四半期報告書-第16期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)

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2018/11/14 16:01
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文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 業績の状況
当社グループは『Bright Valueの実現~記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリューションを提供し、情報社会のフェアネスを実現する~』という企業理念のもと、独自開発の人工知能(AI)エンジン「KIBIT(キビット)」を核とする高度な情報解析技術を駆使し、祖業である国際訴訟支援、不正調査から製造、金融、小売、流通、そして医療介護分野といったさまざまなフィールドで、必要かつ適切な情報に出会えるフェアな世界の実現および社会課題の解決に貢献しております。
リーガルテック事業につきましては、eディスカバリ(アジア企業案件)市場は今後も年平均成長率15%程度の拡大が続くと予想されております(Mordor Intelligence “Global e-DiscoveryMarket 2017-2023”)。これは、eディスカバリの対象となる“企業が保有する電子情報のデータ量”が継続的に増大していることが主因であります。一方、データ容量あたりの解析サービス料の引き下げ圧力は年々高まっている状況です。今後は、eディスカバリツールを自社で保有し、テクノロジーによる作業効率化が可能となるベンダーが圧倒的に優位となる構造へと大きく変化することが考えられます。当社グループは、独自開発のeディスカバリ支援システム「Lit i View(リットアイビュー。以下LiVと表記します。)」によるアジア言語の解析力、人工知能(AI)技術の活用による効率性や全工程をワンストップでサポートする対応力を武器に、アジア企業の案件獲得に向けてクロスボーダー営業の体制構築を重点的に取り組みました。受注案件の大型化に対応するため、グローバルリーガル事業統括本部を設置し、拠点毎ではなくグローバル全体で管理・運営・評価を実施しております。こうした営業強化の成果が、前連結会計年度の第3四半期以降より発現したことから、アジア大型案件のパイプラインを順調に積み上げ、当第2四半期は日系大手メーカーをはじめアジア企業の大口案件を複数受注いたしました。さらに、中長期的な成長に向けてeディスカバリの作業を飛躍的に効率化することを目的として、AIソリューション事業で蓄積されたノウハウを活かし自社ツールであるLiV第二世代の開発に着手いたしました。
AIソリューション事業につきましては、国内においてビジネスインテリジェンス、ヘルスケアの各分野が好調に推移した結果、ストックビジネスであるAIソリューション事業においてKIBIT製品の導入社数を121社と積み上げ、セグメント全体の売上高は前年同期比39.3%増と堅調に推移いたしました。国内AI市場は、労働人口の減少が予測されるなか、生産性向上や労働の自動化を目指す「働き方改革」に向けた取り組みが追い風となり、企業のAIに対する投資機運が高まっています。当社としても、顧客ニーズにより早くより深く対応していくため、当連結会計年度の重要施策として、金融や知財といった既存領域でのさらなる浸透に加え、新領域の開拓と事業拡大を加速させるためのマーケティングパートナーの育成を進めております。
このほか、ビジネスインテリジェンス分野では、当第2四半期に特許庁公募事業「人工知能を活用した商標登録出願審査の効率化」に向けた実証実験に2年連続で採択されました。官公庁におけるAI活用ニーズも高まっており、重要セクターとして引き続き対応を強化しております。
ヘルスケア分野では、当社グループとしては2つめとなる独自の人工知能(AI)エンジン「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー。以下CEと表記します。)」を活用し、診断支援、看護・介護業務支援、製薬業界支援といった幅広い領域のデータ解析を実施しております。CEは、自由記述のテキストデータを大量に含むヘルスケア関連のビッグデータをエビデンス(根拠)に基づいて有効に解析・活用することを目標に開発したものです。ヘルスケア領域に蓄積されてきた遺伝子発現情報・バイタルや各種検査値などの「数値データ」との共解析により、引き続きヘルスケア・インダストリー全体の発展に貢献してまいります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高が5,610,207千円(前年同期比4.1%減)、営業利益196,996千円(前年同期は648,510千円の営業損失)、当社で計上した外貨建て子会社債権債務の評価替より140,924千円の為替差益を計上したことにより経常利益は299,241千円(前年同期は686,880千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益185,742千円(前年同期は949,790千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)と、全ての利益レベルで黒字化を達成しました。
各事業の当第2四半期連結累計期間の概況は以下のとおりです。
(リーガルテック事業)
① eディスカバリサービス
eディスカバリサービスにつきましては、韓国及び台湾でのクロスボーダー案件が好調に推移しました。一方、米国においては前年9月より行った構造改革にて、コスト構造の見直しや利益率を重視した案件獲得に注力しております。その結果、前年同四半期と比較して利益率の低い案件が減少したため、売上高は4,992,692千円(前年同期比7.5%減)となりました。
② フォレンジックサービス
フォレンジックサービスにつきましては、日本での大型調査案件を獲得したことにより、売上高は216,014千円(前年同期比28.7%増)となりました。
以上の結果、リーガルテック事業の売上高は5,208,707千円(前年同期比6.4%減)となりました。なお、営業損益に関しましては、米国子会社の構造改革における徹底した案件管理やコスト削減努力により損益改善し、271,834千円の営業利益(前年同期は313,614千円の営業損失)となりました。
サービスタイプ別の売上高の概況は下表のとおりです。
(単位:千円)
サービスタイプ別
①eディスカバリサービスReview1,367,241
(1,597,151)
Collection, Process1,057,619
(1,409,892)
Hosting2,567,831
(2,388,375)
4,992,692
(5,395,420)
② フォレンジックサービス216,014
(167,783)
リーガルテック事業売上高 計5,208,707
(5,563,203)

