四半期報告書-第19期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

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2021/11/15 16:00
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38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。詳細は、「第4 経理の状況 1四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)」に記載のとおりであります。
(1) 業績の状況
当社グループは「Bright Valueの実現~記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリューションを提供し、情報社会のフェアネスを実現する~」という企業理念のもと、独自開発の人工知能(AI)エンジン「KIBIT(キビット)」及び「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)」を柱とする高度な情報解析技術を駆使し、創薬支援、診断支援、金融・人事・営業支援などさまざまなフィールドで、必要かつ適切な情報に出会えるフェアな世界の実現及び社会課題の解決に貢献しております。
当連結会計年度(2021年4月1日から2022年3月31日まで)においては、前期に引き続きAIを主体としたビジネスモデルへのポートフォリオ・トランスフォーメーションを推進しております。当第2四半期連結累計期間では、主にリーガルテックAI事業が業績を牽引する形で、前年同期比で増収増益となり、特に営業利益は1,206,079千円と1,366,342千円の大幅な増益となりました。
当社グループにおける定性的な取り組みとして、AIソリューション事業においては、経済安全保障関連事業が将来の主要事業となることを想定し、当該事業向けAIエンジン、「LooCA Cross(ルーカクロス)」の開発を推進しました。LooCA Crossは、KIBIT、Concept Encoderに続く第3のAIエンジンの位置付けとして、膨大かつ複雑なネットワークの中で物の流れや、影響力の伝搬度合いを分析し、チョークポイントや隠れた意図を発見するネットワーク解析AIエンジンです。具体的には、有価証券報告書や企業が配信するプレスリリースなどのオープンソースから得た膨大な量の情報の中から、各種制裁リストに掲載された企業と特定の企業ないし団体(エンティティ)とのつながりを抽出します。並行して、LooCA Crossを搭載した世界初の経済安全保障インテリジェンスプラットフォームとなる「Seizu Analysis(セイズアナリシス)」の開発に取り組み、第一弾としてサプライチェーン解析AIの研究開発を推進しました。経済安全保障という新たに顕在化した課題に直面する日本企業に対し、現状の把握、リスクの可視化、施策の策定に役立つ情報を提供すべく、今後も継続的にソリューションの開発を進め、日本企業のリスクマネジメントやコンプライアンスリスクへの戦略的対応を支援してまいります。
ライフサイエンスAI分野では、Medical Device(メディカルデバイス)領域において、2021年9月7日、東京都に管理医療機器販売業の届出を行い、受理されました。2021年1月には既に東京都より第一種医療機器製造販売業許可を取得しており、今回の届出により、FRONTEOが自社開発した医療機器を医療機関等へ自社流通および販売が可能となりました。本邦初となる「会話型 認知症診断支援AIプログラム」の臨床試験は実施医療機関からの前向きな協力もあり順調に進捗しております。また、統合失調症の診断支援AIプログラムの研究を開始しました。Medical Intelligence(メディカルインテリジェンス)領域では、対象範囲を更に広げ、2021年8月3日に人工知能(AI)を用いて医学専門情報の仕分けを行う自動分類AIソフトウェア「Mekiki(メキキ)」の提供を開始し、更に医学論文を解析し製薬企業の情報戦略策定を支援するAIシステム「WordATLAS(ワードアトラス)」の開発も推進しました。これまで展開していた「Amanogawa(アマノガワ)」「Cascade Eye(カスケードアイ)」に、新たなソリューションが加わり、更に幅広く製薬企業・医療機関への支援を推進してまいります。
ビジネスインテリジェンス分野では、引き続き金融業界の案件が堅調であり、大規模案件のパイプラインを積み上げております。前年度に続き、当連結会計年度下期での売上計上に向けて、各案件を推進してまいります。
リーガルテックAI事業において、AIレビューツール「KIBIT Automator」を活用した案件の売上高が想定以上に増加しました。当第2四半期連結累計期間で、日本におけるデジタルフォレンジック調査における複数の報告書に、当社および当社のAIを用いたソリューションが記載されました。大量のEメール等が調査対象となった大手電機メーカーの案件をはじめとして、これらの報告書は法曹界も含め注目を集めており、AIを全面活用したデジタルフォレンジック調査を行う企業として当社の認知度向上および業績改善に寄与しました。eディスカバリも好調であり、好採算の大型案件を通じて、当該事業が当社グループの業績を強力に牽引しました。今後もAIを主体としたビジネスモデルへのポートフォリオ・トランスフォーメーションを更に加速させてまいります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績につきましては、売上高が5,925,513千円(前年同期比17.4%増)となりました。利益面では営業利益1,206,079千円(前年同期は160,262千円の営業損失)、経常利益1,214,814千円(前年同期は187,020千円の経常損失)と大幅な増益となりました。米国子会社において一部事務所を閉鎖したことにより特別損失として事務所閉鎖損失120,794千円を計上したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益813,467千円(前年同期は116,420千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)と、前年同期を大きく上回る結果となりました。
なお、第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を適用しております。それにより、売上高、営業利益、経常利益はそれぞれ71,339千円増加しております。
各事業の当第2四半期連結累計期間の概況は以下のとおりです。
(AIソリューション事業)
ライフサイエンスAI分野では、Medical Device領域において、開発中の「会話型 認知症診断支援AIプログラム」の臨床試験が順調に進んだことによりマイルストーンフィーを獲得したことや、Medical Intelligence領域において、論文探索AIシステム「Amanogawa」の製薬企業への導入が着実に進んだこと等により、前年同期比で売上高が増加し、新たなコア事業として着実に事業化が進展しております。
また、ビジネスインテリジェンス分野では、引き続き金融業界の案件を堅調に積み上げております。
その結果、売上高は979,252千円(前年同期比26.9%増)、営業損益につきましては売上高の増加やコスト最適化により営業利益235,948千円(前年同期は121,848千円の営業損失)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高および営業利益はそれぞれ71,339千円増加しております。
サービスタイプ別の売上高の概況は下表のとおりです。
(単位:千円)
サービスタイプ別売上高
AIソリューション事業ライフサイエンスAI415,609
(300,272)
ビジネスインテリジェンス542,276
(458,916)
海外AI21,366
(12,703)
AIソリューション事業売上高 計979,252
(771,892)

