四半期報告書-第55期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/12 15:56
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により経済活動が制限され、極めて厳しい状況で推移しました。感染拡大の防止策を講じるなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあり景気の持ち直しの動きもありましたが、依然として感染拡大による下振れのリスクがあり先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの属する情報サービス分野においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、企業のテレワーク環境の整備やデジタル化への取り組み強化の意欲が高まっておりIT投資は堅調に推移しているものの、一方で、新型コロナウイルス感染症の影響により企業収益の悪化した顧客企業の投資抑制もあり、予断を許さない状況となっております。
このような状況の下、当社グループでは、継続案件や新規案件の受注確保、低採算案件の収益性の改善、人材育成及び採用活動への投資などに注力してまいりました。また、事業の選択と集中のもと進めてまいりました開発支援ツールを活用した開発業務が好調に推移いたしました。新技術・新サービスとして取り組んでおります「テレワーク環境導入支援サービス」についても更なる拡大を目指してまいります。
なお、当社グループでは、新型コロナウイルス感染予防ガイドラインに沿った対策を講じており、感染防止と事業継続体制の維持のため、従業員の在宅勤務や時差出勤等を継続して推進しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は5,616,575千円(前年同期比5.4%減)となりましたが、営業利益は42,902千円(前年同期は△369,544千円の営業損失)、経常利益は70,846千円(前年同期は△360,951千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は20,692千円(前年同期は△270,105千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
① システム開発事業
システム開発事業につきましては、開発支援ツールを活用した開発業務が好調に推移しました。また、レビュー体制を強化し品質管理を徹底したことによる収益性の改善の成果もあがっております。一方で、顧客企業の投資抑制もあり、子会社の業績が低調に推移いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は2,814,732千円(前年同期比5.4%減)、営業利益は4,917千円(前年同期は△359,488千円の営業損失)となりました。
② アウトソーシング事業
アウトソーシング事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、想定していた受注の落ち込みがございました。一方で、低採算案件の契約条件の見直しやコスト構造の改善が計画通り推移しました。また、前期業績が低迷した子会社に関しましては、業務改善が進んでおり成果があらわれております。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は2,801,842千円(前年同期比5.5%減)、営業利益は37,984千円(前年同期は△10,055千円の営業損失)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、現金及び預金の増加等により前期末比59,309千円増の5,134,309千円となりました。純資産は、利益剰余金等の減少により前期末比17,505千円減の3,510,887千円となり、自己資本比率は68.4%となりました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。