( )は前第2四半期連結累計期間の実績
(AIソリューション事業)
AIソリューション事業につきましては、国内においてビジネスインテリジェンス分野における金融機関向けソリューションが堅調に推移したこと等、パイプラインの実績化により事業規模は着実に拡大しております。
その結果、AIソリューション事業の売上高は401,499千円(前年同期比39.3%増)となりましたが、新製品開発や営業・マーケティング活動などの費用を476,338千円計上したことにより、営業損失74,838千円(前年同期は334,895千円の営業損失)となりました。なお、AIソリューション事業には提出会社の間接部門に係る費用73,660千円が配賦されています。
売上高の概況は下表のとおりです。
(単位:千円)
売上高
AIソリューション事業ビジネスインテリジェンス362,244
(228,131)
ヘルスケア34,622
(52,189)
海外AI4,632
(7,824)
AIソリューション事業売上高 計401,499
(288,145)

( )は前第2四半期連結累計期間の実績
(2) 連結財政状態の分析
(資産)
総資産は、前連結会計年度末と比べて213,926千円減少し、14,251,407千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べて529,534千円減少し、7,550,817千円となりました。これは主に、現金及び預金の減少1,015,889千円、受取手形及び売掛金の増加256,226千円、その他のうち前払費用の増加273,208千円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べて315,608千円増加し、6,700,589千円となりました。これは主に、投資有価証券の増加96,300千円、無形固定資産のその他のうちソフトウェア仮勘定の増加193,529千円によるものであります。
(負債)
負債合計は、前連結会計年度末と比べて756,229千円減少し、9,355,502千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比べて417,318千円減少し、3,721,822千円となりました。これは主に、短期借入金の減少400,000千円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比べて338,911千円減少し、5,633,680千円となりました。これは主に長期借入金の減少360,840千円によるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末と比べて542,303千円増加し、4,895,904千円となりました。これは主に利益剰余金の増加185,742千円、為替換算調整勘定の増加221,235千円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、4,111,467千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、その主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は67,890千円(前年同期比183,125千円の収入の増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は403,597千円(前年同期比101,796千円の支出の増加)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出214,865千円、差入保証金の差入による支出36,126千円、営業権の取得による支出21,671千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は748,868千円(前年同期比323,694千円の支出の増加)となりました。これは主に、短期借入れによる収入1,190,000千円、短期借入金の返済による支出1,590,000千円、長期借入金の返済による支出483,380千円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当社グループは、研究開発活動の内容及び金額を特定のセグメントに関連付けることができないため、一括して記載しております。
(研究開発費の金額)
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は35,440千円であります。
(研究開発の内容)
当社は、独自開発した人工知能エンジン「KIBIT」をデジタルマーケティング、ヘルスケア、ビジネスインテリジェンス分野へ活用するため、新たなソリューションの拡充、製品の開発を行っております。
また、ヘルスケア分野へ活用するため当社グループとしては2つめとなる独自の人工知能エンジン「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)」の開発を引き続き行っております。
(6) 重要事象等について
重要事象等の詳細につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1.事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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