( )は前第2四半期連結累計期間の実績
(注)収益認識会計基準等の適用により、ライフサイエンスAIは64,917千円、ビジネスインテリジェンスは6,422千円売上高が増加しております。
(リーガルテックAI事業)
リーガルテックAI事業は、グローバルで大型案件を複数獲得したことにより売上高が大幅に増加いたしました。また、労働集約的な従来型ビジネスを主体としたものから、AIレビューツール「KIBIT Automator」を活用した高い利益率が見込める案件を主体とするポートフォリオ・トランスフォーメーションの効果が発現し利益の増加に寄与しております。
その結果、売上高は4,946,260千円(前年同期比15.7%増)となりました。損益面につきましては売上高の大幅な増加や米国子会社を中心として取り組んできた構造改革の成果としての販売管理費の低減等により営業利益は前年同期を大きく上回り970,130千円(前年同期は38,414千円の営業損失)となり、前年同期を大きく上回る結果となりました。
サービスタイプ別の売上高の概況は下表のとおりです。
(単位:千円)
サービスタイプ別売上高
①eディスカバリサービスReview1,845,342
(1,469,772)
Collection, Process478,522
(592,256)
Hosting1,927,818
(1,888,779)
4,251,683
(3,950,808)
②フォレンジックサービス694,576
(324,673)
リーガルテックAI事業売上高 計4,946,260
(4,275,482)

( )は前第2四半期連結累計期間の実績
(2) 連結財政状態の分析
(資産)
総資産は、前連結会計年度末と比べて740,108千円減少し、11,202,417千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べて238,949千円減少し、5,302,328千円となりました。これは主に、売上債権の回収により受取手形及び売掛金が211,532千円減少したことが現金及び預金の増加要因となった一方で、短期借入金の返済により、現金及び預金が354,982千円減少したことや、また、その他に含まれる前払費用が214,838千円増加したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べて501,159千円減少し、5,900,088千円となりました。これは主に、償却によりのれんが57,285千円、顧客関連資産が59,703千円それぞれ減少したことや、米国子会社の事務所一部閉鎖による使用権資産の減少、その他有形固定資産の減価償却等により有形固定資産が322,323千円減少したことによるものであります。
(負債)
負債合計は、前連結会計年度末と比べて1,531,475千円減少し、5,767,052千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比べて1,205,197千円減少し、2,841,419千円となりました。これは主に、返済により短期借入金が1,300,000千円減少したことによるものであります。
固定負債は326,277千円減少し、2,925,632千円となりました。これは主に、流動負債に振り替えたことによる長期借入金の139,964千円減少やリース債務の196,287千円減少によるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末と比べて791,366千円増加し、5,435,364千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益により利益剰余金が758,788千円増加したことによるものであります。なお、収益認識会計基準等の適用により、利益剰余金の期首残高が54,679千円減少しております。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、2,646,851千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、その主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は1,311,250千円(前年同期比246,295千円の収入の増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は255,278千円(前年同期比236,098千円の支出の増加)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出227,188千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は1,418,472千円(前年同期比967,246千円の支出の増加)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出1,300,000千円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当社グループは、研究開発活動の内容及び金額を特定のセグメントに関連付けることができないため、一括して記載しております。
(研究開発費の金額)
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は88,772千円であります。
(研究開発の内容)
当社は、独自開発した人工知能エンジン「KIBIT」及び「Concept Encoder」について創薬支援、診断支援、金融・人事・営業支援などさまざまなフィールドでの利便性を更に向上させるため、新たなソリューションの拡充、製品の開発を行っております。

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