション事業への成長投資を行っていきます。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は1,577百万円であります。
(6) 従業員数
① 連結会社の状況
当第1四半期連結累計期間において、連結会社の従業員数に著しい増減はありません。
② 提出会社の状況
当第1四半期累計期間において、当社の従業員数は前事業年度末から2,033名減少し、1,156名となっております。これは、2022年4月1日付で、当社が営む一般ガス導管事業等を会社分割の方法によって大阪ガスネットワーク㈱に承継させたことなどにより減少したものであります。